アニメ

勇者特急マイトガイン DVD BOX II

「レェェェェェェッツ・マイトガイィィィィンッ!!」

ミフネの赤い霧の影響で制御不能となった衛星が巨大隕石ドガンテスに接触、爆発。そのため、ドガンテスの軌道が変わり、地球の引力に引っ張られるコースに入ってしまう。
何とかジョーの轟龍から逃げ切った舞人達はドガンテスが地球に到達する前に破壊することに。

ドガンテスを破壊するためにはグレートマイトガインに合体して、未完成のマイトガンナーの超電動砲を使う必要がある。
マイトカイザー、マイトガイン、マイトガンナーを連結させたギャラクシーエクスプレスで宇宙へ向かおうとする舞人だったが、そこへまたもや轟龍が立ち塞がる。
やむなく戦闘に突入することに。

舞人がマイトカイザーを操縦するので、マイトガインのコントロールは完全にガインに任された。ガイン単独での合体に新バンクが用意されたが、これが短いけどメチャクチャ格好良いの。ロコモライザーが展開しながら、ガインとマイトウイングとドッキングする流れが素敵。

そしてグレートマイトガインに合体。やっぱりパワーアップはこうでなくちゃなぁ。
最終的にジョーの協力も得て、ドガンテスを破壊することに成功。何だかんだで自分の所為で開いた計画の穴をちゃんと埋めるジョーがツンデレ過ぎるw

サリーは全然本筋と関係無いところで新聞配達のアルバイトをしていました。キャラ作画が石田さんなのに勿体ない。

EDが新しくなりました。パープルが登場したときに歌っていたあの曲。ブラック・ダイヤモンドと言われれば、『しゅごキャラ!』を思い出すわけだが。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C 総:A+

角川スニーカー文庫

妄想少女 そんなにいっぱい脱げません!? (角川スニーカー文庫)

著:東 亮太 イラスト:ちこたむ

「タコ×女の子は日本の伝統じゃん」

約三ヶ月半週間の積み。デビューシリーズ『マキゾエホリック』が大々的にプッシュされたにも関わらず三巻であえなく打ち切りを食らった東さんが遂にスニーカーで復活。それまでに角川つばさ文庫から『ゲゲゲの鬼太郎』のノベライズなんかを書いていたようだ。タイトルは「もうそうが~る」と読みます。

さて、正直、どう見てもイラスト本です。本当に有り難う御座居ました。と書くことになるんじゃないかと予想していたんだが、意外や意外普通に楽しめました。イラストの比重が大きいことは否定しないが。

口絵でスク水エロイよスク水!ってなってたら、ちっちゃい字で「本編ではスクール水着の着用はしておりません。妄想です」って書いてあって吹いた。妄想なのかよ!
ヒロイン、紗衣(さえ)の水着イラストも完全な妄想だしなぁ。

ストーリーは主人公、光宏のお気に入りの同人絵師のサイトから二次元美少女が飛び出してくるところから展開する。最近多いよな、二次元からヒロインが飛び出てくる話。
『ラブ★ゆう』とか『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』とか。
注目したいのは、飛び出て来たキャラクターがあくまでも二次元美少女であるというところ。『アイマス』とか『ドリームクラブ』とか『タイムリープ』とか、そういう感じと思えば良いのか。

連作短編集のような形式を採っており、基本的には一エピソード毎に一人の二次元美少女が登場し、そのキャラを巡って、ドタバタ騒ぎが起こる。えっちぃイベントもあるよ!といった感じ。
合間の萌え談義が結構難しい。スク水萌えとは何ぞや?と言われても言葉に出来ねぇ。

章と章の間にはラフイラストが掲載されている。巻末に載ってるのは時々あるけど、本編の途中にってのは珍しいんじゃないかなぁ。

十二月に二巻の発売が決定しているからか、全然話が終わってません。まぁ、終わらせるほどの内容がそもそも無いという見方もあるが。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号 (スニーカー文庫)
マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号 (スニーカー文庫)

MF文庫J

鳳凰堂みりあは働かない! (MF文庫J)

