富士見ファンタジア文庫

どうにもならない五里霧中?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)

著:賀東 招二  イラスト:四季童子

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

短編集第五弾。

『純で不純なグラップラー』
短編における宗介のライバルキャラとでも言うべき、格闘馬鹿、椿一成(いっせい)登場。
どんどん、かなめの肝が据わっていってるのが判る。

『善意のトレスパス』
椿連続登場。意外と、連チャンでメインを張れるゲストキャラは居ない気がする。
陣代の用務員こと大貫さんが災難過ぎるw

『仁義なきファンシー』
お蓮さんの家がヤクザ屋さんと判明。
で、ボン太くん小隊出撃。ふもっふ。

『放課後のピースキーパー』
ちびっこ達の公園の取り合いを宗介が仲裁しようとする話。オチが、ページが足りなくて強制終了させたように思えるのは俺だけか?

『迷子のオールド・ドッグ』
かなめの祖父が彼女を訊ねて、やって来る話。ハートフル過ぎる。

『わりとヒマな戦隊長の一日』
書き下ろし。OVAにもなったテッサメインのエピソード。しかし、一番可愛いのは、非番のときにディズニーやジブリの映画を観るクルーゾーだと思います。

そういうわけで、短編集第五巻でした。次は長編って言ってるけど、また短編なんだよなぁ。

燃:C  萌:A-  笑:A-  総:A+

ファミ通文庫

学校の階段8 (ファミ通文庫)

著:櫂末 高彰  イラスト:甘福 あまね

「キてる、キてるよ!今年最後の大爆発!」
「聖夜に筋肉舞い降りているよ!神々しいよ!」
「子供たちへの楽しいプレゼント、グングン見せつけて!」

戦慄した!ラブコメすらも一瞬で粉砕する筋肉に戦慄した!!

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

コンスタントに出ている本シリーズとしては、五ヶ月空くのは珍しいな。
表紙は美冬姉さん。えっ、重複してるやん!他にも表紙に出れる女性キャラ居るやろ!希春姉さんとか、こなっちゃん先生とか、水戸野さんとか!!三島さんが出れたんだから、誰だって出れるだろ!一応、二巻のときはテニスウェアで、今回は制服姿という差異はあるものの、やっぱりキャラ自体が重複するのは美しくないよなぁ。特別、今回美冬さんがメインってわけでもないし。
それから、帯の「解き放て、宿命の呪縛――!」って、えらい大袈裟じゃね?つーか、バトルものか何かか。

さて、幸宏が生徒会長になってから、初めての長編。加えて、階段部、初のアウェー戦。まぁ、階段レース以外のところが面白いんだけどな。

で、幸宏がフラグを立てまくりな件。美冬姉さんが既に結構デレているわ、あやめのフラグも順調に立っているわと、どんどんアレ気なことになってるな。希春姉さんは、どう見てもお笑い担当だが。

そして、短編と関連する記述がちらほら。特に、『プリンはどこにいった?』で登場した生徒会役員の面々がところどころに登場している。一人も名前出てないけど。今後、出番はあるんだろうか……?何人かはフラグ立つんだろうなぁ。

燃:A  萌:A+  笑:B+  総:A+

アニメ,角川スニーカー文庫

「呼べよ俺も。そしてお前は来るな!」

七回目。劇中では15527回目。六回終了が夢と消えた今、八回終了の噂と八月終了の噂が出ているが、果たして次回、脱出なるか?

つーか、もう書くこと思いつかねぇよ……(´・ω・`)

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:B+

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

アニメ,電撃文庫

「ロレンスさんの全財産を奪って差し上げます!」

番組の最初とBパート開始直後にネットにうpするなという警告文が。『コードギアス』等のどメジャー作品で出るならまだ理解るけど、このレベルの作品で出るとはなぁ。テレビ放送を録画しようとしている側にとっては嫌がらせ以外の何ものでもない。

さて、アマーティへの反撃を企てるロレンス。それをサポートするマルクが格好良い。ただただロレンスにとって都合が良いキャラというわけではなく、自分の中に確固としたルールをちゃんと持っているところがイカスね。キャストは力也さんだし。

燃:C 燃:B+ 笑:C 総:B+

狼と香辛料〈3〉 (電撃文庫)
狼と香辛料〈3〉 (電撃文庫)

角川スニーカー文庫

東京皇帝☆北条恋歌 2 (角川スニーカー文庫)

著:竹井 10日 イラスト:要河 オルカ

「ちょ……恋歌……その食材?何?」
「業務用ローション18リットル」
「多っ!」

18リットルって相当な量じゃね?

