電撃文庫

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈19〉 (電撃文庫)

著:鎌池 和馬 イラスト:灰村 キヨタカ

「すごっ!すごいっ!!すごいパンツ!!絹旗、お前もうそれはチラッてレベルじゃないパンツだけどパンツどうする!?」
「……超ひたすら前を向いて運転に集中してください」
「イエス!!でもパンツ!!」

約一ヶ月の積み。四ヶ月振りの新刊。見よ、ついこの前の巻まで阿呆みたいに積んでいたとは思えぬこの消化の早さ!
まぁ、単に電撃文庫MAGAZINEに鎌池さんと成田さんの対談が載っていたから、それを読むために優先消化しただけなんだけど。

さて、学園都市の暗部編です。本編で暗部編をやるのは十五巻以来、二回目か。
表紙は一方通行と浜面仕上。唯一赤い一方通行の瞳が良いアクセントになっている。
本編開始前には本書が何巻と関連性が深いかが、わざわざ注意書きという形で書いてある親切さ。判り難いと苦情でも来たんだろうか。

表紙からも判る通り、今回の主役は一方通行と浜面。表紙では共闘しているように見えるが、本編中では一切接触無し。二人の物語が交互に語られていく感じか。
大切な者を守るため、戦い続ける二人だが、敵が圧倒的過ぎて、終盤なんかオワタ\(^o^)/という感想しか湧いてこない。

そんな二人が目指すのはロシア。それは奇しくも上条さんが向かっている地でもあった。遂に上条さんと一方通行、再会のときか……?
あれ、一方通行、普通に良い人じゃね?

燃:B+ 萌:B+ 笑:B 総:A

スーパーダッシュ文庫

アンシーズ―刀侠戦姫血風録 (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:宮沢 周 イラスト:久世

「お前もわかっているかもしれねぇが、さすがの俺でも、どんなことをしても、やっちまった事実は消せねぇ、変えられねぇんだ」
「だから、俺は……。俺たちは背負うしかねえ。自分の行動と結果を。それがどんな影響を与えることになってもすべてを受け入れる。そうやって生きて、一生をかけて考えて、それで、うわべだけじゃない、本当の責任の取り方を探していくしかねぇんだよ」
「それがアンシー……、いや、男ってもんだろ?」

スーパーダッシュ文庫九月の新刊。第8回スーパーダッシュ小説新人賞佳作受賞作。サブタイトルは「とうきょうせんきけっぷうろく」と読みます。
某書評サイトに書かれていた内容紹介を読んで、こwwwwwwwれwwwwwwはwwwwwwとなって購入。

これはアンシーと呼ばれる男達による学園異能バトル。彼等は自らのおち○ちんを武器として抜刀して戦うのだ!抜刀している間は股間におち○ちんが無くなるので、になっちゃうぞ!しかも武器が壊されると、に戻れなくなります。な、何だってー!?
こんなはっちゃけた設定を持ってこられたら読むしかいないじゃないか!

ちなみに、女の身体になっているときに自らえっちぃ行為をすると男に戻れなくなります。えっちなのはいけないと思います!ということか。

設定だけ見ると、物凄い馬鹿小説っぽいんだけど、設定以外は普通に、最近流行りのTS要素をがっつり取り込んだ学園異能バトルもの。
俺、別にTSだけで、うほっ!ってならんしなぁ。

次は十二月だけど、もう切りで。

燃:C+ 萌:B 笑:C+ 総:B+

著者リンク
冠絶の姫王と召喚騎士(ファンタジア文庫、2012/09)

イラストリンク
銀の河のガーディアン(ファンタジア文庫、2010/08)

スーパーダッシュ小説新人賞佳作リンク
ライトノベルの神さま(第9回、2010/10)

ホビー,雑記,雑誌,電撃文庫

電撃文庫MAGAZINE買ってきました。天気悪かったら、もう明日で良いかと思いつつも、研究室帰りに買いに行ったら、ラス一だったワナ。あ、危ねぇ……。油断したら消し飛んでるところだったぜ……。これからはちゃんと日中に買いに行こう。と言っても、大学から行くのなんて、あと一回だけだが。
電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2010年 01月号 [雑誌]

それから、いつもの、

・アスラクライン⑫ 世界崩壊カウントダウン
アスラクライン〈12〉世界崩壊カウントダウン (電撃文庫)

を購入。ホントは七巻が欲しかったんだけど、四~十一巻あたりがごっそり無くなってました。結構、売れてんじゃん!平積みしようぜ!


