MF文庫J

緋弾のアリア リローデッド キャストオフ・テーブル (MF文庫J)
著:赤松 中学 イラスト:こぶいち

━━覚悟しろ。
ここから更に、アクセルかけて脱がしてくからな。

2012年12月の新刊。約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、いつもと違ったタイトルで、今回はアニメ版DVDに特典として付いていた書き下ろし小説をまとめた連作短編集。
サブタイは収録短編の内の1本だと思ってたんだけど、1冊全体で『キャストオフ・テーブル』でした。

MFがアニメDVDの特典をまとめてくれるのって初めてなんじゃなかろうか。まぁ、アニメ終わってからも長続きしてるシリーズが、そんなにないからかもしれんけど。

いつもは表紙のヒロインは何かしら武器を持ってるんだけど、今回のアリアは凄い正統派ヒロインチックな感じで。

キャストオフって、あのキャストオフのことか……?ハハッ、まさかなって思っていたら、本当にあのキャストオフのことだったでござる。つくづく『仮面ライダーカブト』は偉大だな、と。

様々なゲームで勝負を行い、敗者は服を脱いでいくキャストオフ・テーブルを行うことになるキンジ達。
キンジはヒステリア・ワイズマンで、この難局に挑むが……。ってか、ヒステリアモードに賢者タイムとかあるのかよw

イラストは全て描き下ろしらしく、表紙以外は全部誰かしらの下着姿です。いまだかつて、ここまで下着姿ばかりしか挿絵に出て来ないラノベがあっただろうか。
それにしても、やはり白雪の黒下着のコレジャナイ感は異常。

たまには、こういうのも良いけど、どうせなら連作短編じゃなくて、各キャラを掘り下げる独立した短編の方が良かったかな。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
緋弾のアリアⅩⅢ 反撃の九龍(2012/08)
緋弾のアリアⅩⅣ 招かれざる海霧(2013/04)

世界観リンク
やがて魔剱のアリスベル(電撃文庫、2012/08)
やがて魔剱のアリスベルⅡ 蒼穹の戦線(電撃文庫、2013/01)

富士見ファンタジア文庫

デート・ア・ライブ6 美九リリィ (富士見ファンタジア文庫)
著:橘 公司 イラスト:つなこ

まさかのエアメンチカツである。

2012年12月の新刊。約3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
十香のにいてんご付き限定版もあったけど、特に興味が無かったので、通常版をチョイス。

さて、天宮市の高校の間で行われる合同文化祭、天央祭の季節がやって来た。準備の最中、士道は第6の精霊、美九と遭遇することに。

美九は男嫌い+百合精霊。精霊の力を封印出来るのは士道だけ。となれば、後は理解るな……?というわけで、士道さん、女装に挑戦の巻。
女装時の名前は士織なんだけど、普通に可愛くて吹いた。あれ、精霊達とタイマンはれるくらい可愛くね?
それに、皆のメイド姿が可愛くてなぁ。そうだよ、こういうので良いんだよ。

正式に転入してきた八舞姉妹は、そこそこ出番があって良い感じ。これからはドラマガの連載を使って出番の少ないキャラは補完されていくそうなので、それも楽しみ。

ライブのシーンは是非アニメで見たいけど、2クールじゃないと辿りつけないよなぁ。どうせ1クールだろうな……。

すっかり忘れた頃に、戦場に舞い戻って来た真那は〈フラクシナス〉に積んであったCR-ユニット〈ヴァナルガンド〉を装備して戦う。獣っぽいデザインがかっけーですね。
もしかして四足歩行モードに変形出来たりするのだろうか。ああ、ユニットだけが獣形態になって移動出来るのかもしれん。

男嫌いというだけでなく、価値観も完全に断絶している美九の攻略など可能なのか。親しい相手までも敵となってしまった中で、士道の孤軍奮闘が始まる……というところで、彼の前に現れたのは、あの精霊だった……ということで、また良いところで引くよなぁ。

次は2013年3月に7巻。

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
デート・ア・ライブ05 八舞テンペスト(2012/08)
デート・ア・ライブ07 美九トゥルース(2013/03)

アニメ,GA文庫

「ふむふむ、うんちブルドーザー、と……」

OP映像がガーリー過ぎて辛くなってきた。パステルカラーも相俟ってアレなことに。もしかして鋭太は出てない?

さて、部活を結成することになった鋭太達。真涼の口車に乗せられまくりの千和は、かなり残念な言動のキャラに。
真涼は思いっきり『ジョジョの奇妙な冒険』って言ってたけど……。どうせなら、露骨にジョジョっぽい顔になったりすれば良いのに。

にしても、うんちブルドーザーの語感の良さは異常。

初見のED映像は、こちらもやはり、ずっとヒロイン達のターン!

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
#1「高校生活のスタートは修羅場」
#3「幼なじみの涙で修羅場」

電撃文庫

理想の彼女のつくりかた〈3〉第三稿 彼女と僕のアラウンド (電撃文庫)
著:高村 透 イラスト:秋野 すばる

いや、お前のものになった覚えはない。お前のものになるぐらいなら、コンセントにシャーペンの芯を差し込んで感電死した方が百万倍マシだ。

2011年4月の新刊。約1年9ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、今回は夏合宿ということで水着回。しかし、ボケは超控えめで、直人のコンプレックスやら何やらに踏み込んでシリアス展開。

え、ボケなくなったら、面白いとこないじゃん!(酷
3巻終了が確定したから、終わらせにかかったらボケてる余裕が無くなったってことなのかなぁ。

それにしても、シリアスへの触れ方が急過ぎる気がする。それに、シリアス成分が強過ぎて、僅かに残っているギャグがスベっちゃってる感じ。

総評

ってなわけで、宮野の目玉を引き千切る電撃文庫『理想の彼女のつくりかた』全3稿、これにて打ち切り完結……なのか?リアルタイムで読んだなら総評は書かないけど、どう考えても続刊が出る雰囲気ではないので、書いちゃいます。
足掛け8ヶ月か。

1巻のコメディ路線は良かったと思うんだけどなぁ。本筋のシリアス成分のウエイトをどんどん重くしちゃうから残念なことに。
もっと、おバカなラブコメとか書けば良いと思うの。

この後、高村さんはメディアワークス文庫に移り、ポツポツ本を出している模様。

燃:C 萌:B+ 笑:B- 総:B

シリーズリンク
理想の彼女のつくりかた2 第二稿 雨と紫陽花とセカンドガール(2010/12)

富士見ファンタジア文庫

棺姫のチャイカVI (富士見ファンタジア文庫)
著:榊 一郎 イラスト:なまにくATK(ニトロプラス)

「確かに偽物は居るけれど。本物が一人と限った訳でもないのよ?」

2013年1月の新刊。約2日の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は、いつも通りのチャイカと見せかけて、レイラです。おいおい、表紙の段階でネタバレすんのかよw
まぁ、ある程度、前巻の時点で匂わせてはいたけども。

さて、航天要塞編後編。やっぱりというか、何というか、レイラのフードの下に隠されていたのはチャイカとそっくりの顔だった。
様々な技能に特化したチャイカが存在するようで、彼女達は協力者を得易いような特性を持っているらしい。

これって、『すてプリ』の守護者因子の設定を捻っているような感じなのかな。あれも、ヒロインを守ってきたのは、そういう風に定められていたからだって感じだったけど。

棄獣は何故棄獣と呼ばれるのかって話が出てたけど、単純に字から考えるなら、何者かに捨てられた存在ってことになる。
やっぱりチャイカも棄獣の一種ってことなのか。そうすると、棄てられたヒロインってところも『すてプリ』と合ってくるわけだが。

遺体は手に入れられなかったけど、無事脱出出来てウルトラハッピー!かと思いきや、ジレット隊に不穏な空気が……。
アルベリックは死んだってことはないと思うけど、悪堕ち展開とかあるかなぁ。

後書きによると、榊さんの裁量で寄り道したり出来るみたい。ってことは、そこそこ売れてるんだろうけど、ドラマガが滅多に特集しないから、本当に売れているのか、今一つ自身が持てないw

燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A+

シリーズリンク
棺姫のチャイカⅤ(2012/08)
棺姫のチャイカⅦ(2013/07)

アニメ,ガガガ文庫

「吐いた」

@って発音しないのかよ!!

ずっと「ささみさんアットがんばらない」って読んでたわ。

さて、ガガガ文庫原作のラブコメなんだかファンタジーなんだか、何なんだか、よく理解らない人気シリーズがシャフト制作でアニメ化。
原作者である日日日さんはファミ通文庫『狂乱家族日記』に続いて、2回目のアニメ化か。
原作は1巻で折れた俺です。

取り敢えず、お兄ちゃんの声で吹く。誰だよ、大塚芳忠さんとか連れてきた奴wwwwwww
しかし、30分も経つと適応余裕でした。

そんなふざけた導入のくせに、OPが格好良くてビビる。タイトル浮きまくってんじゃねーかw

映像美は流石シャフトといったところか。色遣いが独特というか。ってか、原作絵の再現率高くて、ささみさん可愛いな!

邪心(やがみ)姉妹が、ささみさんの家へと突撃するシーンの無駄なクオリティなんなの。
かがみの身体から武器が出て来るシーンで『最終兵器彼女』を思い出したのは俺だけではない筈。

EDはお兄ちゃんがうるさくて、肝心のEDが聞こえねぇw

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第二話「自宅警備員」

原作リンク
ささみさん@がんばらない

MF文庫J,アニメ

「隣人部は今回も残念だった」

1期の終了から丁度1年、間にOVA『あどおんでぃすく』を挟みつつ、MF文庫Jの人気シリーズの待望かどうか、よく理解らん2期がスタート。
1期放送前に凄い盛り上げようとした割には今一つだったから、やらないかと思ってたわ……。

制作は引き続き、AIC Buildだが、監督を含めた一部スタッフが交代している模様。キャラデザは同じ人だけど、若干変わってる?ブリキさんの絵に近付いた感じ。

サブタイがいきなパロディな件。向こうが『はがない』の影響を受けてそうなんだがw

隣人部女子が歌うOPは1期のものより電波具合が軽減された。美少女アニメっぽいノリに近付いたかなぁ。まぁ、これはこれで。
生徒会の2人も登場してるってことは本編に出て来るんだろうな。

本編は無難に原作通りか。全体的に、肉の方が目立っていて、夜空が脇にどけられている感じがするが……。
後半は殆ど小鷹と肉しか出て来ないしな……。

2期とはいえ、1回目なんだから隣人部のメンバー紹介的な内容の方が良かったんじゃ……という気がしないでもない。

EDも隣人部女子が担当。こっちも1期とは変わって爽やか青春チックな感じに。
提供バックはokamaさんなんだけど、まさか『イコノクラスト!』繋がり……?

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
僕は友達が少ない 第12話「僕達は友達が少ない(`・ω・´)」

エピソードリンク
第2話「ホモゲ部」

アニメ,角川スニーカー文庫

「ようこそ皆さん、箱庭の世界へ!」

スニーカー文庫の人気バトルアクションシリーズがアニメ化。スニーカー作品がアニメ化するのは『ダンタリアンの書架』以来だから1年3ヶ月振りか。
ウチで視るチャンネルはBSのTwellVなんだけど、こんなチャンネル初めて視たわ……。

制作はスーパーダッシュ文庫『カンピオーネ!』のアニメが記憶に新しいディオメディア。
監督も同じく『カンピオーネ!』の草川啓造監督。

OPカットでスタート。異能力を持つ少年少女が箱庭世界に召喚され、自分の持つありとあらゆるものを賭けて戦うギフトゲームに参加させられることに。

お間抜けなタイトルとは裏腹に、割とカッチリしたバトルもの。事前知識、ほぼゼロなんだけど、ちょっと期待出来そう。
単なるバトルだけじゃなくて、頭脳戦も展開しそうな気配。
見せ場の戦闘では挿入歌を使ったりも。OPかと思ったら別曲なのね。

で、ナビゲーターのような役割で登場するヒロイン、黒ウサギがやたらと可愛い件。やはりロングヘアーのヒロインは良いものであると。

最後にはEDとしてOP映像を使用。おお、かっけー曲と映像が合っていて良さそうだ。ちゃんとOPとして見たときに、どう感じるかだけども。

ってな具合で、第1話でした。そこそこの実績があるスタッフだから、ちょっぴり期待です。

燃:A 萌:A+ 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第2話「和装ロリはいろいろブっ飛んだお方のようですよ?」

MF文庫J

一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~ (MF文庫J)

著:十文字 青 イラスト:しらび

「サッチン、てめえ!スパッツの上にパンツ穿いてんじゃねえかッ!」

MF文庫J2012年8月の新刊。約4ヶ月2週間半の積み。
前シリーズ『黒のストライカ』を5巻で完結させた十文字さんが半年振りに復活して送る新シリーズ。MFでは3番目のシリーズか。タイトルの「一年十組」は「クラス・エックス」と読みます。
イラストは最近ちょこちょこ見かけるようになった、しらびさん。

舞台は、内部の組織に異能を認められた者だけが通える私立天命学園。そんな学園の掃き溜りクラス十組の生徒達が、他クラスからの理不尽な要求に抗っていく……というお話。

すんげーザクっというと、ファミ通文庫『バカとテストと召喚獣』の十文字さんバージョンといった感じ。
前2作とは、また作風を変え、今回は群像ものだそうで。え、群像もの……?俺の持ってる群像もののイメージって、色んな登場人物の視点で描かれるもんなんだけど……。これは殆ど主人公、皆人の視点だよな……。

一応コメディなんだと思うんだけど、あれ、十文字さんのコメディセンスって、こんなにサムかったっけ?
他のシリーズのコメディパートは普通に読めるのに、何で、これだけ笑えないんだろう……。

加えて、異能力名がなぁ。漢字に片仮名ルビという、ごくごく標準的な異能力名なんだけど、どうにも漢字もネーミングも今一つでなぁ。
イラストは良いんだが……。

これは十文字さんだと無条件買いのルールを破るときが近付いているのかもしれん……。

次は2012年11月に2巻『その少女、神聖にして触れるべからず』。見切り発車で既に買っちゃってるし読むしかないな……。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:B+

シリーズリンク
一年十組の奮闘2 ~その少女、神聖にして触れるべからず~(2012/11)

著者リンク
いつも心に剣を①(2009/02)
ぷりるん。 ~特殊相対性幸福論序説~(一迅社文庫、2009/07)
純潔ブルースプリング(ソフトカバー、2009/08)
ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?(角川スニーカー文庫、2009/10)
ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
黒のストライカ(2010/10)
黒のストライカ <5>(2012/02)
シャギーロックヘヴン(幻狼ファンタジアノベルス、2010/10)
メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルス、2011/01)
全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(スニーカー文庫、2012/08)

イラストリンク
彼女を言い負かすのはたぶん無理(スマッシュ文庫、2010/11)
僕は友達が少ない ショボーン!(アライブコミックス、2012/08)
神楽坂G7 崖っぷちカフェ救出作戦会議(スーパーダッシュ文庫、2014/06)
ご覧の勇者の提供でお送りします(ファンタジア文庫、2014/03)
災厄戦線のオーバーロード(ファンタジア文庫、2015/01)
りゅうおうのおしごと!(GA文庫、2015/09)
ラノベのプロ! 年収2500万円のアニメ化ラノベ作家(ファンタジア文庫、2016/12)
図書迷宮(MF文庫J、2017/10)
シャーロック+アカデミー Logic.1 犯罪王の孫、名探偵を論破する(MF文庫J、2023/06)

コミカライズ,スーパーダッシュ文庫

パパのいうことを聞きなさい! 路上観察研究日誌 3 (ヤングジャンプコミックス)

原作:松 智洋 漫画:宮乃 ひろつぐ キャラクター原案:なかじま ゆか

「空ちゃんたちのためがんばる祐太の背中。三人の人生を背負った祐太の背中…。すごく……大きい」

2012年8月の新刊。
今回の中盤で、祐太と小鳥遊3姉妹が引っ越すことに。ということは、時系列的には原作1巻が終了したってことか。
物語の季節は学祭へと移っていく……。

このコミカライズは本編に比べて、サービスシーンが大増量だけど、それに加えて、仁村のクズっぷりが凄い件。
おかしい……原作や他のコミカライズだと超完璧なイケメンなのに……。

こういうお色気漫画って、ドッキリ☆ハプニングが多いものだと思うんだけど、ハプニング関係無く、自ら脱ぐ人達多くね?それは何か違くね?

それはそうと、大家さんの娘がちょろっとだけ登場してますね。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
パパのいうことを聞きなさい! 路上観察研究日誌 <2>(2012/05)
パパのいうことを聞きなさい! 路上観察研究日誌 <4>(2015/01)