このライトノベルがすごい!文庫

おんせん部! (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:河里 一伸(かわざと・かずのぶ) イラスト:しまちよ

「俺たちの言っている『おんせん』は、いわゆる『温泉』ではない。温泉で女子たちの風呂を覗く権利を賭けた戦い。すなわち、『温戦』のことだぁ!」

このライトノベルがすごい!文庫2013年6月の新刊。約1日の積み。献本を頂きました。有り難うございます。

著者の河里さんは普段は官能小説畑で活躍している人。このレーベルが、そんな人を起用するとは思わんかったな……。
エロ方面から人を引っ張って来るレーベルといえば、一迅社文庫のイメージ。
イラストのしまちよさんも普段はジュブナイルポルノのイラスト描いてる人なのか。

さて、身体の故障により、野球を辞めてしまった高校生、健吾は幼馴染みの由香から、おんせん部へと誘われる。
そこは女子の入浴を覗くべく戦う競技、温戦を行う部活だったのだ……というお話。

このラノ文庫が露骨な萌え系を放ってくるのは珍しいなーと思っていたら、別にそういった内容でもなかったでござるの巻。

何と言っても、女子の風呂を覗くというのに、そのテンションの低さといったら。興奮するだの何だのの描写はあるんだけど、全然アツくない。駄目!そんなんじゃ全然気持ち伝わってこない!もっとアツくなれよ!

ファンタジア文庫『フルメタル・パニック!』の『女神の来日(温泉編)』を思い出したけど、あれは面白かったよなぁ。
つまり、全然はっちゃけてなくて、かつ無駄に競技感を出すから萎えるんだよな。ラノベでウケ難いスポーツものの駄目な部分をがっつり取り込んでるのでは……。
発想が良いだけに勿体無いよな……。

挿絵も何故そこをチョイスしたしって感じだしなぁ。帯を取られて敗北するシーンこそイラスト化するべきだろ……。どういうことなの……。
この内容だったら、わざわざ官能小説化とエロ絵師が組む必要性無いだろ……。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B

このライトノベルがすごい!文庫,ガガガ文庫,コミカライズ,富士見ファンタジア文庫,漫画,雑記,GA文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅥ〈上〉
・なれる!SE9 ラクして儲かる?サービス開発
・僕と彼女のゲーム戦争 <5>
・やがて魔剱のアリスベルⅢ 熾る不死鳥
・オレを二つ名で呼ばないで! <3>
・クラスメイト・コレクション -僕のクラスは生徒がいない-
・装甲少女はお好きですか? そうです!フォルムとか最高です!
・やましいゲームの作り方 <2>
・いつか天魔の黒ウサギ12 初夜と最後の五日間
・デート・ア・ライブ アンコール

の計10冊。
電撃文庫では、いつの間にか帯の裏表紙側に粗筋を書くようにしたんだな。今までは来月の刊行予定、若しくはメディアミックス告知だったけど。
『ゴールデンタイム』がアニメ化に続いてドラマCD化決定。発表順が逆じゃね?

GA文庫では、『聖剣使いの禁呪詠唱』がコミカライズ決定だそうで。掲載誌は、まだ不明か。
『異能バトルは日常系のなかで』はコンプエースでコミカライズ決定。あ、これアカンやつや……。
本編コミカライズをコンプエースで連載してアニメ化したラノベって、あったか……?

第5GA文庫大賞後期選考結果発表ということで、「魔王と姫と卑猥図書」が気になりますね。まぁ、多分タイトルから「卑猥」は消えるだろうけど。

ガガガ文庫では、『とある飛空士への恋歌』がアニメ化企画進行中。って、ガ報での扱い小さッ!コミカライズ決定くらいの扱いでワロタ

コミカライズは、

・なれる!SE Vol.3
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 @comic <01>

の計2冊。
漫画は、

・暴れん坊本屋さん 完全版 【平台の巻】
・暴れん坊本屋さん 完全版 【棚の巻】

の計2冊。

このライトノベルがすごい!文庫

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(入門) (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:谷 春慶 イラスト:奈月 ここ

