富士見ファンタジア文庫

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

「キミも言ってるだろ?俺が楽しませたいのは、『美少女』だ。性根の腐った醜い女じゃない」

うわぁあああぁあああああああ、かっけぇぇえええぇええぇえぇぇええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!

約二ヶ月半週間の積み。隔月刊行。『黙示録』はきっかし一年振り。
『黙示録』の表紙はコスプレシリーズだそうで、今回はメイド服を着た深夏。深夏可愛いよ深夏。
今回収録の短編でドラマガの表紙にあまり大人数は出せないって話が出てるけど、表紙がいつも会長単独なのはそのせいなんだろうか。

今回もドラマガ掲載短編に挿絵を追加、ピンナップ裏に載っていたショートショートも完全収録。
何が凄いって、この刊行ペースで、約半分が書き下ろしなのが凄い。

『二年B組の下心』

杉崎、守、中目黒、アイドルとの合コンに挑戦する、の巻。彼等の友情のアツさが素敵。上述した杉崎の台詞でスカッとした。これは良い短編。

『杉崎鍵の放課後』

杉崎が放課後、何をしているかという話。彼のバイト風景が語られるのは初めてか。

いやしかし、いくら客が居ないからって、ぼーっとしていていいもんなの?コンビニのバイトってさ。

『椎名真冬の月末』

『椎名深夏の月末』

杉崎がイケメン過ぎて怖いw

どちらも普通に笑わせつつ、読後に気持ち良さを残す良い短編。クラスメイトのみんながちょっと善人過ぎたりするけど、落とし方が綺麗なので問題無しか。

次は十二月。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

MF文庫J

えむえむっ! 8.5 (MF文庫 J ) (MF文庫 J ま 1-11)

著:松野 秋鳴 イラスト:QP:flapper

光の柱が生まれる。
その光は……
マゾヒズムの光。

約三日の積み。四ヶ月振りの新刊。帯ではドラマCDのジャケット公開とドール発売の告知が。ドール……だと……?ドールの需要ってあるのか無いのか、よく判らんが。

表紙はノア単独。
さてさて、8.5巻ということで、露骨な引き伸ばしキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
と言うか、引き伸ばし方があからさま過ぎる!時系列どうなってんだ!明らかに嵐子が告白する前まで戻ってんじゃね、これ。

ノアの発明品でヴァーチャルなRPG世界に引きこもってしまった日村を助け出すため、太郎達もRPG世界に入ることに。何か、最近そういうのが多い気がするなぁ、
RPG W(・∀・)RLD』とか『ソードアート・オンライン』があるから、意識してしまうだけで、昔からあるネタな気もするけど。

口絵では、みんなそれぞれ職業のコスプレをしてるんだけど、武闘家の嵐子がかっこ可愛いです。
四ページ目はジョジョですw

RPG世界は何だかやっつけ仕事な感じを受けました。引き伸ばすために無理矢理捻り出した感じがするというか。
クライマックスはいつも通りの頭の悪さで面白かったけど、アイドルデビューのあたりとか物凄く適当だったしなぁ。
空間自体をマッサージって発想は好きでした。

RPG世界でもちゃんと出て来る店長が凄いw
今回は『エヴァ』のアスカでした。

RPG世界の話は前後編に分かれており、間に七葉のエピソードが挟まれている。典型的なラブコメです。どうせなら、お姉ちゃんのターンをですね……。

絵師後書きによると、トメ太さんの方は新スクが好き過ぎて困っているらしい。何で新なんだ……。おのれディケイド!