スーパー戦隊やライダーを視ていると、合間にムゲンバインっていう食玩のCMが流れるわけですよ。これががっつりCGを使っていて、すんげぇ格好良いの。
そんで、実物はどんな感じなのかとネットで画像探してみたんですよ。そしたら、なんぞこれ。かっけぇぇえええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
え、これホントに食玩なの?お菓子付きで売ってるってマジなの?ムゲンファラオってやつは人気があって、再販されたみたいなんだけど、これがまた格好良いのなんのって。やべー、欲しくなってきたぜ……!


アニメ,電撃文庫

「大丈夫だよ。智春(トモ)には操緒達がついてるから」

何か、どっかで見たことあるサブタイトルだなぁと思ったら、『ガンダム種死』のPHASE-28と同じですね。元ネタでもあるんだろうか。

OPカットで開始。十字稜の中で一巡目の律都さんと出会った智春達。彼女もまた、悪魔であり、更に一巡目の直貴の恋人なんだそうな。もう、どこまでが原作の設定なのか全然判んねぇやw

《鋼》が失われた今、はぐれ使い魔が現れる異世界の門を閉じることは不可能と告げられ、為す術無しかと思われたが、操緒の《黑鐵》と《白銀》をくっつければ同じことが出来るんじゃね?という発言によって、光明が見える。
実際にアニアが運喰らいの力で《黑鐵》と《白銀》を合体させていたけど、機巧魔神の建造って、あんなファンタジーな感じだったの?もうちょっと工学的なのを想像していたんだが。

《黑鐵》の改修が終わるまで、智春は悪魔の力で使い魔と戦う。
で、《黑鐵》が完成すると共に流れ出すOP。おお、何だか熱血ロボットアニメみたいだ!《黑鐵・改》は黒、白、赤と、ちょっと色合いが微妙なことになってたけど、何重にも重なって、《黑鐵》の腕に展開する魔方陣の格好良さは異常。

原作では操緒の姉、環緒を名乗り、二巡目に来ていた一巡目の操緒だが、アニメでは一巡目の世界で眠りについていた。
そんな彼女が智春を助けてくれる。二人の操緒に支えられ、戦う智春というシチュエーション自体はアツいんだけど、あれは一時的に《黑鐵・改》の副葬処女が二人になったということなのか。

また、奏っちゃんも智春を守るために最後の力を振り絞り、倒れてしまう。この後、一切説明が無いまま、カプセルに入れられちゃったけど、どうなってんだ。

彼等の活躍で一巡目の世界は救われた。直貴は点火装置を智春に託す。解析の結果、点火装置は因果律制御装置だと判明。そう言や、原作で点火装置を作ったのが誰かって判明したっけ?
“うずしお”の力で一巡目に戻ることになった智春達の前に杏が現れる。智春は杏に眠ったままの奏っちゃんを自分の彼女だと紹介するのだった。杏、貧乏籤過ぎるぜ……(´・ω・`)

というわけで、一巡目の世界編これにて終了。後三回で原作十三巻をやるのか。これまでの流れからすると、何とかまとまりそうだな。ともはさんの登場は絶望的になったが……。
エンドカードの用語紹介は次元潜行チェンバー“うずしお”。

燃:S- 萌:A+ 笑:B 総:A+

アスラクライン〈12〉世界崩壊カウントダウン (電撃文庫)
アスラクライン〈12〉世界崩壊カウントダウン (電撃文庫)

アニメ,雑記,電撃文庫

今月は1日フライングで9日発売。ブツは、

・ラッキーチャンス! <6>
・タロットの御主人様。 <8>
・司書とハサミと短い鉛筆 <5>
・ソードアート・オンライン3 フェアリィ・ダンス
・レンタル・フルムーン2 第二訓 良い関係は良い距離感から
・くるくるクロッキー
ラッキーチャンス!〈6〉 (電撃文庫)タロットの御主人様。〈8〉 (電撃文庫)司書とハサミと短い鉛筆〈5〉 (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)レンタル・フルムーン〈2〉第二訓 良い関係は良い距離感から (電撃文庫)くるくるクロッキー (電撃文庫)

