ダッシュエックス文庫

神鎧猟機ブリガンド (ダッシュエックス文庫)
著:榊 一郎 イラスト:柴乃 櫂人

「さあ━━地獄に還る時間だぞ」

ダッシュエックス文庫2014年11月の新刊。約3日の積み。創刊ラインナップということでラノベ界の傭兵こと榊さんが遂に集英社にも登場。榊さんの新刊なら買わないわけにはいかないマン。
イラストはスーパーダッシュ文庫『ベン・トー』でお馴染みの柴乃さん。

タイトル「神鎧猟機」は「じんがいりょうき」と読みます。このタイトルの時点で何となく察せられるとは思うが、巨大ロボットものです。
おいおい、『覇道鋼鉄テッカイオー』も『代償のギルタオン』も3巻で止めておいて、また巨大ロボットものやるのかよ集英社……。

榊さんがいくつか提出したプロットの中から、わざわざ編集部が選んだらしいんだけど、また3巻で終わったら怒りますよ……。
創刊ラインナップには『クロニクル・レギオン』って巨大ロボットものもあるが……。

さて、舞台は現代日本。〈悪魔憑き(デモノマニア)〉と俗称される、人が悪魔のような姿になってしまう奇病が広がりつつあった。
末期患者は〈魔神態(ルシフェリオン)〉と呼ばれる巨大な怪物と成り果てる。そんな異形を駆る漆黒の鎧騎士の正体とは……というお話。

榊さんの持論として、巨大ロボを小説で描くときは専門用語を重ねて、それっぽさを演出するってのがあったと思うんだけど、本作でもそれは実行されている。
とはいうものの、憶えるのに苦労するレベルではなく、読んでいる内にスッと頭の中に入ってくる。
やっぱり発進シークエンスは燃えるよね。

主人公、斯波連志郎(しば・れんしろう)は一見クール系主人公と見せかけて、大のアニメ好きという、ちょっと捻ったキャラ。
出だしこそ黒榊かなぁと思ったんだけど、割と白要素も出していくのな。ってか最近の榊さんの作品でガチ黒だったのって特に無いよなぁ。

正直、ヒロイン若槻紫織が清楚な黒髪ロングの美少女とかいう時点でフルボッ〇せざるを得ない。
キャラクター的には特にビビっとくるものは無いんだけど、ビジュアルが凄いツボ。

で、榊さんが大好きなメイドさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!オートマタで同じ顔したメイドさんが何人も居て〈ブリガンド〉のオペレートをするんだけど、そこは色々なメイドさんが居た方が良かったなぁ。
巻数を重ねられれば、名前も付けて出番を増やしたりも出来るんだし。

今回は完全に導入編となっており、本格的に話が動き出すのは次巻以降かな。
〈悪魔憑き〉を束ねる組織のような存在も現れてるんだけど、連志郎サイドは気付いてないし、他の勢力、草薙機関の動向も気になるしで。

どうでもいいけど、ガラスの振動を感知して室内の会話の内容を聞き出せる盗聴器とかあんのかよ、怖過ぎワロタ

そんな具合で、続巻が期待される『神鎧猟機ブリガンド』でした。売れ線からはぶっちりぎで外れている内容だけど、せめて5巻は出してほしいよなぁ。
いや、それ以前にファミ通文庫『機関鬼神アカツキ』はどうなったんすか。

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
神鎧猟機ブリガンド <2>(2015/03)

著者リンク
ザ・ジャグルⅠ 汝と共に平和のあらんことを(ハヤカワ文庫JA、2010/01)
ミカヅチ(MF文庫J、2010/02)
棺姫のチャイカⅠ(ファンタジア文庫、2010/12)
ダブルバインド 黄昏に獣は踊る(C★NOVELSファンタジア、2011/09)
その男、魔法使い“A” <1>(2011/11)
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <1>(講談社ラノベ文庫、2011/12)
タタリ・ブレイカー弑子(HJ文庫、2012/04)
神曲奏界ポリフォニカ エイフォニック・ソングバード(GA文庫、2012/05)
アーク・ブラッド A.D.5000のアダム(C★NOVELSファンタジア、2012/09)
フェアリィフィールド 妖精戦陣(朝日ノベルズ、2012/11)
茉建寺エリノアの非主流科学研究室(2012/12)
仮想天使は魔術を詠う(スマッシュ文庫、2013/03)
蒼穹騎士 -ボーダー・フリークス-(ハヤカワ文庫JA、2013/06)
ドラゴンズ・ウィル 完全版(富士見書房ソフトカバー、2013/09)
機関鬼神アカツキ <1>(ファミ通文庫、2013/12)

