著:有沢 まみず イラスト:QP:flapper
過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。
表紙のキチが相当可愛いんですが。表紙だけじゃなく、本編でもぶっちぎりの可愛さを発揮。やはりぺたんこヒロインは強いな(ぇ
連作短編集第二弾。隔月刊行とはやるな、有沢さん。って、口絵が半分くらい一巻からの使い回しや!?間に合わなかったのかな。挿絵は十分量あるけど。
前巻の絵師後書きで、変態成分の増量が期待されていたが、ホントに変態成分が加速してきた!?まずい、このままでは『いぬかみっ!』の二の舞だ!
鎮霊局から史上最年少の特命霊的捜査官、天草沙代がやって来た。って、『いぬかみっ!』の世界と繋がってるーーーーーーーーーーーーーーー!!??
前巻から、そんな感じはしてたけど、やっぱりそうか!しかも沙代の上司って、仮名さんなんじゃね?電話越しの雰囲気がそれっぽいし、人と人外に恋愛が成立する例を知っているらしいし。ついでに言えば、人と人外の間に子供が産まれることもあると言ってます。これはもう『ブレイズ!』への壮大な伏線としか思えねぇ!
それに霊力の基準を示す単位、T・Iってよく考えたら、『いぬかみっ!』で使われていた単位「漬物石」の略か!よく読み込むと、繋がりが判るようになってるのね。これはやられた。
ちなみにネットで調べたところ、川平清明と葛葉の名前って『いぬかみっ!』四巻で既に出てたらしいぞ。それは気付かんかった。
それから、天草の姓って、どっかで見たことあるなぁと思ったら、電撃hpに掲載されたものの、文庫に収録されなかった短編に登場したらしいキャラじゃないっすか!名前の漢字変わってるけど。
で、この沙代のビジュアルですが、いかにも「私、ツンデレです」というような外見。
そして発動するキチの疫病神だった頃の力。何だか若干不穏な空気が漂い始めましたな。
燃:B+ 萌:A+ 笑:A 総:A+