【ラノベ】オタビッチ綾崎さんは好きって言いたい【感想】
著:戸塚 陸 イラスト:風の子
「尊すぎるがゆえに神様だと拝ませてもらいもうシタァァァ━━ッ!!」
ファンタジア文庫2019年1月の新刊。積んでねぇぞオラァ!第31回ファンタジア大賞銀賞受賞作品。応募時タイトルは「ギャルのパンツとペンタブレット」。
最近受けの良い「ギャル」というワードを取っ払って、「オタビッチ」に差し替えるとは……。やるじゃない。
オタク男子とギャルのラブコメと言われたら取り敢えず買わざるを得ないマン。
まず総扉がいきなりスカートたくし上げシチュでえちえち過ぎる掴みである。これは店頭でどれどれ……チラってやったら、んっほぉおおおおおおおおお!!ってなりますわ。
口絵が半分漫画になっているのが面白い。
過去のトラウムから二次元のぱんつに傾倒している主人公、新太。彼はクラスメイトのギャル、綾崎さんが同人誌を作ろうとしているオタクだと知ってしまう。綾咲さんの同人誌製作を手伝うことになる新太だったが……。
オタク男子とギャルという流行りの組み合わせに、ぱんつという味付けがなされている。凄い……あまりにもぱんつって言うから段々、あれ……ぱんつって別に恥ずかしいものではないのでは……っていう気持ちになってくる(問題発言)
様々なぱんつのバリエーションが登場するぞ!ジュニアショーツなんて言葉、初めて知ったわ……。
三次元には興味無いと言いながらも徐々に綾崎さんと打ち解けていく新太の姿にほっこりするよな……。
で、綾崎さんがなぁ……可愛いんですよね……。また、すっぴんで野暮ったい眼鏡掛けてる綾崎さんが可愛いから困る。
そんな具合で先が期待出来る新人賞作品でした。正直、目新しい展開はこれといって無いんだけれども、オイシイ部分をしっかりと押さえてくれているので安心して読めました。保護者的ポジションとはいえ、お姉ちゃんポジがいるのも素晴らしかったですねぇ。
ギャルヒロイン、近年キてる感がありますぞ。理解ってる、皆まで言うな。現実のギャルと二次元のギャルは違うって。
意外と挿絵ではぱんつが描かれていない。これはぱんつを安売りせずに、最後の最後で超弩級のインパクトをぶち込む狙いなのかも。
燃:A- 萌:A+ 笑:A 総:A
第31回ファンタジア大賞リンク
・撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ -弾丸魔法とゴースト・プログラム-(大賞、2019/01)
・ディスキャラ メグルくん オタクがラップでギャルとバトったら、青春ラブコメ始まった!?(審査員特別賞、2019/05)
ファンタジア大賞銀賞リンク
・ごめんねツーちゃん -1/14569-(第22回、2011/03)
・絶対服従カノジョ。 1.いいか、魔眼はつかうなよ?(第23回、2012/01)
・今すぐ辞めたいアルスマギカ(第26回、2014/10)
・俺の妹を世界一の魔砲神姫にする方法(第27回、2015/01)
・オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。(第27回、2015/01)
・帰宅戦争 帰りたいんだけど戦争起こしてもいい?(第28回、2016/01)
・母親がエロラノベ大賞受賞して人生詰んだ せめて息子のラブコメにまざらないでください(第33回、2021/01)
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