約二ヶ月半週間の積み。四ヵ月振りの新刊。表紙は一巻の恋歌に続き、来珠。じゃあ、次はゆかり子だろうか。

今回はまず冒頭のローションの下りが酷かった。美少女がローション塗れってのは理解るけど、家全体がローション塗れになって一時的に居住が不可能になるとかやりたい放題過ぎるw

その後は、ひたすらに一斗の初恋相手の特定にページが割かれることに。ラブコメ一直線な展開かと思えば、所々にシリアスシーンが挟まれるワナ。魔法機動兵とか怪蟲とかも忘れられない程度に出て来ます。

また、明るいラブコメかと思いきや、最後の最後でまさかのドロドロ展開で次巻へ続くという。どういう方向へ持っていきたいんだ……。

コメディ部分は面白いんだが、ちょっと先行が見えないのが不安なのでランクダウン。あと、イラストが本文ガン無視なのがマイナス。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:B+

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「ドキっ!美少女だらけの水着大会!やっ・ちゃう・ぞ♪」

何故かアバン無し。やるならやる、やらないならやらないで統一してほしいなぁ。
というわけで、水着回。デーモン捜索でプールへとやって来たこよみ達。女性陣の水着姿が眩しいです。はいはい、スク水に期待した俺の負け。でも弓子のお団子ヘアーが可愛かったので満足しました<何なんだ

美鎖は知人のホアンと接触。これは今後への伏線か?

溺れて意識を失ったこよみは弓子の人工呼吸で事無きを得る。まさかここまで露骨に百合百合んだとは……。

最後は巨大な津波を弓子と美鎖が協力してくい止める。現代魔法ってコードを打ち込んだ端末を対象の中に放り込まないと効果を発揮しないんだろうか。携帯を津波の中にぶん投げてたけど。
美鎖の魔法によって粘性を増した津波の所為でみんなの身体がぬるぬるべとべとに。どう見ても精子ゼリーです。本当に有り難う御座居ました。

そしてこよみは弓子から魔法使いには向いていないと告げられて続く。
でも次回は第1話の続きのようです。どういう構成なんだ。

解説コーナーはちゃんと解説してました。でも『鉄人28号』ネタとか……。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

よくわかる現代魔法―jini使い (集英社スーパーダッシュ文庫)
よくわかる現代魔法―jini使い (集英社スーパーダッシュ文庫)

ドラマ,GA文庫

「御主人様、まだしつこい汚れが残っていたようです」

今回の潜入先は亡くなった女性ミステリー作家の娘カナコが暮らす屋敷。そこに死んだ筈のカナコの兄ケイスケが帰ってきて大騒ぎ。
ケイスケの姿がホームレスからラフな格好に、またはその逆に瞬間的に切り替わっていく演出って結構取るのに手間かかってるんじゃないのかな。面白い手法だと思うけど。

始めはケイスケが偽物だと言い張るカナコに味方して、偽物である証拠を集めるのに協力する葵。協力するのは良いとして、明らかにメイドの行動としておかしくね?指紋がどうのこうのとか何の躊躇いもなく言ってたけど、カナコは疑問に思わなかったんだろうか。
夜間には屋敷内の明りに蝋燭を使用。何でだw

今回は二段構えの構成でボスの武器が新体操のリボンと鎌ってどういうことだよw
リボンってだけでもネタなのに、組み合わせがまた何とも。

燃:B+ 萌:B- 笑:B+ 総:B+

メイド刑事<デカ> (GA文庫)
メイド刑事<デカ> (GA文庫)

HJ文庫,雑記

今月のブツは、

・死なない男に恋した少女 4.刹那のキズナ
・フラグの王子様 <3>
・空想/のべりずむ

死なない男に恋した少女4.刹那のキズナ (HJ文庫)フラグの王子様3 (HJ文庫)空想/のべりずむ (HJ文庫)

の三冊。HJが三冊ってのは多い方。普通は〇か一くらい。

アニメ,トクマノベルスEdge

「女は家庭に入るべき……ですか。女だということをお笑いになるのであれば、聞き捨てなりません!」

前回フルボッコにされたことでお嬢は落ち込んで、学校を休んでしまう。記子は新聞部との掛け持ちが難しいということで退会、鏡子はエラーの責任を感じて、やはり絶賛落ち込み中。
そんな中、小梅は店にやって来た岩崎と原田に敢然と立ち向かい、お嬢を励まし、巴を使って鏡子を立ち直らせる。原作よりも圧倒的にアグレッシブだな。

