電撃文庫

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈15〉 (電撃文庫)

著:鎌池 和馬  イラスト:灰村 キヨタカ

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 表紙は一方通行のみで、ほぼ白黒。これまでの『禁書』と大きく異なるデザインとなっている。灰村さん、センス良いなぁ。

  今回は一切上条は登場しません。ずっと一方通行サイドのターン!!土御門が居たから、『⑭』と同時進行ってわけではないのか。って、本編で一方通行だけの話が出来るんやったら、益々『SS』なんて出した意味が理解らん。

  それはともかく、今回は今まで出し惜しみされていたレベル5が新たに二人登場。早くも退場っぽいけど。

  この二人のレベル5だけじゃなくて、他にも新キャラがいっぱい。何という新キャラ祭り。今巻のみのゲストキャラが殆どやと思うけど、明らかに「これから」っていうキャラも割と居るしなぁ。


  ところで、口絵の背景に『超電磁砲』の佐天涙子がこっそり描かれているんですが。こういう細かい遊びは面白いんで、どんどんやってほしい。

燃:A  萌:B  笑:B  総:A

HJ文庫

たま◇なま 生きている、理由(わけ) (HJ文庫 ふ 3-1-3) (HJ文庫)

著:冬樹   イラスト:魚

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さあ、夏だ海だスク水だ!!あれ?

 

  何で由宇がスク水着てないの!?

 

  スク水着てるの、新キャラの愛華だけじゃん!学校の団体で行くんなら、全員スク水着用は義務だと思うんだ(ぇ

  サンオイルの下りは非常にエロくて、大変宜しいのですが、総合的な面白さが一巻から下降の一途を辿っている気がする。

  しかも今回は露骨に四巻以降で活躍するであろうキャラ出してるしな。

  「なま◇くび」は面白かったけど。

燃:C  萌:A  笑:A  総:B

アニメ

 最後の最後が総集編ってどういうことなん?盛り上がりも何もあったもんじゃねぇ。

 

 内容は朋也が汐に自分の高校時代から潮を生まれるまでのことを語って聞かせるという構成。四クール分をまとめたので恐ろしく早回しです。

 

 最後の方では朋也が最終回で時間が巻き戻ったことについて少しだけ語っている。予備知識無かったら何じゃそりゃ!で終わるだろうしなぁ。

 

 EDも普通に流れて、そのまま次回予告が始まりそうな雰囲気でした。

 

総評

 そういうわけで、美少女ゲーム原作『CLANNAD AFTER STORY~』番外編と総集編込みで全二十四回でした。一期と合わせると四十七回。

 

 安定した高クオリティで純粋に楽しむことが出来た。幻想世界の設定が曖昧過ぎたのはどうなんだろう。そういう空気を楽しめばいいのだろうか。

 問題は四クール分視るだけの価値があったのかというところなんだよなぁ。そこまでは引き込まれなかったかなぁ、と。

 また、ゲーム販促アニメとしてはどうかと思う。完成度が高過ぎてゲームをやろうという気になれない。『Chaos ;Head』のアニメなんかは絶妙な微妙さだったけどなぁ。

 

 そして『リトルバスターズ!』は順調にコンシューマーに落ちて来ましたが、年内にはアニメ化が発表されるんではなかろうか。当然制作は京アニで。

 

 後番は『Pandra Hearts』。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア Ver5 つぼみのコロナ2 (角川スニーカー文庫)

著:十文字 青 イラスト:BUNBUN

何でもいいから、レニィさんにぎゅっとしてもらいたいです。きつく、きつく、これ以上ないくらい、身体中の骨がばらばらになってしまうくらい、抱きしめてもらいたいです。それ以外、何も叶わなくてもいいです。それだけでいいです。あとは何もいらないです。

約1ヶ月半週間の積み。5ヵ月振りの新刊。短編集6冊目はレニィとコロナの物語完結編の連作短編集。
表紙にはレニィも登場。コロナのぱんつが見えそうです。
帯には『いつも心に剣を』1巻の宣伝が。

今回は何だかんだでお互いのことを大切に想っているレニィとコロナが最終的に想いを打ち明けるまでを描く。最後のLOVE寄せがクライマックスで困る。

書き下ろしである最終話では本編3巻でSIXにえらい目にあわされた媚婁(メイルー)と呉戒(ウージェ)や昼飯時を抜けて来た人達がゲストで登場。

『Ver』シリーズは京極さんの『百鬼夜行』みたいにもっとマイナーなキャラにスポットを当てても面白いかもしれんな。

次の『Ver』はまたZOOのメンバーのエピソードか?
次は5月だったかに本編。

燃:B 萌:A 笑:C+ 総:A

漫画

ONE PIECE 巻53 (53) (ジャンプコミックス)

作:尾田
栄一郎

 

「東の海にはこんな諺があるという……"恋はいつでも!!ハリケーン"!!!

