GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ アドレイション・ブラック (GA文庫)

著:大迫 純一 イラスト:BUNBUN

「すまん……」
「どうして?あたし、言ったでしょ?」
「あたしのマナガだ、って」
「マナガの全部が、あたしのものだ」
「だから、いっしょに歩こう」
「これからは、ちゃんと、いっしょに歩こう」

約1日の積み。通算42冊目。シリーズ第11弾。『黒』は4ヵ月振り、大迫さんの『ポリフォニカ』としては連続刊行。
『リプレイ』2巻『貴方と繋がるハーモニー』と同時発売。『クリムゾンS』4巻は延期したので、3回目の3冊同時発売は消えました。

マティアとマナガの過去を語ろう編中巻に当たる今回はマナガの言う「罪」というやつが見え始める。しかし中巻なだけあって、焦らしプレイです。推測出来る程度の情報に関しては大分開示されたけど……。

マティアの異変は進み、遂にはマナガと同じように黒い涙を流すようになった。マナガと存在が同化しつつあるんだろうか。
また、どうやらマナガの今の姿はマティアの父親の姿らしい。

一方、シェリカは専門課程への進級試験を控えて悩んでいた。そんな彼女にアドバイスを与えるフォロンとコーティ。2人が『黒』に出て来るのって初めてじゃね?ユフィンリーは出て来たことあるけど。
2人とも口絵に登場しています。
つーかフォロンが臨時講師としてトルバス神曲学院に居る時代ってことは『エイフォニック・ソングバード』組や『リプレイ』組が出て来ても良いと思うんだ。

最後の挿絵を見て、百合っぽいと思ったのは俺だけで良い。とか阿呆なことを行ってたら、マティアとシェリカの別れが近づいているんだとか。

次巻はいよいよ下巻、物凄いネタバレがあることを期待します。キーパーソンはシェリカ。またか!!

次は『リプレイ』2巻『貴方と繋がるハーモニー』。

燃:A 萌:A- 笑:C+ 総:A

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「君は戦う理由を他者に預け過ぎたんだよ」

 

原作六巻『レッド・ノクターン』編突入。ぼちぼちリーリンの出番が増えてくる筈。リーリン可愛いよリーリン。

そんな彼女は廃貴族ガンドウェリアに憑依され、学園都市にやって来たニーナと出会うことに。

 

 このマイアスでの物語は原作でも未だによく理解らない状態なわけだが、果たしてアニメではある程度のまとまりを期待出来るのだろうか。

 

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

レッド・ノクターン―鋼殻のレギオス〈6〉 (富士見ファンタジア文庫)

特撮

仮面ライダーアギト VOL.10 [DVD]

「氷川さんはアギトを美化し過ぎですって!普通の奴ですよ、普通の!!

 

 激突するアギトとアナザーアギト。その力は互角だったが、またもやアナザーアギトの右腕が痛み出し、何とか逃走に成功。

 

 その後、G3-Xがリザードロード・ステリオ・シニストラを撃破。今更だけど、Gトレーラーって誰が運転してるの?尾室かと思ったけど、確か走行中にG3のオペレートしてた気がするんだよなぁ。

いやしかし、焼き肉屋で何か発言する度に肉を与えられて黙らされる尾室に吹いた。

 

 涼の怪我は治るどころか悪化する一方だった。そこへ沢木が現れ、覚醒しつつある真島のアギトとしての力を涼に移すことで彼を助けてくれる。その代償として、真島はもうアギトになれなくなった。

 力が移されるときに光輝く少年が現れた。これって謎の青年の少年のときの姿と同じか?

