電撃文庫

ソードアート・オンライン (16) アリシゼーション・エクスプローディング (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:abec

「きさま、何者だ!!なぜキリトに近づいた!!」
「なぜって……キリトくんは、わたしのだからよ!!」
「なにを言うかっ、狼藉者が!!」

正妻戦争勃発。

2015年8月の新刊。約2週間の積み。8ヶ月振りの新刊。本編進行は1年振り。『アクセル・ワールド』18巻からは隔月刊行。『アリシゼーション』編通算8冊目。

さて、遂に開始された最終負荷実験。ダークテリトリーの軍勢が人界に迫る。迎え撃つは整合騎士達。かくしてアンダーワールドは戦火の渦に呑み込まれていく……。

というわけで今回は整合騎士達とダークテリトリーの将軍達にスポットを当てながら展開するので、視点があっちに飛んだりこっちに飛んだりと群像劇の様相を呈している。
まさかオークの死に様に挿絵が用意されているとは……。

で、いよいよアスナもアンダーワールドへ。彼女はスーパーアカウント《創世神ステイシア》を使用することになるんだけど、口絵の《創世神》アスナで草不可避と言わざるを得ない。
デザインは美しくて、それこそ女神と言っても過言ではないんだが《創世神》ってw

アスナとアリスはお互いに、いきなり現れてキリトさんを掻っ攫おうとする女狐に見えるらしく、火花を散らしまくり。あちゃー、正妻戦争始まってしまったかー。

アンダーワールドの時間加速倍率は引き下げられ、現実と同期。アメリカから次々と脅威が迫り来る。
しかし、それは同時に心強い仲間達の参戦も意味していた……ということで、ようやっとようやっとリーファやシノン達にも出番が巡ってきそうです。

アンダーワールドもザ・シード規格だから彼等のキャラクターはそのままコンバート出来るんだな。
一見、何の危険も無さそうなんだけど、キャラデリとかいうレベルでなく、下手すると心意の力でガチで精神がやられる可能性とかあるのかな。

後書きで1年振りの進行となったことを謝ってるけど、だから『SAOP』も含めりゃ現行4シリーズなんだから仕方ねーだろ!
この感じだと次は『絶対ナル孤独者』が1年空くんじゃないかしら。

次は2015年10月に『アクセル・ワールド19 -暗黒星雲の引力-』、年末にこちら。最新刊としか書かれていないので『SAOP』の可能性もあるけど。

燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
ソードアート・オンライン015 アリシゼーション・インベーディング(2014/08)
ソードアート・オンライン プログレッシブ <003>(2014/12)
ソードアート・オンライン プログレッシブ <004>(2015/12)
ソードアート・オンライン017 アリシゼーション・アウェイクニング(2016/04)

著者リンク
アクセル・ワールド18 -黒の双剣士-(2015/06)
アクセル・ワールド19 -暗黒星雲の引力-(2015/10)

アニメ,富士見ファンタジア文庫,映画

デート・ア・ライブパンフ

「生まれたときから愛してた」

劇場オールスターズ。

概要

アニメも2期放映したファンタジア文庫の人気シリーズが遂に銀幕に登場。ストーリーは原作者である橘さん監修のオリジナルストーリーということで、原作既読組としてはスルーするわけにはいかない。
2期の終了から1年ちょっとで映画公開か。

ただ、このテの映画は同属嫌悪感がクライマックスになるから、あんまり行きたくないんだよなぁ……とか思いつつ、半ば義務感で行った俺です。
パンフの表紙が十香のアップなのは何か納得いかない。

アニメ映画を観るのは久し振りだなーと思ったけど、よく考えたら『プリキュア』ってアニメ映画だったわ。最早、俺の脳内では『プリキュア』はアニメではなく『プリキュア』として認識されている模様。

粗筋

美九の霊力を封印し、反転した十香も無事取り戻した士道。精霊達と過ごす日常が戻ってきたと思われたが、数日後、士道にだけ見える巨大な球体が天宮市上空に出現。
謎の球体は、これまでに士道が封印してきた精霊達の霊波と酷似していて……。

