HJ文庫

死なない男に恋した少女4.刹那のキズナ (HJ文庫)

著:空埜 一樹 イラスト:ぷよ

「貴様がそう望んだから、今日は血祭り記念日だ」

約三ヶ月三週間の積み。四ヶ月振りの新刊。帯には桐崎の台詞「わ、私は貴様が傍にいないと――む、ムラムラしちゃうんだぞっ!」、その下に「さて、ここで問題だ。ちょー美少女の桐崎恭子さんは、ナニをすればムラムラが解消されるのかなっ?答は本書の中っ!!」って書いてあって吹いた。何というハイセンスw
よく見たら、表紙のイカ焼き、中にナイフが仕込まれてるじゃねーかw

さて、第四巻。桐崎の正体を知らず、猛烈アプローチを掛けてくる少年、四宮が登場したことで、狗人と桐崎の間に亀裂が。
今回は次までの息抜き的エピソードらしいが、これくらいのシリアス具合の方が面白いと思います。あんまり重い展開になってもなぁ。

で、二人の仲が修復出来るようにアドバイスしながらも、狗人のことを諦めきれないりん可愛いよりん。不憫じゃ……。

そして、まさかの『仮面ライダーディケイド』に吹いた。
後書きによると、まだしばらく続くそうな。次は十二月だっけか。

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A

アニメ,電撃文庫

「みんな無事だったんだから、それでいいじゃねぇか。誰が助けたかなんて、どうでもいいことだろ」

虚空爆破事件解決編。犯人の狙いは風紀委員だったことが判ったものの、既に初春がターゲットになっていた。
焦る黒子だったが、たまたまその場に居合わせた美琴と上条さんの活躍で事無きを得る。
爆弾をールガンで吹っ飛ばすのが間に合わないと判ったときのゾクゾク感は異常。

犯人へのとどめは美琴が担当したが、これまたレールガン発射エフェクトのクオリティ半端ねぇな。
アニメでは、これより前に美琴は犯人を一回見かけてるわけだが、特別何かリアクションは無かったな。

エピローグでは上条さんのイケメンっぷりが際立ちます。何か本編より格好良くね?
さあ、次回からいよいよ本格的に『幻想御手』編突入です。

ところで、以前にモブに『とらドラ!』の竜児が居るってのを書いたが、他にも『シャナ』のシャナさんと吉田さんがモブで出ていたことがあったそうな。クレープ屋の行列の中に居たとか。

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)

アニメ,電撃文庫

「スイッチ入っちゃったかも……」

遂に遂に椎菜のターン!!最初から最後まで、ずっと椎菜のターン!!でもきっと、まともな出番はこれで最後なんだろうなぁw

裕人のマッサージシーンはDVDではパワーアップするんですね、分かります。
いやしかし、裕人のカッコメンっぷりがどんどんアレなことになってきたな。流石に優しさを通り越してる気がする。

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A

乃木坂春香の秘密 (電撃文庫)
乃木坂春香の秘密 (電撃文庫)

アニメ,電撃文庫

「智春、貴方はスペアなんかじゃないわ」

マロ眉によって投獄されてしまう智春達。六夏会長と真日和もマロ眉に拘束されるが、そこへピカソ仮面が襲撃、アニアが攫われてしまう。ここで六夏会長は怪我を負って戦線離脱。真日和は何処行った?
智春達は冬流会長を頼ろうとするが、会長の居る校舎が爆発、為す術無し。つーか展開早ぇな。

ヅカ王子の協力も得て、氷羽子とピカソ仮面に対抗するが、ピカソ仮面の正体が冬流会長だと判明。衝撃を受けたヅカ王子は隙を突かれ、《白銀》は倒されてしまう。
更に智春を助けに現れた直貴も本性を現した炫部長の凶弾の前に倒れる。朱浬さんも殺されて、もうどうにもならない感にゾクゾクする。

直貴が殺されたとき、《鋼》の副葬処女となっていた一巡目の奏っちゃんがちょっとだけ登場。本体をぶっ殺されて悲惨な最期を遂げる。これはショッキング。

遺跡から氷羽子が持ち出したのは《鋼》のイクストラクタだった。更に、いつの間にか回収されていた点火装置
そして誕生する新たな魔神相剋者。やっぱり映像で見ると迫力あって良いなぁ。

《黑鐵》VS《鋼》なんてテンション上がらざるを得ない。《鋼》かっけー。
魔神相剋者となった炫部長に敵う筈もなく、大ダメージを受ける《黑鐵》。
《鋼》が空間制御能力を使いこなせていなかったため、智春達はいずこかへと跳ばされる羽目に。

映像的に見ると、迫力があって面白いんだけど、いかんせん話が急展開過ぎる気がするなぁ。
エンドカードの用語紹介は「一巡目の奏」。

燃:S- 萌:A 笑:C 総:A

アスラクライン〈10〉科學部カイメツ (電撃文庫)
アスラクライン〈10〉科學部カイメツ (電撃文庫)

コミカライズ,電撃文庫

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1 (電撃コミックス)

原作:伏見 つかさ 作画:いけだ さくら キャラクターデザイン:かんざき ひろ

「……わたしももう少し頑張ってみようかな」
「いいよ別に。おまえは、そのまんまで」

京介のリア充っぷりパネぇ!

