電撃文庫

死想図書館のリヴル・ブランシェ〈5〉 (電撃文庫)
著:折口 良乃 イラスト:KeG

「お前の白紙に、俺の物語を書かせろ」

2012年3月の新刊。約5ヶ月振りの新刊。約1年2ヶ月4週間の積み。そんなに積んでいた自覚がゼロな件。

表紙と帯が最終巻っぽ過ぎるぜ……。
さて、『アカシック年代記』に、死想図書館のことをバラされてしまったイツキ。時を同じくして、イシュタルが死想図書館へと侵攻を開始。
最大の危機を前に、死の施設の主達が立ち上がる……というラストエピソードに相応しい展開。

死の施設の主も、これまでに封印した死書達も全員が登場し、まさに最終巻といったオールスター展開。これは盛り上がる。

イツキよりもカナとシンが良い味を出してるワナ。シンがどんどんイケメンに成長しとる……。

最後は、もっとしっとりしたオチかと思っていたら、まさかの二股エンドだったでござるの巻。
予想外に幸せなオチで正直驚きました。

総評

ってなわけで、この世に存在しない書物、死書を封印する異能アクション、電撃文庫『死想図書館のリヴル・ブランシェ』全5巻でした。足掛け1年11ヶ月か。

何だかんだ言いながら、ずるずると最終巻まで買ってしまったわ……。
死の施設って設定は俺好みだったんだけど、すぐに話が暗い方向へ行ってしまうのがなぁ。

それとメインキャラより脇役が良い味出していた件。カナかシンを主人公にして1本書いても良いのよ。
いや、脇役だからこそ光るものがあるのかもしれんが。

次は2012年5月に新シリーズ『デュアル・イレイザー』、9月に2巻、12月に新シリーズ『シスターサキュバスは懺悔しない』、2013年4月に『デュアル・イレイザー』3巻、6月に『サキュバス』2巻です。

燃:A- 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
死想図書館のリヴル・ブランシェⅣ(2011/10)

アニメ,ガガガ文庫

「何でお前は俺じゃなくて僕なんだ?」

紫音さんの髪をブラッシングとか、部室で2人きりでイチャイチャとか、キョロ、うらやまけしからん。

バレンタインデーでは誰かからチョコを貰えないかと期待するキョロに、森さんがチョコをくれる。
しかも、くるっと回って微笑んでくれるとか、あー、これはあかんやつやわー。3秒きらいで勘違いするわー。
どうでも良いが、人ん家のメイドをまわすとか凄い意味深だな(ゲス顔)

EDはキララバージョンに。え、妙にクオリティ高いな!ただ、歌うと誰や判らんw

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第4話「放課後文化祭パーティー」
第6話「妹が4人いる!?」

電撃文庫

彼女の運命ゲーム系 (電撃文庫)
著:相原 あきら イラスト:IsII

これまで生きてきて、下品なことは何一つやっておりません。
だから、おならもしません。
あれは天使のフルートです。
であるならば、もちろんうんこもしません。
ファンタジーをします。
今朝のファンタジーは天使のフルート高らかに、なんだかすごくファイナルファンタジーでした。

電撃文庫2010年12月の新刊。約2年6ヶ月の積み。『赤の9番【隷従】』からは11ヶ月振り。
相原さんって、電撃小説大賞出身なのかな?賞は獲ってない筈だけど……。

イラストはスーパーダッシュ文庫『白翼のリンケージ』、スニーカー文庫『竜魔杖のコンダクター』等の挿絵を描いてるIsIIさん。

主人公、和水(なごみ)の携帯に、いつの間にかインストールされていた『ライフ・マニュピレーター』。
それはサイコロを振ってポケットと呼ばれる駒を進めていく、現実世界を舞台にしたゲームだった。
これをきっかけに、幼い頃に疎遠になった幼馴染みと再び仲良くできると考えた和水はゲームに参加して……というお話。

電撃が好きなイメージのある現実世界を舞台に展開するゲーム小説的なアレ。いや、土橋さんが好きなだけかもしれんが。

運命はゲームに左右されたりなんかしない!自分達の手で切り開くものだ!(キリッ
みたいなオチなんだけど、( ´_ゝ`)フーン
なんだろう、もっとルールをかいくぐって危機的状況を突破するみたいな展開には出来なかったのだろうか……。