著:石川 ユウヤ イラスト:シロガネ ヒナ

「貧乏くさいんじゃない。貧乏なんだ!戦わなきゃ、現実と!激しく、雄々しく!凄絶にッ!」

「凄絶」には「そうぜつ」ってルビが振ってありましたw

約二ヶ月一週間半の積み。デビューシリーズ『ミサキの一発逆転!』を三巻で完結させた石川さんが早くも復活。
キャッチはニート系ラブコメディという意味不明のもので、ならば買わざるを得ない。

口絵でスカート翻り過ぎワロタ
ニートに焦点を当てているだけあって、お金に対する心構えの話が多めだったりするが、それ以外は基本的にMFテンプレートで、男一人に対して、ヒロイン格が取り敢えず三人居ます。

出だしこそワクワクしたものの、中盤に差し掛かったあたりで、もうそのワクワク感は消えていた。ニートを謳うんなら、もっと激しい駄目人間っぷりをアピールしてほしいんだけどなぁ。
みんな、ただニートニート言うてるだけで、そこそこ手に職を持ってたりと能力のある人間なんだよなぁ。
あと、ラストの台詞を帯に書いちゃって良いの?

どうでもいいが、主人公ヒイロの妹の名前は紅音というらしい。『けんぷファー』と思いっきり被っとるがな!

微妙。恐ろしく微妙。期待ageでランクは高めにしておきます。次は十一月。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

ミサキの一発逆転! (MF文庫J)
ミサキの一発逆転! (MF文庫J)

電撃文庫

アスラクライン (電撃文庫)

著:三雲 岳斗 イラスト:和狸 ナオ

「怖がらないで。あたしが智春を守ってあげるよ……」

というわけで買っちゃった新装カバー。和狸さんのブログで新装カバーは何点か描き下ろしと明言されていました。
この巻の表紙は電撃文庫MAGAZINEの使いまわしだっけ?

総扉では操緒が副葬処女の正装みたいな服着てるけど、これってアニメで出て来たっけ?
で、今改めて読むと、結構いい加減に記憶してる部分が多かったんだなぁと実感した。
智春の担任の柱谷先生と科學部顧問の市原先生を混同してたり、佐伯兄のニーソ談義がコミカライズオリジナルだと思い込んでいたり。
つーかアニメ版の佐伯兄が格好良すぎるんだよな。

科學部の説明の下りで、朱浬さん以外のもう一人の部員が入院中って話が出てるんだけど、炫部長って引き籠もる前は入院してたんだっけ?
また、洛校には公認されている生徒会は三つだけど、非公認の生徒会はもっとあるらしい。その辺って全然表に出て来てないよなぁ。

結局、智春はどうやって演操者になったんだっけか。誰かが操緒を《黑鐵》の副葬処女として捧げたんだよな。
そんな操緒ですが、何だかんだ言いつつも、智春と両想いと認識されると上機嫌になるのは可愛いと言わざるを得ない。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
アスラクライン② 夜とUMAとDカップ(新装カバー)(2009/10)

著者リンク
ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕(2011/05)
ソード・オブ・スタリオン 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる(2023/06)

イラストリンク
俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!?(HJ文庫、2011/06)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「もう心に決めておりますの。自分の信じた正義は絶対に曲げないと!!」

尺に余裕があるためか、話の進め方が物凄く丁寧です。というわけで今回は黒子と初春の過去話。
『幻想御手』編が進まないので、佐天さんが完全に初春のスカートめくり係と化しているw

まだ未熟だった頃の黒子を影から助ける美琴の姉御っぷりは異常。
つーか銀行強盗、小学生相手に容赦無ぇな。

先輩風紀委員の固法(このり)さんがエロいと思っているのは俺だけではない筈だ。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)
とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)

特撮

「おいアンタ、一つ言っておく。俺は寿司屋だぁあああああああッ!!」

源太に何でも作ってやると言われたため、カレーをリクエストしたことは。勢いでカレーを作ったところ、大成功し、寿司よりも人気が出てしまう。

今回のアヤカシはソギザライ。久し振りにアクマロ配下ではない。こいつの回転攻撃は強力でグリーンのシンケンマルが折られるほど。千明がシンケンマルの手入れをさぼっていたという裏設定があったりしないんだろうか。
二回目の戦闘では普通に直ってたけど。

というわけで、ようやくスーパーシンケンイエロー登場。これ一回きりな予感がぷんぷんするぜ……!