時系列が時系列なので七罪の出番はありません。

導入

事前情報で美九の新曲お披露目ライブシーンがあるのは知っていたけど、まさかOP代わりでいきなり出て来るとは思わなかった。

その後は水着サービス。流石、劇場版やで!ってことなのかな。

精霊達とのデート

謎の球体と精霊達のストレスが関係しているのかもしれないということで、士道は精霊1人ずつとデートすることに。
士道さん、すっかり女の子の扱いに慣れてはりますわ……。

八舞姉妹は個別にデート。七罪編でも個別にデートしてたけど、2人で行動してない八舞姉妹というのもそれはそれで魅力的ですね。

美九とのデートでは士織再び。この後、3人娘と殿町達が捜索用のチラシまで作って士織さんを捜していて草。

折紙さん

時系列上、入院中なので派手な活躍は出来ず。しかし全くブレていない折紙さんである。病室でのピタゴラスイッチワロタ
そんな折紙さんをお見舞いに来たのは美紀恵とミルドレット。美紀恵とタマちゃん先生の絡みって原作でも見れるんだっけな……?

真那

一歩引いてる感じだけど戦闘にも参加しており、十分な活躍をしている。ただ〈フラクシナス〉の艦橋で棒立ちになっているシーンはいかがなものか。

〈フラクシナス〉クルー

それなりの台詞数があり、メンバーによっては個人エピソードっぽい話も。中津川は中の人ネタ仕込んでくんなw
ってかゴー☆ジャスさん、アフレコ現場にいつもの格好で行ってるのかよwwwww

万由里

その正体は精霊に近しい存在で、霊力が一定以上集まった存在が器として相応しいかどうか審判するためのシステムの一部。
終盤になるまでは、その正体は明らかにならず、士道達のデートを影から見詰めるばかりなので台詞はほぼ無い。
中の人目当てで観に行った人は怒りそうだな……。

彼女は素体が無く霊力だけで構成されている存在なので、霊力を封印すれば消滅してしまう。
消えちゃうのは残念だけど原作と矛盾せず、かつオリジナル展開をやろうと思ったら、こうするしかないんだろうな。

最終決戦

限定解除モードの精霊達が集合して、万由里の巨大な天使〈ケルビエル〉と戦うだけでも、そこそこの迫力なのに、ここで士道と精霊達の気持ちがシンクロして霊力完全解放+1期OPの合わせ技とかムチャクソ盛り上がる。

正直、デートシーンが精霊を替えながら淡々と続くから盛り上がりに欠けるかなと思っていたところにこれですよ。
元から格好良いOPが格好良いシーンと合わさって格好良くない筈ないじゃないですかー!

十香のパワーアップ

万由里の力で精霊達の霊力を結集し、新たな霊装を装備。こういう劇場版限定のパワーアップはサプライズ感があって大好き。
パンフの監督&脚本インタビューで特撮映画から発想を得ていると書いてあって吹く。そりゃ俺のツボに入る筈だわw

まとめ

そんな具合で全く期待せずに行ったら大満足してしまった俺です。オールスター感満載で、これぞ劇場版といった感じでした。
これが『デート・ア・ライブ』だ!みたいな。

ただ、あくまでも俺の好みにドストライクしただけなので、一般的にはそこそこといったレベルかなぁとも思う。
作画も戦闘で頑張り過ぎたためなのか、中盤まではちょいちょい、おや……?と思わせるようなクオリティの部分があったりする。

ちなみにDEMの面子は出て来てません。

ラストに七罪の出番があったり、3期が発表されたりしないかなと思っていたけど、サプライズは特に何も無し。

来場者特典は8/29から順次イラストカードに切り替わっていくらしいから文庫が欲しい人はお早めに。
特典の感想は別で書きます。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:S-

特典リンク
デート・ア・ライブ 万由里アラウンド

シリーズリンク
デート・ア・ライブⅡ 第十話「反転」
・・デート・ア・ライブⅢ 第一話「七番目の精霊」

ガガガ文庫

不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ)4 (ガガガ文庫)
著:森田 季節 イラスト:にぃと

「煌霊は煌霊。私は小手毬です。雪に似た花のように凜と咲きます」

2015年2月の新刊。約半年の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は煌霊遣いの斎村さんとその煌霊であるのろしか。

