著:長谷 敏司 イラスト:深遊
「あの子、まじめな顔して、体にやらしいこといっぱいつめこんでるのよ」
ぼくたちのメイゼルさんはエンジン全開です。
過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。
今回はザスニの連載分を収録した短編集ということで、表紙はメイゼルとゲストヒロイン3人(全員変態)。遂に表紙にランドセルが……<何なんだ
萌えカットは錬金大系の高位魔導師か《無双剣》セラ・バラード。
って、サブタイトルが最終巻みたいだ……。
さて、粗筋を見ると、「十崎家が愛の地獄」とか「セラが寒川家の母になりすまして仁を待ち受ける」とかで、wktkが止まらない。
『しあわせの刻印』
特別読み切りという形で掲載された模様。いつも通りに胃がキリキリする鬱展開。
幼児に翻弄されるメイゼル可愛いよメイゼル。
『つながれる愛のしるし』
ここからの3本は短期集中連載で、明るい内容というコンセプトらしい。
ことばとことばの間に魔力を見出す天盟大系の設定は物凄くまともなのに、やってることは、ひたすら阿呆。魔法の発動に利尻昆布使う作品なんて初めて見たぞwww
だがしかし、これが『円環少女』式の愛の形なんだよ!
ゲストヒロインのマチルダ、また出て来ねぇかな。
『薔薇はうつくしく散る』
メイゼル、生徒会長に立候補するの巻。
ここから本格的に様子がおかしくなる。というか変態祭り。前巻が鬱過ぎた反動だろうか。
『ハダカのこころで』
「全裸はおとなの正装」とか「ケンカになれば、全裸のほうが強いんだ」とか、全裸を大プッシュ。自由過ぎて吹いたwww
錬金大系世界では、大人になれば全裸が普通らしい。
で、変態魔法使いに翻弄されっぱなしの寒川さんが面白過ぎる。もう戻ってこれないな、彼女。ラストなんて、セラに一緒に全裸にされてたもんな。
いや、馬鹿馬鹿しくて物凄い面白かった。
そして
公館を解雇された仁に神聖騎士団からのお誘いが。またしても、とんでもない化け物が公館と協会に攻撃を仕掛けようとしているらしく、新たな戦いの予感。もう仁の周りは敵だらけ。専任係官も、もう味方じゃないしなぁ。
今回は久し振りに、巻末に設定が付いている。これは嬉しい。でも《三十六宮》が、更に四種の宮に分かれている等々、初めて出て来る設定がいっぱいだよ……。
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