アホなことを言ってる間に出ましたコミカライズ第一巻。掲載誌は電撃G’smagazineだが、電撃文庫のコミカライズがこの雑誌に掲載されるのって初めてか?
帯には人気美少女ゲーム『アマガミ』の美也というキャラクターからの推薦文が。
一億冊突破キャンペーンの応募券は何故か二ポイント付いてました。

さて、内容ですが原作をほぼ忠実に再現。ただ、絵柄が個人的にあまり好きではないワナ。綺麗なことは綺麗なんだが……。
デフォルメキャラは可愛いんだけどなぁ。
あ、あと描き文字がダサい。と言うか何て書いてあるのか判り辛い。

今回は桐乃の趣味がお父さんにバレるところまで。このペースだと二巻が出るのは当分先か。

後書きでは、いけださんが自分のことを可愛く描いていてビックリしました。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B+

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)

GA文庫

蒼海ガールズ!2 (GA文庫)

著:白鳥 士郎 イラスト:やすゆき

「鳥だ!」「臼砲弾だ!」「いや、バカだ!」

約一週間の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙はシューたんとビシャスホースの艦長セネカ。一巻はシューたんとファムだったし、今後もシューたんと誰かという構成になるんだろうか。

今回はプロローグで民族浄化ごっことか出て来たので、『らじかるエレメンツ』のテンションが戻るかとちょっと期待したが、シューたんへのセクハラがエスカレートしただけでした。
いや、確かに前巻読んだときに、シューたんへのセクハラはもっとエスカレートさせるべきって書いたけど、ネコミミ、耳甘噛み、スク水、全身密着ぬるぬる、ぶっかけ、チャイナドレス、半ズボンとやりたい放題過ぎるw
これはイラストのクオリティがもっと高ければ、大変なことになるのでは。
つーか、この世界にスク水とか平仮名とかあんのかよ!まぁ、極東の文化だと思っておこう。

男女比1:200を謳ってるけど、全くラブコメ展開にならない不思議。よくよく見たら、何処にもラブコメって書いてないや。ラブコメというよりセクハラコメディだもんなw
女性陣のシューたんを見る目って殆ど愛玩動物に向けるそれだしね。

後書きが本編の数倍面白かったのは秘密。
十二月末発売のGAマガジンには短編が掲載されるそうです。内容は、みんなでシューたんの○○○○をゴックンだそうです。頭おかしいwwwwwwwwwwwwwww
後書きが面白すぎてワンランクアップしました。

燃:C+ 萌:A 笑:A 総:A-

らじかるエレメンツ (GA文庫)
らじかるエレメンツ (GA文庫)

コミカライズ,雑記,電撃文庫

電撃の缶詰を見るまで、すっかり忘れていたが、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のコミカライズ一巻が発売中。
e-honで頼もうと思ったら在庫切れファッキンだったので、後輩に頼んで買ってきてもらいました。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1 (電撃コミックス)

GA文庫

で・こ・つ・ん★4 (GA文庫)
著:野島 けんじ イラスト:しゅがーピコラ

「チュってして」
「は?」
「真心ったら、ぺディを抱きしめてたじゃない。だから、姉であるわたしにはあれ以上のことをしてくれなきゃ、絶対に納得できないわ」

約五日の積み。三ヶ月振りの新刊。『きゅーきゅーキュート!』と同時進行だから、執筆速度はそこそこ早いか。
表紙はまさかのお姉ちゃん。何事かと思ったら、いきなり短編集キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!内容も合わせて、すんごいMFテンプレートくせぇ!

各ヒロインにスポットを当てた短編で構成されており、幕間には心愛が真心のことを語ったり、想ったりするシーンが挿入されている。

『お姉ちゃんといっしょ』

お姉ちゃんのターン。真心に恋人の振りをすることを強要してきます。相変わらず真心の前では痴女っぷりがパネぇ。

真心が本音を言えば心愛と恋人の振りをしたいという記述があるんだが、結局、真心の妹に対する愛って性的なものを含んでるんだろうか。今までは違うと思ってたんだが。

そして、これだけアピールしてるのに、心愛の方が百倍可愛いとか思われてるお姉ちゃんが不憫過ぎる……(´・ω・`)

『アルバイト騒動記』

真心、本格的に女装に目覚めるの巻。レディこと希のエピソード。この人、地味にサービス担当な気がするなぁ。

『幸運を祈る』

心愛の友人、南風(みなみ)の神衣人ペディの兄の代役を務めることになる真心。まさかの新ヒロイン投入……だと……?

