映画 ヒーリングっど❤プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!【感想/ネタバレ】
「みんなの心に━━━━!」
『夢ア━━━━━━━━ル!!』
はじめに
最速上映は流石にとりやめられているとはいえ今回は夜遅くの上映回もあったんだけど、やっぱ朝一に行く方が効率良いっしょ!と出陣。
わざわざ朝っぱらから来る奴なんてそんなにおらんやろwと思ってたら、めっちゃ人いるwwwwwww
映画館自体もだし、この映画にも結構な量のお客さんが親子連れ大きいお友達問わず入っていた。
あれか『ミラクルリープ』の時よりもコロナが落ち着いてきたのか、皆の感覚が麻痺してきたのか……。ただの土曜じゃなくて祝日ってのも関係してるかも。
概要
2021/03/20公開。本来は2020年10月に公開される予定だった筈だが、コロナの影響で昨年の春映画が秋にずれ込んだので押し出される形で春公開に。
基本的には例年通りの秋映画の作りではあるが、公開時期の関係で現行の『トロピカル~ジュ!プリキュア』の短編映画も併映となる。
あっ、『トロプリ』短編の方が上映順後なのか。
今回は最初から観客に発声させられないことが判っていたためミラクルライトは廃止され、劇中でも重要な役割を果たすゆめペンダントというアイテムが配布されている。
これは本来ならミラクルライトの形になってたんだろうか。
スタッフ
監督の中村亮太さんはこれまでのシリーズにちょくちょく関わっていた人か。脚本の金月龍之介さんは『ヒープリ』本編にサブライターとして参加されていたので順当な人選。
作監は爲我井さん。爲我井さんはもう何作もプリキュア映画の作監をされてますね。
導入
OPはテレビシリーズを単純に短縮したものになっているので、メロディと映像が合ってなくてめっちゃ違和感あるw
のどかの母やすこさんの引率で東京へとやって来たのどか達。そこでは人の夢を現実に投影する最新技術ゆめアールが大盛り上がりを見せていて……。
やすこさんの私服姿が妙に可愛いから困る。春映画でもおめかしさせてもらっていたし、何故か妙に扱いが良いんだよなこの人……。
一方、全く出番の無かったのどかパパェ……。
時系列はヒーリングっどアロー入手以降ということくらいしか分からないかなぁ。ヒーリングガーデンとこちらの行き来は簡単には出来ないって話だし、それなら本編終了前かね。
私服
ゆめアールの力で投影されたのどか達とアニマル達の衣装はあのふたご神デザインらしい。ちょっと大人っぽい雰囲気でとても可愛かったですね。
アニマル達もすこぶるキュートやん……。
カグヤと我修院サレナ
今回のゲストキャラの母娘。彼女達の物語を軸にドラマが展開されていく。まーた母娘の絆で泣かせにくるじゃーん。
宣伝映像の時点で明らかにサレナが黒幕臭い気配を漂わせていたが案の定……。
エゴエゴ
サレナがビョーゲンズをベースに開発した助手。ビョーゲンズを解析した上にアレンジまで出来るなんて、サレナさん、めちゃくちゃ優秀なのでは……。このスキルを活かせば医療現場で大活躍間違い無しだよなぁ。この世界ではビョーゲンズの所為で原因不明の病気が多い筈だし。
キャストが高木渉さんなのはブンビーさんを出したかっただけだろw
真面目にシリアスなキャラなのでお得意のアドリブはなりを潜めていた様子。
コラボゲスト
モデルさんだのリラックマだのあれやこれやとコラボ情報が事前にポコポコ出ていて、とっちらからないかと危惧していたけど、大分あっさりした登場だったので良かった。見終わった後にあまり記憶に残られないレベルであっさりだったぞ。
Yes!プリキュア5GoGo!
