創神と喪神のマギウス
「なんで、先生みたいなこと言うのよ」
「先生だからだよ」
ファンタジア文庫2016年2月の新刊。約3日の積み。
スニーカー文庫『レンタルマギカ』でお馴染みの三田さんが満を持して送る新世代召喚バトル。
ドラマガでの煽りが気合入っていたので購入。
タイトルは「そうしんとそうしんのマギウス」と読みます。
三田さんがファンタジアから本を出すのは『烙印よ、絆を宿せ。SCAR/EDGE④』以来なので実に8年11ヶ月振りなのか。まだ表紙フォーマットに制約があった頃だな……。
舞台は神を使役する新世代の魔術が現れた世界。戦争帰りの主人公、破城蒼士郎(はじょう・そうしろう)は日常を求めて高校に転入する。
しかし、何の間違いか教師として登録されていた蒼士郎は終結した筈の戦争に巻き込まれていくことに……。
魔術、聖人、神と三田さん、ほんとこういうの好きだよな。間違いなく、近年の三田さんのノリが遺憾無く発揮されている。
口絵がいきなり『レンタルマギカ』を思い出す設定解説に充てられている。
最近の流行のフォーマットに三田さんが好きなものぶち込んだ感じか。一昔前なら蒼士郎は普通に生徒になりそうな気がする。
内容としては様々な神話体系の神を召喚して戦う魔術バトル。厳密には神の鋳型なんだけど、まぁ細かいことは置いといて。
今回はまだまだ導入編といった様子で、取り敢えず主要キャラを配置し終わりましたといったレベル。
これはある程度巻数が出ないと面白さが際立ってこないんじゃないかな。
表紙を飾っているヒロインのひいろさんがツリ目+ポニテ+眼鏡+ツンツンと良い塩梅。デレるときが楽しみですね。
でも表紙で眼鏡を外しているのは、やっぱりウケが悪いからだろうなー。
気になるのは精気(オド)とか呪物(フェティシュ)といった単語が出て来るところ。どちらも『レンタルマギカ』でよく見かけたワードだけど、繋がってるのかしら。
構想に1年以上かけているらしく、またドラマガ誌上でのプッシュ具合も半端じゃないので下手に終われないだろうなー。
取り敢えず2巻発売と同時に少年エースでコミカライズ決定でしょ?お亀知ってるよ。
2巻までは構想があるらしく、次は2016年初夏頃だそうで。
燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A
シリーズリンク
・創神と喪神のマギウス 2巻(2016/06)
著者リンク
・アガルタ・フィエスタ! 手のひらに女王を!(電撃文庫、2004/12)
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