基本的に神衣人はみんな仮面被ってるからは実は美少女でした設定にすれば、いくらでもヒロイン増やせるじゃねーかw

『愛しの王子様』

前巻ではライバルキャラだった白虎寮の豆乃のフラグまで立っちゃったでござる。まさにフラグ乱立でヘヴン状態!!

真心は昔、お姉ちゃんに手とり足とり人口呼吸にやり方を教わったらとか何とか。それkwsk

まとめ

そういうわけで、初の短編集でした。何故かGAマガジン掲載の短編が収録されていない不思議。

今回で新たに二人のヒロインのフラグが立ち、リップの正体を知る者の数もぐっと増えた。今後、更なる波乱が待ち受けていそうだが、それと同時にシリーズ全体の引き伸ばしが始まったようにも感じられるんだよな。
取り敢えず、GAマガジンの短編を収録出来るまでは続いてほしいですね。

燃:C+ 萌:A+ 笑:B 総:A

きゅーきゅーキュート! (MF文庫J)
きゅーきゅーキュート! (MF文庫J)

角川スニーカー文庫

ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね? (角川スニーカー文庫)

著:十文字 青 イラスト:みこと あけみ

「ビートくん」
『ツービートは古いよ、おねえちゃん。古すぎだよ』
「贅沢なのだわ」
『……そうかな』
「それなら、長介くん」
『ドリフも古いよ。もうこっち側の人もいるし、全員集合できないよ』

いまだかつて、いかりや長介やたむけんが出て来たライトノベルがあっただろうか。

約一ヶ月二週間の積み。『薔薇のマリア』の連載が終了し、新たにザスニで始まった十文字さんの新シリーズ。ザスニは隔月なのに、やけに出るのが早いなと思ったら、連載分は二話しか収録されておらず、後は全部書き下ろしでした。
イラストのみことさんは最近MFで始まった『みにくいあひるの恋』の挿絵も担当してたよね。

キャッチはあっぷだうんオカルトゆるコメということで、十文字さんの作品でコメディを謳ってる作品って初めてじゃなかろうか。
コメディのノリは完全にいつもの十文字さんなんだけど、心理描写が圧倒的に他作品と比べて少ない。心理描写でページが埋まってないと凄ぇ違和感w

注目したいのは主人公、景敦(かげあつ)が二人のヒロインと同じ学校に通っていない点。同じ学校どころか学校に行っていないわけだが。
また、その二人のヒロイン、メルカと千夜子(ちよこ)が両方巨乳というのも珍しい気がする。大体、ダブルヒロインだったら、巨乳とつるぺたが対になっているもんだが。

で、退魔もするけど、基本はコメディ。これはジャンルとしてはラブコメなんだろうか……。
ミポルの淫猥無双はけしからんと言わざるを得ないが。

構成としては連載一話→一話の後日談書き下ろし→連載二話→二話後日談書き下ろし→書き下ろしとなっていて、連載されたエピソードを膨らませる形で文庫が構成されているのが面白い。
ちょっとシリアス要素を匂わせる部分があるんだけど、このままゆるいコメディで続けていってほしいなぁ。

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
ばけてろ 影の大統領はとてつもなくえらいのだ!(2010/02)

著者リンク
いつも心に剣を①(MF文庫J、2009/02)
ぷりるん。 ~特殊相対性幸福論序説~(一迅社文庫、2009/07)
純潔ブルースプリング(ソフトカバー、2009/08)
薔薇のマリア 12.夜に乱雲花々乱れ(2009/09)
ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
黒のストライカ(MF文庫J、2010/10)

メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルズ、2011/01)
全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(2012/08)
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)

イラストリンク
エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~(MF文庫J、2015/02)

MF文庫J

いつも心に剣を〈3〉 (MF文庫J)

著:十文字 青 イラスト:kaya8

自分の意見が、考えがあるのなら、胸を張って堂々と主張して、貫けばいい。
殴られようと、蹴られようと、非難されようと、自分がそれを正しいと思うのなら、絶対に曲げるべきじゃない。
たとえ、そのせいで、死ぬ目に遭っても。
殺されたとしても。

約一ヶ月四週間の積み。四ヶ月振りの新刊。もはや十文字さん新刊出過ぎワロタ状態。
さあ、見極めなければならない第三巻。うーん、今一つ。何で楽しめないのか判った。同じファンタジーというジャンルで『薔薇マリ』があるからなんだ。
あれが良くも悪くもとんがってるから、大分一般的なファンタジーっぽくなってる『いつ心』は物足りなく感じるんだ。俺の場合はきっとそう。
後はやっぱりイラストが……。

というわけで、切り捨て。

燃:C 萌:C+ 笑:C 総:B

薔薇のマリア〈1〉夢追い女王は永遠に眠れ (角川スニーカー文庫)
薔薇のマリア〈1〉夢追い女王は永遠に眠れ (角川スニーカー文庫)