富士見ファンタジア文庫

ぼくと彼女に降る夜 デッドエンド・ランナー~滅亡に向かう者 (富士見ファンタジア文庫)

著:八街 歩 イラスト:深崎 暮人

「……一つ訂正しよう」
「先ほど私に傷をつけるのはムリと言ったが……今のは少し痛かったな」
「ああそうだな。今の技は何とか防げたが、少しばかり、いや、かなり痛かったよ」
「片腹がね」

約二ヶ月の積み。四ヵ月振りの新刊。新章突入のシリーズ第六巻。
『異』の魔乖術師サクラリスがナイトと友達になろうとやって来る。『天才』と呼ばれるだけあって、かなりのチート性能を誇ります。
このサクラリス、対象の快楽を制御出来たりもして、ターゲットとなったヨルのエロいことエロいこと。

今回のメインはサクラリスとの対決ではなく、あの《塹壕の剣龍皇》シチガイ・キョウシロウとの決戦。
何回本気になるんだこいつw
更に〈七剣八刀(ソード・オブ・ブレイド)〉から奪った刀の力で不死身。細胞の一欠片まで消滅したとしても復活するとかチート過ぎるwwwww

それでもナイトは持てる力の全てを使い、何とかこれに勝利する。

案の定、復活するキョウシロウだったが、ナナの人格を押しのけて出て来た先生にさくっと倒されるのだった。何このチート祭りw

しかもキョウシロウが倒したという〈七剣八刀〉は十五人中最も弱い奴だったらしい。滅茶苦茶過ぎるwwwwwwwww
あんなに苦労して倒したエリザベートも所詮大したことはなかったみたいな展開ですよ。
でも何だかんだでナイトの成長速度が物凄いらしいので、次巻できっとチート技が発動するんだろうなぁ。
何だかあっちもこっちもチートで笑えてきた。いや、面白いんだが。

そういうわけで、ここにきてまさかのようじょ襲来の第六巻でした。規格外過ぎて、ようじょとは認められないが。
いやしかし、終盤戦の筈なのに、全然落とし所が見えねぇ。
次は十一月。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

かしこみっ! 1 かみさまは氏子募集中ですが、なにか!? (富士見ファンタジア文庫)

著:尼野 ゆたか イラスト:bb

「お前その彼氏持ちの女の子を片っ端からアバズレ認定するのやめろよ!どんだけ器が小さいんだ!」

約二ヶ月の積み。ファンタジア文庫。『ムーンスペル!』で御馴染みの尼野さんが約三年振りに文庫に復活。その間にファンタジアバトルロイヤルやドラマガで発表していた『ハレルヤ☆バレット』はどうなったんだろう。一冊で良いから文庫出してくれんかなぁ。

さて、本作は女に間違われる、神社の息子雅也の前に神様を名乗るようじょミヤが現れるところから始まる。
このミヤ、実は雅也が幼い頃に一度出会っており、失った力を取り戻すと本来の大人の女性の姿を取り戻すというテラ『ポリフォニカ』。
まぁ、お約束な設定っちゃーそうなんだが。

うーん、詰まんなくはないけど、積極的に続きが読みたいかと訊かれれば全然そんなことはないというアレ。

既に二巻の発売が決まっているが、これは一巻の刊行前から決まっていたこうだそうで、十分打ち切りの可能性は残っている。
次は十月。もう買わないけど。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B

著者リンク
フロムエース1 可愛すぎるクラスメイトとバイトするんだけど、何か質問ある?(2012/10)

アニメ,角川スニーカー文庫

「繋ぎに困ったら、空映してないか?」

というわけで、『溜息』編の集大成です。初放送時はこれが第一話で全ての始まりだったわけで、キャストの皆さんに違和感が。

出オチ要素が強いから、このタイミングでの放送は多少インパクトが弱くなっている部分はあるか。

映画パートはサイドカット形式になっている。ちゃんとビデオカメラで撮影しましたって体を守っているのが地味に凄い。
凄いと言えば、後半の古泉が長門と会話するシーンでの彼の動きっぷりが凄い。これも地味ながら、かなり動いていると言える。

