富士見ファンタジア文庫

デーゲンメイデン 2.池袋、穿孔 (富士見ファンタジア文庫)
著:田口 仙年堂 イラスト:柴乃 櫂人

「池袋の人間を脅かす悪がこの世に存在する事━━そんなもの、私の美意識が許さない」

2012年10月の新刊。約1ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、今回は休日を利用して、池袋へとやって来た練司達。その一方で、サンシャイン60の地下では、年に一度の三種の神器の会談が行われていた。それを狙って、ロキが現れて……というお話。

新たな伝承者も登場して、分かってきたが、伝承者とDアームは見せ場では、それぞれの決め台詞みたいなものを言ってから戦闘に突入するんだな。
これは結構格好良い演出。全員、共通フォーマットなのが実に良い。練司と薄緑の掛け合いだけは1巻と変わってるんだけど、この2人のやり取りだけは、どんどん変わっていくのかな。

で、物凄い早く訪れた、練司といすか、再会の時。それは最高に早い最悪の再会で。
いきなりクライマックス過ぎてワロタ
しかも、いすかがロキに所属している理由まで明かされそうになるし。
どっちかっつーと、最終巻近くでやる展開のような気がするんだけど……。

どうでも良いけど、『でげめで』って略称が定着する気が全くしねぇw

燃:A- 萌:A- 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
デーゲンメイデン 1.台場、両断(2012/06)
デーゲンメイデン 3.後楽園、破砕(2013/02)

アニメ,電撃文庫

「私……私、失恋しちゃった……」

和人と一緒に、明日奈のお見舞いに行く直葉は、自分の想いが叶わないことを知ってしまう。
《ALO》の中でキリトさんに慰めてもらうが、この構図はつまり、更なる絶望展開を予感させるものであり……。

一方、アスナは自力で世界樹を脱出しようとするが、途中でオベイロンの部下モンスターに捕まってしまう。
まさかの触手プレイでござるの巻。薄い本が厚くなるな……。

そして、キリトさんは、いよいよアスナの手掛かりに手を届かせようとしていた……というところで続く。

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A

エピソードリンク
#20「猛炎の将」
#22「グランド・クエスト」

MF文庫J

Tとパンツとイイ話 2 (MF文庫J)
著:本村 大志 イラスト:前田 理想

「罰ゲームは『全身が下半身になる』です」

2012年2月の新刊。約8ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
最早タイトルと何の関係も無くなったのに、内容に合ったタイトルにしようとすると、今以上に酷くなるということで、そのままナンバリングが付いただけという。

口絵は、いきなりハートフルな絵面で、これまた何とも。カマクラの中で動物達とトランプとか、ほんわかする。

さて、今回も連作短編集。思念が起こす様々なトラブルに陽太や、その友人達が巻き込まれていく。
ジョゼ子とかいう、ぶっ飛んだ名前のヒロインが追加されたけど、陽太はの気持ちは一直線に光里に向かってるよな。
結構なイチャラブ具合で、アレがナニですね。

一方、影時と天むすの友情がアツいよね。2人は思念紡績協会に入り、光里に隠された秘密を知ることに。
この流れは、次で完結しちゃうのかな?5巻くらいまではやっても良い気がするけど……。
次は2012年11月に3巻。

燃:B 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
Tとパンツとイイ話(2012/02)
Tとパンツとイイ話 3巻(2012/11)

ガガガ文庫

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6 (ガガガ文庫)
著:渡 航 イラスト:ぽんかん⑧

「ところで一〇月の映画は行くのか」
「ばか言っちゃいけねぇ。俺みたいなのが行って家族連れや幼女を怖がらせちまったら申し訳ねぇ。……買うさ、Blu-rayをな」
「くっ、こいついち早く見たいだろうにそれを我慢して……。男の中の男!」

2012年11月の新刊。約1日の積み。4ヶ月振りの新刊。
帯にはファンタジア文庫『デート・ア・ライブ』でお馴染み、橘公司さんからのコメントが。
あれ、もしかしてアニメ放映時期被るのか?

さて、夏休みが明けて文化祭の準備が始まる。運命の悪戯で、文化祭実行委員になってしまった八幡は、委員会での一悶着に巻き込まれることに。
文化祭実行委員、略して「文実」らしいんだけど、そんな言い方初めて見たわ……。

自分が憎まれ役になって問題を解決する八幡が格好良過ぎるぜ……。
そんな彼をたしなめる平塚先生に惚れてしまいそうな件。

一応、今回で、ぎくしゃくしていたゆきのんとの関係は落ち着いたっぽいな。
ラストの展開とか、そのままアニメの最終回でやったら盛り上がる感じだったけど、尺的に、ここまで辿り着くのは厳しいかなぁ。
映像映えする展開だと思うのだが。材木座との友情もアツかったしな!