 

 そしてアナザーアギトの襲撃再び。アギトが駆け付け、ストームフォームで応戦するが、苦戦。何でバーニングフォームを使わないんだとか、第一ラウンドと全然戦力差が違うとか言っちゃ駄目なんだろうな。

 ダメージを受けて変身解除し、ようやく氷川はアギトの正体を知ることになる。

 

 そして目覚めるエクシードギルス。咆哮が響く。ってところで続く。

 

燃:A+ 萌:B 笑:B+ 総:A

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 3 限定版 [DVD]

「フロイト先生も爆笑だっぜ!」

 

 OPカットで、いよいよ『憂鬱』編クライマックス。取り敢えず前半のキョンと朝比奈さんのにゃんにゃんが大変羨ましい件。朝比奈さん可愛いよ朝比奈さん。

 

 そしてハルヒと共に取り残された閉鎖空間で、キョンは元の世界への回帰を願う。神人が複数現れてからのキョンのナレーションの盛り上げっぷりが凄い。

 

 ということで、時系列順なら次回は何だ?『涼宮ハルヒの退屈』か?このタイミングで『笹の葉ラプソディ』って噂もあるけど、普通に時系列順再放送に一票。

 

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

角川スニーカー文庫

ミスマルカ興国物語 II (角川スニーカー文庫)

著:林 トモアキ イラスト:ともぞ

「やあみんな、待たせたな!私の名前はゼンラーマン!この惑星(ほし)に真の自由を伝えるため、ゼンラー星からやってきた自由の騎士だ!!」
「ひっ……」
そう。たった今まで沙耶香がマヒロだと思っていた少年はしかし!今やマヒロ王子を超越せし者、自由の騎士(フリーダム・ナイト)、ゼンラーマンだったのだ!!
「ひぃいっ……!」
「ゼンラ~マ~ン♪夏も冬もなく~♪マッパで駆け抜ける~♪風邪を引くなよ人は言う~♪全っ(Z)!然っ(Z)!平気さっ!!ゼンラ~マ~ン♪とうっ!!」
ゼンラーマンは跳躍、そして少女の眼前に降り立った。

そこに!

モザイクなどあろうはずもない━━ッ!!

あれが噂のゼンラーマンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
約一年二週間の積み。この巻から林さんの作品は初版を押さえてます。って、一年も積んでたのかこれ……。
一巻を読んだときに次を読むのはいつになることやらって書いたけど、予想外に早く読めました。一ヶ月も経ってないじゃん。

表紙は新キャラ、グランマーセナル帝国の第二皇女ユリカと帝国将軍長谷部沙耶香。取り敢えずユリカの身体の線が浮き出る衣装がエロいです。
地図は前回より、やや記載されている範囲が広がったが、極東がモロに日本の形をしていて吹いた。ミスマルカの西には神殿教団あるしな。その神殿教団の布教するマリア教の「マリア」って聖四天マリアクレセルの「マリア」か?

長谷部家には初代聖魔王と共に戦った勇者を輩出したこともあるそうな。これは翔希のことだよな?
また、人魔平等を謳ったスズラン条約や文献の中に歴史上の人物の名前が出ていることから、やはり未来の出来事で、特に世界を移動したというわけではないようだ。
つーか極東には東京あるらしいですよ

今回はマヒロは単身、帝国に乗り込み、ゼンラーマンやらの何やかんやでユリカと接触し、大陸統一へと一歩近づいた印象。だが、それと同時に自分の力の及ばなさを思い知りもする。
最終的には大陸をまとめ上げて、魔王を倒すことになるのかな?

そういうわけで二巻でした。冷静に思い返したら、サービスシーン全く無かったw
ゼンラーマンがサービスですね、分かります。後書きで、いきなりメディアミックスの道を閉ざしたって言ってるけど、コミカライズ決まったなw
これはもうアニメでゼンラーマンをやるしか!加えて、挿入歌も作ってもらうしか!

燃:A- 萌:B+ 笑:A+ 総:A+

アニメ,電撃文庫

「大丈夫です、夏目君。私、保健委員ですから!」

 

 冒頭ではヅカ王子がカーバイドっぽいものを倒し終わったようなシーンが。それに続いて、GDマロ眉こと千代原はる奈と里見、先行登場キトゥアアアアアアアアアアッ!!

