角川スニーカー文庫

薔薇のマリア〈9〉さよならの行き着く場所 (角川スニーカー文庫)

著:十文字   イラスト:BUNBUN

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  まさかの二ヶ月連続刊行なのに、『Ⅷ』も『Ⅸ』も四百ページ越えなんですが。これが十文字さんの本気か……!そりゃ前巻のあの終わり方で、半年も引っ張ったら怒るけど、ここまでのボリュームとは……。『紅』の片山さんは十文字さんを見習うべき。

  まず気になるのはキャラ紹介でベティの説明が「魅惑の胸元」になっていたこと。前までは「疑惑の胸元」だったのに……。誤植だったら笑うな。


  さて、夢の世界より帰還したアジアンだったが、そこで彼を待っていた現実は残酷なものだった。ルヴィー・ブルームに囚われた《昼飯時》のメンバー達。この危機にZOOの面々だけでなく、何と《S*K》飛燕と荊王までもが参戦。まさか彼等が絡んでくるとは。味方なら非常に心強い。

  ルヴィー・ブルームはアジアンの大切な人達を人質にへの参加を要求してきた。ちょ、何というジャンプ展開www

  第一勝負に《昼飯時》のメンバー、ローガンが出て来た時点でジャンプみたいな生易しい展開は有り得なさそうな感じだが。

 

  にしても、今回は妙にLOVE寄せが多かったなぁ。そこに入っていないカタリマジカワイソス

  どうでも良いけど、この世界に箱ティッシュって残ってるのかよ!


燃:A  萌:A  笑:A  総:A

アニメ,角川スニーカー文庫

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン(2)無垢なる歪み (角川スニーカー文庫)

原作:矢立
肇/富野 由悠季 著:木村

イラスト:海老川
兼武/柳瀬 敬之/羽音 たらく

 

「……きっと彼は……」

「……神にでもなったのさ……」

 

 約一週間半の積み。隔月刊行ということに今更気付いた。本編が終了して、案の定モチベーションが下がりました。

表紙は一巻の刹那&ブシドーに続き、アレルヤとマリー。

 

 今回は#07から#10までの内容を収録。進行遅ッ!このペースだと全四巻くらいになりそうだな。

 

 イノベイターは基本的には中性という説明が。女性体として造られたアニューは特例だったらしい。じゃあ、精神的には中性で身体の性差によって、どっちよりかが決まってるって感じなのかな。まさかどっちもあったり無かったりするんだろうか<何の話だ

 

 ジェジャン中佐には病弱な妹が居たらしい。まさか劇場版で登場したりするんだろうか。アンドレイもノベライズで名前が先行登場してたしなぁ。

 

 ネーナとサーシェスとの接触シーンでは殴られただけでは済まず、エロいことをされたのではないかと思わせる記述が。サーシェスってあんまり女に興味ありそうな感じしないけどなぁ。

 

 今回気になったところはこれくらいかな。ああ、マネキン大佐が三十代後半ってのにちょっとびっくりしたかな。

 

燃:A 萌:B+ 笑:B 総:A

ゲーム,角川スニーカー文庫,雑記

『ミスマルカ興国物語』が少年エースでコミカライズ決定。これはもうアニメ化フラグとしか!

 近年のスニーカー文庫でコミカライズしたのにアニメ化してない作品ってないんじゃね?って、今この文章書いてるときに『神様ゲーム』がまだなことに気付いた。

 

 まぁ、どうせアニメ化キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!ZEXCS制作→(´・ω・`)って流れになるんだろうけど。

 

ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)

———————————————————————————————————————-

『ポケモン金銀』がDS移植だそうですね。『ハートゴールド』と『ソウルシルバー』。無駄にかっけぇw

 このタイミングで移植を出してくる意味ってなんなんだろう。何やらDSiにはゲームボーイのカートリッジスロットが無いらしいし、DSの『ポケモン』だけで全種類そろえられるようになるとかだろうか。

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア 11.灰被りのルーシー (角川スニーカー文庫)

著:十文字
青 イラスト:BUNBUN

 

