MF文庫J

あおはるっ! 3 (MF文庫J)
著:内田 俊 イラスト:Tiv

「乳首が伸びる系の主人公と緑髪でベリーショートでメガネで幼馴染のヒロインが大人気です」

2012年8月の新刊。約8ヶ月の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は、いずみさんと見せかけて、有のかつての相棒トモ。いずみさんェ……。

さて、打ち切り完結巻。トモと偶然再会した有は、今の自分の小説への向き合い方が正しいのか自信が持てなくなって……。

ほぼシリアス一辺倒、たまにギャグが入る程度。
遂に、謳歌荘の神様も正体を現して、何やかんやしつつ最終的にハーレムへ。まぁ、無難な終わり方で。

総評

ってなわけで青春群像劇的なアレのMF文庫J『あおはるっ!』全3巻、案の定これにて打ち切り完結か。
足掛け僅か7ヶ月とは……。
いや、1巻の時点で3巻終了気配が濃厚だったけども。

内田さんの持ち味はイカレたギャグだと思うんだけどなぁ。うーむ。
青春×群像×破天荒ラブコメって帯に書いてあるけど、破天荒ラブコメは相当な誇大広告だと思うんだよな。
それを書けるだけの力はあると思うんだけどなぁ。

次は2013年4月に新シリーズ『朽ちた神への聖謡譚』、6月に2巻。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
あおはるっ! <2>(2012/03)

著者リンク
朽ちた神への聖謡譚(2013/04)

MF文庫J,アニメ

「私は、月子と結婚したい!!」

原作2巻に突入。未だ戻せない月子の表情。そんな月子と姉である鋼鉄の王との間に確執があることを知った陽人は、王と決闘することに……。

鋼鉄の王の爆弾発言コミカライズが無駄に主張が激しかっただけに、さらさらっと終わってしまった印象かなぁ。
もっとド迫力なのを期待してたんだけど。

そして消滅する横寺家……というところで続く。
それにつけてもEDの月子ちゃんペロペロ(^ω^)

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第3話「哀しむ前に声を出せ」
第5話「さよならマイホーム」

MF文庫J,コミカライズ

僕は友達が少ない 8 (アライブコミックス)
作画:いたち 原作:平坂 読 キャラクター原案:ブリキ

(…美少女としての最後の一線をあっさり超えやがった…!!!!!)

2013年4月の新刊。
表紙は肉。おいおい、可愛いな……。
今回は初回限定で、描き下ろしピンナップ付。ケチくさいこと言わないで、普通に付けろよ……。

さて、今回はシスター・ケイト登場編と、小鷹と肉急接近といった感じで。夜空が圧倒的不利な、この状況……!

相変わらず絵の崩し方が上手いというか。今回は妙に『ドラゴンボール』ネタが多かった気がする。
映画公開が近かったからか。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
僕は友達が少ない <7>(2012/12)
僕は友達が少ない <9>(2013/11)

HJ文庫,MF文庫J,オーバーラップ文庫,コミカライズ,スーパーダッシュ文庫,ファミ通文庫,メディアワークス文庫,富士見ファンタジア文庫,漫画,角川スニーカー文庫

予約していたものを引き取ってきました。今回は、そんなに冊数無いと思ってたんだが……。
ラノベは、

・緋弾のアリアⅩⅣ 招かれざる海霧
・朽ちた神への聖謡譚
・オトメ3原則! <4>
・〝空蝉〟 ヒカルが地球にいたころ……⑦
・特装版 四百二十連敗ガール <2>
・ここから脱出たければ恋しあえっ <4>
・うちのクラスの頼りないラスボス <2>
・アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <6>

の計7冊。

MFでは、ヤマグチノボルさんが亡くなられたとのことで。原作でも『ゼロ使』の完結を拝みたかったなぁ。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

『僕は友達が少ない』は実写映画化の噂が出てますが、ガチなの……?いやまぁ、面白いかどうかは別として作り易いのは間違い無いだろうけど……。
その映画とタイミングを合わせるためかは分からないが、本編や関連書籍の刊行がガンガン延期してますね。