 

 記憶を取り戻した朱浬さんはスタビライザを持って逃げようとするが、鳴桜邸をヅカ王子が襲撃。タクシーで逃走しようとするが、ヅカ王子は《白銀》の能力を駆使して、追いかけて来る。

 空間跳訳は出来るわ、あらゆる攻撃を吸い込めるわと《白銀》チート過ぎるw

 でも「《白銀》、抜刀」が格好良いから困る。

 

 潮泉邸を訪れた智春は律都さんに薬を作ってもらう。奏っちゃんに座薬入れてもらうとかどんなプレイだよw

 

 復活した《黑鐵》VS《白銀》。激突の瞬間、智春は一巡目の世界の記憶を垣間見たようだが……。

 

 で、《黑鐵》が取り込んじゃったスタビライザ。原作では普通に《黑鐵》が口を開けて飲み込んでいたと思うが、アニメでは首の部分からケーブルが飛び出て来てスタビライザをキャッチしていた。まぁ、あのマッシヴになったデザインでぱっくんちょだと間抜けだよなぁ。

 スタビライザの効果で操緒は濃くなり、一般人にも視認出来るようになりました。操緒可愛いよ操緒。出番少ないけど。

 

 操緒が智春のクラスメートに紹介されるシーンでちょろっと柱谷教諭が登場していた。良かったね、存在ごとカットされてなくて。もしかして一話とかにもちゃんと見れば出ているのだろうか。

 

 樋口情報で、朱浬さんが双子であることを知った智春だが、原作でも知ってるんだっけ?

 

 次回はアニアたんクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!って思ってたら、朱浬さんとヅカ王子の過去話か?

 

 エンドカードの用語紹介は「安定装置(スタビライザ)」。

 

 ところで、番宣初めて見たけど、格好良くて物凄いテンション上がりました。

 

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S

アスラクライン〈3〉 (電撃文庫)

特撮

仮面ライダーアギト VOL.10 [DVD]

「良かった。貴方がアギトで」

 

 危うく木野にブッコロされそうになった涼だったが、直前、木野の右腕が痛み出し、その隙を狙って逃走に成功。

 木野の右腕が痛むのは木野自身が心の何処かで今の自分を疑問に思っていたりするからなんだろうか。

 

 氷川は木野に心酔するが、小沢さんはこれまでG3と共に戦ってきたアギトはあくまでも別人説を主張する。

 

 北條は翔一を連行、彼のマイペースに巻き込まれながらも翔一がアギトであると認めさせる。

更に逆行催眠で彼がかつてあかつき号に乗っていたという事実を知ることに。

 そんな彼は小沢さんのかまかけにさくっと引っ掛かり、アギトの正体をバラしてしまう。

 

 一方、木野は沢木と接触。沢木はアギトが為すべきことを木野に説くが、聞いてもらえない。

 

 氷川はリザードロード・ステリオ・シニストラに襲われる真島を助けるが、そこへアナザーアギトが現れ、シニストラと激突。

 

 そこへ今度は小沢さんに連れられた翔一がやって来て、続く。小沢さん、ファインプレー過ぎる。

 

燃:A+ 萌:B 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

放っておけない一匹狼(ローン・ウルフ)? (富士見ファンタジア文庫―フルメタル・パニック!)

著:賀東 招二  イラスト:四季童子

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  短編集第一巻。うわぁ、ストレートに面白いな、これ。


  まず、目次で特別書き下ろしに、そうであると注釈が付いていてビックリした。どこで書き下ろしをアピールしとんねん。店頭で目次を見た連載版既読者に買わせるため?

 

『南から来た男』

  記念すべき連載第一回。時系列では長編の方が先だが、世に出たのは、こちらが先なんだとか。林水会長も、この時点で既に登場している。

 

『愛憎のプロパガンダ』

  アニメ『無印』8話前半。後述する『恋人はスペシャリスト』とセットで8話が構成されていることが判る。一話分の尺に収めるためなのか、林水会長の出番はカット。そもそも『無印』で出て来たっけ?