熾天使空域 銀翼少女達の戦争(C★NOVELSファンタジア、2015/03)
蒼鋼の冒涜者(HJ文庫、2015/05)
カタナなでしこ(講談社タイガ、2016/01)
ウィッチ・アームス 魔法少女は素敵なお仕事(ダッシュエックス文庫、2016/06)
永き聖戦の後に ストレイ・シープ(スニーカー文庫、2016/11)
パラミリタリ・カンパニー 萌える侵略者 1巻(講談社ラノベ文庫、2017/05)
誰が為にケモノは生きたいといった(ファンタジア文庫、2018/02)
Zの時間(HJ文庫、2018/04)
終末のアダム(講談社ラノベ文庫、2018/10)
嫁々いみぐれーしょん(講談社ラノベ文庫、2018/11)
メイドな狐と監禁コン!(美少女文庫、2019/04)
妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン(ファンタジア文庫、2019/08)
いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~(スニーカー文庫、2019/09)
竜姫のヴィオラ 生贄は最強の魔物と恋に落ちて(美少女文庫、2019/09)
覇逆のドラグーン1 ~落伍竜機士は運命の姫と、暁の極光世界を翔け上がる~(HJ文庫、2019/10)
奴隷志願なエルフさん ~お買い上げありがとうございます、ご主人様!~(美少女文庫、2020/01)
引き籠もり魔王が奴隷エルフを買ったら(美少女文庫、2020/07)
吸血姫譚アストリッド(美少女文庫、2020/11)
おお魔王、死んでしまうとは何事か ~小役人、魔王復活の旅に出る~(講談社ラノベ文庫、2020/12)
けいたん。 ~ライトノベルは素敵なお仕事。多分?~(講談社ラノベ文庫、2021/01)
殺し屋志願の奴隷エルフさん(美少女文庫、2021/01)
絶対魔剣の双戦舞曲1 ~暗殺貴族が奴隷令嬢を育成したら、魔術殺しの究極魔剣士に育ってしまったんだが~(HJ文庫、2022/07)
聖戦勇戯 ~魔王が死んで100年後~ 1巻(漫画、2022/12)
仁科くんの編集冒険記 ~ラノベはダンジョンで創られる~ vol.1(漫画、2023/09)

イラストリンク
ベン・トー サバの味噌煮290円(スーパーダッシュ文庫、2008/02)
デーゲンメイデン 1.台場、両断(ファンタジア文庫、2012/06)
織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました(GAノベル、2017/07)

MF文庫J,アニメ

「これが戦姫同士の戦い……」

激突するエレンとリュドミラ。摩訶不思議な力を使う戦姫同士の戦い激しくも美しく。やっぱりこういうエフェクトが出る戦闘はアニメだと映えるな。もうちょっと尺が長かったら良かったんだけど。
ってかリュドミラさん、完全にティグルに落ちてるじゃないですかー!やだー!

何で最初にクライマックスなシーンが来るんだと思ったら、今回は原作2巻のラストと3巻の序盤をくっつけているのね。

燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A

エピソードリンク
第五話「タトラ山攻略戦」
第七話「守るために」

このライトノベルがすごい!文庫

着ぐるみ最強魔術士の隠遁生活 (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:はまだ 語録 イラスト:しゅがすく

「アタシはお義兄さまの子どもを生みたいのです」

このライトノベルがすごい!文庫2014年11月の新刊。約1週間の積み。第5回このライトノベルがすごい!大賞最優秀賞受賞作品。応募タイトルは「ロリコンするウレタン・ボア生地製熊のぬいぐるみ」。
献本を頂きました。有り難うございます。