今回のネタは『明日のナージャ』や『ニャニがニャンだーニャンダーかめん』や『超速変形ジャイロゼッター』等々。流石、渡先生。理解っていると言わざるを得ないな!ってか、キッズアニメばっかりじゃねーかw

ところで、シュシュ的なアレで髪をまとめてるゆきのんにグッときたのは俺だけじゃない筈。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑤(2012/07)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑦ ドラマCD付限定特装版(2013/03)

KAエスマ文庫,アニメ

「駄目!何か恥ずかしい!」

サブタイの「逃避行」は「エグザイル」と読みます。
さて、激突する小鳥遊姉妹。圧倒的ハイクオリティで展開する戦闘ですが、敗北を喫した六花は逃走してしまう。

十花さんとしては、勇太に協力してほしかったんだろうけど、そら、勇太としては六花の味方をしたいわけでなぁ。
でも、これって結局、中二病は経験者にしか理解出来ないものってことなんだよなぁ。

皆を残して、2人だけで家へと帰って来た勇太と六花。幸か不幸か、勇太の家族は不在ということで、まさに2人っきり。
いまひとつ六花の精神状態がどうなってるのか、よく理解らん。天然なのか、六花なりの好意の表現なのか。
まぁ、先に勇太の方が参ってしまいそうな気配ですが。完全にラブストーリーじゃないですかー!やだー!

それはそうと、丹生谷さんが懐かれてるわんわん可愛いな。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
EpisodeⅦ「追憶の…楽園喪失」
EpisodeⅨ「混沌の…初恋煩」

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン (GA文庫)
著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

「かくして黄金時代は終わる━━」

2012年11月の新刊。積んでない!実に1年4ヶ月振りの新刊です。半年以上は待たせるんだろう?と余裕こいてたら、2.5倍近く待たされたでござる。ぎゃふん。
『アフタースクール』2巻からは連続刊行。通算65冊目。シリーズ第11巻。

表紙のコーティは今までにない勇ましい感じで。イラストのイメージからすると、反撃開始!な感じなんだけど、内容的には鬱々とした様子で。

ガガガ文庫,コミカライズ,富士見ファンタジア文庫,朝日ノベルズ,講談社文庫,雑記,電撃文庫,GA文庫

予約していたものやら何やら、ぞろぞろと。一般は、

・文庫版 死ねばいいのに

の計1冊。
ラノベは、

・完璧なレベル99など存在しない
・神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン
・魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入苦労譚
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑥
・下ネタという概念が存在しない退屈な世界 <2>
・新生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 上
・H+P⑬ -ひめぱら-
・いつか天魔の黒ウサギ11 悪魔と魔女と生徒会長の恋
・BIG-4 4.続・四天王選手権!くそ、たまには、ぼくもちょっと本気出すか!?
・冴えない彼女の育てかた <2>
・黒鎖姫のフローリカ
・アリストテレスの幻想儀典 1.禁忌の八番目

の計12冊。

何で今更電撃文庫を買ってきたかというと、大垣書店が電撃文庫を買った人にだけ目録を配っていたからです。
ケチケチすんなよ!普通に配布しろよ!と思わないでもないけど、ボリュームがボリュームだからなぁ。

GA文庫では、『IS〈インフィニット・ストラトス〉』を意識しまくりの新シリーズ『ハンドレッド -ヴァリアント覚醒-』なんてものが出ましたが、はてさて人気作となれるのか。
個人的には『IS』ほどタイトルが格好良くないなぁ、と。
『魔材』は積み過ぎて完結したっぽいでござる。

第5回GA文庫大賞では、「ボッチの帝王学 -経営学を極めた俺様が女ばかりの異世界では家畜扱いなんですけど!?-」と「安心と信頼の全裸率―18%」が気になりますね。

ガガガ文庫では、新シリーズ『セックス・バトルロワイヤル!』のタイトルが酷過ぎて萎えた。何の捻りも無く、ただただ下ネタじゃねーか!
来月は森田季節さんの新作が登場。遂にガガガにまで来たか……。

『はまち』アニメは2013年4月からだそうで。『ささみさん』はシャフト制作で1月から。
『GJ部』も1月からということで、流石に同レーベルアニメ3本同時スタートとはならんか。

