【漫画】断罪の魔術狩り 1巻【感想/ネタバレ】
漫画:梳久耶 マヒル(すくや) 原作:羊 太郎
魔術犯罪者は頭のネジが飛んでいる。そして魔術狩りは頭のネジが壊れている。
2023年7月の新刊。
ファンタジア文庫『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』でお馴染み羊さんが漫画原作にチャレンジ。月間少年マガジンで連載中。単行本が出る段階になって初めて存在に気付いたわ……。
梳久耶さんは初の単行本なのね。
魔術犯罪者と戦う魔術狩りを目指す少女アリス。魔術犯罪者を追う中で彼女が出会ったのはシンという冴えない青年。しかしシンの正体は一切の慈悲無く魔術犯罪者を葬る存在で……。
『ロクアカ』のダーク要素だけを抽出してゴリゴリに煮詰めたような内容だな……。開幕からいきなりグログロのグロでないちゃった。
続いてバラバラ死体を使って冒涜極まりないオブジェの作成である。ほんと辛い……。
世界観が共通というわけではないが、世界の雰囲気がほぼほぼ『ロクアカ』と同じなのでスっと入り込める。
光当たる世界を歩いて来たヒロインと世界の闇を熟知している主人公が出会って物語が始まったり、主人公の過去に女の影があったり、主人公は魔術の才能が乏しい分を経験値でカバーしていたりと他にも『ロクアカ』を思い出す要素が色々と。
作画の安定感が高いのも嬉しいところ。グロ要素だけじゃなく魔術戦の描写もキレッキレでスイスイ読める。
そんな具合で新作漫画でした。これは素直に続きが楽しみですわ。
燃:A 萌:A- 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・断罪の魔術狩り 2巻(2023/10)
著者リンク
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典(ファンタジア文庫、2014/07)
・古き掟の魔法騎士Ⅰ(ファンタジア文庫、2020/12)
・ラストラウンド・アーサーズ クズアーサーと外道マーリン(ファンタジア文庫、2018/07)
・これが魔法使いの切り札 1.黎明の剣士(ファンタジア文庫、2023/11)
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