の計六冊。

気になる新刊云々は電撃文庫MAGAZINEの感想のときに書きます。


2010年『コードギアス』再始動らしいですね。取り敢えず少年エースでのコミカライズ連載が決定したとか何とか。
『反逆のルルーシュ』が再始動とは言ってないから、ルルーシュは出て来ても、脇役扱いに留まる程度なんだよね?まさか、あの終わり方しといて、また主役とか言わないよね?
映像方面での展開も予定されているらしいけど、やはり『ハガレン』とかやってる、あの枠か?


MF文庫J

烈風の騎士姫 (MF文庫J)

著:ヤマグチ ノボル イラスト:兎塚 エイジ

「なんとかなるよ」
「どうして?」
「おれたちには、“風”がついてる」

約一ヶ月二週間半の積み。MF文庫J。『ゼロ使』でお馴染みのコンビの新シリーズが登場。とは言っても、『ゼロ使』と同じハルケギニアが舞台だから完全な新作とは言い難いと思う。

騎士を目指す少女カリーヌは男しか入れない魔法衛士隊に入るため、男装し、名前もカリンと改めて、王都へと向かうというストーリー。そんな彼女を中心に繰り広げられるラブコメ冒険ファンタジー。
そういうわけで、基本的には『ゼロ使』とおんなじノリ。いかにもなラノベのテンションと思わせておいて、結構鬱な要素も入ってます。

カリーヌの髪は桃色がかったブロンド。パニックになったときのどもり具合からしても、ルイズの関係者じゃないかと思う。どうにも『ゼロ使』の数十年前の物語臭いんだよなぁ。と思ってたら、ルイズのお母さんだそうで。
裏に虚無の担い手も噛んでそうだし、新作と言いながら、がっつり『ゼロ使』と絡んできそうな気配を感じる。
でも、同じ方向性になってもアレだし、今後違うテイストを出しながら進むことに期待したい。
ひとまず様子見。

燃:B- 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

ゼロの使い魔 (MF文庫J)
ゼロの使い魔 (MF文庫J)

アニメ,電撃文庫

「裕君が……裕君が、いたいけな幼女に黒光りして、そそり立つものをくわえさせてるぅぅぅぅ!!」

注:チョコバナナです。
さあ、サブタイトルが苦しくなってまいりました。

茅原の罠にかかり、オーディションに参加することになってしまった春香。出てくれるだけで良いと言いつつ、オーディション前に様々なレッスンを要求されるワナ。こんな面倒臭いこと、よく引き受けるな。

春香のレッスンが終わるのを待っている間に、裕人は姫宮みらんと再会、成り行きで彼女のマネージャーを務めることに。
その際、「ノクターン女学院」のアフレコ現場に行く機会が。N’sの皆さんが登場するも顔は映らず。
つーか信長が自分の中の人を褒めてて吹いたw

「ノクターン女学院」の中にはモロに『おねがい☆ティーチャー』のあの人が出て来てました。名前はミズキ先生で、しかも「最優先事項よ♪」って言ってたしな。どんだけ『おねティ』好きやねんw

そして裕人は茅原の企みに気付くが、春香のためと言われては強引に行動するわけにもいかず。いよいよ佳境です。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

乃木坂春香ガ全テ
乃木坂春香ガ全テ

コミカライズ,スーパーダッシュ文庫

よくわかる現代魔法 2 (ジャンプコミックス)

原作:桜坂 洋 漫画:宮下 未紀

「わたくし元々パンツなど着用していませんことよ」

二巻にして完結巻。このアニメが終わったら、一緒にさくっと終わる、いかにもメディアミックス用にやってただけですよと言わんばかりの終わり方が切ない。特に人気無かったのかな。
ラストエピソードなんて、凄ぇやっつけ感が……。

