角川スニーカー文庫

妄想少女2 どうぞ私を召し上がれ(ハートマーク) (角川スニーカー文庫)

著:東 亮太 イラスト:ちこたむ

うん、なぜだろう。巫女さんにお金を要求されるとドキドキする。
よく分からないトキメキを抱きながら、言われるままに百円玉を二枚出す。そして数字の書かれた棒を一本引き、対応するくじを手渡してもらった。なんかもう、こういうプレイなんじゃないのか、これは。

どういうことやねん。
約一週間の積み。四ヶ月振りの新刊。表紙は紗衣のライバル月代。帯を外して、よく見ると、しまぱんが見えます。でも、この人、全く萌えキャラじゃないよなぁ。

今回も萌えキャラ一人ずつに焦点を当てた連作短編集。販促用に書き下ろされたらしいショートショートも収録。
ザスニの方では短期集中連載をやっているらしく、ある程度軌道に乗ってきたのか、ちょっと続きものくさい要素が入ってきました。

しかし、一巻目は新鮮さがあって面白く感じたというのもあるのか、勢いが衰えた気がします。というか、そもそもこれってラブコメなのか?萌えコメというなら納得出来るんだが。
最後の花火のシーンも何だか取ってつけたような感があるしなぁ。そんなところで、ハートフルラブコメっぽく見開き挿絵突っ込むくらいだったら、普通に萌えイラスト入れときゃ良かったのに。
もっと!もっとLOVEに寄せるんだ!

あと妹、佐和の言動がいちいち酷いと思います。
次は来年の四月五月くらいだそうで。内容いかんによっては切る可能性もあります。

燃:C 萌:A 笑:B 総:B+

アニメ,漫画

「マスター、どうして笑ってるんですか」

サブタイトルの「初体験」は「0シレイ」と読みます。ということで、イカロス、はじめてのおつかい編。
いつの間にか私服を着ているイカロス。そはらが用意したのかな。

守形(すがた)先輩と会長がどうにも意味深な発言をなさいますが、伏線なんだろうか。
つーか、前回がアレでナニな内容だったので、普通のハートフルラブコメっぽいことをされても、何だかなぁという印象。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B+

そらのおとしもの 1 (角川コミックス・エース 126-6)
そらのおとしもの 1 (角川コミックス・エース 126-6)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「お姉様にこんな姿を見せるわけにはいきませんわ」
「大丈夫ですよ、誰も見たくありませんから」

加速する『幻想御手』編。友人達と一緒に『幻想御手』を使ってしまった佐天さん。まず友人が倒れ、続いて佐天さんも初春との電話を最後に意識不明になってしまう。
二人の電話越しの会話だけで、何だか涙腺にクる俺の心が弱過ぎるぜ……。

佐天さんが倒れたことを聞き、美琴は益々事件に関わる気持ちを強くする。
そんな中、冥土返し登場。原作でははっきりと顔が出ないように描かれていたけど、こっちでは普通に映ってました。

そして、いよいよ木山先生がその本性を現します。

ところで、固法さんがエロいです。彼女メインで一本くらいエピソードやってくれんかな。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

とある科学の超電磁砲 2―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 2―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)

スーパーダッシュ文庫

迷い猫オーバーラン!〈7〉拾ったらいいじゃないですか! (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:松 智洋 イラスト:ぺこ

「いいことに気がついた、文乃」
「な、なんで、あたしが巧に褒められなきゃいけないのよっ。調子に乗ってたら背骨から脊髄を引き抜くわよ!」

怖ぇぇえええぇぇええぇええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
今回も家康の台詞は候補には上ったものの……。まさかの『りぜるまいん』ネタとか面白かったんだが。

約一週間半の積み。三ヶ月振りの新刊。帯にはアニメ化決定の告知と共に、「ジャンプSQ.漫画化決定!」って書いてあるんだけど、何だかジャンプSQが漫画化するみたいな書き方だな。
第二部突入ということで、表紙は新キャラ、十和野心(とわの・こころ)。ツインテキャラなんだけど、モノクロ絵になると、ぱっと見で文乃と見分けがつかないw

