ガガガ文庫

不戦無敵の影殺師 3 (ガガガ文庫)
著:森田 季節 イラスト:にぃと

戦うことだけが、俺たちだ。

2014年9月の新刊。約3ヶ月2週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
あ、朱雀が表紙から押し出されてしまった……。出て来たのは、みぞれと舞花。かといって、本編でスポットが当たるわけでもないという。

さて、最強を名乗り始めたことで、裏の社会の異能力者集団『御大』に目をつけられてしまった朱雀達。
その牙は彼等だけでなく、表の異能力者業界全体に向けられて……。

前回の振り通りシリアス展開に傾きはしたけど、そこまでバトルものっぽい展開にはならなかったな。
あくまでも朱雀が自分の生き方を模索する描写に紙幅が割かれている。

これが結構アツくてなぁ。激しい燃えって感じじゃないんだけど、地味~にアツいんだよな。
最終的に落ち着くポジションも地味。だがそれが良いw

まぁ、森田さんのシリーズなら3巻で終わりだろうと思っていたら、終わらない……だと?こんなに打ち切り完結っぽい空気を漂わせておいて……。
小手毬との関係性は結構掘り下げたし、次は他のキャラの出番を増やしてほしいな。舞花とかみぞれとか。
というわけで次は2015年2月に4巻です。

燃:A 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
不戦無敵の影殺師 <2>(2014/06)
不戦無敵の影殺師 <4>(2015/02)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

棺姫のチャイカ(5) (角川コミックス・エース)
原作:榊 一郎 漫画:茶菓山 しん太 キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス)

「これからはその人を助ける為に生きなさい。そして自分の為にも、もっと強く━━」

2014年12月の新刊。
案の定というか何というか原作とアニメが終了したので、こちらも終了。結局、原作2巻までしかやれなかったか……。

最後には少しだけオリジナル要素を挟んで、一応ラストっぽい雰囲気が作られている。大した変更ではないんだけど、これを入れたことで綺麗に終われていると思う。

あー、薄々判ってはいたけど、コミカライズ版のフレドリカ、やっぱ可愛いわー。くそー、最後の最後だけの出番とかマジ惜しいな……。
フレドリカが出て来てから本番みたいなところもあるのに。

総評

そんな具合でファンタジア文庫のコミカライズ『棺姫のチャイカ』全5巻、これにて終幕。単行本だけだと足掛け2年9ヶ月か。
原作2巻までしかいけなかったのが残念だけど、丁寧な出来で良質なコミカライズだったと思います。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
棺姫のチャイカ <Ⅳ>(2014/03)

富士見ファンタジア文庫

ぼくのゆうしゃ (6) (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:Nino

〈私はあくまで彼女の人格を元にした人工知能。……時に、女神などとも呼ばれる、ただの美貌の才女でしかないのです〉
「なんで急に若干のドヤ感を差し込んできたの?」

2014年12月の新刊。約1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、前巻の予告通り今回は激動です。魔法都市ルーンヘイムへと到着したトオル達は近くにある《裁きの楼閣》で試練を受けることにするが……。

すっかり騙されたけど、ヨル=ヒロキ兄さんではなかったんだな。かなり近い位置に居たのは間違いないけども。
で、ルゥが犠牲になるという予想外過ぎる展開。おいおい、正直ただの賑やかしだと思ってたわ……。

そして、明らかになるタイトルの意味。ただ、「これはトオルにとっての勇者」という意味であって、「トオルが捉えている勇者という言葉の意味」は指してないんだよな。
となると、もう一度タイトルの意味に言及する展開があるのではないかと思うわけですが……?

今回の展開はトオルにとっては決定的な出来事って感じだけど、これからどんどん児童書では出せない方向へ流れていくのかしら……。いやはや、ストーリーの急カーブ具合が……。

レイアは引き続き、旅に同行しているけど、今回はこれといった活躍は無し。ファルディオとイチャイチャしていただけだな……。いや、彼女が登場してからラブコメ分が加速したので、今後もレギュラーでいてほしいけども。

後書きによると、ファンタジアBeyondで連載中の『ゲーマーズ!』の書籍化が決定したそうで、それが2015年3月に出るとか何とか。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
ぼくのゆうしゃ <5>(2014/08)
ぼくのゆうしゃ <7>(2015/04)

著者リンク
ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー(2015/03)

 

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

空戦魔導士候補生の教官 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
作画:獅童 ありす 原作:諸星 悠 キャラクター原案:甘味 きみひろ(アクラプラス)

