【ラノベ】アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女【1巻/感想】

アサシンズプライド 暗殺教師と無能才女 (ファンタジア文庫)
著:天城 ケイ イラスト:ニノモト ニノ

見届けよう、この《無能才女》の行く先とともに。
いつか彼女の命を手折る、その日まで━━…………

ファンタジア文庫2016年1月の新刊。約2週間半の積み。第28回ファンタジア大賞大賞受賞作品。応募タイトルは「暗殺教師に純潔を -アサシンズプライド-」。
粗筋を呼んで購入。
何故かカバーの手触りが他の本と違います。

イラスト担当のニノモトさんって名前変わってるけど、『ぼくのゆうしゃ』の挿絵描いていた人ですね。戻ってくるの早いな。

舞台はマナを持つ貴族が人々を守る責務を負うファンタジー世界。暗殺者として育てられた少年クーファは貴族の令嬢メリダの家庭教師を請け負うことに。
クーファの使命とはメリダの才能の有無を見極め、結果次第では暗殺することだった……というお話。

正直、まーた教官ものか……と思いましたよ。『空戦魔導士候補生の教官』『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』と必勝パターンではあるんだが……。

メリダを暗殺しなくて済むように、あの手この手でメリダを強く育てようとするクーファ。冷静沈着なキャラを貫くのかと思えば、割とお嬢様マンセーオーラを表に出すのねw
厳しい特訓を超えて、いじめっ子を倒すシーンは爽快。

歳の差カップルものとしても楽しめる仕様となっている。既にメリダの恋のライバルはいっぱいいるので、その辺にも注目ですね。

世界観が結構、密に設定されているっぽいんだけど、やたらTRPGっぽい。章の間に掲載されてるステータスもちょっとキャラシを見てる気分になる。
人気が出てアニメ化したら、即TRPG化狙えるぞ。

昨今のラノベの人気があろうがなかろうが、取り敢えず最後は次巻に続く形で終わらせとけって風潮の中、綺麗に落としてくれていて嬉しい。
勿論、今後に続く要素は出ているが、それをラストに持ってきていないだけでも有り難い。やっぱり、こう読後にさっぱりするためには綺麗に落ちてないと困るんですよ。

そんな具合で大賞登場です。この感じなら悪くても4巻くらいまではいけるかと思うが……。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
アサシンズプライド2 暗殺教師と女王選抜戦(2016/04)

アニメリンク
アサシンズプライド 第1話「暗殺者の慈悲」

イラストリンク
ぼくのゆうしゃ(ファンタジア文庫、2013/07)
元勇者、印税生活はじめました。 ~担当編集はかつての宿敵~(GA文庫、2017/06)

第28回ファンタジア大賞リンク
非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……(金賞、2016/01)
帰宅戦争 帰りたいんだけど戦争起こしてもいい?(銀賞、2016/01)
姫騎士はオークにつかまりました。(審査員特別賞、2016/02)
気ままで可愛い病弱彼女の構いかた(審査員特別賞、2016/07)

ファンタジア大賞大賞リンク
ライジン×ライジン RISING×RYDEEN(第23回、2012/01)
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(第26回冬期、2014/07)
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?(第29回、2017/01)
カネは敗者のまわりもの(第30回、2018/01)
撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ -弾丸魔法とゴースト・プログラム-(第31回、2019/01)

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