どうでも良いけど、ショドウフォンにワンセグ機能付いてんのかよ!
今日は『ダブル』と『プリキュア』はファッキンファック駅伝の所為で休みです。ファック!

燃:A- 萌:B 笑:B+ 総:A-

MF文庫J,アニメ

「知らねぇだとぉ!?この田村ゆかり声がーーーーーー!!」
「振り回すんじゃねぇ!この堀江由衣声がーーーーーー!!」

クソワロタwwwwwwww

MF文庫J原作TSラブコメ&バトルアクションがBS-TBSで放送開始。MBSではやらないのかな。
原作を全て初版で持っている俺はアルティメット勝ち組だが、ずるずる引き延ばされているので素直に喜べないという贅沢なアレ。
制作チーム名は臓物アニマルカンパニー。素直に星鐡学園とかにしないところがナイスだ。

アバンでは女ナツルが紅音に襲撃されるシーンが。掴みとしては正しいと思うけど、これって本編と関係無くね?
判り切ってたことだけど、せんむさんのイラストは全然面影無いね。

OPはテンポ良く動いているので、見ていて楽しい。ケンプファーに変身しているときと平常時のキャラの関係性を端的に示した最後のカットが上手いと思う。

本編は普通にナツルが女体化するところから。もう初代しずかちゃんが全部持っていってるw
ナツルのキャストは井上麻里奈さんだが、ケンプファーになると声が高くなる。原作では声は変わらないって設定なんだから、普通に男モードの声質で良いと思うんだが。つーか男モードの声高いな。

続いて登校風景では沙倉さん登場。そこへケンプファー紅音の襲撃が。
まさかのナツルの変身シーンにびっくりした。なに、あの気合いの入りようw
一回目だからかもしれんけど、バトルはなかなかのクオリティ。
「ケンプファーっつってもモビルスーツじゃねぇぞ」とか言って良いのか。

学校に到着してからは東田登場。あれ、意外と見た目格好良くね?
彼との会話の流れで水琴もちょろっと登場。彼女だけレギュラーメンバーの中で登場が遅いせいか、OPでも扱いはちょっと下。
そこへ通常状態の紅音がやって来る。通常状態の紅音はこの作品唯一の人間の萌えキャラだと思う。

図書館で設定説明。キャストが原作通りなのだけでもよくやったと言わざるを得ないのだが、ガチでイジってくるとはw
豪華キャストの無駄遣いっぷりが半端ねぇw
今から、水樹さんがイジられるときが楽しみだ。つーか、これ原作知ってた方が圧倒的に楽しめるよな。

そして図書館で剣(シュヴェアト)のケンプファーに襲撃されるナツルと紅音。そこに沙倉さんも居合わせて……ってところで続く。

EDを歌うのはナツルと沙倉さん。タイトルは『ワンウェイ両想い』ということで、良く作品の内容を表していると思う。ちなみに沙倉さんのキャストは超時空シンデレラなので歌唱力は折り紙付き。

というわけで#01でした。アクションシーンがちゃんと描かれているし、キャラデザも露骨な美少女作画だし、原作をちゃんと再現しているし、なかなか良い滑り出し。
結構下ネタなのはご愛嬌。
正直ぱんつ乱舞だったら萎えるなぁと思ったのだが、殆どぱんつ無しでした。規制が働いてるんだろうなぁ。DVDでは見えそうってカットが山盛りあったし。ナツルの女子トイレ初体験もDVDではカットが追加されてそうだ。

燃:A 萌:A 笑:A 総:A+

けんぷファー〈1〉 (MF文庫J)
けんぷファー〈1〉 (MF文庫J)

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「愛ってのは、ときに真実に近づいたりするしねぇ」

新章突入に際して、OPがアニメ映像に。四話までのOPはセンスはあるけど、映像としては手抜きだったからアレだったんだけど、新映像かっけぇえええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
武装司書が並び立っているカットと神溺教団幹部集合のカットが格好良すぎる。それ以外も全体的に作品の内容を上手くまとめているという感じがした。

さて、今回は逃亡したヴォルケンを心配するミレポックの話。これって原作にあったっけなぁ。あった気もする。

ノロティはトアット鉱山で殉職したルイモンの本を探す任務を命じられていた。これが『雷の愚者』編に繋がっていくんだっけ?

