アニメ,電撃文庫

「「そういうふうに――――できている」」

 

 いよいよ最終回。OPカットでスタート。開始数分で竜児とやっちゃんの問題は早回しで解決。やはり尺が足りなかったか……。

 

 この後はほぼオリジナル展開で進みます。

 前回竜児と大河のキスシーンをカットしたのは、やはり最終回に持ってくるためでした。J.C.STAFFが本気過ぎて、『とらドラ!』なのにエロいキスシーンに仕上がっておりました。

 

 大河は竜児への書き置きを残して大橋高校を去った。クラスメイトの携帯には夜空を写した写真が送られてくる。

 みのりんが大河の想いを語り、ばかちーがクリスマスのときに大河が持ってきた星の写真を撮ろうと提案。

 取り敢えず上半身裸になる北村君は自重してくださいw

 

 原作では大河は帰って来たが、アニメでは一気に時間が跳んで卒業式。EDBGMとして使用。主題歌で使用したカットが何枚か挟まれた。

手乗りタイガーの存在は伝説へと昇華していた。

 竜児の名前も他学年に知られていたが、単に目つきが悪いからか?

 北村はアメリカへ留学するらしい。

 能登は麻耶とまさかの良い雰囲気に。能登ぉぉぉぉおおおおおおお!!

 

 そして大河の帰還。誰も居なくなった教室で竜児は大河と再会する。顎に頭突きを喰らって終了という、この作品らしい終わり方でした。

 

総評

 そういうわけで、電撃文庫原作『とらドラ!』全二十五話でした。詰め込み駆け足展開になったものの、物語の最後まで描いたのは結果的に良かったと思います。

 

 製作がJ.C.STAFFで、監督とシリーズ構成が『護くんに女神の祝福を!』のコンビと知ったときは確実に原作ブレイカーだと思ったが、ところがどっこい省略はやったもののほぼ原作を再現。

 キャラデザが公開されたときに作画崩壊オワタ\(^o^)/とか言われたのが嘘のよう。

 

 最後を原作と変えてきたのは原作最終巻の発売時期が近かったこともあり、返って良かったのではないかと思う。

 原作は竜児とやっちゃんの親子関係にウェイトが置かれた分、大河との関係の描写が不足気味だったため青春小説、こちらはその逆でラブコメらしく終われたかと。

 

『とある魔術の禁書目録』と同時進行だったため、クオリティが残念なことにならないかと不安だったが、物凄いハイクオリティだったし、大河と独身(30)は可愛かったし、大変満足のいく出来でした。

 欲を言うなら、三クール構成でサブエピソードも挟みつつ、やってくれたら最高だったんだが。

 

釘宮病T型ウイルスの感染者が大量に発生したのは間違いない。

 

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:S

角川ビーンズ文庫

少年陰陽師 嘆きの雨を薙ぎ払え

著:結城 光流  イラスト:あさぎ桜

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  通算十八巻、珂神編四巻。

  もゆらは死亡してしまったが、その魂は一時的にたゆらの身体の中に入れたらしい。おお、多少救いがある!

  一方、六合と風音はラブコメっぽいことをやらせてもらっているのに、昌浩と彰子はとっても普通。と言うか彰子がかなりボロボロな感じ。基本的に彰子は戦闘要員じゃないから、話に関わってくるときは攫われたりしてるときやからなぁ。昌浩と肩を並べて戦うってことが出来んし。そう言や、結局真鉄達はどうやって神将達に気付かれずに、彰子を攫ったんだろうか。

  そして結城さんの別シリーズ『篁破幻草子』と繋がっているそうです。つーか主人公の篁が天狐編に出て来てるんだとか。わ、判らねぇ……。

  次で珂神編完結だそうです。

燃:B  萌:B  笑:C  総:A

ファミ通文庫


著:野村 美月  イラスト:竹岡 美穂

  過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

『文学少女』第六弾は番外編ということで、ずっと学校の制服しか着ていなかった遠子先輩が白いワンピースを着用。その格好で水浴びしているという構図の表紙の破壊力が高過ぎるんですが。遠子先輩可愛いよ遠子先輩。最早ズルい。

  琴吹さんの出番が無い上に、心葉が殆ど遠子先輩と二人っきりで、これまた先輩が可愛過ぎるんですが。ホンマに今回はズルかった。

  今回は作家になった心葉が過去を振り返るという構成をとっている。


  つーか殆ど本編じゃん。最終巻への伏線張ってあるし、後書きでも刊行順に読んでほしいって言ってるし。

  そして、次はいよいよ最終巻。


燃:C  萌:S  笑:B  総:A

ファミ通文庫

まかでみ・らでぃかる6 宇宙人なんですけど。 (ファミ通文庫)