そして、みんな喜べ!DVDに『エンドレスエイト』は圧縮収録だ!なんてなる筈もなく、普通に各巻二話収録の四巻構成だぜ!!
何故かCMで見ると面白そうに見えるワナ。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

富士見ファンタジア文庫

蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)

著:橘 公司 イラスト:森沢 晴行

「騎士の誇りなどどうでもいい。在紗の誕生会の前にはゴミのようなものだ」

約五ヵ月の積み。三ヶ月振りの新刊。相変わらず表紙はシリアス一辺倒。裏表紙の粗筋は多少内容の馬鹿っぽさが滲み出ている。

さて、今回も基本は姪の在紗最優先で突き進む駆真の姿が描かれるわけだが、ところどころに露骨な伏線が。しかもシリアスに寄っちゃいそうな感じのものが。
一巻の冒頭みたいに極端な展開やっといた方が面白そうなんだけどなぁ。

口絵のなんちゃってネタ振りは面白かったと思う。

全体的に見ると、もう切りかなぁという印象。ただ、新キャラ槙奈の147ページの挿絵は可愛いと言わざるを得ない。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B

富士見ファンタジア文庫

ぼくと彼女に降る夜 ルナティック・ルーラー~狂濫を征する者 (富士見ファンタジア文庫)

著:八街 歩 イラスト:深崎 暮人

「ナイト――わたしはあなたと一緒に、わたしのもう一つの夢を実現させたいと思うわ。そしてそれができるのは、わたしの隣にいてほしいのはあなたしかいない、今でははっきりそう思っている」
「ナイト――好きだわ。愛していると言ってもいい。だからもう、わたしから離れないで」

約半年の積み。四ヵ月振りの新刊。シリーズ第五巻。後回し後回しにしていたら、半年も放置しちゃったよ。
さて、エリザベート編下巻。表紙は前巻と対の構図になっているので是非並べてみてください。

遂に日本にやって来たエリザベート。《星辰の祭壇》を発見するも力を得るには至らず、ナイトとヨルの連携の前に敗れ去ることに。
それでも死ななかったから、前巻のキョウシロウみたいなことになるのかと思いきや、最後は自らその生命を絶った。最期までやりたい放題だったなこの人。自分の腸を引きずり出して咀嚼するとかどんだけ。

そしてナナの中のもう一つの人格はどうやら先生(マイステリン)のようだ。どのタイミングで入ったんだろうか。

全体として見たら面白いんだが、擬音を使い過ぎなのがちょっと引っかかるところ。腕が吹っ飛んだりとハードな戦闘で擬音が多様されると、どうにも拍子抜けするんだよなぁ。

後書きによると、これから終盤戦だそうな。
そう言えば、今回マイが出て来なかったけど、ホントに死んじゃったのかな。
次は七月。とっくに出ています。

燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A

アニメ

超重神グラヴィオン VOL.6 [DVD]

「斗牙とエイジ。合わせ鏡のような二人だな」

再びグランナイツとして戦うことを決意したエイジ。再結集したグランナイツはひとまず、はるか上空から二体のゼラバイアに指令を出すもう一体のゼラバイアを撃破するため、分離した状態で戦うことに。

この全員揃ったからって、すぐに合神しないところが良い。贅沢を言うならば、その後の合神をもっと盛り上げてほしかったが。合神シーン、かなり短縮されてたしな。

エイジとレイヴンが気付いた光は一体何だったんだろう。

急速に成長を遂げるゼラバイアに対抗するため、サンドマンはしろがねの牙を使用を検討し始めるってところで一期最終回へと続く。

燃:A 萌:A- 笑:C+ 総:A

MF文庫J,コミカライズ

えむえむっ! 2 (MFコミックス アライブシリーズ)

漫画:氷樹 一世 原作:松野 秋鳴 キャラクターデザイン:QP:flapper

「…誰だい?君は」
「誰だ…だって?」
「犬のタローだよ」

うわぁあああぁあああああああああああ、かっけぇぇえええぇえええぇぇえええええええええ!!!!