「マリア!キミに伝えたい!この愛を!キミの胸に届いて響き渡っているはずだヨ、この愛の旋律は!」

「マリア、ああ、マリア!真実の愛ゆえに、恥じることなく、声をかぎりに叫ぼう!ボクはマリア、キミが欲しい!キミのすべてをボクのものにしたい!それが愛!究極の愛!極限愛(ラヴ・マックス)……!」

 

 7Sゲイム編が終わって、マリアとアジアンの関係が多少なりとも変化するかと思ったけど、ビックリするくらいいつも通りだったw

 

 約一週間二日の積み。え、隔月刊行なの?全然気付かんかった……。本編は九ヵ月振り。

 新しい山を迎えたということで、ナンバリングがギリシャ数字からアラビア数字になりました。まぁ、ストーリー的な意味合いがあるならいいか。シリーズを並べたときに不細工だから、それやるくらいならタイトルごと変えてほしかったかな。

 

 さて、ZOOに新しいメンバー、ルーシーが加わりました。今回は彼がエルデンで自分のやりたいことを見付けていくまでが彼の視点で描かれる。

 そう、彼なのです。OTOKOYO!超紛らわしい!

 

 主人公の筈のマリアはルーシーの先輩という立場で登場。案の定、女の子と勘違いされるわけだが、そら寝起きがあんな可愛かったら間違えられるわ。つーかホントは女だろ!いい加減白状しろよ!

 

 そんなマリアは7Sゲイムを乗り越えて、少し成長したようで、髪型がちょっと変わったり、トマトクンやピンパーネルに稽古をつけてもらったりしている姿が見られる。

 

 結局、粗筋に書いてあったルーシーに秘められた衝撃の真実が判らないまま終わるのかと思ったら、最後の最後で、どうやらSIXの息子らしいことが判る。えええええええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

 アイツの存在なんて、すっかり忘れてたよ。だから戦闘中に思考がファンキーになってたのね。

 

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 3 限定版 [DVD]

「彼女に願われたからという、ただそれだけの理由でここに居るんです」

 

 朝倉さんが住んでいたというマンションに突撃するハルヒとキョンだったが、これといった収穫は特に無し。

 その帰り道、ハルヒはキョンに自分の行動原理の一端を話す。

 

 その後、帰宅しようとしていたキョンの前に現れる古泉。ここからずっと古泉のターンということで、油断すると妊娠します<しません

 

 ということで、次回いよいよ『憂鬱』編クライマックス。

 

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

角川スニーカー文庫

レンズと悪魔 X魔神狂咲 (角川スニーカー文庫)

著:六塚
光 イラスト:カズアキ

 

「秋の風ってのはイヤなもんだ……これのせいで、よくヘンリエッタが風邪を引いたんだよ……」

 

 約一ヶ月五日の積み。四ヵ月振りの新刊。表紙には珍しくルナが居らず、代わりにテッキとサクラが。状況が状況なので、かなり鬱な表紙となっております。

 サブタイトルはこれまでの流れからすると、「きょうしょう」って読むのかと思ったんだが、「くるいざき」と素直に読むそうな。

 

 サクラが闇照の魔神と契約しただけでも厄介な事態なのに、鬼神の円盤の契約者達が次々と襲いかかってくる。

 

 そんな中、サクラと激突したテッキはフルボッコにされ、重症を負ってしまう。

 それだけならまだしも、サクラを殺したくないエルバと最早殺すしかないと主張するカエデは袂を分かち、《八眼争覇》は加速していく。

 

 何という鬱展開か。一応、次巻で《八眼争覇》は決着するそうな。でも完結にはあらず。最近、毎回後書きでまだ終わらない発言してね?