「俺が嫌われることであいつらが強くなれるんなら、そんなの全然大したことじゃねーよ」

2014年11月の新刊。
アニメ化が決定しているファンタジア文庫の人気シリーズのコミカライズ。掲載誌はコミックアライブ。
作画の獅童さんは成コミ作家なのか。

さて、今後増えていくであろうコミカライズの先陣を切る本編コミカライズです。魔甲蟲に殺された人間が人々の記憶から消えるってクソ重い設定、久し振りに思い出したわw

ってか、やたら重い設定にした割には原作では最近殆ど触れられてなくね……?いや、世界の成り立ちに言及しそうだし、そこで出て来るのかもしれんけど。

物凄いちょっとだけだが、魔甲蟲のビジュアルが明らかになりましたね。まぁ、デカい虫って印象しかないけど。

表紙の感じだと、結構良い出来かな?と思っちゃったんだけど、ごく普通のラノベコミカライズでした。
本格的な戦闘シーンにまで突入してないけど、戦闘で作画が急に本領発揮したりしないだろうしなぁ。
切りで。

燃:B- 萌:A- 笑:C+ 総:A-

原作リンク
空戦魔導士候補生の教官(ファンタジア文庫、2013/07)

アニメ,電撃文庫

「あれ、まもちゃん、何かグンッ!ってなった?」

アニメシャワー枠で放送開始直前特番が放送。公式サイトによると、『音』の方が先らしいんだけど、何故かMBSでは一挙放送で『談』の方が先という謎。

内容的にはキャストトークとアーティストトーク。『談』の方ではルル山、全然ボケないのな。ちゃんと作品の空気を考えてるのかな。

『音』の方は最早『デュラララ!!』と関係無いこと話してるな……。

燃:C 萌:B- 笑:B+ 総:A-

アニメリンク
デュラララ!! 最終話「則天去私」
デュラララ!!×2 承 第1話「百聞は一見に如かず」

スーパーダッシュ文庫

オトメ3原則!〈4〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著:松 智洋 イラスト:ななろば 華

「……あたしを月まで連れてって。なーんちゃって。明日は頼むよ、魔法使いの王子様」

2013年4月の新刊。約1年8ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。『パパのいうことを聞きなさい!』12巻からは隔月刊行。

さて、カムイによって破壊されてしまったラブ。本気達の必死の修復作業により、何とか峠は越えたものの、再起動したラブは彼女を彼女たらしめていたロボットらしからぬ感情を失ってしまっていて……。

スタートがスタートなので、今回は終始シリアス展開です。俺はもっと軽い方が好きなんだが……。

ラブを直すには本気のお母さんの力を借りるしかないということで、お母さんに認めてもらうため、ロボコンで優勝を目指すロボロボ部。

脚が不自由な明里部長が歩けるようにと歩行器ロボットを開発。ロボットの補助を得て、生まれて初めて歩くという行為を知った明里部長のシーンは感動的な場面の筈なんだけど、何でエロいパイロットスーツみたいな格好してるの……。
いやしかし、今回の件で、明里部長のヒロイン化まったなしだな。

何で絵師後書きのキャラチョイスが本気のお母さんなんだよw
いや、エロ可愛いけどさぁ。

次は2013年6月に『パイコキ』13巻、8月に『3原則』5巻、10月に『パイコキ』14巻、12月に『3原則』6巻、2014年2月に『パイコキ』15巻、6月に16巻、11月にダッシュエックス文庫から新シリーズ『はてな☆イリュージョン』、2015年1月に『パイコキ』17巻、3月に18巻。

燃:C 萌:A 笑:C 総:A

シリーズリンク
オトメ3原則! <3>(2012/12)
オトメ3原則! <5>(2013/08)

著者リンク
パパのいうことを聞きなさい! <12>(通常版)(2013/02)
パパのいうことを聞きなさい! <13>(通常版)(2013/06)

ガガガ文庫,コミカライズ

俺、ツインテールになります。Π(1) (ビッグガンガンコミックス)

原作:水沢 夢 キャラクター原案:春日 歩 漫画:柚木 涼太

「そのツインテールを親指と人差し指で軽く摘んで、俺の頬をぺちぺち叩いてくれぬか…!!」

2014年12月の新刊。
ガガガ文庫の人気シリーズのコミカライズが登場。掲載誌はビッグガンガン。
作画の柚木さんはガンガンノベルズ『おらくる☆ヒミコさん』のコミカライズを描いていた人か。

タイトルに付いている「π」は恐らくツインテールの形を意味していると思われる。本編コミカライズなのに原作とタイトルが違うって珍しいんじゃね?