「せめてキャンプの間だけでもいいから、千夏は水着着用でお願いします!」
「死んでみる?」
「キャンプの間だけでいいって言ってるだろっ!」
「なんでゲッさん譲歩したみたいな言い方なんだよ、逆ギレすんなよ」

2013年4月の新刊。約3日の積み。3ヶ月振りの新刊。献本頂きました。有り難うございます。これも新シリーズ扱いなのか。

表紙はミニスカメイド姿の優沙ちゃんです。帯を外しても、ぱんつは見えません。しかし、これは、はいてないワンチャン……?何にしても可愛いですね。
帯には声優、上坂すみれさんの推薦文が。もしかしてドラマCD化の予兆なのか……?

入門編というのは、バグとの戦いは一切無い、修羅場特化のお話という意味です。
中身は、各ヒロインの視点で語られる短編の第1章と、いつも通り砕月の視点による中編の2部構成といった感じ。

1章には挿絵が一切無いんだけど、これって公式サイトに掲載されたのもんなのかな。
また挿絵無しかと不安になったんだけど、2章には、ちゃんと挿絵がありました。しかしバランス悪いな!

『(妄想)』を読んだときは、ラブコメ特化すればボチボチ面白いんじゃないかなーと思ったけど、あれ、今回は今一つだな……。
ヒロイン視点なのが返ってノリ切れないのだろうか。
ってか、前巻はお父さんが出て来たからこそ面白かったのか。

ってな具合で短編集第2弾でした。本編進行してないけど大丈夫なの……?

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B+

シリーズリンク
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(妄想)(2013/01)
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) <6>(2013/08)

このライトノベルがすごい!文庫

魔法少女育成計画 episodes (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:遠藤 浅蜊 イラスト:マルイノ

「魔法少女のなんたるかをまるで理解していない!優しくて愛らしくて思いやりとか友情とかひたむきさとかそういうのが必要なんでしょ!誰が麻薬密売組織との戦いを求めているというのか!そんなもん日曜の朝っぱらから見とうないわ!」

2013年4月の新刊。約2日の積み。4ヶ月振りの新刊。献本を頂きました。有り難ぇ、有り難ぇ。

サブタイから何となく察せられるように、今回は、このライトノベルがすごい!文庫のサイトに掲載された各魔法少女にスポットを当てた短編を収録した短編集です。書き下ろしも有。
結構、頻繁に掲載されていたから出るだろうなーとは思っていたが……。

表紙はトップスピードとラピス・ラズリーヌか。どういうチョイスなんだろーか。
33人全ての魔法少女に出番が用意されており、各エピソードには大まかな時系列が明記されている。一応、後日談エピソードも有。

ページ数は普通のラノベ程度しかないのに、33人も出すもんだから、結局、1人1人の出番はそんなにない。
ただ、本編では判らなかった魔法少女同士の意外な接点が見えてきたり。

いやしかし、まさかサービスシーンがあるとは……。
そんな感じで短編集でした。殆どのキャラが、この後死ぬと思うとアレだな……。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-

シリーズリンク
魔法少女育成計画 restart(後)(2012/12)
魔法少女育成計画 limited(前)(2013/11)

このライトノベルがすごい!文庫,雑記

今月も献本頂きました。ブツは、

・モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(入門)
・魔法少女育成計画 episodes

の計2冊。

このライトノベルがすごい!文庫

ドラゴンチーズ・グラタン (このライトノベルがすごい! 文庫)
著:英 アタル(はなぶさ) イラスト:児玉 酉(こだま・ゆう)

「バレロンさん……アナタの夢はこんなところで潰えて満足なんですか?」
「だったら……この程度で潰れる夢が悪い」

このライトノベルがすごい!文庫2013年2月の新刊。今月も献本を頂きました。有り難うございます。
第3回このライトノベルがすごい!大賞の編集長の隠し玉枠。

タイトルは何かの比喩というわけでもなく、本当に、そういう名前の料理が出てきます。
表紙の色合いが素敵。

舞台はファンタジー世界、街の食堂で働く少年レミオは食事で健康を保つ食療学を学んでいる。
偶然、病弱な少女クレアと出会ったレミオは、彼女にマンドラゴラを使った料理を食べさせるため、食材を求めて旅に出ることに。
しかし、その旅には思いがけない出会いが待っていて……というお話。