どうでも良いけど、鏡子がデコを隠したら誰や判らんな。

そしてアンナ先生の前で決意を新たにする櫻花會の面々。これは良いシーン。でも手を繋いで決意のラインを越える小梅とお嬢が百合ップルにしか見えません(ぇ
で、良い感じに盛り上がったところで、ようやく一人足りなくなったことを思い出すのでした。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

大正野球娘。 (トクマ・ノベルズedge)
大正野球娘。 (トクマ・ノベルズedge)

ランキング,雑記

やって来ました三回目。今回からはラノベの購入冊数と読了冊数もメモしていきます。

購入冊数:35冊
読了冊数:24冊

今月は『境界線上のホライゾン』やら『Chaos;HEAD NOAH』やら『エヴァ』再放送やらBGB部誌の原稿やらであんまり読めませんでした。
つーか一日一冊以上買ってるのかよ……orz
ファンタジアとMFの大攻勢がですね……。


「燃」部門

1位:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅡ<下>
境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
燃:S 萌:A+ 笑:A+ 総:S

ラノベ界の新記録樹立の一冊。厚さが熱い。

2位:ロウきゅーぶ!②
ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)
燃:A 萌:S 笑:B+ 総:A+

試合に勝つための戦略立案は予想以上に燃える。

3位:RPG W(・∀・)RLD1 -ろーぷれ・わーるど-
RPG W(・∀・)RLD1 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫)
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

RPGの世界に入って活躍ってのは男の浪漫過ぎる。


「萌」部門

1位:ロウきゅーぶ!②
ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)
燃:A 萌:S 笑:B+ 総:A+

もっかん可愛いよもっかん!!

2位:オトメな文具。 初・修復
オトメな文具。 初▽修復 (ファミ通文庫)
燃:C+ 萌:A+ 笑:A 総:A

萌えとエロを評価時に統合しているので、このような上位に。かと言ってバラすほどでもないしなぁ。

3位:ブック×マーク!②
ブック×マーク! 2 (ガガガ文庫)
燃:B- 萌:A+ 笑:C+ 総:B+

ナース姿のイシちゃんがエロくて仕方が無い。


「笑」部門

1位:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅡ<下>
境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
燃:S 萌:A+ 笑:A+ 総:S

上巻よりランクは下がったものの、やはり全裸は強い。

2位:オトメな文具。 初・修復
オトメな文具。 初▽修復 (ファミ通文庫)
燃:C+ 萌:A+ 笑:A 総:A

作者病気。

3位:女帝・龍鳳院麟音の初恋 <3>
女帝・龍凰院麟音の初恋〈3〉 (一迅社文庫)
燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

熱血と笑いが反発することなく混ざっている密かな良作。


「総」部門

1位:GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅡ<下>
境界線上のホライゾン2〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
燃:S 萌:A+ 笑:A+ 総:S

判り切っていた結果。

2位:ロウきゅーぶ!②
ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)
燃:A 萌:S 笑:B+ 総:A+

もっかん達ヒロインの半端無い可愛さだけでなく、純粋にストーリーでも魅せてくる実に良い作品。もっかん可愛いよもっかん。

3位:俺の妹がこんなに可愛いわけがない③
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)
燃:A- 萌:A+ 笑:A- 総:A+

阿呆みたいなタイトルなのに純粋にストーリーで読ませる作品であるところが恐ろしい

4位:ぼくとレギオスの旅1 歩行する都市
ぼくとレギオスの旅1 歩行する都市 (角川つばさ文庫)
燃:A- 萌:A+ 笑:B- 総:A+

児童書だからと言って侮ることなかれ。

5位:RPG W(・∀・)RLD1 -ろーぷれ・わーるど-
RPG W(・∀・)RLD1 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫)
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

上述したように、男の浪漫全開なのが堪らない一冊。

最下位:これはゾンビですか?2 そう、私は死を呼ぶもの
これはゾンビですか?2 そう、私は死を呼ぶもの (富士見ファンタジア文庫)
燃:C 萌:A- 笑:B 総:B

売れてるらしいけど、やっぱり肌に合わんわ。イラストは凄い良いんだけどなぁ。


『ホライゾン』がやたらランクインした上に、総合トップを取るのは判り切っていたので良いとして、『ロウきゅーぶ!』が大健闘。「笑」にしてもランクインを逃したというだけで、そう捨てたものではない。
えむえむっ!』が全くランクインしなかったのがちょっと意外。内容が恋の鞘当てメインで低空飛行気味だったのが敗因か。

八月もきっと『ドラクエ』とファッキン学会の所為であんまり読めなそうな予感。でも一番アレなのは部誌の〆切りな気がする。


今月の結論


もっかん可愛いよもっかん!!