著:川原 礫 イラスト:HIMA
「大丈夫だよシホちゃん!痛さじゃ向こうの王様も負けてないからね!」
2015年6月の新刊。約2ヶ月の積み。8ヶ月振りの新刊。『絶対ナル孤独者』2巻からは4ヶ月振り。あっ、隔月刊行じゃない!
表紙はフーコ師匠と謡。2人で1本のケーブルをこちらに差し出しているような構図ということで、どう見ても3Pのお誘いです。本当に有り難うございました。
口絵の8ページ目がイラストの巻って、これまでにあったっけな……。大抵、設定解説ページだったような気がするんだけど……。
あれか、刊行ペースが落ちたことでHIMAさんのスケジュールに余裕が出来たってことなのかな。
さて、《ネガ・ネビュラス》と《グレート・ウォール》の会談の場に現れた《四元素》最後の1人、《グラファイト・エッジ》。
しれっと《六層装甲》の第一席とかになってるからアレ。
彼の使う技は《バーチカル・スクエア》とか《スラント》とか、よーもまぁこんだけ思わせ振りな技ばっかり使うなと。
ただ、キリトさんというにはちょっと雰囲気が違うんだよな。もしかしてキリトさんのフラクトライトのコピーがベースになってる存在で実体は無いとかそんなんかな。
そもそもそれを言うなら、オリジネーターは全員実体を持たないフラクトライトだけの存在とかいうオチじゃないだろうな……。
《オシラトリ・ユニヴァース》の悪事を第三者の立場から確認してもらう人達が必要ということで、《レオニーズ》の《コバルト・ブレード》と《マンガン・ブレード》の中の人と直接会うことに。
まーた、あざとい美少女が出て来たでこれ……。ってか、おっぱい凄過ぎじゃないですかねぇ。挿絵なんて完全に押し付け合ってるじゃないですかー!やだー!
しかもツリ目とか有り難うございます有り難うございます!
更に元《プチ・パケ》のメンバーの中の人達も登場して、美少女率がグーン!と上昇で、ああもう僕はどうしたら良いのかと!
サドンデスルールの決着を見ずとも、ブレインバーストのEDには辿り着けるかもしれないと、ハルユキは再び帝城の探索を決意。《トリリード・テトラオキサイド》とかクッソ懐かしいな。
帝城への突入にはメタトロン様の力も借りることになるんだけど、また侮辱されたと思って涙目になるメタトロン様ぐうかわ。一家に1人欲しい。
帝城に封印されている最後の神器《ザ・フラクチュエーティング・ライト》って、もしかしてブレインバースト開発者の魂だったりするのかしら。
またしても巻末にはアニメDVDの特典小説『紅炎の軌跡』を収録ということで、だから告知無しに突っ込むのやめろっつーのに。
電車の中で読んでたのに、本編が急に終わって、おいっ!ってリアクションしてしまったじゃないか。
内容はパドさんがいかにしてバーストリンカーになったかというもの。しれっと《三獣士》の残り2人の名前も出てるんだけど、本編で全員が揃うことはあるんだろうか。
後書きで8ヶ月も空いたことを謝ってるけど、刊行ペースそのままで3シリーズ同時進行にしたら、そりゃ各シリーズごとの進行は遅れるだろ……。
今のペースでも十分殺人的なのに、これ以上早くしろというのは酷だしな……。
というわけで次は2015年8月に『ソードアート・オンライン016 アリシゼーション・エクスプローディング』、10月にこちらの19巻『-暗黒星雲の引力-』。
燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・アクセル・ワールド17 -星の揺りかご-(2014/10)
・アクセル・ワールド19 -暗黒星雲の引力-(2015/10)
著者リンク
・絶対ナル孤独者 Sect.002 -発火者 The Igniter-(2015/02)
・ソードアート・オンライン016 アリシゼーション・エクスプローディング(2015/08)