富士見ファンタジア文庫

スカイ・ワールド3 (富士見ファンタジア文庫)
著:瀬尾 つかさ イラスト:武藤 此史

三木盛淳一朗という人間は、クエストに目がないのだ。
きっと、彼は受け取ったのだろう。
誰も発行していないクエストを、まったくもって自分勝手に受け取ってみせたのだ。

2012年12月の新刊。約3ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。
どうやら重版がかかってるようで、え、そんなに人気あるの?
今回も表紙のかすみはぱんつが見えそうで、けしからんですね。

さて、予想通り、セカンドクラス解禁から、ある程度の時間が経過しており、冒険者達は次々とセカンドクラスを習得していた。
今回はクエスト生成アビリティを持ったエルフの王女キーサンドラを巡る陰謀を阻止するため、ジュン達は戦いを繰り広げることに。

またしても新たなヒロインが登場。でも、ユーカリアさんもピックアップされたから、まぁ結果オーライということで。
ただ、ユーカリアの下ネタが控えめになったのが残念(ぉ

徐々に世界を掌握しようとする冒険者達が現れてきたけど、今後は、そういう奴等と戦いながら、第一軌道を目指すことになるのかな。
次は2013年4月に4巻。

燃:B+ 萌:A 笑:C 総:A

シリーズリンク
スカイ・ワールド #02(2012/08)
スカイ・ワールド #04(2013/04)

ガガガ文庫

つきたま ※ぷにぷにしています (ガガガ文庫)
著:森田 季節 イラスト:osa

お気楽公務員川柳⑥ 見ていない だから僕には わからない

ガガガ文庫2012年12月の新刊。約2ヶ月2週間半の積み。
ラノベ界を縦横無尽に駆け回る森田さんがガガガ文庫に登場。相変わらずタイトルからは内容が全く判らないw

イラストは電撃文庫『夜と血のカンケイ。』『誰もが恐れるあの委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。』でお馴染みのosaさん。

さて、つきたまと呼ばれるスライムのようなものが現れるようなった世界。つきたまに関するお悩み相談窓口に就職した地方公務員である主人公、鶴見は次々と、つきたまと深い関わりのある変な美少女達と出会うことに……。

いつも通り、斜め上を突き進む設定だな……。中盤過ぎまで、森田さんの公務員あるあるじゃねーかw
本当に取材したんだろうか。経験者じゃないのか……。
ですよねー。働きたくないですよねー。

帯は、さも魔法少女が登場しますよー、みたいな雰囲気を醸し出しているけど、森田さんの作品に、そんなストレートな属性のキャラが出て来ないとか、みんな理解ってるよな。

ページのあちこちに、つきたまが配置されているのが面白い。何この無駄に凝った演出。

森田さん、真面目な話はボーダーで書けるようになったからか、最近ラノベでは、こんなんばっかだな!いや、好きですけど。
明確に次巻へ続くってアナウンスされるのは、森田さん作品としては珍しい気がする。

次は2013年3月に2巻『※公務員のお仕事楽しいです』。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A

シリーズリンク
つきたま② ※公務員のお仕事楽しいです(2013/03)