 

 今回のラストwwwwwwwwww

 

 さて、くまの力によりバラバラになってしまった麦わら海賊団。どうも、くまにはくまで何か思惑があるようで、ルフィ達が飛ばされた場所にも意味があるんだろうか。

 

ルフィが飛ばされたのは女性しか居ない島、藍蘭島女ヶ島アマゾン・リリーだった。いくら女だけの島とは言え、美少女だらけといかないのが『ONE PIECE』クオリティ。美少女でないとか以前に、人間の体型ちゃうやろって人達が毎度のことながら何人か居ます。

 

 ほんの僅かの期間ではあるが、ルフィは装備品が麦わら帽子だけであとは全裸という格好に。変態過ぎるw

 小学生レベルの下ネタラッシュなんだけど、笑ってしまう俺の負け。男は何歳になっても金玉とかで笑ってしまいますね。

 

 アマゾン・リリーの皇帝は王下七武海ボア・ハンコック。これで七武海の名前が出揃ったな。五十三巻目にしてようやくか……。

 

 そしてアマゾン・リリーでは当たり前にある力、覇気要するに「気」的なアレだが、ルフィは類稀なる「覇王色」の覇気を持っているんだとか。パワーアップフラグキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 

燃:A+ 萌:B+ 笑:A 総:A

特撮

「アギトを捕獲することが大事なんです。たとえそれが死体であってもね」

 

 北條が提出したアギト捕獲作戦にはG3の戦力は組み込まれていなかった。この理由として、北條は氷川が個人的にアギトを崇拝しているため使えないと説明。

 また、特殊ガス弾の使用は許可されなかったが、彼自身は使う気満々です。

 この後、氷川と会ったときにも嫌味全開だったが、小沢さんに軽くあしらわれていた。小沢さん面白いな。

 

 尾室が風谷邸から発見されたビデオテープの秘密に気付いた。それに非常に聞き取り難くはあったものの、何かしらの音声が録音されていた。「こっちに来て」と聞こえたが……?

 

 美杉家では太一が熱を出して倒れていた。そこへやってくる家政婦の榊さん。彼女は美杉先生に頼まれて、先生が出張の間、家の事を任されたと言うが、どうにも怪しい。

 榊さんの料理のスキルにいたたまれなくなった真魚は家庭科で初めて作った料理をゴミ箱に捨ててしまう。この辺は次回でちゃんと解決されるんだろうか。

 

 今回のアンノウンはジャッカルロード・スケロス・ファルクス。こいつが一般市民を襲っていた地下通路みたいなところって平成ライダー御用達のロケ地ですよね。『カブト』で剣が初めてスコルピオワームの姿になったのって、ここじゃね?

 

 ファルクスに立ち向かう翔一。変身ポーズが変わった?

 ストームフォームで対抗。よく考えたらベルトから武器を取り出すのって、アンノウンが天使の輪から武器を取り出すのと同じギミックなのか?

 

 その頃、帰宅した榊さんは誰かと電話していた。家政婦というのはやはり嘘で翔一の様子を探るために近付いてきたらしい。電話の相手は三浦が話していた相手と同じか?沢木なんだろうか。

 そこへ涼が訪ねて来たところで続く。やはり彼女の名前もあの手帳に書かれていたのだろうか。

 

燃:A 萌:B 笑:B+ 総:A

 

コミカライズ,電撃文庫

とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)

作画:冬川
基 原作:鎌池 和馬 キャラクターデザイン:灰村
キヨタカ

 

「こんなとこで苦しんでないでとっとと帰んなさい」

 

 レールガンすげー。

 

 九ヵ月振りくらいの新刊か?どうせならもう一月発売を遅くして、帯でアニメ化の告知やれば良かったのに。

 