今月は発売日が21日とイレギュラーになっており、恐らくこのライトノベルがすごい!2015と発売日を合わせるための処置と思われる。

イラストは色んなラノベの挿絵を描いているしゅがすくさんか。このラノ文庫には『魔王討伐! 俺、英雄…だったはずなのに!? 』で登場済。

舞台は科学と共に魔術が発展してきた世界。名家に生まれながら、その生い立ちから家を追い出されてしまった主人公、幸太郎はある日、義理の双子の妹マリアとアリスを預かることに。
そこには様々な思惑が絡んでいて……。

タイトルに最強って入っているけど、そこまで俺TUEEEEEEEE感は無いかなぁ。いや、劇中で最強と説明されているんだけど、活躍にド派手さが無いというか。
ってか、これは隠遁生活というのだろうか?

双子の美少女姉妹とひとつ屋根の下!これで何も起きない筈がない!と思いきや、何も無かったでござる。どういうことなの……。

エピローグで急にヒロインの数が2倍になって一気にラブコメ的展開を始めたけど、動き出すの遅過ぎるだろw

最後の終わり方に加えて、既にコミカライズが決定していることから考えると、続きを出すつもりなんだろうけど、このラノ文庫って明らかにシリーズ化前提みたいなタイトルで平然と続巻を出さないからな……。
既に隠遁でも何でもなくなってるが。

燃:B- 萌:A- 笑:C+ 総:A-

著者リンク
女流棋士は三度殺される(宝島社文庫、2017/03)

イラストリンク
メイドが教える魔王学! ~ご奉仕は授業のあとで~(2013/12)

第5回このライトノベルがすごい!大賞リンク
【急募】賢者一名(勤務時間は応相談) 勇者を送り迎えするだけのカンタンなお仕事です(栗山千明賞、2014/12)

ガガガ文庫,コミカライズ,ダッシュエックス文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,GA文庫

先週も買いに行ったのに何でこんなに溜まるんだよw
ラノベは、

・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑩
・ハイスクールD×D19 総選挙のデュランダル
・空戦魔導士候補生の教官 <5>
・甘城ブリリアントパーク メープルサモナー #02
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 <2>
・はてな☆イリュージョン
・神鎧猟機ブリガンド
・親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰

の計8冊。
ファンタジアの話はドラマガを読んだときに。

発売前から良い意味でも悪い意味でも話題になっていたダッシュエックス文庫がいよいよ創刊。
と同時にレーベル移籍した『六花の勇者』がアニメ化決定。集英社がラノベ原作のアニメ化……あっ(察し)

レーベルを移籍させたのは流石に死にかけのレーベルからアニメ化作品を出すわけにはいかないって判断だろうな。
逆に言えば移籍してこない『パイコキ』はもう大々的な展開は無いってことか。

更に長らく停止していた『紅』の新刊が登場。同時に新装版の刊行も決定したけど、また1冊だけ出して止まるんじゃないだろうな……。

コミカライズは、

・のうりん -野生- <2>
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic <04>
・空戦魔導士候補生の教官 <01>
・異能バトルは日常系のなかで <3>

の計4冊。


21日に『ポケモンORAS』が発売になったわけだけど、『ドラクエX』が楽し過ぎて全然気持ちが向いていない件。
どれくらい向いてないかというと、仕事終わって帰宅してアマゾンから届いたのを見て、「あっ、発売日か」と思う程度。
まぁ、『HGSS』のときなんて、そもそも買ってないから、それに比べたらマシなんだけど

アニメ,GA文庫

「時は━━」
「━━罪なり」
「「原罪時刻(タイムイズギルティ)!!」」

時と焔の複合技(ユニオンスキル)クソかっけぇぇええええええええ!!