今回も連作短編形式。コメディ要素が強めだけど、これって桜坂さんの意向なんだろうか。それとも宮下さんがやりたい放題やってるんだろうか。

総評

というわけで、『よくわかる現代魔法』コミカライズ全二巻でした。やはり公式絵師が直接コミカライズを描いてくれているというのは大きい。
内容も無理矢理原作をなぞるのではなく、連作短編形式になっているのもポイント高し。ちょっと身体のバランスがおかしいときがあるのがマイナスか。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:A-

よくわかる現代魔法〈1〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)
よくわかる現代魔法〈1〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

電撃文庫

アスラクライン〈5〉洛高アンダーワールド (電撃文庫)

著:三雲 岳斗 イラスト:和狸 ナオ

「約束してくださいね。命令ですよ」
「……命令?」
「そうです。だって美化委員ですから」

表紙は操緒。これは描き下ろし……か?
それはともかく、今巻の表紙に相応しいのって誰かな。ひかり先輩一択と思わないでもないが、ここで六夏会長が出ておかないと、これ以降会長が相応しい巻が無い気がする。

さて、巡礼者商連合というか、六夏会長の企みで急接近することになる智春とひかり先輩。取り敢えず毎回、新しい女の子キャラを出してくださいと編集に言われたから出しましたって感じのひかり先輩だけど、これが可愛いのなんの。最終巻までロクに出番が無いのが非常に勿体無い。
でも、ひかり先輩と仲良くなったらなったで、神聖防衛隊が全力で阻止しにくるんじゃ……。ひかり先輩が巡礼者商連合の庇護下に入ってるから手出し出来ないのかな。
ひかり先輩の可愛さもさることながら、ヤキモチ妬く操緒と奏っちゃんも可愛いです。

プール掃除をしていた筈がいつの間にか、洛高地下の迷路へと迷い込む智春達。彼等はそこで一巡目の世界の遺跡、十字稜(ラ・クロア)に辿り着く。
そこで智春と奏っちゃんは一巡目の自分の記憶を見ることになる。
そこは機巧魔神も悪魔も居ない平和な世界。佐伯の仲の良い樋口がまさかの勝ち組で吹いた。

六夏会長ってアニメでは早い段階で出て来たけど、原作だと今回がやっと初登場なのね。意外。
そう言や、女性の演操者って魔神相剋者になれるのかな。

巻末には奏っちゃんに何故かネコミミが生えるというショートショートが収録されている。何回読んでも、よく理解らん。深く考えたら負けなのか。
和狸さんの描くデフォルメイラストがナイスと言わざるを得ない。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

HJ文庫

空想/のべりずむ (HJ文庫)

著:藤春 都 イラスト:ぱん

「もっと面白いものが書けるでしょ。そうしたら、いつかちゃんとお金を払ってあげる」
「だから、もっと読ませて。てっちゃんの書いた物語を」

約四ヶ月一週間の積み。デビューシリーズ『ミスティック・ミュージアム』を三巻で完結させた藤春さんが、新シリーズを始動。今流行りの作家ものです。

主人公、哲人(てつと)は作家としてデビューしたはいいものの、自分の書いたことが現実に起こり、事件になっていると知り、小説を書くことが怖くなってしまっていた。
しかし、書きたいという衝動は収まらず、ついメモ帳に書いてしまったことが現実に起こってしまい、それに幼馴染みの葉月達が巻き込まれていく……という筋。

哲人が書いている作品というのがラノベなのか一般作品なのかが今一つはっきりとしないので、作家ものであることまでは断言出来るが、その後のジャンル分けが難しい。でも、萌えがどうだのラブコメがどうのと言ってるから、ラノベなのかなぁ。

中編二本という珍しい構成になっている。長編か連作短編ってのが一般的だと思うが。

何というか、インパクトは一切無い!しかし、こうジワジワ効いてくる空気感というか、雰囲気というか、葉月が可愛いというか、ほっとする内容というか。
魔法少女の下りはがっつりそれっぽくするか、中二っぽくするかのどっちかにした方が良かったと思うけど。凄ぇ中途半端だったし。

あと、個人的には、もうちょっとLOVEに寄せてほしいところか。
取り敢えず二巻出たら買います。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B+

イラストリンク
俺のお嬢様と天使と悪魔が生徒会で修羅場ってる!(MF文庫J、2018/10)

ミスティック・ミュージアム (HJ文庫)
ミスティック・ミュージアム (HJ文庫)