というわけで本編コミカライズなんだけどアニメとは異なり、愛香とトゥアールのコントがしっかり原作再現されていて、やたらバイオレンス。
でも愛香可愛いんだよなぁ。

情報量が原作とアニメの丁度中間点くらいにあるので、それぞれに足りない部分を上手いこと補っている。

燃:A- 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
俺、ツインテールになります。π <2>(2015/08)

原作リンク
俺、ツインテールになります。(ガガガ文庫、2012/06)

作画リンク
おらくる☆ヒミコさん <1>(2011/02)

富士見ファンタジア文庫

空戦魔導士候補生の教官 (5) (富士見ファンタジア文庫)
著:諸星 悠 イラスト:甘味 みきひろ

「あ、あのぅ……カナタさん。もう一度わしゃわしゃしてもらっていいですか……っ?」

わしゃわしゃ。
2014年11月の新刊。  4ヶ月振りの新刊。
今回も表紙にはカナタが出てるんだけど、なら3巻で消す必要無かっただろ……。そこは統一感をですね……。アニメ化で平積みなり面陳なりされるの判り切ってるんだからさ……。

総扉は制服姿のユーリなんだけど、スカート部のスリットの下、どうなってんだ……。どう見てもぱ ん つ は い て な い

口絵ピンナップは最早、劇中のシーンを切り取ることを潔く諦めたのね。ってか5巻になっても、まだ魔甲蟲のビジュアルを拝めてない気がするのだが……。

さて、数年振りに空戦武踏祭(エリアルソード)が開催されることになった。参加権を巡って、激突する《ミストガン》の小隊メンバー達。勿論、E601小隊も参加するのだが……。

魔甲蟲の研究者だという少女エリス。しかし、その正体は何やらこの世界の成り立ちを知っているようなのだが……。

ミソラ達が戦闘中に着ている装備って個人個人の好みで選んでるのかしら。何ぼなんでもミーナの格好は露出度高過ぎるだろ……。完全に痴女ですやん。
対してクロエのはちょっと和のテイストが入っていて良デザインだと思います。

あれ、何か俺の中で凄い勢いで興味が失われつつあるんだけど……。おかしいなぁ、『鋼殻のレギオス』の序盤とか凄い楽しめたのに、何でこれは(´・ω・`) ってなっちゃうんだろうか。
あれか、男女比が偏り過ぎてるからか。

というわけで、ちょっと続刊の購入は検討したいところだなぁ。アニメ製作もディオメディアだし、放映が始まったからといって盛り上がるとも思えないしな……。

燃:B 萌:A 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
空戦魔導士候補生の教官 <4>(2014/07)

雑誌,電撃文庫

電撃PlayStation (プレイステーション) 2014年 10/30号 [雑誌]

電撃PlayStation10/30号の付録。まぁ、殆ど興味無い作品だったのでスルーしたんだけど、『僕と彼女のゲーム戦争』だけは読みました。

一応、海賊本からの続きとなっており、実在の人物が出るわ出るわ。これ、師走さん、書くのに相当気を遣ってそうw
って、また続いとるがな……。え、この続きはどこに掲載されるんだろうか。本編へと接続されるのかしら。

まぁ、折角電撃文庫をベースにした格ゲーがあるんだもんな。こういう番外編だけじゃなく本編でやらない手は無いかもしれん。
ただ、格ゲーの解説をいくら読んでも自分でやりたいとは全然思わないけどなぁ。

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
電撃PS文庫 <1>

コミカライズ,電撃文庫

ソードアート・オンライン プログレッシブ (3) (電撃コミックスNEXT)
作画:比村 奇石 原作:川原 礫 キャラクターデザイン:abec

「死にたいなら…ッ、勇者として死になさい!!!」

2014年12月の新刊。
第二層編『儚き剣のロンド』中盤戦。まぁ、話が面白いのは当然として、アスナが可愛いんですよ。

白いべとべとしたものを顔にぶっかけ、あまつさえごっくんさせるとか、有り難うございます有り難うございます!
この下りをわざわざ2ページ使ってやるとか、不肖お亀、思わず前かがみです。
正直、ごっくんシーンがインパクト強過ぎて、その他が霞んどるw

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ソードアート・オンライン プログレッシブ <002>(2014/07)
ソードアート・オンライン プログレッシブ <004>(2015/08)