富士見ファンタジア文庫

Re(アールイー):4 バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫)
著:柳実 冬貴 イラスト:一葉 モカ

「……まだ妄想と現実の狭間を行ったり来たりしてる感じ?プリン頭がそれを如実に表してるよね」
「白髪部分が妄想で、黒髪が現実?」

約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は広美がメイン。よく見ると、ストッキング脱ぎかけというアレ。

さて、前巻で今の世界が既に《一握りの希望》によって一度巻き戻された世界であることが判明したわけだが、2巡目の世界とかいうと、電撃文庫『アスラクライン』を思い出すよね。

今回は光一が日常の大切さを実感する現代編と1巡目での明日菜の苦闘が描かれる過去編の二部構成。
相変わらず、ぷおぷお鳴くランスロットがメラ可愛いです。

広美のフラグをばしんと立てた光一だったが、その前に全ての元凶らしき人物が現れた。その顔は光一そのもので……。
って、おいおいおいおい、どこで引っ張っとんねん!つーか、ホントに広美は死んじゃったのか

凄ぇ引きだな、と思ったら、次で完結だそうです。5巻か……。どうにも打ち切り完結臭い気がするなぁ。
と言うか、もうちょっと続き読みたかったけどなぁ。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B 総:A+

シリーズリンク
Re:3 バカは世界を救えるか?(2010/12)
Re:5 バカは世界を救えるか?(2011/08)

富士見ファンタジア文庫

H+P(9) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)
著:風見 周 イラスト:ひなた 睦月

「うわ~~ん!一人じゃ無理です~っ!師匠~っ、ピコルの穴だけでいいから参加してくださいよっ!これまでだって、ストーリーなんて軽~く無視してピコルの穴は続けてきたじゃないですかーっ!寂しいよーっ!」

約4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙はアルト。前巻で、あんな引っ張り方をしておいて、今回はアレスタが楽しかった王宮の日々を思い出す形式で短編集でござる。

中編クラスの書き下ろし付きとはいえ、流石にちょっとマンネリ化してきたかなぁ、もう切ろうかなぁと思っていたら、最後の最後で、ほんのちょっとだけ本編を進行させて、また引っ張るという鬼のような所業。
いや、エロいことはエロいんだけど、それだけだとモチベーションが続かないといいますか。

何故、ウィッチェリア大陸では女性しか魔法を使えないのか?そんな設定、えっちぃことするための適当設定だと思っていたら、何と理由があるようで。それこそがサキュバスの女王レネゲイド。
ファンタジア文庫でサキュバスといえば、『ご愁傷さま二ノ宮くん』だよな、お前等。

巻末には、コミカライズ担当、林さんによる4コマを収録。
ってなわけで、続きが気になるので、もうちょっと付き合います。

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
H+P⑧-ひめぱら-(2010/12)
H+P⑩-ひめぱら-(2011/08)

富士見ファンタジア文庫

いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室3 (富士見ファンタジア文庫)
著:鏡 貴也 イラスト:榎宮 祐

「クズ狐どもがクズの分際で俺に盾突くとは何ごとだっ!!皆殺しにするぞ!!」

約3週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。短編集は半年振り。
表紙のメインキャラは月光→ヒメアときて、今回は大兎です。あれ、美雷は後回しか……。

さて、いつも通りの短編集ですが。何だかんだで冷徹になり切れない月光キュンに萌えざるを得ないよなって毎回書いてるわけだけど、みんなも月光キュン好きだよな?

ヒメア、美雷、泉も何だかんだで仲良しと言うか何と言うか。泉の、ヒメアと美雷のコントロール技術が凄いのか、2人が単純過ぎるのか。
大兎が絡むと、ヒメアのおつむ弱くなり過ぎだろw

そして、この短編集全体の最後のオチひでぇな。
次は2011年5月に『大伝説の勇者の伝説10 英雄と悪魔』、7月にこっちの8巻です。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室 <2>(2010/10)
いつか天魔の黒ウサギ7 二学期でさよなら(2011/01)
いつか天魔の黒ウサギ8 魔女と花火と女学校(2011/07)
いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室 <4>(2011/09)