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A-

富士見ファンタジア文庫

火の国、風の国物語7 緑姫憂愁 (富士見ファンタジア文庫)

著:師走 トオル イラスト:光崎 瑠衣

「仕方のないことだったんです。必要な犠牲だったんです」

約二ヶ月半週間の積み。五ヶ月振りの新刊。前巻の後書きでは、七月発売予定でタイトルは「双姫憂愁」の予定だった。
表紙はミレスデン王国の姫巫女システィナ。

さて、北から侵略を受け、共闘することになった王国軍と解放軍。今回は主に、チームを組んで敵軍を引っかき回すアレスとミーアにスポットが当たっている。
チートとチートが手を組んで、これで勝てない筈がない。というわけで、一騎当千の大活躍。もうこれは、アレス達のチートっぷりを楽しむ作品になってきてるよな。

このまま圧勝かと思われたVSミレスデン戦だが、向こうの姫巫女システィナが緑神アトラスから借り受けた力で召喚した巨人の登場により、戦局は一変する。何というチート合戦w

結局、意志の強い方が勝つという、まさかの少年漫画理論で巨人を撃破することに成功。アレスはやっちまってから、巨人を倒すこと=システィナを殺すことだったと知る。
表紙に出るくらいだから、準レギュラーくらいにはなるのかと思っていたが、あっさり一巻で退場とは。
ただ、アレスの中の正義の概念を揺らがせたので、非常に重要な役割を担ったとは言えるか。

巨人との戦いの中で、アレスは死を覚悟し、クラウディア様が嫁ぐところを見るくらいなら、いっそ……と考える。これはもしや男の浪漫、お姫様強奪フラグか?
とか何とか考えているうちに、ミーアのフラグは立つわ、シオーネのフラグが立っていたことが判明するわと、フラグ立てに関してもチート性能を発揮。どうなってんだw

ジェレイドは出番は少ないものの、彼の葛藤は読んでいて胃がキリキリしてくる。やっぱり最後は死んで、恋人の元へと向かうパターンかなぁ。

というわけで、更なる戦いの激化を予感させるな七巻でした。文庫で読むと面白いんだよなあ。連載で長編をやられると、二ヶ月に一回しか読まないから、内容忘れちゃって訳わかんなくなっちゃうからな……。

次は十一月なので、もう出てます。ドラマガ連載第三部を収録予定。連載分を収録するのに、本編を進ませようとするのが凄い。
仮タイトルは「孤城落日」ですが、実際には『孤影落日』。

旧ファンタジアフォーマットで発売された四巻までは、表紙イラストの構図を変えることで、新フォーマットに合わせたものに入れ替えられているが、その内訳は一巻から順に、アレス、ミーア、ジェレイド、アレスとなっている。既存のイラストを使うから仕方なかったんだろうけど、アレスの重複は避けてほしかったな……。

燃:A 萌:B+ 笑:C+ 総:A

MF文庫J,アニメ

「ナツルさんがミスコンとは笑えますね」
「ミスしたのは人生と性別ですね」

雫の陰謀で、沙倉さんに恋敵と認識されてしまった男ナツル。
更に、学祭が近付き、星鐡三代美少女のミスコン出場の話が校内を駆け巡る。

そんな中、ナツルは紅音の勧めで女性用の下着を買いに行くことに。
案の定、雫が現れ、沙倉さんまで召喚される。
四人でカラオケに行き、キャラソン祭り。がっつりキャラソン販促する作品って結構好き。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

けんぷファー〈2〉 (MF文庫J)
けんぷファー〈2〉 (MF文庫J)

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「助けたいんです。私━━あの人を」

怪物ザトゥ=ロンドホーンと激突するノロティとミンス。本喰いの特性で多様な魔術を使用するザトゥの前に苦戦する二人。

同時進行で語られるエンリケの過去、その悲劇的な結末。それが語り終わられたとき、現代にエンリケが登場
ザトゥの中でエンリケが魔術審議を始めるシーンはテンションを上げざるを得ない。

今回で『雷の愚者』編完結かと思いきや、次もまだ続くっぽいです。

燃:A 萌:B+ 笑:C 総:A+

戦う司書と雷の愚者 (スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と雷の愚者 (スーパーダッシュ文庫)

角川スニーカー文庫,雑記

学祭シーズンを迎えると、『シャナ』で言われていたこの言葉を必ず思い出す。

模擬店通りを歩いていると、ミクとハルヒのコスプレをしている人を見かけました。
(`・ω・´)と(´・ω・`)の中間みたいな気持ちになった。ハルヒの制服で下ブーツて……。