『蒼穹のラピスラズリ』はコミックアライブにてコミカライズ決定。
『いもうとがかり』は3巻で終わりか。打ち切り完結かなぁ。また、『執事なシツジと魔法契約』も3巻発売だけど、扱いからして終了っぽいな。

最近、新シリーズの傾向がラブコメから美少女バトルへとシフトしていってるみたいだな。
今月の新シリーズは4本ともバトルものっぽい。

スニーカーでは、『彼女たちのメシがマズい100の理由』が少年エースにてコミカライズ決定。
コンプエースなら、お茶濁しコミカライズかなーと思うところだが、エースなら割とガチな気がする。
基本、エースで連載するコミカライズはクオリティ若しくはメディアミックス度合いがガチのイメージ。
『大奥のサクラ』もコミカライズ決まったみたいですね。

講談社ラノベ文庫では、『アウトブレイク・カンパニー』がアニメ化決定。まぁ、レーベルの中から次に出るとしたら、これしかないと思うけど、果たしてアニメでやってウケる内容なのか……。
榊さん作品のアニメ化としては5度目だっけ。今度こそ大当たりすると良いのだが……。

『彼女がフラグをおられたら』をライバルで、別コミカライズ『彼女がフラグをおられたら おお勇者よ、フラグを立ててしまうとは何事だ!?』が連載決定。作画は同じく凪庵さん。

何一つ買ってないけど、オーバーラップ文庫が創刊されましたね。同時に『IS〈インフィニット・ストラトス〉』の新作テレビアニメが制作決定。
キャラデザ担当は変わってるけど、特報を見る限りでは、全然違和感は無い。
ストーリーも作り直しではなく、続編となるみたい。
また、コミカライズがサンデーGXで開始。
これだけ好条件が揃った上で、果たしてイズルがどんな風に荒ぶるか楽しみ。

ボーダーは、

・なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

の計1冊。
コミカライズは、

・僕は友達が少ない <8>
・おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! <2>
・アクセル・ワールド\デュラル マギサ・ガーデン <02>

の計3冊。
漫画は、

・荒川アンダーザブリッジ <13>
・天体戦士サンレッド <17>

の計2冊。

MF文庫J,アニメ

「脳みその中まで肉汁塗れの変態さんですね」

原作1巻クライマックス+第0話を展開。クライマックスに月子の姿が無いのは寂しいというか何というか。
梓の、ぽやぽやしたお母さんも登場。ぽやぽや具合が堪りませんね。

加えて、回想シーンの月子ちゃんの可愛さよ。アニメでは無表情なまま終了だろうなぁ……。
EDで楽しんでくださいってことか。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第2話「妖精さんは怒らない」
第4話「気楽な王の斃し方」

MF文庫J,アニメ

「ぼくも筒隠がコスプレしてるところを一度くらいは見てみたいよ!」
「見られるだけで済むならいいですが」
「百パーセント済まさないね!」
「百パーセント着ません」

さて、月子の協力を得て、梓の攻略にかかる陽人。ストレート過ぎる陽人の物言いにたじたじになる梓は、徐々に彼のペースに引きずり込まれていく。

ビジュアルと動きが付いたことによって、キャラがより魅力的に描かれるようになったのが大きいな。
仮想のしっぽを揺らしながら睨み合う月子と梓とか、凄い勢いでグルグル回ってかるダッシュする部長とか。

で、本編は置いといて、初見のEDがやられた!って感じでなぁ。
無表情な月子と、魔法少女っぽいコスプレをした笑顔の月子が一緒に踊るという構成。
本編中では基本的に月子の笑顔は見れないから、EDで入れて来たか。月子ちゃんペロペロ(^ω^)と言わざるを得ない。

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A+

エピソードリンク
第1話「変態さんと笑わない猫」
第3話「哀しむ前に声を出せ」

MF文庫J

一年十組の奮闘2 ~その少女、神聖にして触れるべからず~ (MF文庫J)

著:十文字 青 イラスト:しらび

「うなぁー。シゲくん、おちんちん、だいじょぶ……?」
「チンチン言うなッ!そんなにはっきりとッ!」
「じゃあ、なんて言えばいいのっ。こーこ、ほかの言い方、おちんぽさんくらいしか知らないもんっ!」