ファミ通文庫

まかでみックス えいす 周防千里と呼ぶんじゃねえッ! (ファミ通文庫)
著:榊 一郎 イラスト:BLADE

「いけません明人様」
「ウンウンの場合は一秒を争います!」
「おしっこらくらく三回吸収の高分子吸水樹脂でも、ウンウンは━━」
「ウンウンまではどうにもならないんだよ!?放置するとウンウンはオムツの中で潰れてそれはそれは恐ろしいことに!」

約1ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙は帯を外すと、クフィールのストッキング越しぱんつが拝めます。

さて、絶体絶命の中、暁美と再会した千里。彼は暁美と彼女のアジャスタント、ウェルキンの協力を得て、クフィールを治療する中で、自分に隠された秘密を知ってしまう……というお話。

随所にギャグは盛り込まれているが、基本はどシリアス展開です。それでも難なく読ませちゃうのが凄いところ。
よく、感想でノリが変わって面白くなくなったって書いてるけど、榊さんの作品って、どっちに振れても読み易いんだよなぁ。根幹にあるお説教がブレないからなのか。

で、前巻の鈴果に続き、鈴穂、アレフ、タウなんかも登場。後ろ2人は実際に出て来るまで、存在さえ忘れてたわw

いつの間にか〈混沌委員会〉のメンバーって全員出てたのね。
ちなみにシャノンとラクウェルは別作品から来ているという扱いらしい。原作とアニメ版とかかなぁ。

次々と謎が明らかになり、ラスボスっぽいのも見えてきて、どうやら次で完結っぽいです。
ただ、後書きの言い方からすると、『まかでみックス』は終わっても『まかでみ』は終わらなさそうですが。

次回予告は『魔法少女まどか☆マギカ』+『STAR DRIVER 輝きのタクト』+『IS〈インフィニット・ストラトス〉』+『海賊戦隊ゴーカイジャー』+『スイートプリキュア♪』と盛り沢山過ぎだろw
次は『魔法少女と呼ぶんじゃねえッ!』。

燃:A 萌:A- 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
まかでみックス せぶんす お兄ちゃんと呼ぶんじゃねえッ!(2010/11)
まかでみックス ないんす 王子様と呼ぶんじゃねえッ!(2011/07)

富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス17 サマー・ナイト・レイヴ (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「誰かのためにがんばって。誰かのために傷ついて。レイとんはずっとかっこいいよ。みんながレイとんに追いつこうと懸命なだけだよ。レイとんはずっとかっこいいよ」

約1ヶ月4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙でメイシェンが優遇されるのって初めてじゃないか?
いやしかし、このタイミングで優遇されるということは、もう今回の内容でアレがナニするのは火を見るより明らかなわけで……。

冒頭の挿絵でフェリが抱えているくまたんのぬいぐるみがとても可愛い件。

さて、ツェルニでもグレンダンでも、事態は少しずつ進行している。その中で、それぞれの意識も少しずつ変わっていて……。
この重い空気の中、恋話とか出て来ても、どうしてもシリアス成分が多くなって、アレだな……。

で、メイシェンの決死の告白です。こういう展開があると、ああ、本当に終わりに向かってるんだなぁという気がするな。
レイフォンは、自分なんかはメイシェンに相応しくないと言うが、どないせーっちゅーねん。
相手に合わせて、メイシェンがダウングレードすりゃ良いのか?メイシェンからしたら、そんな断り方されても納得出来んと思うのだが。

何にせよ、はっきりと言えることは、今後メイシェンの空気化が益々進むということですね(ぉ
次は『クライング・オータム』。

燃:B 萌:A 笑:C+ 総:A-

シリーズリンク
鋼殻のレギオス16 スプリング・バースト(2010/11)
鋼殻のレギオス18 クライング・オータム(2011/08)

アニメ,富士見ミステリー文庫,角川ビーンズ文庫,角川文庫

「誰も私を裁けまい!誰も、誰もだ!!」

『愚者を代弁せよ』編クライマックス。開始直後の回想シーンでは、回想の中にヴィクトリカも登場。過去の人物だけのシーンが長時間続くのを嫌ってのことか?

