【ラノベ】99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!? ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~【感想/ネタバレ】
著:裕時 悠示 イラスト:ひだか なみ
「申し開きはございません━━が、『ツッコミどころ』ならたくさんございます」
DREノベルス2022年10月の新刊。約1日の積み。新興レーベルであるDREノベルスに裕時さんが登場。なろうやアルファポリス発の作品らしい。裕時さんの新作なら取り敢えず読まないとね。
裕時さんが昨今流行りの令嬢ものに挑戦。俺はその分野は全然詳しくないんだが、その筋の売れ線要素がこれでもかと詰め込まれているらしい。
聖女暗殺の濡れ衣を着せられて処刑される人生を99回繰り返した主人公アルフィーナ。100回目の人生で人の心の声が聞こえる力を手にした彼女は処刑される未来を回避して、新しい人生を歩もうとするが……。
これ、ループってタイトルに入っているのに本編が始まった後は1回もループに入らないのは構成上アリなんだろうか。ループものが好きで買うって人も一定数いそうなもんだけどなぁ。
裕時さんの持ち味はどこで発揮されているのかな~と思ったら、倒すべき聖女の陰湿な心の内であった。まーた豚さん出ちゃってるじゃんw
しかもこの聖女の名前、デボネア・ルア・ライトミストである。ちょっと前に刊行された『S級学園』の敵役の女の子も瑠亜って名前だったよね。この名前に何か恨みでもあんのかいなw
99回も死を経験してるとなると性格も相当荒みそうなもんだが、アルフィーナは超ポジティブに人生を楽しもうとする。この性格ならモテモテになるのも理解るんだけど、一方感情移入をするのは難しい精神性かもな~。
ストーリー全体のテンションも扱ってる内容自体はシリアスなのに、文体が軽っ軽なのもそういうお作法なのかしら。
にっくき聖女をぶっ殺すシーンもギャグみたいなノリだったぞ……?
これ1冊で綺麗にまとまる形で終わっているけど、続きは売上次第ってところかな。あんまり積極的に続きが読みてェ!というほどの熱量は得られなかったけども……。
燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A
シリーズリンク
・99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!?2 ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~(2023/02)
著者リンク
・踊る星降るレネシクル(GA文庫、2010/04)
・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(GA文庫、2011/02)
・小5な彼女とオトナの愛 <1>(漫画、2016/12)
・29とJK ~業務命令で女子高生と付き合うハメになった~(GA文庫、2016/06)
・高3で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。(GA文庫、2022/04)
・S級学園の自称「普通」、可愛すぎる彼女たちにグイグイ来られてバレバレです。(講談社ラノベ文庫、2022/08)
・彼女にしたい女子一位、の隣で見つけたあまりちゃん(スニーカー文庫、2024/05)
イラストリンク
・パティシエは最強の魔術師です。(一迅社文庫アイリス、2010/01)
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99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!? ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~: ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~ (DREノベルス)
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