中途半端に異能力バトルっぽくして、どっちつかずになってるよなぁ。歩美以外にもポケットが現れて、バトル展開かと思えば、そのときだけだったしな……。

次は2011年11月に『イヤになるほどヒミコなヤンキー』、2012年4月に2巻、2013年6月に『漆黒のエインヘリアル』。刊行ペース遅過ぎだろ……。

燃:C 萌:B 笑:B- 総:B

電撃文庫

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 (2) (電撃文庫)
著:藤まる イラスト:H2SO4

涙を拭えない。だから何だ。
それでもハンカチを用意することはできる。
俺の代わりに、拭ってくれる人にハンカチを預けることだってできる。
明日、雨が降るのなら今日の俺が傘を用意すればいい。
明日、キミが走るのなら今日の俺が準備運動をすればいい。
陰のヒーロー。報われないヒーロー。結構じゃねぇか。最高だ。俺にぴったりじゃねぇか。

ずっと妹ちゃんのターン!!

そう思っていた時期が俺にもありました<何なんだ
2013年6月の新刊。約2日の積み。4ヶ月振りの新刊。
帯には同レーベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の桐乃からの推薦文が。

さて、相変わらず奇妙な二心同体生活を続ける秋月と光。ある日、光が妹の雪瑚に彼氏が出来たと報告してくる。同じ頃、光が表に出ている時間が減ってきていることが明らかになって……という導入。
雪瑚の話で1冊引っ張るのかと思いきや、全然そんなことなかったんだぜ。今回は、どちらかというと、連作短編集の傾向が強めか。

新ヒロイン、ドSな後輩、美紗貴(みさき)が登場。もうドSな後輩とかいう時点で、俺の益荒男ゲージが急上昇と言わざるを得ない。
もっと出番あっても良いのよ。中盤しか出番なかったしな……。

で、今回も面白切ない展開です。普段、おちゃらけてるくせに、たまにド直球を放ってくる光はずるいよね。
何が何でも光を救おうとする秋月さんかっけー。

光のお母さんとの問題も一段落し、めでたしめでたしかと思いきや、全ての事態の超本人が姿を現し、事態は風雲急を告げる……!
どうも次で終わりそうだな。

どうでも良いが、「おもんぱかぱか」ってフレーズ可愛いな。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。(2013/02)
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 <3>(2013/10)

アニメ

「俺ハ奴等ヲ殺スタメニ生キテイル」

海中で発見したヒディアーズを即殲滅したレドだったが、それによって船団の人々の怒りを買ってしまう。
ヒディアーズは地球の人々の間では、クジライカと呼ばれており、ある種、神聖視されいたのだ。

こちらから刺激しなければ襲われることはないと主張するリジット達と、文明が発展すれば、いずれ殲滅戦になると主張するレドが相容れる筈も無く。
そんな中、クジライカの群れが普段は上がって来ることのない深度まで上昇してきて、緊張感がクライマックス。

スパナが落ちるシーンとか大虐殺の始まりかと思ってハラハラしたわw
何とか、群れをやり過ごした船団だったが、突如、船団長の具合が悪くなって……。

燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A+

エピソードリンク
第6話「謝肉祭」
第8話「離別」

ヒーロー文庫

ナイツ&マジック 1 (ヒーロー文庫)
著:天酒之瓢(あまざけの・ひさご) イラスト:黒銀(へいいん)

「そうです、そうじゃないですか、そもそも国に支給されるような機体ではあまり派手に改造もできないではないですか!どうしてこんな単純なことに気がつかなかったのでしょう。カスタマイズはメカの華、どのみち全身くまなく改造するにはそれ相応の知識が必要です……迂闊でした」

ヒーロー文庫2013年1月刊行物。約3ヶ月の積み。
イラストは黒銀さんは、近年色んなところで挿絵描いてるよな。どれもパッとしない感じだが。

さて、本作は自作小説をうp出来るサイト「小説家になろう」で連載中の作品を大幅加筆修正の上、文庫化したもの。
そもそもレーベル自体が、このサイトの掲載作品を文庫化するためのものっぽい。滑り出しは好調のようですが。

ファンタジーロボットもので評価も高そうだったので興味はあったんだけど、いやいやロボットものってだけで買ってたらキリが無いなと自重してました。
でも、元バイト先に何故か置いてあったから「仕方ないなぁ、のび太君は」という気持ちで買いました。

さて、主人公、倉田翼はプラモ制作が趣味とするメカヲタクの社会人。ある日、事故で死亡した彼は気付くと、巨大ロボット幻晶騎士(シルエットナイト)が存在するファンタジー異世界で女顔の美少年エルネスティとして転生していた。
幻晶騎士に一目惚れしたエルは機操士(ナイトランナー)を目指して邁進するのだった……というお話。