さて、新章突入ということで今度の敵は異能力者ではなく、科学の力によって力を得た無能力者達。朱雀はまた悩みを抱えることに……。

巻数を重ねたことで他のキャラの掘り下げに移行するかと思ったけど、朱雀と小手毬がメインのままだった。
しかし、それはそれで味があって好き。

そんな中、小手毬を人間に戻せると言う青年が現れたから、またややこしい。
小手毬にエーテル的なものが注入されるシーンの挿絵が陵辱シーンっぽくてムチャクソ興奮した俺です。エロい挿絵が出て来る雰囲気じゃなかったってのと、普段無表情ベースの小手毬がエロい表情してるので益荒男ゲージの瞬間最大風速が穏やかじゃない<意味不明

何やかんやありつつも落ち着くべきところに落ち着いた……と見せかけて、ショッキングな展開で次巻へ続く。
まさか小手毬、死んじゃったりしないよね……?
次は2015年7月に5巻です。次で終わるのかしら……。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A

シリーズリンク
不戦無敵の影殺師 <3>(2014/09)
不戦無敵の影殺師 <5>(2015/07)

アニメ,ダッシュエックス文庫

「もう二度と失くさない。そのために強くなったんだ」

お互いの戦う理由を語るアドレットとフレミー。フレミーはその内デレるんでしょうかね……。
他の5人は5人で今一つまとまりきれず。モーラさんとか凄い勢いでストレス溜まってそうだわ……。

もしかして原作1巻だけでワンクール使うつもりなのかしら。いや、既に2巻に突入してるのかもしれん……と思ってアマゾンで2巻の粗筋見たら、7人目が誰かしれっと書いてあってクッソ吹いた。
流石に粗筋に1巻のネタバレが書いてあったりしねぇだろ……と思っていたら、このザマだよw

燃:C 萌:A 笑:C 総:A

エピソードリンク
第六話「罠と潰走」
第八話「凡人と天才」

GA文庫

聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>8 (GA文庫)
著:あわむら 赤光 イラスト:refeia

「なんで隙あらばイチャつこうとすんの?え?おまえ、イチャつかないと死ぬの?四六時中イチャついてないと呼吸が止まるの?」

(にぱっ)

2014年8月刊行物。約1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙と口絵で、やたらとマヤが可愛い件。

宣言通り短編集。学園祭を回る諸葉はマヤにヒロイン達との思い出を語っていく……という形でGA文庫マガジンあたりに掲載された短編を収録。

フィーチャーされるのはサツキ、静乃、レーシャ、マヤ、モモ先輩、アンジェラさんの6人。
サツキと静乃はまぁ大体長編と一緒なんだけど、マヤと諸葉の同棲生活が予想以上に爛れていてワロタ
これ、完全にアウトなやつやで……。マヤは小悪魔じゃなくてデビルですわ。

サツキにこてんぱんにされて涙目になるへっぽこアンジェラさんがめっちゃ可愛い件。アンジェラさんとエドワードの関係性が凄いハートフルだったから、2人がメインの短編とかあっても良いのよ。

《異端者》発祥の地が見付かったかもしれないということで、物語は新たなる展開へ。それに実は安東が信頼出来るか怪しいということで、敵が意外な所に居るのかもしれない……。

ところで、前に諸葉は前世が2つあるから《螢惑》も2種類あるんじゃね?って書いたけど、よく考えたら《螢惑》は光技だからそんなことなかったわ。

次は2014年11月に9巻、2015年1月に10巻、2月に11巻、6月に12巻、8月に13巻、10月に14巻。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
聖剣使いの禁呪詠唱 <7>(2014/05)
聖剣使いの禁呪詠唱 <9>(2014/11)

富士見ファンタジア文庫

いつか世界を救うために -クオリディア・コード- (富士見ファンタジア文庫)
著:橘 公司(Speakeasy) イラスト:はいむら きよたか

「……これには気づかなかったようだね。『アイスキャンディーの棒』!」
「く……!私のターン!『飲みかけのペットボトル』!」
「僕のターン!ドロー!『使用済みのティッシュ』!」