まさかのコラボでレジェンド参戦である。一体誰が予想出来ただろうか……。コラボ相手として『5』がチョイスされているのは当時の直撃世代が丁度成人する頃だからかと思われる。
キャラデザの川村敏江さんが『ヒープリ』キャラデザの山岡さんの師匠的ポジションっていうのを聞いたことがあるようなないような。それはあんまり関係無いのかな。
コロナによる延期とは全く関係無く『5』の出演は決まっていたっぽいね。
『オールスターメモリーズ』の時のようにバンクをリファインしてくるかと予想していたが、個人名乗りと集合パートのみであった。う~ん、そこはやっぱり変身していない姿で登場→変身という流れこそが王道だと思うんだが……。
個人必殺技も使っていたが、バンク使用は無し。当時のBGMがいくつか使われていたものの一番欲しかった主題歌そのものは流れず仕舞い。
ココとナッツも妖精の姿でのみ登場。登場人物が多い関係上、辛うじて出番があったというレベルだけども……。シロップは影も形も無し。
ブンビーさんは1カットのみ出番ではあるがエゴエゴと兼ね役なので台詞有。のぞみと電話していたんかな?
VSエゴエゴ第1ラウンド
分身したエゴエゴとバチバチに激突するヒーリングっど❤プリキュアとプリキュア5。とにかくバトル作画のクオリティがエグい。『ヒープリ』のバンクを要所要所に絡めながら白熱する戦いが展開される。
グレースは実りのエレメントソードをまさかの逆手持ち。今のご時世、東映さんのアニメで剣を逆手に持ったら、それはもう実質『ダイの大冒険』なんだよなぁw
キュアドリームがドリームアタックを使ったのでビビり散らかした。これって1年目の技なんだよな。今まで『GoGo』スタイルのドリームがドリームアタックを使ったことなんてあったっけ?
ミルキィローズがオープンゲットをかましたのも吹いた。ローズといえば、オープンゲットか大地割りか、みたいなところあるからなぁ。
ヒーリングっど❤プリキュアパートナーフォーム
スタイルじゃなくてフォーム呼びなのね。個人名はラビリングレースのようにアニマルとプリキュアの名前を繋げたものになる。
のどかとアニマル達の絆が更に深まってパワーアップ。あれはゆめアールの力あってこその変身ということなのかな。
パートナーと一体化しての変身というだけでもクッソ盛り上がるのに、俺がずっと待ち望んでいる和風モチーフとあれば興奮しないわけがない。
変身シーン、1回しか使わないのにアホみたいに気合入っていた泣いた。ちゃんとキュアタッチから始まるのが凄く良い……(語彙)
ノーマルフォーム、パートナーアニマル、和の3要素が自然に調和し過ぎなんだよなぁ、ほんと……。
着物の袖でボリュームアップしているのがまたパワーアップフォーム感あって良き良き。可愛いと美しいと格好良いが高次元で融和してる……。
ラビリングレースのウサミミ、キュアホイップとは全然違って、どっちも究極に可愛い……。ズルい……。
しかし何で和風要素が入っていたのか、劇中では1ミリも説明されなかったな……。デザイン的にはかぐや姫の物語がベースにあるので、そこから来たんだろうと予想出来るが……。
ドリームキュアグレース
グレースとドリームに10人のプリキュアの力を集めて、新たに生まれたボトルで変身。名前からするとグレースがドリームの力で強化されたみたいだけど、グレースとドリームがそれぞれ変身。レジェンドがしれっと新しいフォームを貰えるって実質『仮面ライダー』なんだよなぁ。
お化粧要素はどっから湧いて出て来たんだろうか。川村敏江さんデザインらしいし、『はぐプリ』からのフィードバックなんかなぁ。
必殺技はヒーリングっどアローを使ったプリキュア・ヒーリングっどドリーム。ヒーリングっどアローが結構販促されていて草。今ならお安く手に入るんじゃね?と思ってアマゾン見たら1500円切ってたわ……下がり過ぎで草。
キュアグレースカグヤフォーム
まさかの映画限定フォーム3種目である。史上最もフォーム数の多いプリキュアになったのでは……。
こちらも和風デザインでこれがまた良いのよなぁ。カグヤ→かぐや姫→月→月のウサギという連想なんだろうな。ラビリンはハンマーになってます。ハンマーてwいや月のウサギだからおかしかないんだけどw
変身シーンはパートナーフォームが一番クオリティ高かったので、そこは後の2種がちょっと霞んじゃった感がある。