今回は梅ノ森学園全体を巻き込んでの新入生歓迎部活紹介の巻。我等が迷い猫同好会にも新しいメンバーが。心と爽やかイケメン柴田仁である。
これ以上、女の子ばっかり増えてもアレだし、柴田の加入は歓迎したいところではあるが、イラストが一枚も無いので恐ろしく存在感が無いw

いつも通り綺麗事全開な結末です。別にいじめっこは単に悪い奴って終りで良いと思うけどなぁ。ここまで善人ばっかりだと世界はそんなに優しくないやい!と捻くれたくなってくる。
そして案の定フラグが立つという。もうええやろ!このままだと気付いたら叶絵のフラグも立ってそうだぜ……。
叶絵と言えば、どんどんハイテンションになってきて『とらドラ!』のみのりん化していく……。

いつも通りと言えば、乙女姉さんがふらりと人助けに行ってしまうのもいつも通り。彼女に救われた人々の後日談がちょっとだけ語られるシーンがハートフルで困る。
何だかシリーズが長期化したら、乙女姉さんもヒロインの一角に上り詰めそうだなぁ。何という逆光源氏w

これで次巻以降確実に表紙に登場するであろうキャラは居なくなったか。今回は生徒会書記の武襲大厳寺龍子(ぶしゅうだいげんじ・りゅうこ)が登場し、一応候補は居るか。あと、千世のメイドさん三人も可能性はあるな。
若しくは珠緒先輩が出て来るか。大吾郎と破局の危機!?みたいなエピソードをやったら、何とかなりそうな気がする。
何にせよ、キャラの重複さえしなけりゃ良いんですよ。

八巻は番外編風味のあっと驚くストーリーになるかもしれないとか。「あっと驚く」ってまた無茶振りを……。家康が主人公なんですね、分かります。
また、松さん自ら、コミカライズは原作を書き下ろし、アニメの方はシリーズ構成を担当するそうな。
コミカライズは確かに、作画が矢吹さんなら長編やってるよりお色気重視の短編エピソードの方が映えるだろうな。
アニメの方も情報が出て来てるんですが、四月放映開始なのに監督調整中というのが不安過ぎる……。制作はAICだっけ。
キャストは一方通行と佐天さんとインデックスが絡むようです。
まぁ、『戦う司書』の後番だろうな。

最後に今月発売予定の松さんの新シリーズ『パパの言うことをききなさい!』の宣伝が。折り込みチラシには三姉妹としか書いてなかったが、年齢が上から十四歳、十歳、三歳……だと……?ゴクリ

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

とらドラ!1
とらドラ!1

アニメ

「みんな一緒なら━━絶対に負けない!!」

不幸のゲージを破壊する決意をするプリキュア達。だが、ノーザの幻惑攻撃によって、強烈な不幸を味わったり、仲間同士で戦う羽目に。
彼女達の危機を感じたシフォンは無理矢理館へと突入。まさかのシフォン&タルトVSノーザ&ウエスターさんという構図に。
ちょこまかと駆け回ってウエスターさんを翻弄するタルトってのはまだ理解るんだが、シフォンがノーザと渡り合っていて吹いたw
お前が戦えば良いじゃん!

シフォンの力で幻惑から解き放たれたプリキュア。そこでノーザは不幸のゲージそのものをソレワターセ化、館の外へと飛び出させる。
ラッキークローバー・グランドフィナーレで難なく撃破するが、それこそがノーザの狙い。溢れ出した不幸のエネルギーはプリキュアを飲み込むだけでなく、世界中に広がるというのだ。

ここでまたもやシフォンのチート性能が発揮される。シフォンに向けて、四人がそれぞれ必殺技を放つと、何がどうなったのか不幸のエネルギーが消し飛んだ。シフォンがプリキュアの力を増幅させたのか?
ひとまず危機は去ったが、シフォンの中から出た何か光るものがノーザに奪われた。一瞬のことで、プリキュア達は気付かなかったようだが一体あれは……?

不幸のエネルギーが解き放たれたとき、物凄い風が起こった。ベリーの髪なんか凄ぇはためいてたけど、みんなのスカートは微塵もはためかないという。何という鉄壁……!

