「あなたを佐(たす)けるのが、私の生き甲斐だもの」
2014年5月刊行物。約3週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙は静乃の前世、冥府の魔女ということで6巻の表紙と対を成すかのような構図となっている。
さて、突如諸葉達の前に現れた魔神級《異端者》。それだけでもややこしいのに、中国支部の代表代理ヂーシンが乱入してきたから、さあ大変。
彼は諸葉が《異端者》を操っているのではと疑いの目を向けてきて……。
魔神級との戦いで、しれっと闇術を鏡映しに綴って〝反魂〟とかいう技を使ってたけど、今一つどういう理屈なのか、よく理解らんのだよな。
取り敢えず凄い技術ってことだけは伝わってきたけど。属性を反転させてるのかしら。
ようやく気になっていたことが語られる時が来た。特定の国にしか現れない《異端者》に恣意的なものを感じるという話。当然何者かの悪意があると推測出来るわけだが……。
ヂーシンによって牢獄の魔女の館に囚われてしまった諸葉。そこで待っていたのは《背教者(デーモン)》と呼ばれる青年。
彼が言うには、六頭領=ランクSというわけではなく、安東と中国の御老人はランクSSだそうな。
しかしランクSが諸葉を除いて6人というのは確定で、その内訳はエドワード、雷帝、シャルル、アメリカのアーリンとヂーシン。残る1人が《背教者》なんだろうか。
一段落はついたけど、どうやら今回の騒動の裏には田中先生の所属する組織が絡んでそうな様子。彼等のトップが《背教者》なのかな。
益々先が読めなくなってきたところで次回は短編集なんだとか。
次は2014年8月に8巻、11月に9巻、2015年1月に10巻、2月に11巻、6月に12巻、8月に13巻。
燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・聖剣使いの禁呪詠唱 <6>(2014/02)
・聖剣使いの禁呪詠唱 <8>(2014/08)