 

『鋼鉄のサマー・イリュージョン』

  連載三回目にして、いきなり学校を飛び出して、夏の海で水着回。何というテコ入れw

  いや、ほんとにテコ入れだったのかどうかは判らんが。

  かなめの空回りっぷりに萌え。

 

『恋人はスペシャリスト』

  前述した『愛憎のプロパガンダ』とセット。何だかんだで、オチは毎回しんみりしている。気がする。

  全体的に、テレビで言っちゃマズい表現と宗助の軍事オタトークが一部削除されている模様。

 

『芸術のハンバーガーヒル』

  この辺りから、ドラマガお得意の極端展開が顕著になってくる。ツッコミ役のかなめが一緒になって暴走してどうするよ。

 

『シンデレラ・パニック!』

  特別書き下ろし。ただの書き下ろしじゃなくて、特別書き下ろし。何が違うのかは知らん。要するに『フルメタ』キャラで『シンデレラ』。

  文庫二冊目でやるようなネタか?という気がする。面白かったけど。

 

  そういうわけで、短編集一冊目でした。後書きでも賀東さんのギャグセンスは発揮されています。十年前にハニワ原人って言って誰が判るんだw

  『鋼鉄ジーグ』が知名度上げたのって、『スパロボ』参戦したからだよね?

燃:C  萌:B  笑:A  総:A

フルメタル・パニック! [Blu-ray] (初回限定生産)

角川ビーンズ文庫

数多のおそれをぬぐい去れ―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫)

著:結城 光流  イラスト:あさぎ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  通算二十一巻、第五章玉依編一巻。この段階では玉依が何を指すのかは今のところ不明。


  さて、都に帰ってきた昌浩達だが、都では不穏な雨が降り続いていた。内裏に現れる十二神将に似た出で立ちをした女、暗躍する新キャラ、脩子に迫る魔の手。『風音』編で結構可哀相な目に遭った脩子がここにきて、また可哀相なことに。そこへ風音キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!その風音を追って、守護妖の嵬もキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!まさか出雲から飛んできたのか……?

  つーか、脩子に危機が迫るということは、章子もすんげぇ危険なんじゃね?

  そして後書きによると、比古、たゆら、汐姫、巽二郎は再登場するっぽいな。前二人はどうでも良いが、後ろ二人は確かに出て来てほしいな。

  更に冥府の官吏も、ちょいちょい出番があるんだとか。


  ところで、昌浩に気遣われて恐縮する車之輔萌え。それと、やっぱり青龍と天后にたっぷりしぼられて、しょげかえる太陰可愛いよ太陰。

  うお、今回ランク高いな。

燃:A  萌:A  笑:A  総:A

角川スニーカー文庫

繰り世界のエトランジェ〈第2幕〉偽りのガジェット (角川スニーカー文庫)

著:赤月   イラスト:武藤 此史  キャラクター原案:甘福
あまね

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  あれ、何か甘福さんの絵変わった?と思ったら、絵師自体が変わってるー!?『オオカミは懐かない!?』や『きゅーきゅーキュート!』の武藤さんですよ。甘福さんに一体何があったんだ……。


  さて、一巻の鬼のような引きの所為で、買う羽目になった二巻です。表紙は新キャラ、闇宮礫。保護者的ポジションで、語尾に「であります」と付く。え、それ何てヴィルヘルミナ?

  つーか表紙の人選おかしくね?順当にいけば、冥なんじゃ……。

  で、次々と出てくる、いかにもな設定。十三葬家や四種の『極限』、十三体の鬼。ベッタベタですが、まぁ、そういう方が僕は好きですよ。と言うか、前巻より大分理解り易くなった気がする。

  それから冥の性格がえらい変わってる気が……。いや、可愛くなってるから良いんだけど。

  そして、またしてもえげつない引き。あまりの絶望展開に戦慄した。着地点が見えない……。なら最後まで読むしかないじゃないか!

燃:B  萌:B  笑:C  総:B