暫くガガガ文庫を買ってなかったから、メディアミックスの話をしないままだったんだけど、その間に、『寄生彼女サナ』がコンプエースで、『GJ部』がサンデーGXで、『ささみさん』がサンデーで、それぞれコミカライズ。
週間漫画誌でラノベのコミカライズが連載されるのは初めてなんじゃないかしら。

ファンタジア文庫の話はドラマガ読んだときに。

ボーダーは、

・フェアリィフィールド 妖精戦陣

の計1冊。
コミカライズは、

・なれる!SE Vol.2
・涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 <07>
・長門有希ちゃんの消失 <5>

の計3冊。

MF文庫J,アニメ

「お兄ちゃんは血の繋がってない妹と本妹と、どっちが大事なんですか━━━━!?」

サブタイは「ちっちゃいけどパーフェクト管理人だから問題ないよねっ」の意。
さて、今回は秋子とありさが対決するお話。今回もまた、構成がド変則でなぁ。OP後のCMが終わったと思ったら、速攻またCMに入るという。
要は話に区切りがついたところでCMを入れるという構成なのか。

最初は、ありさをライバル視していた秋子だったが、対決を繰り返す内に、彼女もまた妹というポジションで、秋人に女性として見てもらえていないことに気付き、仲良くなっていく。
おお!珍しく、ある程度中身のある話だったな!

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

エピソードリンク
第6話「まょちき」
第8話「からふる」

角川ビーンズ文庫

少年陰陽師 こぼれる滴とうずくまれ (角川ビーンズ文庫)
著:結城 光流 イラスト:あさぎ 桜

「私や妻はいいんだけど、……お前、少し慌てないと、うちの姫に忘れられるよ?」

2012年10月の新刊。約1ヶ月1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
通算37冊目、尸櫻編第2巻。
おお!最新刊に追いついたぞ!

晴明と吉昌の親子喧嘩も一段落し、取り敢えずは穏やかな日々が戻ってきたかに見えたわけだが、しかし、着実に不穏な影は迫って来ていた。
昌浩の兄達の家族が次々と危険な状態に。1人くらい死にそうで怖いな……。行成も悲惨な目に遭ってたし……。

行方不明になったと思われていた晴明だったが、彼はその姿を現し、尸櫻の下で不気味に嗤う。
そして昌浩達の前に立ち塞がるのは十二神将。やっぱり紅蓮と勾陣以外は敵に回ったか。

昌浩が失う花って言うから、紅蓮のことかなーと思っていたら、どうやら兄達の家族のことのようで、何だー違ったかー。
と見せかけて、やっぱり紅蓮でしたー!ってことで今回ラストの絶望感半端無い。しかも相手は神将殺しの朱雀ですよ。

果たして晴明の嗤いの理由は一体何なのか……。何か今回の章で晴明死ぬんじゃね?と思ったけど、よく考えたら天狐編のときも、そう思ったことを思い出したわ。

次は2012年12月に『モンスター・クラーン 紅涙の弾丸』。

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
少年陰陽師 ひらめく欠片に希え(2012/07)
少年陰陽師 うごもつ蔽を捧げもて(2013/03)

 

角川ビーンズ文庫,雑誌

プレミアム・ザ・ビーンズ VOL.2

『少年陰陽師』の全プレの応募券が付いていたので買いました。
いつの間にかTheBeansが休刊して、これにスライドしたみたい。刊行スパンが長くなったのかしらん。

10周年記念ということで『少年陰陽師』大特集号です。表紙には笑顔の彰子が。彼女の笑顔ってこんなところくらいでしか拝めない気がするなぁ。
何故か成長前のイラスト。掲載短編も成長前の話な不思議。

結城さんへのインタビューでは、核心に触れるような解答は全然無し。全体の結末自体は考えてるらしいけど、それに向けて、どこまで進んでるのかは不明。
それに回答を読むと、どう考えても昌浩と彰子が結ばれるエンドが見えなくて絶望したわ。

『少年陰陽師』の他にも、様々な作品のお試し短編が掲載されている。
1巻出た頃から、『シュガーアップル・フェアリーテイル』が気になってるんだよなぁ。

面白いのは小説に加えてショートコミックを掲載している作品が多いということ。しかも公式絵師が手掛けているものが大半ということで、これはなかなかに取っつき易くて良い試みだな。

燃:C 萌:A- 笑:C 総:B+