サブタイ格好良過ぎワロリン
さて、今回は鳩子編。何気ない安藤の一言が彼女の地雷を踏み抜くことに。
って、安藤が鳩子に貸したラノベって原作者である望公太さんのGA文庫デビュー作『Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン』じゃねーかw

原作よりも丁寧に鳩子のフラストレーションが溜まる過程を描いていたので、爆発も一際大きいものに。
流石に電撃文庫『ストライク・ザ・ブラッド』ネタはカットされていたけど、早見さんの迫真の演技もあり、鳩子の悲しみが凄い伝わってきて心臓がきゅってなる。
これ、ぶっ通しでアフレコしたんだろうか……。

遂に我慢の限界にきた鳩子だけど、安藤の言ったことは意味は理解らなくても、しっかりと憶えてるんだよなぁ。愛されてるな安藤。

鳩子の前に現れた桐生一。彼が従える黒き十二枚の翼が一気に登場。彼等が活躍する原作9巻を直前に読んでいたから超テンション上がるわ。

そして行方不明になった鳩子を取り戻すため、彩弓さんは〈始原〉のネクストステージ解放を決意するのであった。
やだ、凄い盛り上がってきた……。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:S-

エピソードリンク
第6話「『罪悪』ヴァイスペナルティ」
第8話「『戦争』ホルムガングバトル」

電撃文庫

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 ~Sunrise & Sunset Story~ (電撃文庫)

著:藤まる イラスト:H2SO4

『ちょっと坂本くん!光ちゃんの歯ブラシチュッパチャップスチャプチャチャチャのチャチャチャパ王だぞ!』

意味が理解らんw
2014年11月の新刊。約1週間の積み。1年1ヶ月振りの新刊。
すっかり忘れた頃に、まさかの新刊登場でござる。完結したんじゃなかったのかよw
いや、嬉しいんだけども。
どうやら新作を準備するもなかなか発売に漕ぎ着けず、じゃあこっち出す?ってなったみたい。

というわけで、文庫未収録短編に書き下ろしを加えてボーナストラック的1冊が完成しました。
本編中に語られなかったエピソードとアフターエピソードを収録。

相変わらず光はお馬鹿なヒロインだなw
交換日記を通して見えてくるキャラクターだけで、こんだけお馬鹿なら実際に秋月の隣に居たら、どんだけハチャメチャになるんだろうか……。

総評

3巻で書いていた総評をこっちに移動させましたw
そんな具合で、ゼツボー的に面白切ない第19回電撃小説大賞金賞受賞シリーズ、『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』全4巻、これにて完結。足掛け1年9ヶ月か。

とにかくコメディを重視した作りが良かった。シリアスに振っておいて、力技でコメディに引き戻す展開が素敵。
中途半端にやると、どっちつかずになっちゃうけど、豪快なパワープレイで、どっちもしっかりやってるから困る。

もっと続いてほしかったという気持ちもあるんだけど、ダレる前に、ここですっぱり終わって良かったという気持ちもあるんだよなぁ。

新作を準備中らしいけど、次も買うべきだろうかね。まぁ、同じ路線っぽかったら買おうか。
バトルものとかだと、ぐんにょりだけど……。

燃:B+ 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 <3>(2013/10)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「少女監禁!放置厳禁!」

何かの標語みたいだなw
さて、イズマッシュ達によって捕らえられてしまったチャイカ達。何とか脱出を試みるが……。

やむなく共闘することになる白チャイカと紅チャイカ。2人しか居ないところでも片言の公用語で喋っている様がシュールw
原作だとガズ帝国の第一言語ラーケ語で流暢に会話してるんだけど、多分、アニメでやったらチャイカ達のキャラがブレるおそれがあるからかな。

白チャイカが研究室から連れ出したオッドアイの少女ニーヴァ。彼女は人間ではなく、生きる機杖だった。
彼女が変形した姿は必殺武器みたいだな。

原作ではニーヴァの力でギィをぶっ飛ばしたわけだけど、アニメでは島中に散らばる棄獣を制御する塔を破壊する形に。
ボチボチ、アニメオリジナル色が濃くなってくるのかしら。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第4話「蠢く島」
第6話「狂気の城」

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーウィザード (講談社キャラクター文庫)
著:きだ つよし

「一人ぼっちだから放っておけないの……そんな操真晴人という人が」

ウィザード、本当のフィナーレ。

2014年10月の新刊。約3日の積み。
取り敢えず出すと発表されている中ではラストとなる『ウィザード』のノベライズがいよいよ登場。

これまでの表紙の背景は単色だったんだけど、今回は魔方陣が描かれている。改めて見返したら『忍風戦隊ハリケンジャー』のノベライズも模様入ってるな。

著者はメインライターであるきださんということで、内容はがっつりテレビ本編と繋がりのあるものとなっている。
きださんは『響鬼』のノベライズも書いていましたね。

時系列は『戦国MOVIE大合戦』の後となっており、『ウィザード』本当の完結編といった様相。
0課と協力し、ファントムの残党を倒していた晴人の前に現れたもう1人の晴人。2人の晴人の存在に晴人だけでなく、凛子も心かき乱されて……。