著者リンク
桜木メルトの恋禁術(MF文庫J、2009/09)
不堕落なルイシュ(MF文庫J、2010/06)
ともだち同盟(ハードカバー、2010/06)
不動カリンは一切動ぜず(ハヤカワ文庫JA、2010/09)
お前のご奉仕はその程度か?(GA文庫、2011/07)
エトランゼのすべて(星海社FICTIONS、2011/10)
神聖魔法は漆黒の漆原さん(MF文庫J、2012/01)
落涙戦争(ソフトカバー、2012/03)
ノートより安い恋(yhNOVELS、2012/03)
デキる神になりますん(ファミ通文庫、2012/03)
小説 いまいち萌えない娘(ソフトカバー、2012/09)
魔女の絶対道徳(ファミ通文庫、2012/11)
ウタカイ(yhNOVELS、2013/01)
どうせ私は狐の子(TOブックスソフトカバー、2013/02)
クラスメイト・コレクション -僕のクラスは生徒がいない-(GA文庫、2013/05)
烈風の魔札使と召喚戦争 <1>(オーバーラップ文庫、2013/08)
不戦無敵の影殺師(2014/03)
アルケミストの終焉創造術(GA文庫、2014/04)
セントレイン戦記1 ~七戦姫と禁忌の魔剣士~(オーバーラップ文庫、2014/11)
封神演戯(ダッシュエックス文庫、2015/05)
伊達エルフ政宗(GA文庫、2016/04)
てらめぐりぶ?(ホワイトブックス、2016/04)
異世界作家生活 女騎士さんと始める ものかきスローライフ(ダッシュエックス文庫、2016/05)
チートな飼い猫のおかげでレベルアップ。 さらに獣人にして、いちゃらぶします。(GAノベル、2016/11)
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました(GAノベル、2017/01)
赤ペン精霊の神剣ゼミでクラス最強の魔法剣士になれました(レッドライジングブックス、2017/01)
異世界お好み焼きチェーン 大阪のオバチャン、美少女剣士に転生して、お好み焼き布教!(アース・スターノベル、2017/06)
若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です!(ダッシュエックス文庫、2017/06)
織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました(GAノベル、2017/07)
魔王です。女勇者の母親と再婚したので、女勇者が義理の娘になりました。(ガガガブックス、2018/09)
きれいな黒髪の高階さんと(無職)と付き合うことになった(GA文庫、2018/11)
女賢者の明智光秀だが、女勇者の信長がパーティーにいて気まずい(LINE文庫エッジ、2019/10)
昨日、助けていただいた魔導書です(ダッシュエックス文庫、2020/03)
異世界エルフと京大生(星海社FICTIONS、2024/07)
錬金術師のゆるふわ離島開拓記(GAノベル、2024/12)

アニメ,ガガガ文庫

「これは引き篭もりではない。立て篭もりだ」

前回のシリアス展開から打って変わって、今回は当初のお気楽なノリに……ならないのかよw
まだ、お母さん絡みの話が続くのか。

それに合わせて、戦闘シーン多めで、何だこのクオリティw
で、何だか、かがみが可愛いから困る。黒ソックスか、黒ソックスがええのんか?

エンドカードは『飛べない蝶と空の鯱』繋がりで鵜飼沙樹さん。

燃:B+ 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第七話「声の出し方忘れた」
第九話「できないんじゃない」

ガガガ文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,雑誌

予約していない分のラノベを買ってきました。ブツは、

・アリストテレスの幻想偽典 2.時空支配の歯車
・つきたま② ※公務員のお仕事楽しいです

の計2冊。
ガガガ文庫では、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』がまんが4コマkINGSぱれっとでコミカライズ連載決定。ラノベのコミカライズ掲載先としては初めてか。

あと、ドラゴンマガジン買ってきました。

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール 3 (GA文庫)
著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

「イアリ」
「なに?」
「うちは『父ちゃん』だったんで、どうせならそー呼んでくれ」
「うわ、だっさ!?」

2013年3月の新刊。約2日の積み。5ヶ月振りの新刊。『ディサイディング・クリムゾン』からは4ヶ月振り。通算66冊目。
表紙は白水着のコーティ。下乳だったり開脚だったりで、かなりはしたない感じに。
うーむ、俺の好みからは逸れてるな……<どうでも良い
ってか、ユギリ姉妹とかで良かったのでは……と思わないでもない。

さて、奏世楽器を誰の手も届かないところへと破棄する作戦を決行するフォロン達。その中で、フォロンは強大な力を手にした者の責務と向き合うことになる。

ラスト近辺のサーギュラントとイアリティッケのシーンがハートフルでなぁ。だから、そろそろ「神曲奏界ポリフォニカ スロータラス・ドーン」的なやつをですね……。
ところで、この2人のエロ同人あるの?(ゲス顔)

今回も目立った書き下ろしパートは無しか……(´・ω・`)

総評

そんなわけで、キネティック第2弾を文庫化した『神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール』全3巻、これにて終了。足掛け8ヶ月か。
『クリムゾンS』のときは毎巻、短編がセットで付いてきたのに、今シリーズはスケジュールの関係なのか、そういうものが無かったので物足りなさが残るなぁ。

また、シェアード・ワールド展開のフィードバックが殆ど無かったのがなぁ。
せめて……せめて挿絵が描き下ろしであれば……ぐぬぬ。

次のキネティックの『ファーウェルソング』も、きっと文庫化するんだろうな。

燃:B+ 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール <2>(2012/10)

シェアード・ワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <9>(2013/03)
神曲奏界ポリフォニカF(2013/05)