文庫化を前提とした構成ではないので、幼年期から始まり、今回のラストで12歳にまで成長するという展開となっている。
1冊の間に何年も時間が経過するのは非常に珍しい構成。

基本的には、エルがロボットに乗りたい一心で、ひたむきに努力するストーリー。幻晶騎士絡みでは暴走するものの、筋は通しているので、俺TUEEEEEEEEEEEEEEEEなぐう聖状態。
夢に向かって着実に進んでいくエルが眩しいですね。

設定は割と細々しており、周りを固めて巨大人型ロボットの存在に説得力を持たせようとしている。
どうせなら巻頭なり巻末なりに幻晶騎士の設定資料集的なものを付けておけば良かったと思うのだが。

あれ、何で後書き無いの?
ってな具合で、潔く売れ線から真逆の方向へ逆走する『ナイツ&マジック』でした。加筆修正をしているからか、まだwebでも読めるみたいですね。
ちらっと見たけど、ストーリーはともかく文章は相当修正してるみたいだな。

相当ストックがあるのかと思ったけど、どうも文庫5冊分くらいしかないみたい。追いついたら、どうするんだろう。
次は2013年5月に2巻。

燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ナイツ&マジック <2>(2013/05)

アニメリンク
ナイツ&マジック 第1章「Robots&Fantasy」

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アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「レベル6の闇は暗く深い」

サブタイは「AIMストーカー」と読みます。
さて、フレンダを追い詰めたものの、彼女の仲間、むぎのんと滝壺が現れたことで一気に不利な状況に。

レベル5同士の激突は物凄く派手な絵面で。原子崩しSUGEEEEEEEEEEEEEEEE!!
能力を駆使した美琴のトリッキーな機動も見もの。にしても、彼女はどこであの芸当をマスターしたのであろうか……。

滝壺は今後、本編の方で重要キャラに昇格するわけだけど、果たしてアニメで、そこまでやれるかなぁ。

ちらっと打ち止めの出番がありましたね。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

エピソードリンク
#8「Item」
#10「原子崩し」

コミカライズ,メディアワークス文庫

ビブリア古書堂の事件手帖(2) (ビブリア古書堂の事件手帖 (2))
原作:三上 延 漫画:交田 稜 キャラクター原案:越島 はぐ

(━━ただ、彼女に悪気はないのは分かっているが)
(人を思い通りに動かしたと言えなくもない)

2013年6月の新刊。
相変わらず、表紙の吸引力の無さよ。
さて、今回は『落穂拾ひ』後半戦、『論理学入門』、『晩年』突入となっている。
今巻もまた、栞子さんが弾け飛びそうなほど可愛くてなぁ。ドラマ版の関係者は正座しながら、これを読むべきだよね。

『論理学入門』編では、しれっと「なかよしの家」が登場している。今後への振りなんだろうけど、そこまでやれるんだろうか。
それに、このエピソードがドラマで改変されているとか、今更気付いたわ。何故、改変する必要があったのか……。

ドラマは終わったけど、コミカライズは暫く続けるつもりなのかな。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ビブリア古書堂の事件手帖 <1>(交田版)(2012/12)
ビブリア古書堂の事件手帖 <3>(交田版)(2014/01)

漫画

ONE PIECE 70 (ジャンプコミックス)
作:尾田 栄一郎

70巻、始まるホーン!!!

何かワロタ
2013年6月の新刊。
パンクハザード編、いよいよクライマックス。大体コミックスで言うと、4、5冊分くらいか。

ローとの同盟で、カイドウを狙うことになったルフィ達。ひとまず彼と繋がりの深いドフラミンゴを七武海の座から引きずり下ろすことに。
現状、七武海のメンバーは6人公開されてたけど、後1人って確定してたっけ?黒ひげは外れたんだっけ。

で、七武海を降りたドフラミンゴだけど、まだまだ色々と手は持っていそうでなぁ。その内の1つがメラメラの実
前から悪魔の実の能力者は1種につき1人。能力者が死ねば、新しく実が生まれるとは聞いていたけど、実際にそういう展開になるのは初めてだよな。

これを食うとしたら、ルフィ若しくは相当重要な人物となると思われるが、果たして……?
湯上りロビンが思いの外、色っぽかったという衝撃。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
ONE PIECE 巻六十九 〝SAD〟(2013/03)
ONE PIECE 巻七十一 〝曲者達のコロシアム〟(2013/08)