2012年11月の新刊。約4ヶ月1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
今回も長ったらしいサブタイを付けるのかと思いきや、割と普通でした。

さて、どうせ面白いだろうと思って、2巻を見切り発車で買ったら、1巻が残念だったため可哀想な状態に。
イラストは良いんだけどなぁ。

今回は八組からの襲撃者、“神聖積木崩し少女”来見坂つみきが騒動を巻き起こす。
うーむ、やっぱりギャグがスベってるんだよな。おかしいなぁ。チ〇コとか、言うだけで面白い万能単語だと思うんだけどなぁ。

最後は思いっきり続いてるんだけど、流石にもう買わないな……。
次は2013年4月に3巻『絶対孤独のアンチテーゼ』。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B

シリーズリンク
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(2012/08)

MF文庫J,コミカライズ

僕は友達が少ない はがない日和 (アライブコミックス)
漫画:bomi/木瓜 庵(きうり・あん) 原作:平坂 読 キャラクター原案:ブリキ

「新年早々肉に会うとは、この上なくついてないな。大体それは何だ?おせち仕様の叉焼のつもりか?」

2013年3月の新刊。
コミックアライブで連載されたスピンオフコミック第2弾。第1弾は『ショボーン!』らしい。

作画のbomiさんはMF文庫J『アストロノト!』とか『渚フォルテッシモ』後期のイラスト描いてた人か。
木瓜さんはググっても全然出て来ないな。

内容は、ショートコミック+4コマで、隣人部の日常を描く、というもの。本編の時系列はガン無視で季節のイベントもぽんぽんやっている上に、原作では接点の無い人達が接触したりしている。

え、こういうのってスピンオフっていうのか……?俺の思うスピンオフのイメージって、脇役を主人公にした話とか、イフストーリーとかだと思うんだが……。
まぁ、これもイフっちゃーイフなんだけど。

お茶濁しのコミカライズのお手本みたいな内容でなぁ。これで、作画が良かったから問題無かったんだけど、別にどうということもないレベルで。

流石に、このテのコミカライズはやらないと思うけど、作画担当を変えられたら、取り敢えずは買ってみるしかないのが辛いところか。

燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:B

原作リンク
僕は友達が少ない(2009/08)

コミカライズリンク
僕は友達が少ない <1>(2010/07)
僕は友達が少ない+ <1>(2011/10)
僕は友達が少ない ショボーン!(2012/08)
僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック(2011/10)

MF文庫J

僕は友達が少ない ゆにばーす2 (MF文庫J)
著:平坂 読/アサウラ/あさの ハジメ/岩波 零/白鳥 士郎/鏡 貴也
イラスト:みやま 零/トモセ シュンサク/狐印/榎宮 祐/柴乃 櫂人/菊池 政治/皆村 春樹/切符

「ちなみに匂いというのは、その対象物から空気中に放たれた微量な物質が鼻の奥にある〝粘膜〟に〝溶け込む〟ことで感じることが出来る……つまり、わかるな?そうだ!!互いの匂いを感じ合うというのはもはや中出しセックスに他ならない!!」

他なるわwwwwww

2013年2月の新刊。約1ヶ月3週間半の積み。1年3ヶ月振りの新刊。
豪華作家が集合するアンソロジーの第2弾が登場。今回もやはり口絵はゲストイラスト、各短編は著者とコンビを組んでシリーズを展開している絵師さんが1枚ずつイラストを描いている。

『鳥と豚』

スーパダッシュ文庫『ベン・トー』のアサウラさんと柴乃櫂人さん。
のっけからアクセルベタ踏みの人でワロタ
ヒロインが出て来やしねぇw

でも、散々言われてる小鷹はリア充って指摘を真っ向からやってくれたのは良かった。当然のように、やり過ぎてるけどw
そのくせ、ちゃっかり自分の持ち味も入れてくるから侮れない。