折・紙・分・裂

ファンタジア文庫2015年7月の新刊。約1ヶ月の積み。『デート・ア・ライブ』12巻からは連続刊行か。
プロジェクトクオリディア第2弾ということで神奈川編を描くのは『デート・ア・ライブ』でお馴染み、橘さんです。
はいむらさんは『スプライトシュピーゲル』でファンタジア登場済ですね。

さて、〈アンノウン〉と呼ばれる異形に人類が脅かされている近未来。その〈アンノウン〉と、コールドスリープ中に得た異能力〈世界〉で戦う少年少女達の青春とバトルを描く……ようなそうでもないような。

主人公シノが受けた指令は人類の希望である少女、天河舞姫を暗殺すること。最強である彼女の弱点を見付けるべく、観察の日々が始まる……。

以前に橘さんが言っていたように、折紙さんが分裂したのではないかと思うほどに変態ばかり出て来るから困る。
ファンタジア文庫大感謝祭2014の企画で出て来た「ストーキング・ジャスティス!」の要素もぶち込んであるとのことで。

中盤まではホントにストーキングしかしてないw
あの手この手でストーキングしてる。流石、10冊以上も折紙さんを描いてきた橘さんやで!

中盤を過ぎると、真っ当な異能力バトルをしてみたり、甘酸っぱいラブコメをしてみたり。まぁ、シノは一般的な主人公っぽくはないのでオーソドックスな感じにはならないけども。

『クズと金貨のクオリディア』との繋がりはあまり理解らなかったな。あっちのエピローグでちょろっと描かれているのが〈アンノウン〉初襲来のシーンなのかしら。

一応、上下巻構成とのこと。ただ、2冊で終わらせるには勿体無い気がする。
次は秋にMF文庫Jからさがら総さんの東京編、その後にガガガ文庫から渡航さんの千葉編が出るとか何とか。
橘さんの次の新刊は2015年8月に『デート・ア・ライブ アンコール』4巻。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
いつか世界を救うために2 -クオリディア・コード-(ファンタジア文庫、2016/01)

シェアードワールドリンク
クズと金貨のクオリディア(ダッシュエックス文庫、2015/01)
そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-(MF文庫J、2015/10)
どうでもいい 世界なんて -クオリディア・コード-(ガガガ文庫、2016/07)
クオリディア・コード(ダッシュエックス文庫、2016/08)

アニメリンク
クオリディア・コード code/01「残存世界のグロリア」

著者リンク
デート・ア・ライブ 十香デッドエンド(2011/03)
デート・ア・ライブ12 五河ディザスター(2015/06)
デート・ア・ライブ アンコール <4>(2015/08)
王様のプロポーズ1 極彩の魔女(2021/09)

イラストリンク
ラストラウンド・アーサーズ クズアーサーと外道マーリン(ファンタジア文庫、2018/07)

アニメ,電撃文庫

「何やってんだよ帝人!?」

久し振りに池袋へと戻ってきた正臣。しかし、彼が再会したのは壊れきった帝人だった。顔面血塗れになっても穏やかな態度を崩さない帝人、狂気を孕み過ぎだろ……w

そんな帝人は、杏里のことを大切に思っている赤林さんにターゲッティングされてしまったようで、益々ヤバいことになりそうだぜ……。

一方、復活した臨也の元には奇人変人達が続々と集っていた。何かバトル漫画の新展開みたいなシーンになっていてワロタ
あれ、面白くなってきた……?

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第18話「花に嵐」
第20話「口に蜜、心に針」

コミカライズ,電撃文庫

激突のヘクセンナハト (1) (電撃コミックスNEXT)
原作:川上 稔 作画:剣 康之 キャラクターデザイン協力:さとやす(TENKY)

「単純に言って……自分…異世界から参りました」

2015年8月の新刊。
電撃大王で連載中の魔法少女?バトルが単行本化。こちらには書いていないけど、原作者である川上さんの作品群の1つ『OBSTACLE』を描いたものとなっている。
小説もほぼ同時発売となっているので、どちらを原作と呼べば良いのかよく理解らないでござる。

小説と漫画でストーリーが違うのかと思いきや、全然そんなことなかったんだぜ。基本的に細かい設定は小説で、迫力ある戦闘シーンは漫画で、みたいな住み分けかしら。
今後登場するであろう上位ランカーの人々がちょろっと先行登場してますね。そこくらいかな、漫画だけの要素って。