久城はブライアン・ロスコーと接触。彼の意味深な言葉に、これからの不安が高まっていく。
話に連続性が出て来たな。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第14話「意地悪フリルは屁こきいもりを糾弾する」
第16話「落下させるマリアは蠅の頭をもつ」

GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)
GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)

富士見ファンタジア文庫

フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
著:賀東 招二 イラスト:四季 童子

「状況は厳しいわ。作戦は困難だし、危機は重大だし、時間もたぶん足りなくなる。でも、実はもっとひどい、とにかく最悪の話があるの。なんだかわかる?」
「?」
「さあ……」
「あんたたちが世界を救うってことよ」

約9ヶ月4週間の積み。2年5ヶ月振りの新刊。出る出る詐欺を繰り返し、どうせ出ないんだろ?と高を括っていたら、上下巻分冊で2ヶ月連続刊行が発表され、そのままトントン拍子で発売されました。
ドラマガに序章が先行掲載されたから、まだ暫くは引っ張ると思ったんだがなぁ。っつっても1年以上延期しているわけだが。

上巻である今回は最終決戦前夜といった感じで。やっぱりクルツ生きてんじゃねーかw

前に賀東さんがインタビューで顔出てない奴は殺しても良いか、みたいなこと言ってたから油断してたら、エド・サックス中尉がさくっと死んで、びっくりした。
メインキャラじゃなきゃ良いかって基準なのか。

あれ、後書きは?
次は2010年8月。

燃:B+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A-

シリーズリンク
フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)(2010/08)

角川スニーカー文庫

子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫)
著:玩具堂 イラスト:籠目

「…………その、ファンシーなのに厳しい表情をした黄色い生き物はなんなんだ……?」
「オム神様です」

約4ヶ月2週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
今回の生徒のお悩みを解決する連作短編集です。ただ、相談者の3人中2人が学校の生徒じゃありません。
これは今後、どんどん生徒以外の相談者が増えていくのか、たまたま今回だけなのか。

話の展開のさせ方が上手いのか、さくさく読めるんだよなぁ。トリックを考えながら読むと詰まりますが。
前巻のラストの台詞の伏線の回収タイミングが意外なところだった。と言うか、あれ伏線だったのかよw

今回もイラスト良いな。特に佐々原さんが可愛いです。

今回も次回への展開を匂わせて続く。次は2011年6月に第3巻『泳ぐひつじが3びき』。このサブタイで水着回じゃなかったら絶対に許さない。
今月末にはコミカライズも出るよ!

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

シリーズリンク
子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき(2010/11)
子ひつじは迷わない 泳ぐひつじが3びき(2011/06)

アニメ,電撃文庫

「健全なエロス。矛盾だよね、これ……」

2週振り。今回はリュウシさんと前川さんが正式登場+エリオの電波発言の理由が明かされるというお話。

作画崩壊も無く、良い滑り出しであるなぁ、と。変人祭りなのは、きっと仕様。
内容が安定展開なので、さほど書くことがないという恐怖。

EDは何故かまるっきり新規映像だったっぽい。ETじゃねーかw

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
一章「宇宙人の都会」
三章「地を這う少女の不思議な刹那」

電波女と青春男 (電撃文庫)
電波女と青春男 (電撃文庫)

MF文庫J,アニメ

「名前通り、独唱曲(アリア)ってわけだな」

アリアにも普通の女の子として一面があると気付き、ドギマギするキンジ。流石、J.C.STAFF、安心のクオリティで、アリアのちっこ可愛さが再現されてます。
あと、れおぽんも可愛い。

で、捕まった筈の武偵殺し。だが、新たな事件、武偵高行きバスジャック事件が発生。
キンジはアリアと共に、解決に乗り出すことになるが、ヒステリアモードにならないキンジはアリアの足を引っ張ってしまう。

例え逆立ちに近い状態になってもアリアのスカートがめくれないのは武偵高の防弾制服の仕様だと思っておこう。

レキのファインプレーで何とか事無きを得たが、レキの声高ッ!

今回はがっちりアクションだったけど、原作未読組の感想としてはどうなんだろうなぁ。やっぱり『アリア』はチートアクションが顕在化してからの方が面白くなると思うんだよなぁ。

燃:A- 萌:A+ 笑:C+ 総:A

エピソードリンク
第2弾「双剣双銃のアリア」
第4弾「武偵殺し」

緋弾のアリア 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
緋弾のアリア 1 (MFコミックス アライブシリーズ)