 

燃:B+ 萌:B+ 笑:B 総:A

角川スニーカー文庫,雑記

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 06月号 [雑誌]

ザスニで十文字さんと林トモアキさんの新連載が始まったらしい。やはり林さんの作品は既存シリーズとの繋がりがあるんだろうか。

 と言うか、今の流れで繋がり無かったら嫌だな。

 

ガガガ文庫,角川スニーカー文庫,雑記

『されど罪人は竜と踊る』絡みの問題に関する謝罪文がザスニ編集部から公開された模様。

 これが原因でガガガに移籍したことが明記されている。

 こういう文章が公開されるってことは決着したってことなのかな。

されど罪人は竜と踊る 1 ~Dances with the Dragons~ (ガガガ文庫)

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 2 限定版 [DVD]

「朝比奈さん、今、歳幾つ?」

「禁則事項です♪」

 それはまるで見る者全てを恋に落としそうな笑顔だった。

 

 このシーンが好き過ぎて困る。

 

 さて、第四回。尺の都合なのかOPがカット。前半は朝倉さんVS長門でバトルアニメ。相変わらず朝倉さんが可愛くてズルイズルイ。

 そんな情報統合思念体の人達は『フルメタル・パニック!』のラムダドライバを搭載していらっしゃいます。

 

 つーか、長門が血ドバドバ出してたけど、放送規定に引っかからないの?

 

 戦闘終了後から、長門は眼鏡無し状態に。ここから一気に全国一千万の嫁になったと思われる。

 加えて、後に語り継がれることとなる谷口の「わわわわすれもの」も注目しておきたい。

 

 後半は朝比奈さん(大)との遭遇。数年後の朝比奈さんは大人の余裕のなのか随分と大胆で全国の青少年達はDOKIDOKIです。

「私とあんまり仲良くしないで」は今後エロいイベントがあるという前振りですね、分かります。

 

 そんなわけで、第四回でした。次回はいよいよい神人が登場します。

 

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

角川スニーカー文庫

ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)

著:林 トモアキ イラスト:ともぞ

「舐めるなよ帝国三番姫!」
「こちらの罠に掛かっているということをまだ理解しないのか!それを試してやる!?聞いたこちらが赤面するようなことをぬけぬけと!」
「生き死にを聞いてやっているのはこちら側だということを忘れるな!こんな弱小国家に一人残された、死ぬしか能のないイカれた大虚けと!全帝国国民の期待と羨望を一身に負って立つ自分自身とを!天秤にかける覚悟はあるのかと聞いている!!」
「……さあ。己の刃に聞いてみろ」

阿呆台詞をチョイスしようと思ったけど、マヒロ王子が格好良過ぎて吹いた。
新品。注文したらカバー破れてる奴が届いてファッキンだったが。

さて、『戦闘城砦マスラヲ』の連載中に刊行が開始された林トモアキさんの四番目のシリーズは異世界を舞台にした、口先だけで大陸統一を目指すファンタジー。
主人公のマヒロ王子は暴力が嫌いで一切暴力を行使することなく、窮地を切り抜けていく。ラストへ向けての駆け引きの連続は否応なく盛り上りを見せた。

ヒロインの筈のパリエルはヒロインと言うか完全に突っ込み役ですよね。「ファッキン王子ッ!!」とか。

林さんのシリーズで御馴染みの他シリーズとのリンクは今回も健在。つーか、そのリンクがあったからこそ手を出したわけで。
まずは目次のページに載ってる地図にいきなりゼピルム共和国ってのが出て来るしな。他にも聖魔王とか聖魔杯とかアウターとかの固有名詞も登場。
旧文明の遺物として機械が出て来てるから、一回何らかの要因で鈴蘭やヒデオ達の居る世界の文明がリセットされたってことなのかな。それとも、『マスラヲ』で聖魔杯が行われている空間のように別の世界を作って、そこに移住した人達が居たとか。

後書きでは、完全な異世界ファンタジーをやりたかったと言っているが、バイクとかが露骨に旧文明の遺物として登場しているのは良いのか?
何にせよ、予想外に面白く、今から続きを読むのが楽しみです。いつのことになるやら

燃:A+ 萌:B 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
ミスマルカ興国物語Ⅱ(2008/05)

世界観リンク
戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス(2006/10)

著者リンク
現役プロ美少女ライトノベル作家が教える!ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ!?(2014/04)

イラストリンク
命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした <1>(HJ文庫、2015/12)