パートナーフォームとカグヤフォーム、キューティーフィギュアで出してくれんかしら……。
みんなから分けてもらった夢の力をハンマーで消えかけていたカグヤにぶち込むって構図は綺麗なエフェクトで誤魔化されがちだけど、かなりのパワープレイだよなぁ。
挿入歌は最後の最後で使用。まさかラストまで流れないとは思わなかったぜ……w
エンディング
エゴエゴは浄化されて消滅したかと思いきや、可愛らしい妖精の姿に。元々はサレナさんが作りだ出した存在だし、完全消滅は後味が悪いとの判断かな。高木さんキャラだから生き残ったのかと勘ぐってしまうw
『5』勢は遠目にだけ変身解除した姿が映ってましたね。
助けられたゲストが親子の絆に涙し、満面の笑みを浮かべて終了からのEDという流れで『ハトプリ』映画を思い出したのは私だけだろうか。
ED映像は『ヒープリ』本編の振り返りで、これはこれで感慨深い……。
2週目以降
初の試みとして3/27より映画館で副音声ボイスドラマを楽しめるように。専用のアプリをスマホに入れて、映画の音声を読み込ませるとボイスドラマが再生されるらしい。のどか達がゆめアールを楽しんでいる頃、『5』勢が何をしていたのかというお話だそうで、ブンビーさんの出番も多いらしい。
お金払って映画館に来てるのに、そこで副音声の方を聞くって凄ぇ贅沢な感じがするな……。
こんなん知らん人から見たら上映中にスマホいじってるキチガイにしか見えねぇぞ……って思っていたら、ちゃんと上映前に説明が入っていた。あれだけで皆が理解出来るとは思えんが……。
Blu-rayに収録されるだろうし、俺はそれ待ちかなー。
更に同じく3/27より大人も貰える映画オリジナル色紙ART全3種がブラインドで1枚ずつ配布開始。しかもその中には川村敏江さん描き下ろしの人間態ココがいるという。おーっと、これはやらしい作戦ですね~。
またプレバンでは本作公開を記念したデカ色紙ARTセットの受注も開始。攻めるよね~。
まとめ
公開までのプロモーションがとにかく『5』に偏重していたので、一体どんな内容なのかとちょっと心配だったのだが紛うことなく『ヒープリ』の単独映画と言える仕上がりでした。
『5』先輩は空気にならず、かといって前に出過ぎずという良い塩梅の立ち位置で。逆に『5』目当てで観に来た人は物足りなかったかも。
いつもと違う舞台でゲストキャラのドラマを軸に展開という構成は『ハピプリ』くらいまで遡るんだけど、今作は東京という現実にもある場所が舞台な上にAR技術を取り上げているので、大分独特な雰囲気となっていた印象。
本編が終わった後となってはヒーリングガーデンを舞台にするのもアリだったように思う。内容は基本的に当初の予定から改変が入ったようには見えなかったかな。
ゲストキャラのドラマに軸足を置くのはあまり好きではないんだけど、プリキュア達にしっかりと見せ場があって盛り上げるべきところで盛り上げる作りだったので、今回は殆ど気にならなかったかなぁ。
『トロプリ』短編の感想は別記事にて。
燃:A+ 萌:S- 笑:A 総:S
副音声リンク
・プリキュア5!ゆめのまちへ行く!
同時上映リンク
・映画 トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボダンスパーティ!
CDリンク
・映画 ヒーリングっど❤プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!! 主題歌シングル
配信リンク
・Yes!プリキュア5GoGo! スペシャルトーク
・プリキュア愛を熱く語る!プリキュア大好き❤声優座談会
本編リンク
・ヒーリングっど❤プリキュア 最終話「おいでませヒーリングガーデン!」
関連本リンク
・ヒーリングっど❤プリキュア オフィシャルコンプリートブック(2021/04)
映画リンク
・映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて(2019/10)
・映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(2020/10)
・映画 トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!(2021/10)
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