表紙は嵐子。相変わらずクオリティが高い状態で維持されていて満足です。何と言っても太郎が格好良い。原作の三倍増しくらい格好良いんじゃね?

勿論女性陣は可愛く、美緒様には罵られたい踏まれたい(ぇ
お母さんとお姉ちゃんは早くもネタキャラと化しています。『ひぐらし』とか『ジョジョ』とかやりたい放題だな。

今回は原作一巻クライマックス直前までを収録。由美の伏線が張ってあるから、しばらくは続くんだろうな。

巻末には何故か用語辞典が付いています。誰だよ、企画出したのw

そして帯でドラマCDのおける美緒様のキャストを決める公開オーディションが開催決定が告知。
これだけ焦らして、アニメはZEXCS制作です、とかなったら怒りますよ?

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

えむえむっ! (MF文庫J)
えむえむっ! (MF文庫J)

アニメ

勇者特急マイトガイン DVD BOX I

「人間の行動は確率やデータだけで計算出来るもんじゃない」

冒頭で舞人と浜田君は草野球に参加していたけど、他のメンバーは一体誰だったんだ……。金で雇ったとか?

サリーのバイトは豆腐屋。自転車に乗って売ってたけど、どういう世界観なんだw

エグゼブはウォルフガングの部下を攫い人質とすることで、勇者特急隊のデータを集めさせる。
更に彼はウォルフガング達を自分の軍門に下そうとまでする。圧倒的な力の前に仕方なく従うウォルフガング達だったが、今後どう転がっていくんだろうか。

今回はウォルフガングのアジトを見極めるためにジェットダイバーが追跡任務を担当。ダイバーズの誰かが単独で動くって初めてのことなんじゃね?

燃:B+ 萌:C+ 笑:B 総:A-

富士見ファンタジア文庫

生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録6 (富士見ファンタジア文庫)

著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

クラスメイト一同『お前らもう付き合っちゃえよ……』

約二ヶ月の積み。三ヶ月振りの新刊。第二部卒業編に突入。表紙はやはり一周回って会長。胸元をはだけて若干エロス風味です。

さて、基本的にはいつも通りなのだが、第二部になり、プロローグとエピローグが新しくなりました。卒業式前日、杉崎が行方不明になり、林檎が知弦さん達に助けを求めに来るというもの。
後書きでも、この作品におけるシリアスはギャグを引き立てるものと明言されているから、特に心配はしていないが、一体どう落し込むつもりなのか。

真儀瑠先生も言ってるけど、ちょっとマンネリ感が出て来たかな。だからこその最後の夢世界のRPGなのかもしれんが。
でもRPG世界での椎名姉妹が可愛かったので満足しました。

真儀瑠先生の話と言えば、サブキャラ街道まっしぐらを三回ほど経験しているというのが気になる。『マテゴ』と『生徒会の一存』で二回。なら後一回ってのは何なんだ?彼女の弟が絡んでるのか?

あとはいつの間にか終了していた文化祭。夏休みもスルーされたけど、その辺はいずれ語られるんだろうか。『黙示録』とは別にシリーズ立ち上げとか?

次は九月、『生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2』です。って、もう出てんじゃねぇか!

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

アニメ,講談社BOX

「阿良々木先輩!頼むから救う相手を間違えないでくれ……」

なでこ専用OP公開。直前に柚さんから「ロリコンじゃない奴がロリコンに目覚めるほどヤヴァい」と聞いていたので、ハードルガン上げして挑んだら、ロリエナジー臨界点突破どころか、全然チャージされませんでした。
確かに映像としてのクオリティは高いし、なでこ可愛いけど、冷静に考えたら中学生ってロリキャラでも何でもなくね?

それより本編のブルマ&スク水祭り万歳と言わざるを得ない。するががファインプレー過ぎる。

って、アルェー?二回で終わっちゃったぞ……?原作は『ひたぎクラブ』『まよいマイマイ』『するがモンキー』で上巻、『なでこスネイク』『つばさキャット』で下巻だから、てっきり『なでこスネイク』で四話使うものだとばかり……。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

化物語(下) (講談社BOX)
化物語(下) (講談社BOX)