著者リンク
神曲奏界ポリフォニカ ファイナライジング・クリムゾン(2013/06)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「答辞、死ねば良いのに」
「どんな卒業式よ!!」

というわけで、10話目にして最終回。OPはカット。
VS飛鳥が前回で決着しているので、一部オリジナル展開で。

ボケのネタ自体は面白いだけに、微妙なクオリティの作画が引っ掛かるw
ってか、ラストなのに、普段と同じクオリティなのかよ……(´・ω・`)

原作が素晴らしいので、原作に沿うと、それなりに面白く感じてしまう不思議。
生徒会メンバー以外の女の子達申し訳程度に登場。
最後は一応綺麗に落ちたか。

総評

ってなわけで、メディアの違いを理解するファンタジア文庫原作、『生徒会の一存 Lv.2』全10回、これにて終了。話数が少ないのは、どういう理屈なのか……。
そもそも発表から放送まで物凄く待たせた割に、この出来はどういうことなのか。やっぱり大人の事情なのかしらん。

ラストの生徒会メンバーのやり取りを原作通りにやるなら、そこに至るまでの過程をすっ飛ばすのは、良くなかったのでは……。
真冬の告白とか椎名姉妹の転校決定とか諸々。

まぁ、ファンタジア文庫原作がZEXCS制作じゃないというだけでも有り難いと思うべきなんだろうけど。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

エピソードリンク
第8話「追いかける生徒会」

GA文庫

異能バトルは日常系のなかで 3 (GA文庫)
著:望 公太 イラスト:029

「はい、出ましたー。厨二が大好き『シュレディンガーの猫』!」

2013年3月の新刊。約1日の積み。5ヶ月振りの新刊。確か1ヶ月発売延期したんじゃなかったっけ。
表紙は順当に千冬ちゃん。今回も帯を取ったら、ぱんつが見えそうで別に見えない構図。ぐぬぬ。

表紙の通り、千冬ちゃんのウエイト多めで。でも、灯代との何ちゃってデート編も見逃せない。安藤のこと意識しまくりんぐの灯代可愛いな!
しかし、文中でミニスカートと明言されているのに、何故挿絵ではショートパンツなのか。
痛恨の指示ミスじゃねーか。

今回も勿論、俺のセンスにグサグサ刺さるノリ。安藤自作の歌が格好良過ぎてシビれる。ライブ用のMCがまた厨二でなぁ。うっかり濡れるレベル(ぉ

桐生サイドには動きが無かったけど、何やら安藤の黒歴史っぽい要素が出て来たので、それなりには巻数が出せそうでウルトラハッピー!

にしてもアカンわ、これ。電車の中で読んでると、数ページ刻みでニヤついてしまう。かっけー。電車内で堂々と読んでる俺、かっけー。

燃:A 萌:A+ 笑:A 総:A+

シリーズリンク
異能バトルは日常系のなかで <2>(2012/10)
異能バトルは日常系のなかで <4>(2013/07)

HJ文庫

インテリぶる推理少女とハメたいせんせい In terrible silly show, Jawed at hermitlike SENSEI (HJ文庫)
著:米倉 あきら イラスト:和遥 キナ

「たわけ。僕の強姦は性行為なんて生易しいものじゃねーんだよ。ちんちんによる暴力だ」

やだ、格好良い……。
HJ文庫2013年3月の新刊。約1週間の積み。第6回HJ文庫大賞奨励賞受賞作品。応募時タイトルは「せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?」。
このタイトルのまま出版していたら、HJ文庫は神レーベルだったのになぁ。
どっちにしてもスルー出来る理由が無い。
って、よく見たら、表紙で比良坂さんが持ってる本の表紙に応募タイトル書いてあるじゃねーかw

カバーの材質が、ちょっと上等な感じのアレになっている。こういうの何て言うんだっけか。
というか、何故わざわざ特殊なものにしたのか。カバーの材質変更ってラノベでは珍しくないか?