漫画で見るとマギノデバイスが巨大ロボに変形しそうだから困る。合体とか変形とかしねーかな。あ、変形は既にしてるか。

漫画版なら使役体の可愛さを満喫出来るぜ!これで勝つる!と思ったけど、尺の関係か、そういうシーンは殆ど無し。ズコー

進行速度は意図的に文庫と合わせてあるのね。今後もこのスタンスで進行するのかしらん。
それにつけても朱竜胆のノーマルデバイスのスーパー戦隊の武器っぽさは異常。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
激突のヘクセンナハト <Ⅱ>(2016/02)

原作リンク
OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハトⅠ(電撃文庫、2015/08)

電撃文庫

OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハト (1) (電撃文庫)
著:川上 稔 イラスト:さとやす(TENKY)

「それが貴方の━━」
「ああ、そうとも……!」
「━━これが私の、正義のようだ!」

電撃文庫2015年8月の新刊。約1週間の積み。『境界線上のホライゾンⅧ〈下〉』からは隔月刊行。
本作はクロスメディア企画ということで電撃大王にて漫画版も連載中。小説は漫画のために用意された原作をベースに執筆、という形らしい。

これまでに出た『OBSTACLE』といえば、『OBSTACLE OVERTURE』とそれをベースにしたモバイルゲームがあったけど、あっちは一体どうなったんだろうか……。完全に宙ぶらりんな気がするんだけど……。

電撃文庫MAGAZINEにて連載された第一部を文庫化。それに伴い、挿絵が描き下ろされています。
文庫化の気配を感じ取ったので最初の1、2話くらいしか雑誌では読んでません。

イラストは全部描き下ろしかな?連載時の扉絵とかは未収録っぽい。
カバー裏にはショートストーリーが。

舞台は比較的現代日本に近い雰囲気。『OVERTURE』とは全然関係無さそうな世界観なんだけど、『OBSTACLE』は「世界が無数の構築と崩壊を繰り返した時代」って話だし、直接的な繋がりは無さそう。
ただ、IZUMOという固有名詞は出て来る。
各務の妹が、その数多の世界を創り出した張本人ってことなのかしら。

一応、本作は魔法少女ものらしい。

嘘つけ!

いやまぁ、川上さん作品では巫女も何ちゃって巫女だから、これがウチの世界観での魔法少女ですから(キリッって言われたら納得するしかないんだけど。

内容的には魔法少女達が黒の魔女との対決権を巡ってバトルを行うといった感じ。いわゆる使い魔である使役体のデザインが可愛いので、もっと積極的に挿絵に出て来ても良いのよ。

『GENESIS』の時代に比べて、生活様式が圧倒的に俺達が暮らす世界に近いので、学校の制服もちゃんとスカートが付いていてハイレグなデザインではありません。黒スト有り難うございます有り難うございます!

巻末には雑誌にも掲載されていた設定ラフが何点か。こちらも全てを収録しているわけではない。
そんな具合で『激突のヘクセンナハト』スタートです。間に『ホライゾン』が挟まるならⅡ巻は暫く先かな。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハトⅡ(2016/02)

コミカライズリンク
激突のヘクセンナハト <Ⅰ>(2015/08)

世界観リンク
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅧ〈下〉(2015/06)
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 祭と夢(2015/11)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「たまたまお前の喫茶店も吹き飛んでるけど大丈夫か?」

ようやく原作1巻クライマックス。昨今、ラノベ原作アニメで1巻の内容消化に6話も使うのは非常に珍しいと思われる。大体3、4話くらいでまとめるのが多いかな。
その分、丁寧に描かれていたかと言うと、うーん……。

さて、《ミストガン》に侵入してきた魔甲蟲との戦い。その中でE601小隊は訓練の成果を発揮していく。
約1名、発揮し過ぎて自分の家を吹っ飛ばした者も居るようですが……。アニメで見ると余計に悲惨だなw

カナタが本気を出して撃破した魔甲蟲のコアはしれっと落下し、レアルの元へ。原作2巻への繋がりをしっかりと描写しているところは良いと思います。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第5話「勝利の鍵は」
第7話「ミストガン・トーナメント」