一昔前のファンタジア文庫等を思い出す作風。露骨に媚びてないところが。いやまぁ、最近ドギツイのが多い所為で、感覚が麻痺してる部分もあるかもしれんけども。

料理に焦点を当てるという発想は面白いと思うんだけど、あれ、中盤殆ど料理してなくね?
この世界の魔法にあたる風環は一応、料理って要素と噛んでるんだけど、そこまでピックアップするようなものではないしなぁ。
料理一本に絞って展開させた方がアピールポイントになると思うんだけども。
レミオが普通に戦闘も出来ちゃうのがマズイのかなぁ。

登場する料理はお腹空いてるタイミングで読んだからかもしれんが、美味しそうでしたね。巻末にレシピが載っているのは凝ってる。

そういうのを求める内容ではないと思うんだけど、ヒロインのアトラが可愛くねぇな……。折角イラストは良いんだから、もうちょっとこう、何とかならんかったのかと……。
一方、子竜が超可愛いので、もっと出番増やしてくらはい。アトラの耳噛んでる子竜可愛いれす(^q^)

シリーズ化するつもりはあるみたいだけど、その場合はタイトルは変わるのだろうか……。このレーベルはあまり、タイトル付けに捻りが無いって印象だが。

燃:C+ 萌:A- 笑:C 総:B+

イラストリンク
ヒーローお兄ちゃんとラスボス妹 抜剣!セイケンザー(GA文庫、2017/04)

第3回このライトノベルがすごい!大賞リンク
オレを二つ名で呼ばないで!(優秀賞、2012/10)

このライトノベルがすごい!大賞編集長の隠し玉リンク
星とハチミツの存在証明(不明、2013/01)
戦塵の魔弾少女 魔法強化兵部隊戦争記(不明、2014/05)

このライトノベルがすごい!文庫,雑記

今月も献本を頂きました。ブツは、

・ドラゴンチーズ・グラタン 竜のレシピと風環の王

の計1冊。
来月は、何とZIGZAG NOVELSより刊行された直後に絶版となった吉野匠さんの『魔王降臨!』が『真・魔王降臨!』として復活するそうで。懐かし過ぎて胸が熱くなるな……!

このライトノベルがすごい!文庫

オレを二つ名(そのな)で呼ばないで! 2 (このライトノベルがすごい!文庫)
著:逢上 央士 イラスト:COMTA

「三度目の正直だ━━この大会に優勝して、今度こそ格好いい二つ名を手に入れるぞ!」

2013年1月の新刊。約6日の積み。3ヶ月振りの新刊。
さて、《噛ませ犬》の能力により、同級生だけでなく、上級生の能力に関する相談も受けることになった新。
瑞穂は新の負担を減らそうと、新しい部活、二つ名研究部を発足させる。時を同じくして、〈斬雨杯〉や〈部活動対抗戦〉といった大会の開催が決まって……というお話。

部活動設立に加えて、異能を使ったサッカーを始めたので、益々スポコンチックなノリに。
まぁ、これはこれでアツいのでアリか。

だから、もっとZOKUZOKUするような二つ名が出て来ても良いのよ。漢字の当て方は好きなんだけど、読み方が素直過ぎるんだよなぁ。
もっと、こう捻った感じのやつをですね……。

そしてチュウニウムという、いかにもアレでナニなアレは一体……?