『俺たちにはまだちょっとレベルが高い』

同レーベル『まよチキ!』の、あさのさんと菊池さん。
トップバッターが酷過ぎて、物凄く薄味な気がする。まぁ、『まよチキ!』もこんな感じだったか。

『理科のせいで俺の様子がおかしい』

同レーベル『そんな遊びはいけません!』の岩波さんと皆村さん。え、ここだけアニメ化作家のターンじゃないのは何でなんだ……。ネームバリューがあるわけでもないしなぁ。うーん。

内容は、いかにもMFといった具合のアレ。

『部長選挙』

GA文庫『のうりん』の白鳥さんと切符さん。
お得意のイラストを使った戦法で。ゴンさんワロタ

『伝説の小鳩の伝説』

ファンタジア文庫『いつか天魔の黒ウサギ』の鏡さんと榎宮さん。なのに、このタイトルw
まぁ、榎宮さんは元々MFで仕事してるからかもしれないけど。

ってか、オファーが来るまで、原作読んだことなかったらしいんだけど、何故オファー出したし……。
結局、毒にも薬にもならない内容でなぁ。掲載順が致命的過ぎる……。

『鍵』

ファンタジア文庫『生徒会の一存』とのコラボ短編。まだ1年経ってないのに収録するの早過ぎじゃね……?こういうのって、シリーズ本編完結後に出る最後の短編集とかに収録するもんなんじゃ……。

とはいえ、このハイクオリティの短編が収録されたのは素直に嬉しい。
本来、コラボ企画の趣旨は片方しか知らない読者を引き込むためだった筈なのに、どっちも知らないと全然面白くないマニアックな内容だからなぁ。
枯野の使い方が上手過ぎるわ……。

短編の後には『生徒会の一存』の著者、葵さんからのコメントが。
そういや、このコラボ企画、いつの間にか終わってたよな……。コラボゲームくらい出るのかと思ったが。

まとめ

というわけで、ハジケ過ぎてる人と、無難な内容の人で両極端になっているアンソロジーでした。
巻末には参加作家の作品の宣伝が。出版社関係無し。

燃:C 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
僕は友達が少ない ゆにばーす(2011/11)

MF文庫J,コミカライズ

ラノベ部 4巻 (ガムコミックスプラス)

原作:平坂 読 漫画:もずや 紫 キャラクター原案:よう太

たけしくんがプリンを食べてしまったので、よく熱したおなべでおしなべて殺しました。

2013年2月の新刊。
表紙は原作ではピンで表紙に登場出来なかった美咲。もう、吹き出しの中の台詞を見ただけで、うわぁあああぁああああああああぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ。
竹田ぁぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ!!漢や!あんさん、漢やで!!

今回も原作通りのネタをやりつつ、上手いことビジュアル面で補強している。
赤道斉と仮名史郎とか懐かし過ぎる……。ってか、最近、有沢まみずさん、新巻出してなくね?
SH@PPLE』も懐かし過ぎて、チ〇コもげ飛ぶレベル。

C^3 -シーキューブ-』の表紙が買うの恥ずかしいとか、おいおい、冗談はよし子ちゃんですよ。
ちゃんと帯でクリティカルな部分は隠れてるだろーが。棚刺しのときに帯を捨てる書店のことは知らん。ってか、帯が無くても普通に買えるって。何で、そこで諦めてんだよ!もっとアツくなれよ!

おい、今、『えむえむ!』とか出すなよ!悲しくなっちゃうだろうが!

元々、このシリーズがあったからこそ、『僕は友達が少ない』は生まれたわけだけど、コミカライズの中で、『はがない』の表紙構図のパロをやるのは面白い。

文香の天然っぷりは絵が付いたことで加速してる感があるよな。リレー小説の下りなんかは、原作で読んだときは、特に何とも思わなかったけど、漫画で読むと、声出して笑うレベル。

そんな良コミカライズですが、どうも時間で終わりそうな悪寒……。オリジナル展開で続刊した上、勢い余ってアニメ化しても良いのよ?

燃:C 萌:A 笑:A 総:A+

シリーズリンク
ラノベ部 <3>(2012/08)
ラノベ部 <5>(2013/09)