著:榊 一郎  イラスト:BLADE

 第一部は終了しても、『らでぃかる』は続く。ちょいちょい『えくすぺりめんと』への伏線が。ゲストキャラの圭子と敏明は『えくすぺりめんと』でレギュラーになったりするのだろうか。

  で、久し振りにイカレた『まかでみ』のノリを味わえた気がする。『仮面ライダー響鬼』の三十之巻以降の話とか。打ち切りより悲しい事態というネタ振りの時点で言うと思ったw

  今回はFBSPvol.1に掲載された『フードファイターなんですけど。』を始めとする三本を収録。やはり今回も良い御説教でした。

 

燃:B  萌:B  笑:A  総:A

ドラマ,電撃文庫

「もし運命が変わってしまったら、僕達大変なことになるよ!!

 

 今回のゲストキャラ、マコトは電王に続きゼロノスです。よく考えたら、『響鬼』の桐矢でもあるわけだな。

 

 さて、モモは父親の暴力で死ぬ筈だった少女トイロの運命を、マコトに彼女の危機を伝えることで変えてしまう。

 すぐさま現れた死神達によって、モモは拘束される。意外と盛り上がってきて、次回が楽しみな俺が居る。何か、次回予告でテンション上がっちゃうんだよなぁ。

 

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B

角川スニーカー文庫

ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)
著:三雲 岳斗 イラスト:Gユウスケ(グリーンウッド)

「当然の報いなのです。あいつらは、私のお気に入りに傷をつけたのですから」

ああもうダリアン可愛いよダリアン!
2009年1月の新刊。約2ヶ月3週間半の積み。隔月刊行。今回もザスニ掲載順と異なる順番で収録。

取り敢えずダリアンがとても可愛いので、ある程度話が詰まんなくても許せるわけだが、これはじっくり読めば読むほど味が出るタイプの作品と見た。

時々挿入される断章ってもしかして、ヒューイの祖父のウェズリーが主人公なのか?
何だか『世にも奇妙な物語』っぽいテイストと言うか。

そしてダリアンの声が何だか水橋かおりさんボイスに変換されるようになってきました。
ああ、ダリアンにツンツンされたい。

燃:B 萌:A+ 笑:B 総:B+

シリーズリンク
ダンタリアンの書架 <3>(2009/05)

MF文庫J

いつも心に剣を 1 (1) (MF文庫 J し 5-1)

著:十文字 青 イラスト:kaya8(かやはち)

「絶対?必ず?保証できる?保証して。約束しなさいよ。誓いなさい」

約一ヶ月の積み。『薔薇のマリア』で御馴染みの十文字さんがMF文庫Jに殴り込み。やっぱり余所から来た作家には続刊前提のファンタジーを書かすのね。
帯にはこの本の一週間後くらいに出る『薔薇マリ』の最新刊の宣伝が載っている。他社なのに凄いな……。
アンケート葉書には『薔薇マリ』を読んでいるかという質問があるけど、作家を他レーベルから引っ張ってくるときの資料にでもするつもりなんだろうか。

さて、十文字さんのファンタジーということで、『薔薇マリ』みたいに阿呆みたいな設定量をちょっと期待していたんですが、全然そんなことなかった。
まだ序章ってこともあるんだろうけど、主人公レーレとヒロイン、ユユの絆がメイン。

『薔薇マリ』にしても『ANGEL+DIVE』にしてもスロースタートなところがあるので、三巻くらいまでは様子見だろうなぁ。

ところで、MF文庫Jって一律609円なんだな。ラノベ買うときにいちいち値段なんぞ見ないから高殿円さんの日記見るまで知らんかった。だから極端に分厚い本も薄い本も無いのね。
上限は320ページらしい。

燃:B  萌:B+ 笑:C+ 総:B+

著者リンク
ぷりるん。 ~特殊相対性幸福論序説~(一迅社文庫、2009/07)
純潔ブルースプリング(ソフトカバー、2009/08)
ばけてろ 成仏って、したほうがいいですよね?(角川スニーカー文庫、2009/10)
ぼくのうた(幻狼ファンタジアノベルズ、2010/07)
黒のストライカ(MF文庫J、2010/10)

メガクルイデア(幻狼ファンタジアノベルズ、2011/01)
全滅なう(一迅社文庫、2011/08)
聖断罪ドロシー01 絶対魔王少女は従わない(スニーカー文庫、2012/08)
一年十組の奮闘 ~クラスメイトの清浄院さんが九組に奪われたので僕たちはクラス闘争を決意しました~(MF文庫J、2012/08)

アニメ,電撃文庫

「古傷があるので深く追求しないでほしいかも……」

 

 ああああああああああああああああ、録画ミスったぁぁあああぁぁあぁぁああぁぁあああああ!!最後の最後で!ファック!!