さて、応募タイトルがハジケ過ぎてるけど、どうせ、ちんちんって何かの略称とかそんなんだろ?はいはい、ちんちんちんちんワロスワロスと思っていたら、ガチで男性器的な意味での、ちんちんだったでござるの巻。どういうことなの……。

主人公である「せんせい」は、自分が顧問を務める文芸部の女子中学生全員を強姦することに決める。それを目撃してしまう比良坂さんだったが、彼女は何かと理由を付けてせんせいを正当化してしまう。せんせいは比良坂さんを最後のターゲットに定めるのだが……。

中盤までこそ、単語がゲシュタルト崩壊を起こしそうなほどに強姦強姦言ってるイカレたコメディみたいなノリなんだけど、妙にミステリっぽくなったり、どんでん返しがあったりメタ構造になったり時系列がごっちゃになったりして、どんどん訳が理解らなくなっていく。
ここまで強姦と連呼する小説がこれまであっただろうか、いやない(反語)

加えて、最後は、どうなってるのかも、よく理解らない投げっぱなしエンドに見えるのだが……。

文字密度が異常なまでに高いので、余計に状況が理解し辛いというのもあるかもしれない。下手したら、スニーカー文庫『円環少女』やガガガ文庫『されど罪人は竜と踊る』よりもキツいかも。

本文中には挿絵が扉絵しかなく、しかも描かれているのは徹頭徹尾、比良坂さんだけなので、全体的に得体の知れない雰囲気が漂っている。

それにつけても、せんせいのクズさよ。強姦大好きなけでなく、生粋の処女厨とか、ぶっちぎりにクズだよな……。
比良坂さんも見た目は凄い可愛いのに、中身は相当にアレだしなぁ。

とはいえ、確かにタイトルのインパクトだけで受賞したんじゃないと思わせる内容ではある。まぁ、キワモノ過ぎるので、2作目以降を出していけるのかって問題はあるが。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A-

イラストリンク
ライトノベルは好きですか? ようこそ!ラノベ研究会(ソフトカバー、2013/03)

HJ文庫大賞奨励賞リンク
私のために創りなさい!(第5回、2012/03)

 

コミカライズ,GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン 9 (フレックスコミックス)
原作:榊 一郎/ocelot 漫画:緋呂河 とも

「ペルセ!!私は…!何があってもずっとペルセだけの味方だからね!!うわあああ~~!!」

2013年3月の新刊。
いよいよ最終巻。〈嘆きの異邦人〉との決着が。あれ、描き文字、こんなにダサかったっけ?と思ったけど、よくよく思い返してみれば、富士見ミステリー文庫『タクティカル・ジャッジメント』の挿絵の頃からダサかったわ。

基本的な展開はいつも通り、原作準拠だけど、〈嘆きの異邦人〉の幹部陣の描写が増えているのが嬉しいな。

クライマックスの合唱シーンはアツいけど、わざわざキネティックのCGに合わせた構図にする必要は無かったんじゃ……。
何故か、皆、制服から私服に変更され、1人モブ男子が追加されている。どういう意図なんだ……。
でも、『Song of Wave』の歌詞とか出されたらテンション上がっちゃう。

エピローグでは何でユギリ姉妹のコントにページが割かれてるんだよw
それに、最後のフォロンのジャージェ……。

総評

ってなわけで、ポリフォニカワールド初期から展開していたコミカライズ『神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン』全9巻、これにてフィナーレ。
コミックスだけで言うと、足掛け5年5ヶ月か。長かったな……。
まさかキネティック4話までやり切れるとは思わんかったわ。

時折入るオリジナル要素が楽しかったよな。特にユズリハを生み出した功績は大きいと思う。
アヤキ委員長も明確に本編フィードバックされねーかなぁ。『F』に期待ですね。
あとは、もうちょっと作画のクオリティにムラが無くなればな……。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <8>(2012/07)

シェアードワールド・リンク
神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン(2012/11)
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール <3>(2013/03)

MF文庫J,アニメ

「大事なのはアタシが一番ってことだけよ」

終盤戦に入ったということなのか、成績優秀で、小鷹をリア充と呼ぶ少女、葵が登場。
一方、小鷹と幼馴染みということでドヤ顔だった夜空だが、彼が肉と許嫁だったことが判明し、魂が抜けてしまう。いくら何でも気力を失い過ぎだろw

小鷹と肉が交際していると勘違いしていた時をかける天馬に吹いた。
成績優秀者の名前の中に、平坂さんの別シリーズ『ラノベ部』のキャラの名前が入ってるのって、アニメだけだったっけな。

エンドカードは『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』繋がりで、閏月戈さん。何故、7話で使わなかったし。ってか、前回じゃなくて今回をぺこさんの番にするべきだったのでは……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第8話「俺の幼なじみが修羅場すぎる」
第10話「残念王と笑えない話」