ミレポックはモッカニアと遭遇。やっべ、原作の再構成うめー。OPを見る限りでは、『黒蟻の迷宮』編もやりそうだな。
ちなみにモッカニアのキャストは石田彰さんです。

酔っ払って暴走するミレポックが可愛い件。あれ、ミレポックって萌えキャラだっけ?つーか、みゆきちの演技の幅広いなぁ。
そして彼女は生真面目過ぎる性格故、虚構抹殺杯アーガックスでヴォルケンに関する記憶を自ら消すのだった。

次回からは『雷の愚者』編です。wktkが止まりません。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

戦う司書と追想の魔女 (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と追想の魔女 (集英社スーパーダッシュ文庫)

ランキング,雑記

『ドラクエ』にほぼ触れなくなったので、大分ペースが戻ってきました。しかも今年の頭からはライダーやら『エヴァ』やらで圧迫されていた時間も浮いてきたので、巻き返せそうな気がしてきました。
お陰さまで今月は七万ヒット越えました。

というわけで、月末のまとめも開始から半年が経ちました。

購入冊数:32冊
読了冊数:45冊

おお、相当巻き返したぞ!!このペースを維持出来れば良いんだがなぁ。


「燃」部門

1位:RPG W(・∀・)RLD3 -ろーぷれ・わーるど-

RPG W(・∀・)RLD3 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫)

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

最早常連となりつつあるな。今回は設定燃だけでなく、ユーゴとショウの友情がアツかった。

2位:ゼロの使い魔17 <黎明の修道女>

ゼロの使い魔 17 黎明の修道女〈スール〉 (MF文庫J)

燃:A+ 萌:A- 笑:B+ 総:A+

萌えにばっかり目が行きがちだけど、アツいんですよ。
ルイズが後ろに居るから戦えるって下りが。

3位:ロウきゅーぶ!③

ロウきゅーぶ〈3〉 (電撃文庫)

燃:A+ 萌:S+ 笑:B+ 総:A+

時々出て来るクサイ文章が好き。


「萌」部門

1位:ロウきゅーぶ!③

ロウきゅーぶ〈3〉 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:S+ 笑:B+ 総:A+

もう水着回とかやられたら、誰も勝てませんてw
もっかん可愛いよもっかん。

2位:天川天音の否定公式Ⅱ

天川天音の否定公式 II (MF文庫J)

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

ダークホース。瑛子可愛いよ瑛子!

3位:ラ・のべつまくなし ブンガクくんと腐思議の国

ラ・のべつまくなし (ガガガ文庫)

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シチュ萌えと言わざるを得ない。


「笑」部門

1位:這いよれ!ニャル子さん <3>

這いよれ! ニャル子さん 3 (GA文庫)

燃:B 萌:A- 笑:A 総:A

延々ボケ倒す、その姿勢が好き。

2位:ラノベ部 <3>

ラノベ部 3 (MF文庫 J ひ 2-18) (MF文庫J)

燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

ウ○コが出るだけで面白い。

3位:ふるこんたくと! ②だから、ふたりにプロポーズ

ふるこんたくと! (2)だから、ふたりにプロポーズ (角川スニーカー文庫)

燃:C 萌:A- 笑:A 総:A-

とにかく馬鹿。


「総」部門

1位:アキカン! 9缶めっ

アキカン!〈9缶めっ〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

燃:B+ 萌:A- 笑:A- 総:S-

シリアスに振れ過ぎて面白くなりました。

2位:紫色のクオリア

紫色のクオリア (電撃文庫)