 前回が放送休止だった分、最終話とセットで一挙二話放送だったわけですよ。でもデジタル番組ガイドでがご丁寧に二本に分かれていて、それに気付かず、最終話の方だけ予約していたっていう。ファック過ぎる……。

 

 さて、上条は氷華を友達だと強く断言するが、それでも彼女は自分が化け物だという考えに囚われたまま。

 

 上条達の前から撤退したシェリーとゴーレム。今度の標的はインデックスに。

 

 スペルインターセプトでゴーレムに対抗するインデックスだったが、ゴーレムの制御が自動制御に切り換えられたため、術式に割り込むことが不可能になり、ピンチ。

 そこへジャストタイミングで上条が現れて続く。

 おお、インデックスがヒロインっぽい!

 

 今回、絵コンテが米たにヨシトモさんでびっくりした。こんなとこで何やってるんすか。

 

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

ファミ通文庫

トゥインクル☆スターシップ15 Twinkle Twinkle Little Star...... (ファミ通文庫)

著:庄司   イラスト:まりも

「あなたが結婚しないと、あたしも結婚できないんだよ?」


 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  足掛け六年。遂に完結。

  表紙は順当にセイジとミヅキとミズホちゃん。ミヅキは三回目、ミズホちゃんは二回目だっけか?にしてもミズホちゃんってカラー絵に出る度に髪の毛の色変わってないか?

  全十五巻を並べたら、大変美しい。


  目次のマスコットキャラはミズホちゃん。これは初めてかな。ピンナップは、きわどいディジー。ディジー可愛いよディジー。って、ディジー、ピンナップ当番回多くないか?気のせい?

  キャラ紹介は思い出の写真風。構成が秀逸過ぎる。

  本編は、まずドッキリ☆ハプニングよ、もう一度。一巻でのセイジとミヅキの出会いはドッキリ☆ハプニングからだった。それを最終巻でもう一度やるとは……。何と感慨深い……。

  で、間が五ヶ月空いているので、もう設定周りは何が何だか理解りません。思ってたよりも時間移動をしていた人が多かったってのは判った。ユズリハの両親やキリーは十数年過去へ。最後の最後で安っぽい悪役になったユアンは数十年過去へ。明言されてないけど、アイザック師がユアンやったんやろうなぁ。

  一番気になるイェシァーダさんの正体ですが、やはりディジーでした。エピローグで遂に、イェシァーダさんの姿が挿絵に登場。ここで見せるために、今まで一度も挿絵に出て来なかったのか!鳥肌立ちましたよ。セイジにとってのメインヒロインはミヅキやったけど、『トゥインクル☆スターシップ』という作品においてのメインヒロインはディジーやったんやな。

  そういうわけで、セイジが最後に選んだのはミヅキでした。

  ミズホはちゃんと振られたけど、セーラ、マリー、ユッカ、ユズリハ達は、なぁなぁのまま終了。つーか十巻過ぎたあたりから、殆どラブコメは無かった気がするぞ。

  でもエピローグで、二人の娘ヒナギクが新たな移民実習船トゥインクルトゥインクル☆(リトルスター)号に乗り込むシーンは感動した。こうして想いは受け継がれていくんだな。

  彼女が出会った指揮官候補生って誰の子供なんやろ?マリーあたりかな。

  結局船医のマーサとアンドロイドのパープルハートはイラストに登場せず。と言うか名前が出て来たかすら怪しい。

  そんな感じで『トゥインクル☆スターシップ』でした。何だかんだで無事完結出来て、ほっとしました。

  次回作は『トゥインクル』と世界観を共有する話で御願いします。つーかヒナギクが主人公で。

 

燃:A  萌:A  笑:C   総:S

MF文庫J

渚フォルテッシモ (MF文庫J)

著:   イラスト:桐野

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  集英社がホームグラウンドの城崎さんがMFに登場です。軽度のバトルとお約束なラブコメという典型的なMFパターン。どっちの比重を大きくしていくかで、変わってきそう。ラブコメに特化した方が無難だと思うけどなぁ。

  取り敢えずラーメンは美味しそうでした。

  絵師の桐野さんって、どっかで名前見たことあるなと思ったら、『ドクロちゃん りぴる』描いてる人じゃないっすか。渚が手にした魔道具バットがエスカリボルグにしか見えない件。


燃:B  萌:A  笑:B 総:B