メインライターが書いているだけあって、色々と本編で説明しきれていない事情なんかも出てきている。
まさか今更、晴人がプレーンシュガーに拘る理由が明らかになるとは思わなかったわ……。

タイムウィザードリングが『MOVIE大戦アルティメイタム』でしか使われてない理由付けも一応されている。
ってか、あの指輪が他の媒体でちゃんと登場するとはな……。

晴人が戦いの後に言う口癖は「ふぃー」じゃなくて「ふぅい」だったという地味な衝撃。いや、とてもそう言っていたとは思えないんだが……。

やっぱりテレビシリーズでは出来ない要素を入れてくるんだな。2人の晴人なんて撮影がメチャンコ手間そうだしなw

何よりヒロインのようなポジションに居ながら全然色っぽい展開の無かった凛子が逆転ホームランかましたのが良かったですね。
インタビューやら何やらで、晴人のコヨミに対する感情は恋愛感情ではないとか言われていたけど、こういう形で決着するとは。
きっと2人は子供にコヨミと名付けるのであろう。

そんな具合で最後のショータイム『小説 仮面ライダーウィザード』でした。やはり平成2期のノベライズは傑作の法則なのか。
次は『鎧武』が出るんだろうかね?

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

映画リンク
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦

シリーズリンク
小説 仮面ライダーフォーゼ 天・高・卒・業(2014/02)
小説 仮面ライダー鎧武(2016/03)

GA文庫

異能バトルは日常系のなかで 9 (GA文庫)
著:望 公太 イラスト:029

龍翔閃だったーっ!
ゴルフの素振りじゃなくて龍翔閃だったーっ!

2014年11月の新刊。約2日の積み。アニメ放映中ということで連続刊行。
よし、表紙のローテーション的に次は彩弓さんだな!と期待していたら、今回は5巻の続きとなる『異能バトルは日常系のために』編なのでお預けだったでござる。

というわけで表紙は黒き十二枚の翼のメンバー《太陽神を犯す月の女神(セックスエクリプス)》遊佐野ファンタジアと《鬼の居ぬ間に鬼ごっこ(デッドスペース)》芥川柳。
いかにも帯を外すと、ファンタジアのぱんつが見えそうな構図なんだけど、真っ黒に塗り潰されています。

ファンタジアの出番は全然多くないんだけど、ピンクのナース服の存在感がデカくてアレ。ぶっちゃけムラムラする(ぉ

現在はGA文庫マガジンでの連載は終了しているっぽいので、今回が連載分収録ラストってことなのかなぁ。どこにも書いてないから判らんのだよなぁ。

人物紹介はちゃんと外伝用になりましたね。
さて、今回は桐生の出番は控えめで、黒き十二枚の翼のメンバー、柳と《神合わせの悪い刃並び(ジグザグジグソー)》戸木柊吾が主役として扱われている。

そのため中二成分は薄れ、真っ当な異能バトルものに。うむ、たまにはこういう捻くれていないのも良いな。

粗筋でクライマックスとか煽ってるから完結するのかと思いきや、どえらい引きで続いたぞ……。どういうことなの……。
また、3冊くらい本編出した後に完結巻が出て、その後本編完結みたいな流れになるのかしら。
本編と合流するとも思えないけど……。

それはそうと、一十三さん可愛いのに挿絵に出番無いんだよなぁ。勿体無い。
次は2014年12月に新シリーズ『異界神姫との再契約 -暴風再愛-』、2015年3月に10巻です。
この新シリーズ、粗筋を見ると、これまた面白そうなんだよなぁ。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
異能バトルは日常系のなかで <8>(2014/11)
異能バトルは日常系のなかで <10>(通常版)(2015/03)

著者リンク
異界神姫との再契約Ⅰ 暴風再愛(GA文庫、2014/12)