燃:B+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

純粋に話で読ませる作品。

3位:ロウきゅーぶ!③

ロウきゅーぶ〈3〉 (電撃文庫)
燃:A+ 萌:S+ 笑:B+ 総:A+

幼馴染み視点で読みさえしなければ良作。

4位:ラノベ部 <3>

ラノベ部 3 (MF文庫 J ひ 2-18) (MF文庫J)
燃:C 萌:A+ 笑:A 総:A+

ふざけながらもちゃんとテーマを盛り込む構成の手堅さが素敵。

5位:ラ・のべつまくなし ブンガクくんと腐思議の国

ラ・のべつまくなし (ガガガ文庫)
燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

新作補正がちょっと入ってるけど、かなり面白かったのは事実。

最下位:ぱんどら

ぱんどら (MF文庫J)

燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:B

一巻目から躊躇い無くBランクがつけられる作品は珍しい。


相変わらずの『ロウきゅーぶ!』の強さは当然として、今回は読了冊数が多いこともあってか、萌え部門と総合部門が接戦でした。まさか『世界の危機はめくるめく!』四巻が萌え部門にランクインしないとは思わんかった。
『天川天音の否定公式』がダークホース過ぎました。

『ポリフォニカ』はどうやら安定し過ぎていて、読了冊数が増えると零れるようです。


今月の結論

みんなで『天川天音の否定公式』


を買って、打ち切りを回避しよう!!

MF文庫J

僕は友達が少ない (MF文庫J)
著:平坂 読 イラスト:ブリキ

「同世代の人間が充実した青春を送っているのを見るとわけもなくムカムカしてこないか」

約二ヶ月一週間の積み。MF文庫J。平坂さんの五番目のシリーズ。『ラノベ部』最終巻とセットで連続刊行だったのね。

さて、新シリーズは友達の少ない者同士が隣人部と言う部活に集って友達を増やそうという、残念系青春ラブコメディ。
MFなのに、表紙に男が居る……だと……?
イラストは電撃文庫『電波女と青春男』でお馴染みのブリキさん。

『ラノベ部』の後書きでも言っていた通り、『ラノベ部』よりも扱っているネタの範囲が広がっているが基本的にノリは同じの連作短編集。
プロローグではダブルヒロインがいきなりゲロを吐くという、やんちゃなロケットスタート。

『ラノベ部』では普通に実際にあるゲームやアニメやラノベのタイトルが出ていたが、こちらでは全てちょっと変えてある。何でだろう。そういう部分で共感を得るべき作品ではないからかなぁ。

友達が少ないとか言うけど、何だかんだで隣人部ってリア充空間な気がするなぁ。特にプールの話とか。星奈(せな)可愛いよ星奈。

そして一番印象的だったのが『聖剣の刀鍛冶』レイプ。「濡れそぼったいけないヴァルニバルとか喧嘩売ってるとしか思えねぇw
何なの、レーベル全体でアニメ化作品をイジっていこうみたいな風潮でもあるの?
あと、「淫乱カレイドスコープ」って、どう考えても『銀盤カレイドスコープ』のことですよね。

つーわけで、新シリーズ一巻目でした。扱っている内容にしてもイラストにしても『ラノベ部』の方が好みなんだけど、まあ取り敢えずは続投で。
次は十一月。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
僕は友達が少ない②(2009/11)

アンソロジーリンク
僕は友達が少ない ゆにばーす(2011/11)

コミカライズリンク
僕は友達が少ない <1>(2010/07)
僕は友達が少ない+ <1>(2011/10)

僕は友達が少ない はがない日和(2013/03)
僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック(2011/10)

アニメリンク
僕は友達が少ない 第1話「僕達は友達が出来ない(´・ω・`)」

著者リンク
ラノベ部 <3>(2009/07)
妹さえいればいい。(ガガガ文庫、2015/03)
〆切前には百合が捗る(GA文庫、2020/12)
変人のサラダボウル(ガガガ文庫、2021/10)

イラストリンク
魔界探偵 冥王星O ウォーキングのW(電撃文庫、2010/04)
トカゲの王Ⅰ -SDC、覚醒-(電撃文庫、2011/07)