ところで、41話で単独技でソレワターセが撃破出来るのはおかしいんじゃね?みたいなことを書いたけど、もしかして36話で恒久的にプリキュアの力が底上げされたんだろうか。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

特撮

「何故、私を怒らせるの……!」

アバンでは若菜に求婚する男が登場。尻彦さんが冴子に取り入ったことを知っているから、どうもガイアメモリの売人らしい。
脈が全く無い知るや、男は〈マスカレイド〉のメモリでマスカレイド・ドーパントに変身。姿が変わったのは頭部と手だけで、後は普通の服のまま。モロに予算の無さを感じさせるデザインだな……(´・ω・`)
ただ、こういう形で様々なメモリを出してくれるのは嬉しいな。クレイドール・ドーパントに変身した若菜にさっくり殺されちゃったけど。
このマスカレイドは劇場版で戦闘員的な扱いで登場するんだってさ。

若菜のラジオ番組には骸骨男の噂が届く。ここで仮面ライダースカルのカットが挿入された。着実にビギンズ・ナイトへの伏線を張っていくな。いや、こういう張り方好きだけど。
この時点でスカルが目撃されてるってことは劇場版のエピソードが動き出してるってことか。

その頃、翔太郎とフィリップはと言えば、wktkしながら若菜姫のラジオを聴いていらっしゃいました。どんだけハマっとんねんw
スクラップ帳まで作っている始末。
だが、そんな彼等の楽しみを邪魔する者が。番組に電話を掛けて謎の人物が若菜に質問をし、その答えに沿った破壊活動を始める。ドーパントが絡んでいると感じた翔太郎は早速出撃。警察の捜査の邪魔をしつつも、犯人の次の出現場所をフィリップに特定させる。

VSバイオレンス・ドーパント第一ラウンド。攻撃力が高いため、サイクロントリガーで遠距離戦を挑むが、見た目に反して動きも早かったため逃走されてしまう。

ガイアメモリを流通させているファミリーの一員なのに、下級ドーパントにちょっかいを出されて若菜のプライドはボロボロ。更に、琉兵衛や冴子にそろそろメモリの流通を担当してはどうかと勧められてしまう。と言うか、若菜は今まで担当してなかったのか。
彼女の反応からすると、芸能活動はしっかりした信念を持ってやってるっぽいな。

フィリップの推理力を知った若菜は探偵事務所を直接訪れて依頼する。フィリップは隠れるが、ドアの隙間から手を握られる。このとき、また3話でも見られたフィリップの幼い頃の家族とのシーンがフラッシュバックする。フィリップが若菜のファンなのには何かしら理由があるのか?

番組のロケでは3,4話『Mに手を出すな』編で登場した和菓子店が再登場。こういう形で過去のゲストキャラを出すのは物語としての積み重ねがはっきりと感じられて面白い。

VSバイオレンス第二ラウンドではヒートメタルを選択。だが、クレイドールが乱入したことで事態を混迷を極める。クレイドールはダブルにも襲いかかってくる。ダブルもクレイドールもバイオレンスもお互いの正体を知らないから、見当違いの戦いをする羽目になってるw
唯一、ダブルはクレイドールがミュージアムの幹部であることだけは判る筈だが、それだけが判っても余計混乱するだけだろうしな。
クレイドールと接触したときにフィリップは既知の感覚を覚えた。クレイドールの正体が若菜というところまで辿り着けるか。

バイオレンスの攻撃をモロに喰らってしまったクレイドール。ニヤニヤしながら戦いを眺めていた尻彦さんも流石に焦る。と言うか、ダブルが目の前に居るのに何もせんのか、この人は。
その場に居合わせながら、若菜を危険な目に遭わせたとかいって、またお仕置きされちゃいそうだw

劇場版の方はCMでのネタバレがパネぇことになっておりますが、ディケイドのファイナルフォームライドでダブルがジョーカージョーカーとサイクロンサイクロンに分裂するそうな。

燃:A+ 萌:B- 笑:B+ 総:A+

特撮

「シンケンイエローとして、殿様達と一緒に頑張る!」

言葉に姉からの手紙が届いた。ドウコクとの遭遇や丈瑠の負傷もあり、周囲に甘えていると感じる言葉。取り敢えずお姉ちゃんの気持ち悪過ぎる関西弁を何とかしてください。

その頃、アクマロは配下のアヤカシ、スナススリを現世に差し向けていた。地獄が見たいと言っていたが、その意味とは一体……?

