【ラノベ】古き掟の魔法騎士Ⅰ【1巻/感想/ネタバレ】
著:羊 太郎 イラスト:遠坂 あさぎ
「〝騎士は真実のみを語る〟」
「〝その心に勇気を灯し〟」
「〝その剣は弱きを護り〟」
「〝その力は善を支え〟」
「〝その怒りは━━悪を滅ぼす〟」
ファンタジア文庫2020年12月の新刊。約4日の積み。『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』18巻と同時発売。
羊さんの3つ目のシリーズが始動。いやいや、羊さん、まだ兼業なんだよね?過労で死なないか心配なんですけど……。
『ロクアカ』がめっちゃ面白いので、ひとまず1巻はチェックするよね。
売れ線をぶっちぎったタイトルに男にややウエイトの傾いた表紙と随分と攻めたパッケージングじゃない?
表紙全体で見れば主人公とヒロインで丁度半分ずつ面積を使ってるように見えるんだけど、下側は帯で隠れるので……。
キャルバニアの若き王子アルヴィンの手によって復活を遂げた古の魔法騎士シド。現代では最低最悪の騎士として語り継がれる騎士は落ち零れ見習い騎士達のクラスの教官となって……。
『ロクアカ』から教官モノ、『ラストラウンド・アーサーズ』から王と騎士というエッセンスを抜き出して再構成したような感じかなぁ。
ってか設定がめっちゃ『アーサーズ』を思い出させるんだが、もしかして何らかの繋がりがあるんかな……。単に王と騎士という設定を持ってきた結果似ているだけかもしれんが……。
うーん、どこが悪いというわけではないんだが、ここがイイ!というポイントが無いのもまた事実……。無難にまとまり過ぎてないかなぁ。教官モノの要素はもっと濃くても良かったと思うが……。
ヒロインが男装少女というのもあんましパっとしない……。
今回は前2作と異なり、コメディ要素はほぼゼロ。ラブコメがうっすーくあるくらいでシリアスとはいかないまでも基本真面目一辺倒。そこが吉と出るか凶と出るか……。
『ロクアカ』もスロースタートだったし、暫くは様子見かしらね……。
燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A
シリーズリンク
・古き掟の魔法騎士Ⅱ(2021/06)
著者リンク
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典(2014/07)
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 18巻(2020/12)
・ロクでなし魔術講師と追想日誌 8巻(2021/03)
・ラストラウンド・アーサーズ クズアーサーと外道マーリン(2018/07)
・断罪の魔術狩り 1巻(漫画、2023/07)
・これが魔法使いの切り札 1.黎明の剣士(2023/11)
イラストリンク
・豚のレバーは加熱しろ(電撃文庫、2020/03)
・よって、初恋は証明された。 -デルタとガンマの理学部ノート1-(電撃文庫、2024/11)
スポンサーリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません