このライトノベルがすごい!文庫,雑記

今月も編集部から献本いただきました。有り難うございます。

・魔法少女育成計画 restart(後)
・紅炎のアシュカ

の計2冊。

『魔法少女育成計画』がコンプエースでコミカライズ決定。雑誌のカラーに合うのだろうか……。
もっと美少女寄りの作画にすれば、残酷さが際立ちそうな気はする。

MF文庫J

黒のストライカ 5 (MF文庫J)
著:十文字 青 イラスト:硯

まさかまさかの顔面騎乗ですかぁぁぁぁぁ……!?

2012年2月の新刊。約9ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は麗。うん、まぁ露出度は高いけど……。

さて、帰る場所を失った椋郎は、夜魔の力を更に使いこなせるようになるべく、修業を開始する。
その修業とは、美少女達の誘惑に耐え、欲望を制御出来るようになることで……。

最終巻だというのに、大変えっちぃ展開となっております。けしからん。実にけしからん。

仇敵ジークリードは思ったよりもアッサリ倒せてしまった感が。椋郎の反応からすると、もっと強敵ってイメージだったんだけどな。
尺か。尺が足りなかったのか……。

最後は第1部完って感じの終わり方でしたね。もっと、しはるさんとイチャイチャしても良かったのよ?
ってか、しはるさん可愛いな。

総評

ってなわけで、この僕が夜になるMF文庫J『黒のストライカ』全5巻、これにて完結。打ち切り完結のようにも見えるけど……?
足掛け1年4ヶ月か。

十文字さんにしては、随分読み易い文章で、かなりMFカラーに合わせていた印象。いつもは、もっと文字が詰まってたりファンキーだったりするしな。
イラスト効果もあって、蔵島さんエロ可愛いよ蔵島さん。

次は2012年8月に新シリーズ『一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~』、11月に『一年十組の奮闘2 ~その少女、神聖にして触れるべからず~』です。

燃:B 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
黒のストライカ <4>(2011/10)

著者リンク
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(2012/08)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

いつか天魔を斬る魔女 (2) (カドカワコミックス・エース)
原作:鏡 貴也 漫画:江戸屋 ぽち キャラクター原案:榎宮 祐

「斬ったのはムカツク…けど、家族だから許してやる」

2012年7月の新刊。
やっぱりコンプエース連載のラノベコミカライズは2巻で終わる宿命なのか……。まぁ、2巻だけっつっても、ほぼ1年間やってる計算なんだけど。

今回は殆ど璃依音とペルティメインで、友人連中は存在感薄め。璃依音が一級魔女として成長するまでが描かれる。
結局、最後まで本編レギュラーメンバーは、ぼんやりした姿くらいしか登場せず。というのも、元々は月光きゅんとの絡みとかがあったらしいのだが、江戸屋さんの意見で変更になったらしい。
月光きゅんに出て来てほしかったなぁ。まぁ、江戸屋さんの作画だと、凄い童顔になりそうだが。

鏡さんの構想によると、5巻分の話だったらしい。無茶な……。

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
いつか天魔を斬る魔女 <1>(2011/12)

アニメ,電撃文庫

「落ちろ……!落ちろぉぉおおおおおおおおおおおッ!!」

アスナに近付いていると知ったキリトさんは、いても立ってもいられず、単身グランド・クエストに挑むことに。
次々と立ち塞がるガーディアンを千切っては投げ千切っては投げするキリトさんの無双っぷりがパネぇ。

アクセル・ワールド』より、こっちが売れてるのはアクションシーンの見せ方が上手いってのもあるんだろうな。

で、遂にリーファはキリトさんの正体が、自分の兄、和人であることを知ってしまう。物凄い短期間で2回も失恋するとか可哀想過ぎる……。

燃:A+ 萌:A 笑:C 総:S-

エピソードリンク
#21「アルヴヘイムの真実」
#23「絆」

アニメ,ノベライズ,講談社ラノベ文庫

おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT (講談社ラノベ文庫)
原作:東堂 いづみ 著:栗山 緑 イラスト:馬越 嘉彦

「巻機山花、十六歳!よろしく!」

2012年12月の新刊。約3日の積み。7ヶ月振りの新刊。進行遅いでござる……(´・ω・`)
さて、第3巻。表紙は勿論あいちゃん。

パリで夜な夜なアコーディオンを弾くパリの歌姫。その正体は誰あろう、どれみ達が育てた時期女王候補ハナちゃんその人であった。
彼女が自分の生き別れの妹を捜していると知ったどれみ達は、その妹ユメちゃん捜しを手伝うことに。

ここにきて、まさかの後付け設定とマジョリカとマジョルカが姉妹だったという衝撃の事実にドギモを抜かれたよね。
マジョリカ達って、ウィッチー・クイーン・ローズから生まれたのか……。設定説明のついでに姉妹と判明するマジョリカとマジョルカェ……。

この事態に魔女見習いに戻ることを拒否していたおんぷちゃんも、遂に魔女見習いに。やっぱり5人揃ったマジカルステージがないとな!
ってか、おんぷちゃん凛々し過ぎるぜ……。

ハナちゃんは急激に魔力が上昇しているらしく、空間転移や時間の巻き戻しもオチャノコサイサイといった感じで。半端無ぇな……。

それにしても、どれみ達の将来を見据えるモチベーションの高さは異常。どんだけアグレッシブなんだよ……。

ユメちゃんへの手掛かり、それは育ての親がマジョアヴェニールという名前であること。このマジョアヴェニール、実は、あの佐倉未来さんだったのである。うぉぉおおおおおおおおお、そこで繋げてきたかぁあああああああ!!

そして物語は『おジャ魔女どれみ17』へと続く。ぎゃああああああああ、早く続きが読みてえぇええええええええ!!
もしかして、ドラマCDって文庫の限定版に付いたりするのかな。

巻末には、あいちゃん役の松岡由貴さんのインタビューが。基本、キャストインタビューが後書き代わりなのか。
次巻もハッピーラッキー、みんなに届け!

燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
おジャ魔女どれみ16 ~Naive~(2012/05)
おジャ魔女どれみ17 ドラマCD付き限定版(2013/07)

富士見ファンタジア文庫

いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室5 (富士見ファンタジア文庫)
著:鏡 貴也 イラスト:榎宮 祐

「俺は国よりも上位に存在している天才だ。つまり俺は国からの命令を聞く必要はないわけだな」

 

2012年7月の新刊。約4ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。短編集は10ヶ月振り。『真伝勇伝・革命編 堕ちた黒い勇者の伝説』7巻からは連続刊行。

 

短編集ラストということで、表紙は月光と美雷を中心に全員集合といった感じで。
帯に殆ど隠れているが、外すと美雷のしまぱんが拝めます。まぁ、美雷のぱんつを見たところで……というアレだけども。

 

さて、残りの未収録短編を収録+書き下ろしという構成で終了です。基本的に独立した短編ばっかりだから、これでラストという感じはしないのだが。

 

口絵のピンナップは温泉風景ということで、美雷やヒメアのお尻が。胸よりお尻とは……やるじゃない。
裏面は月光と美雷のイチャラブ具合がががががが。まぁ、妄想なんだけど。

 

今回のまとめとしては、醤油ミルク味のチロルチョコ好きな月光きゅん萌えということですね(ぉ

 

次は2012年9月に『大伝説の勇者の伝説12 遅れてきた魔眼の王』、11月にこっちの本編11巻『悪魔と魔女と生徒会長の恋』、2013年2月に『大伝勇伝』13巻。

 

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

シリーズリンク
いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室 <4>(2011/09)
いつか天魔の黒ウサギ10 校庭で笑う魔女(2012/04)
いつか天魔の黒ウサギ11 悪魔と魔女と生徒会長の恋(2012/11)

講談社ラノベ文庫

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫)
著:榊 一郎 イラスト:ゆーげん

「「究極━━変形(トランスフォーメイション)ッ!!」」
「「GO!〈フェイドラ〉━━直立格闘(スタンディング)モードッ!!」」

 

よし、サンライズかサテライト辺りでアニメ化しよう(提案)

 

2012年12月の新刊。約1日の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙のキャラ誰やねんと思ったら、武装したミュセルなのか。

 

さて、今回は慎一がいきなりバハイラム王国に攫われちゃったと気付くところから始まる。
物語はバハイラム王国の内情を知る慎一と、何が何でも慎一を救出すると少数精鋭で出撃するミュセルのパートに分かれることに。
というわけで、シリーズ始まって初の別キャラ視点が登場。

 

前巻でバハイラムが何かやらかしそうと思ってたら、これだよw
とはいえ、別に国民が全員悪人というわけでもなく。そりゃそうだろうけど。

 

この事態に活躍するのが、何と前巻で作ったハリボテドラゴン。これを魔法で動くように改造した〈フェイドラ〉が大活躍。
『アウトブレイク・カンパニー』だと思って読んでいたら、『魔装機神』とか『天空のエスカフローネ』とかだったでござるの巻。

 

いやでも、こういうおバカなノリがあってこその『アウトブレイク・カンパニー』なんだと思うけど。
今回は結構キナ臭い展開だったから、次はもうちっとまったりした感じを希望するけど、後書きの予告では、そうも思ってられないみたいだな……。

 

カバー下には何と〈フェイドラ〉の設定画が。ご丁寧にドラゴンモードと直立格闘モード両方。

 

他の榊さんのシリーズに比べて刊行ペースが速いのはアニメ化を控えているのかしらんと勘繰っちゃうわけですが、はてさて……?
ってか、どう考えても『がをられ』より、こっちの方がアニメ化に向いてる気が……。いやまぁ、美少女をいっぱい出すのが最優先なら『がをられ』なんだろうけども。

 

燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+

 

シリーズリンク
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <4>(2012/12)
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <6>(2013/05)

 

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーオーズ (講談社キャラクター文庫)
著:毛利 亘宏(のぶひろ)

『セルメダル!セルメダル!セルメダル!セルメ、ダルメ、セルメダル(字余り)』

講談社キャラクター文庫2012年11月の新刊。約1日の積み。
カブト』『W』と同時発売。

執筆するのは、サブライターだった毛利さん。靖子にゃんは『特命戦隊ゴーバスターズ』やら『ジョジョ』やらで忙しいのかしらん。
さて、本作は本編の過去、現在、未来を描く連作中編集という構成。

『アンクの章』

過去編。グリードが誕生し、封印されるに至った経緯がアンクの一人称で語られる。
初代オーズは鴻上会長の祖先だからか、喋り方がまんま会長と同じ。脳内再生余裕でした。

アンクの心情ってのは終盤、彼が自分で語ったことくらいしかないから、結構貴重なんだな。

『バースの章』

伊達さんの話かな?5103の話かな?って思ってたら、バースドライバーの一人称とか、どういうことだよwwwwwwwおかしいだろwwwwww
ゴリさんとかクソワロタ

テレビシリーズのバース登場辺りから、バース装着者が5103になった直後辺りまでが語られている。
最終的には何だか良い話になってるから困る。
まさか、カッターウイングの使用頻度に無理矢理理由付けがなされるとは……。でも、使って減るもんじゃないだろw

『映司の章』

未来編。とある国の内戦に、映司がオーズの力を使って首を突っ込むことに。
映司がコアメダルをいっぱい持ってるから、『MOVIE大戦MEGAMAX』以降の話と思われる。
ゲストキャラは結構えげつない目に遭うんだな……。

まとめ

これも、やっぱり小説媒体でないと、やり難い内容をやっている印象。3本の中編で、ガラリと雰囲気を変えているのが地味に凄い。
続くシリーズもこういう感じでオナシャス

次は同じく2012年12月『クウガ』。その後は『龍騎』『アギト』『555』『キバ』『響鬼』『電王』『剣』『ディケイド』と続く予定。

燃:A- 萌:A- 笑:A 総:A+

本編リンク
仮面ライダーOOO ディレクターズカット版 FINAL EPISODE

シリーズリンク
小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~(2012/11)
小説 仮面ライダーアギト(2013/01)

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~ (講談社キャラクター文庫)
著:三条 陸

「今名付けよう……ぼくは……」
「仮面ライダーサイクロンだ……!」

これで決まりだ!

講談社キャラクター文庫2012年11月の新刊。約1日の積み。
『カブト』『OOO』と同時発売。

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーカブト (講談社キャラクター文庫)
著:米村 正二(しょうじ)

「同じ道を往くのはただの仲間にすぎない。別々の道を共に立って往けるのは」
「友達だ」

講談社キャラクター文庫2012年11月の新刊。積んでない!
何を思ったか、『OOO』までの平成ライダー12作がノベライズ。俺の好きなラノベと平成ライダーがフュージョンするとか、ぐうフルボッ〇もんだわ。

講談社キャラクター文庫は、この企画のために立ち上げられたレーベルで、定期的にノベライズを刊行していく。それなら、いっそライダー文庫で良くね?まぁ、ゆくゆくはライダー以外の作品も出していきたいって思惑があるのかもしれんが。
発売日は決定してないけど、『フォーゼ』と『ウィザード』も出る予定だとか。

第1弾として、『カブト』『W』『OOO』が登場。『クウガ』も予定されていたが、直前になって発売延期。
アマゾンを見る限りでは、12月に出るっぽいが……。
ナンバリングは刊行順じゃなく、テレビシリーズの順番となっている。

執筆するのは、テレビシリーズのメインライターを務めた米村正二さん。最近だと、『スマイルプリキュア!』のシリーズ構成兼脚本とかやってますね。

表紙は主役ライダーのドアップ。カメラ寄り過ぎだろw
帯を掛けたら、最早何かも、よく判らんw

で、肝心の内容ですが、天道がネイティブの存在を知るプロローグ、テレビシリーズの1話と2話をまとめたエピソード、ハイパーカブト登場後の終盤戦、そして加賀美にスポットを当てた書き下ろしの後日談となっている。

天道がいかにして、ひよりの存在を知ったかってプロローグは良かったけど、その後のテレビシリーズで展開したストーリーをノベライズした部分は結構やっつけ感が強いと思う。
特に戦闘描写がな……。擬音ダサ過ぎんだろ……。「ドーン!」てw

後日談は、まさかの海外が舞台ということで、そらテレビシリーズでは出来んわな。主に予算的な意味で。
仮面ライダーとしての要素も薄く、小説だからこそ出来る内容という感じだった。
設定的にどうとか、そういう類の話ではなかったけど、これはこれで良いのでは。

次は同じく2012年11月発売の『小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~』。その後は『OOO』『クウガ』『龍騎』『アギト』『555』『キバ』『響鬼』『電王』『剣』『ディケイド』と続きます。

燃:A- 萌:C 笑:B 総:A

シリーズリンク
小説 仮面ライダーW ~Zを継ぐ者~(2012/11)