 さて、『幻想御手』編完結。最後の戦闘はえらいクオリティになっております。やっぱりビジュアル化されると映える作品なんだなぁ。

 アニメは流石に外伝で半年やるとは思えないし、一クールだろうけど、やっぱり『幻想御手』編で終わらせるのかな。

 

『幻想御手』編の後は、日常エピソードと黒子と初春の出会いの物語を収録。

 美琴と黒子の温度差に吹いたw

 

 注目したいのはちょこちょこ本編の脇役が顔を出しているところ。削板軍覇とか一一一とか『アイテム』の女性陣四人とかキャラのチョイスがマニアック過ぎる。

 こういう絡ませ方は上手いと思う。

 

 カバー下には美琴と出会い惹かれていく黒子の日記が。最後の方、病んでるw

 

 というわけで三巻でした。次のエピソードはどうなるんだろう。原作三巻か?

 

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

コミカライズ,創元推理文庫

春期限定いちごタルト事件 後(Gファンタジーコミックス)

原作:米澤
穂信 作画:饅頭屋 餡子

 

 いつか掴むんだ、あの小市民の星を。

 

 二月末に発売でした。小山内さんの狼としての本性が露わになる下巻です。ネットで調べて知ったんだけど、これって不定期連載だったのね。何で不定期だったんだろう。誌面の都合か、米澤さんの都合か、饅頭屋さんの都合か。

 

 狼化した小山内さんは怖いけど、ワイルドな小山内さんもそれはそれで。笑顔で復讐してるところとか怖過ぎる。踏まれたい(ぇ

 

 これで終わるのは惜しいなぁ、原作は続きあるんだし、それもコミカライズしてくれないかなぁって思ってたら、巻末に『夏季限定トロピカルパフェ事件』コミカライズの告知があって、らっき!

「夏の小市民はちょっと大胆」って、どんなキャッチフレーズだよw

 

 はいはい原作読みたくなってきた俺の負け。

 

燃:C 萌:A 笑:C+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

SH@PPLE―しゃっぷる―(5) (富士見ファンタジア文庫)

著:竹岡
葉月 イラスト:よう太

 

「もしかして……SH@PPLEを発動させる気ですか!?

「精神崩壊しますよ!」

 

 口絵の阿呆漫画より抜粋。いつにも増して自由過ぎるw

 

 約二週間の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は雪国?舞姫?表情が色っぽいから舞姫?いや知らんけど。

 表紙にはニーソが登場しているわけだが、何か新鮮だなーと思ったら、この作品ってニーソ要員居ないんだな。空船五中も青美女学院もニーソ標準装備じゃないもんなぁ。

 

 口絵ではガンダムホルスタインにGNドライヴ付いてて吹いた。

 

 今回はドラマガ連載分を収録した短編集。各エピソードの一ページ目に小さく連載時の扉絵を収録すると共に、雪国か舞姫、どちらがメインのエピソードなのかを記述。更に、エピソード後には後日談的SSを書き下ろし。

 連載で既に読んでいる身としてはこういう細かい演出が嬉しいわけですよ。

 

 書き下ろし短編は蜜と蝶間林さんの出会いの物語。百合です。

 

 そういうわけで五巻でした。次は波乱の二学期突入編だそうです。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:B

富士見ファンタジア文庫

幻想譚グリモアリスIII 誓えその名が朽ちるまで (富士見ファンタジア文庫)

著:海冬 レイジ イラスト:松竜

「そうとも」
「君は自由だ。アコニット」


約二週間の積み。五ヵ月振りの新刊。
囚われの身となったアコニットさんを救うべく冥府へと乗り込む誓護。次々と立ちはだかる強敵に苦戦するも、心強い仲間を得て、彼はアコニットさんの元へと向かう。

最早、富士ミス時代のミステリー要素は影も形も無く完全に異能力バトルものです。能力が進化する麗血開花(アーマメント)とかモロやんw
バトルに次ぐバトル。このシリーズでそういうのやられてもなぁ。

今回、アコニットさんは最後まで捕まりっぱなしだし、いのりは攫われたまま出て来ないので、アコニットさんのツンツンも誓護の変態シスコンっぷりも拝めない。この二つが無いと『グリモアリス』が成り立たないじゃないか!

ところで、〈下の口〉が下ネタにしか見えなかったのは俺だけですねそうですね。

燃:B+ 萌:A 笑:C 総:B+