【ラノベ】サキュバスとニート② ～くえないふたり～【２巻／感想／ネタバレ】

著：有象 利路　イラスト：猫屋敷 ぷしお

それはまさに荒らしにして嵐！肉欲の爆弾低気圧!!成人向けゲリラ豪雨!!!

2022年５月の新刊。約２日の積み。半年振りの新刊。
無事、売上が２巻を出せるラインに到達した模様。

総扉で『とある魔術の禁書目録』のパチンコ打ってるの笑うでしょ。
さて、イン子が出て来た魔法陣から新たに飛縁魔の少女、乃艶（のえ）。二十楽家に新しい家族が増えて、日常は益々騒がしく。しかしこの乃艶という妖怪、勿論ただの可愛い女の子ではなくて……。

乃艶は正統派美少女的キャラ造形だね。イン子が流石にヒロインとして規格外過ぎるから、流石にまともっぽいヒロインを出そうってなったんだろうか……。イン子、ほんと１ミリも可愛くないの逆に凄いな……。

後書きでも言及されているが、１巻でやるべきことはやったので今回はギャグ増量で嬉しい限り。ひとつひとつのギャグも勢いを増しているように感じるぜ。薬物（はい）ってるって表現、ほんとすき。

イン子の自分以外の全てがズレているという考え方、メンタル頑強過ぎて見習いたい。やはり暴力は全てを解決する!!
KADOKAWAを必ずサゲないと気が済まんのか？

本格的に登場した茉依の元上司の育子さん。性欲つよつよモンスターっぷりを見せる茉依に対する電話越しのリアクション大好き。稗（ひえ）のくだりめちゃくちゃ笑ったわｗ
まぁ、そういう本人は成人向けゲリラ豪雨なんですけどね。普通こういうポジションのキャラって、大人の色気で主人公をドギマギさせるもんじゃないのかよ……。

ママさん視点でハートフルもしっかり残っていて良いね。息子の天然ジゴロっぷりにヒヤヒヤするのほっこりする。
出番は多くないものの琥太朗が垣間見せる闇怖ぇよｗ

ラストはやっぱりシリアスに舵を切っちゃうんだけど、仲間達の力を結集して強敵に立ち向かったり、水と油過ぎるイン子と育子さんが共闘したりと無駄にアツいのが腹立つｗ
３巻が出るかはこれまた売上次第らしいが、新たに登場した警察官コンビが伏線めいた言動をとっていたのが気になるねぇ。
あ、ババアの出番が少なかったのが残念。もっとパチ屋でブイブイいわせてほしかった。

そうそう、こういうのでいいんだよという仕上がりの２巻でした。このクオリティなら素直に３巻出して！と言えますね。
何で普通の後書きの後に手書きの後書きがあるんだよｗ
5/31には『シコルスキ』の外伝が電子限定で配信されるそうな。うーん、電子限定は好かんのだが、続きが出るなら読むしかねーな……。

燃：Ａ　萌：Ａ　笑：A+　総：A+

シリーズリンク
・サキュバスとニート ～やらないふたり～（2021/11）

著者リンク
・賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 S.ex（2022/05）

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サキュバスとニート(2) ~くえないふたり~ (電撃文庫)