MF文庫J,雑記

今月は公式発売日はいつも通りだが、二日フライングすると連休と重なり、更に早くなり、21日発売。土曜補正は働かなかったか。
取り敢えず刊行点数多すぎワロタ状態。十四冊ってどういうことなの。冊数だけなら電撃に匹敵するじゃねーか。
ブツは、

・えむえむっ! <8.5>
・僕は友達が少ない <2>
・鳳凰堂みりあは働かない! <2>
・機巧少女は傷つかない <1>
・ゴミ箱から失礼いたします

えむえむっ! 8.5 (MF文庫 J ) (MF文庫 J ま 1-11)僕は友達が少ない 2 (MF文庫 J) (MF文庫 J ひ 2-20)鳳凰堂みりあは働かない! 2 (MF文庫 J) (MF文庫 J い 2-5)機巧少女は傷つかない 1―Facing“Cannibal Candy” (MF文庫 J ) (MF文庫 J か 8-1)ゴミ箱から失礼いたします (MF文庫 J) (MF文庫 J い 3-1)

の五冊。今月は新シリーズが六点あって、その内確定購入が二冊だけだったから、いざ書店から出たら、何か十冊くらい買ってたぜ!展開になるのではないかとDOKIDOKIしたけど、全然そんなことはなかったんだぜ。
その六点中、新人デビューが四点。その内半分がファンタジーというのに注目したい。最近のMFのファンタジーも出すよ!アピール凄いな。五巻まで出せたら頑張った方だと思うけど、果たして?

海冬さんの新作『機巧少女は傷つかない』は発売の一週間くらい前から、業界初?な企画が進行中とかアピールしていたから何事かと思ったら、イメージCD発売かよ!そんなもん、とっくに電撃がやっとるわ!!
まぁ、シリーズ開始と同時に発表ってのは初めてなのかもしれんが。

『二人で始める世界征服』は最近表紙の吸引力が高くてズルイです。
『荒瀬はるか、容赦なし!』二巻は口絵が水着祭りでテコ入れでした。
『わるぷるキス!』二巻は口絵がお風呂でテコ入れ臭かったです。
お風呂はあんまりそう思わないんだけど、水着が出て来ると凄ぇテコ入れオーラを感じるのは俺だけなのか?

二人で始める世界征服 5 (MF文庫 J) (MF文庫 J お 8-5)荒瀬はるか、容赦なし! 2 (MF文庫 J ) (MF文庫 J く 2-7)わるぷるキス! 2 (MF文庫 J ) (MF文庫 J う 3-11)

来月は遂に榊さんがMFに帰って来る!
『ドルイドさん』の志瑞さんは新作『白銀の城姫』を始動。『ドルイドさん』打ち切られたのね……。

ところで、ネットで知ったんだけど、望月さんの『ゼロ使』コミカライズが完結するらしいね。
で、新たなコミカライズが始まるんだそうな。
また、現在既にパロディ『ゼロのちゅかいまよーちえん』とかいうのが始まっているそうで、来年の春くらいにはアニメ四期の発表があるんではなかろうか。

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「ふ……ファミ通!」

生徒会室に新聞部より送り込まれた刺客藤堂エリス来襲。杉崎を除く生徒会の面々は撹乱されてしまう。
つーか、何だかんだ言いながら、みんな杉崎のこと大好きなんじゃねーかw

一方、妹に痛いところを突かれて焦るリリシアさんが可愛いです。

EDは椎菜姉妹Ver.です。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫)
生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫)

一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記,雑誌

今月は普通に公式発売日に発売。ブツは、

・ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ THE DEATH BELL 1st.HALF
・ぼくと彼女に降る夜 ガールズ・メイク・クライ~偽りを慟哭する者
・火の国、風の国物語8 孤影落日
・SH@PPLE -しゃっぷる-⑦
・土属性はダテじゃない!

ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ  THE DEATH BELL 1st.HALF (富士見ファンタジア文庫)ぼくと彼女に降る夜 ガールズ・メイク・クライ~偽りを慟哭する者 (富士見ファンタジア文庫)火の国、風の国物語8 孤影落日 (富士見ファンタジア文庫)SH@PPLE―しゃっぷる―(7) (富士見ファンタジア文庫)土属性はダテじゃない! (一迅社文庫 は 5-1)

の計五冊。それと、

・ドラゴンマガジン2010年1月号
・このライトノベルがすごい!2010

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2010年 01月号 [雑誌]このライトノベルがすごい! 2010

も購入。

ファンタジアの新作『テツワンレイダー』はドラマガの特集と短編を読んでから考えることにします。
折り込みチラシ見てびっくりしたんだけど、『狗牙絶ちの劒』『覇者の三剣』『L』『真・聖竜伝』と実に四つものシリーズが完結なのね。果たして、この内いくつが打ち切りなのだろうか。
テツワンレイダー 1 (富士見ファンタジア文庫)狗牙絶ちの劔4 ―刀と鞘の物語― (富士見ファンタジア文庫)覇者の三剣5 (富士見ファンタジア文庫)L 4 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説 (富士見ファンタジア文庫)真・聖竜伝2 (富士見ファンタジア文庫)

一迅社の来月の新刊で気になるのは杉井さんの新作『紫苑の血族』。真面目モードかと、ぐんにょりしながら、粗筋読んだら、「女神も魔女も、みんなぼくの嫁にする!」って書いてあって吹いた。よし買おうw
と思ったら、ブログに延期って書いてあったぜ!
『Le;0』待望の二巻にはゴスロリ忍法とかいうのが出て来るそうです。流石六塚さん、変化球にもほどがあるぜ……!

MF文庫J

オウガにズームUP!3 (MF文庫J)
著:穂史賀 雅也 イラスト:シコルスキー

なぜだ?
なぜ僕は上村先生のことが好きになってしまったのだ?

うわぁあああぁあああああああ。

約三ヶ月の積み。五ヶ月振りの新刊。五ヶ月に一冊が通常刊行スピードなのか。
これまでは表紙はメインヒロインのククルのみだったが、今巻は彼女のお母さんアリアンナも登場。
今回も連作短編集。主人公はユージの筈なんだが、そこまで存在感があるわけでもない。どっちかと言うと、群像劇といった感じか。

『12/12』

オウガ族の女は十二人の婿を選ぶことが出来るが、ククルが選ぶのはユージ一人だけ、というお話。この十二人って設定って、一巻が出る前は十二人の嫁って設定だったのかな。仮題が『十二人の優しいお母さん』だったしなぁ。

アリアンナはククルより幼く見えるという、とんでもないようじょです。しかし、何故ようじょな外見なのかというのは一切説明されないという。やはりようじょは無条件で正義ということか(ぇ

主人公がヒロインに指をちゅぱちゅぱしてもらうというのはそう珍しい展開でもない気がするけど、平然とその逆をやってのける。それが穂史賀さんクオリティ。

『バード・ウォッチング』

水着対決の巻。見開き挿絵や二分の一ページ挿絵を使ったイラストによる演出が面白い。単に一ページ丸々使った挿絵は枚数が多すぎて用意出来ないという大人の事情かも知れないけど。こういう児童書っぽい挿絵の挿入の仕方ってもっと色んな作品でやっても良いと思うんだけどなぁ。

『理科準備室の星々』

ああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ、二階堂切ねぇえええぇえぇええぇぇええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
もう、オチが!オチがね!

五十ページくらいあるんだけど、ユージは登場せず、完全に二階堂が主人公です。
いや、これは良かった。正直、このエピソードが無かったら地雷認定しようかと思っていたくらいでして。

二階堂には是非幸せな結末を迎えてほしいものだが……。

まとめ

何はともあれ、二階堂の話の続きをですね……。

ところで、どこかの感想サイトでタイトルに「オーガニズム」って入れてるなんてエロいって話があったんだが、ホントにエロいのは「オーガズム」であって「オーガニズム」なんだよな。
どこまでわざとなんだろうなぁ。

燃:C 萌:A- 笑:C 総:A-