ふと思ったんだけど、新しい二つ名を獲得するんじゃなくて、現状の二つ名を変えることは出来ないんだろうか。

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
オレを二つ名で呼ばないで!(2012/10)
オレを二つ名で呼ばないで! <3>(2013/05)

MF文庫J,このライトノベルがすごい!文庫,コミカライズ,メディアワークス文庫,一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,角川スニーカー文庫,雑記,電撃文庫,GA文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・それがるうるの支配魔術 Game6:リライト・ニューワールド
・ここから脱出したければ恋しあえっ <3>
・よめせんっ! <7>
・煉獄姫 六幕
・私とあなたの青春革命。②
・やがて魔剱のアリスベルⅡ 蒼穹の戦線
・オレを二つ名で呼ばないで! <2>
・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる <6>
・彼女の恋が放してくれない!3 手錠が外れてもずっと一緒です。

それから買い逃していた、

・猫は勘定にいれません、もちろん家にもあげません(一迅社文庫)

の計10冊。
スニーカー文庫では、2月発売予定の新人賞作品『僕の欲望(ヒロイン)は手に負えない』『裏ギリ少女』の専用チラシが。

電撃文庫では、『VS!!』が3巻で完結か。

このライトノベルがすごい!文庫は1月の新刊をコンプリートしてしまったわ……。

GA文庫では、『ニャル子』アニメ2期のタイトルが『這いよれ!ニャル子さんW』に決定。お前の罪を数えそうなタイトルだな……。

コミカライズは、

・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる+H <2>
・緋弾のアリア <Ⅶ>
・生徒会の一存 <08>
・ビブリア古書堂の事件手帖 <2>(ナカノ版)

の計4冊。

『物語』シリーズのセカンドシーズンは7月から2クールらしいですね。シャフトが2クールものって大丈夫なのか……。


思ってたより早く完全新作『ポケットモンスターX/Y』キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
完全3D化で、大きく変わるっぽい。おいおい、つい、この間『ブラック2/ホワイト2』を買ったばかりなんだが……。
既に、バージョンを代表する伝説と御三家が公開されてるけど、また炎/格闘は勘弁やで……。

このライトノベルがすごい!文庫

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(妄想) 日常修羅場編 (このライトノベルがすごい!文庫)
著:谷 春慶 イラスト:奈月 ここ

「千夏の後ろの席を見るんだ。そこに誰が座ってる?」
「え?あれって深草先輩……」
「そう、僕の彼女だ!」
「え?三渕は?」

「そう、僕の彼女だ!」

2013年1月の新刊。約5日の積み。隔月刊行。
編集部から献本を頂きました。有り難うございます。しかし解せぬのは、俺が2~5巻を読んでいないどころか持ってさえいないということである。
編集部としてはナンバリングから外れているから別シリーズ扱いということなのだろうか……。

内容としては、このライトノベルがすごい!文庫の公式サイトに掲載されたエピソード0を収録+書き下ろし短編となっています。
一応、シリーズを読んでいなくても大体の内容は理解るようにはなっている。

『モテモテな僕はダブルブッキングまでこなしちゃうんだぜ(震え声)』

サイトに掲載されたエピソード0。最近、「震え声」って見ただけで笑ってしまう癖がついてる俺です。

タイトル通り、優沙ちゃんと静流先輩とダブルブッキングデートを行うという実にゲスい話。
普通にラブコメしてたら面白いと思うんだけどなぁ。
優沙ちゃんと静流先輩が可愛いから困る。

『モテモテな僕はビョーキまで克服しちゃうんだぜ(笑)』

こちらもタイトル通り、砕月がビョーキを克服しようとするお話。カスを連呼する中峰君が面白いな。

『モテモテな僕はゴミ箱にまで捨てられちゃうんだぜ(愛故に)』

バグの所為で大量に分裂した砕月が騒動を巻き起こす。
バグの設定が出ると、途端に面白さがダウンするワナ。そうなんだよな、何で本編も1巻で切ったかって、バグ絡みの戦闘がアレだったからなんだよな……。

まとめ

ってなわけで短編集でした。何故まともなイラストが1枚も無い……。どうも表紙以外は使い回しっぽいな。
表紙の制服着たタマさんも可愛いけど、内容と一切関係無いしな……。いや、凄い可愛いんだけども。体調不良とかかなぁ。
いやでも、これはイラスト無かったらアカンタイプの話やろ……。別にメディアミックス絡みでもないんだから延期すれば良かったのでは……。

イラストが無いのを誤魔化すためか、本文中に使い回しのデフォルメキャラのイラストをちょいちょい挿入してるんだけど、かえって挿絵が無いのが目立ってるから!

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(入門)(2013/04)