言葉を庇ってスナススリの攻撃を受けてしまった流之介達は執拗に食べ物を求める餓鬼と化してしまう。
益々落ち込む言葉だったが、爺の説得で復活。それを影で聞いていた丈瑠も覚悟を決め直す。やっぱり殿はこうでなくては。

スナススリ一の目はスーパーシンケンイエローが撃破。
二の目との戦いではサムライハオーから猿折神が分離して、相手を足止め。分離したことにより、合体時の余剰パーツであることがはっきりしてしまいましたが……。
そして必殺技発動のため飛び上がるサムライハオー。あの巨体でジャンプ出来んのかよ!!

燃:B+ 萌:B 笑:B 総:A-

MF文庫J,アニメ

「能登麻美子さんみたいな可愛い声です!」
「癒されますねぇ」
「チッソク可愛いよチッソク!」

サービスシーンで時折挿入される「KEEP OUT」のテープはDVDでは消去されるんだろうか。不自然な湯気よりはマシか。

さて、水琴の帰還から始まる文化祭二日目はミスコンに続いて、メイドのようなもの喫茶編。ゴトゥーザ様のへにゃへにゃボイスがジワジワ効いてきたぜ……!つくづく、アニメ化で得してるな、この作品。

お化け屋敷の中では『ギャラクシーエンジェル』のノーマッドっぽいものが。

で、現れる新たなケンプファー。すぐにナツルは彼女の正体が水琴と気付く。まぁ、OPのの時点で視聴者にもモロバレだしなぁ。
紅音が変身を解くところを初めて見たけど、眼鏡ってああいう風に現れるのね。

戦闘後はチッソクノライヌ初台詞。声の所為なのか動きがあるからなのか、臓物アニマルが普通に可愛く見えるw

次回予告で能登さんに「ちんちん」って言わせた脚本は外道。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A

けんぷファー〈4〉 (MF文庫J)
けんぷファー〈4〉 (MF文庫J)

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「良いわよ、モッカニア。貴方なら、私を殺せるか」

原作三巻『戦う司書と黒蟻の迷宮』編に突入。神溺教団のウィンケニーの企みで、ハミュッツと並ぶ最強の武装司書モッカニアが反乱を起こす。
大量の蟻が押し寄せて、どうにもならず武装司書達が逃走するシーンのゾクゾク感は異常。蟻、デカっ!

モッカニアには物量作戦が意味を持たないため、時間停止能力を持つイレイアおばちゃんが単身出撃。おばちゃんの暴れっぷり半端ねぇw
彼女の活躍でモッカニアの時間が止まっている間に、武装司書フィーキーがモッカニアの母親レナスを名乗る女性に接近するが、思ったよりも早く時間停止は解けて、フィーキーはさくっと殺されるのでした。正直、これまで視ていて、こんな奴原作に居たっけなぁと思ってたんだけど、死ぬ直前に思い出しましたw

そしてシュラムッフェンを手にしたハミュッツが動き出すってところで続く。

燃:A 萌:A- 笑:C+ 総:A+

戦う司書と黒蟻の迷宮 (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と黒蟻の迷宮 (集英社スーパーダッシュ文庫)

角川スニーカー文庫

ふるこんたくと! (3)想いを閉ざすアツい壁 (角川スニーカー文庫)

著:あすか 正太 イラスト:uni8

「自分に正直になるのって、気持ちいい~~っ!」

約一週間の積み。半年振りの新刊。表紙は久美恋(くみこ)、静と続いて、今回は可憐。マスコット化している一路が可愛いです。

今回はザスニ掲載短編を一本収録した連作短編集。基本的にどのエピソードも阿呆なこと言いながら乳を揉んでるだけなので、読み終わるまで短編集だと意識することがなかったw

鳴神爆乳六歌仙とか、頭おかしい設定が出るわ出るわ。
ただ、俺はシャイニング感謝が好きだったらしく、あれがあまり出て来ないとテンションが上がらないようです。

どうでもいいが、メインヒロインの久美恋よりも敵側のアリカの方が可愛いな。

ラストでは次巻への引きが描かれているが、この作品でそんなんやられても四巻が出る頃にはきっと忘れてますw

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
ふるこんたくと! ②だから、ふたりにプロポーズ(2009/06)
ふるこんたくと! ④胸さわぐ愛のオーラ(2010/09)