スーパーダッシュ文庫

修道女エミリー―鉄球姫エミリー第二幕 (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:八薙 玉造  イラスト:瀬之本 久史

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  これどうやって続けんねんと思っていた『鉄球姫エミリー』に二巻が登場です。取り敢えず表紙でシスター姿のエミリーが妙に色っぽいです。

  さて、登場人物をほぼ一新しての新展開。マティアスが死亡したので、変態ギャグをかます人がエミリーーだけになってしまし、勢いが衰えてしまった。新キャラかつ今回の主人公的扱いのグレンも姫教育などという、さぞエロ妄想が活性化しそうな造語を連発するが、いまひとつ。

  と言うか、何だかんだで、心のどこかでNice boat.な展開を期待していた俺が居る。極端なんだよなぁ。前巻で、殆ど死んだかと思えば、今回は名前があるキャラは誰も死んでへんし。

  一巻のインパクトがあり過ぎた所為で損してるな。

  いやしかしロッティ可愛いよロッティ。

燃:B  萌:A   笑:A  総:A

角川ビーンズ文庫

真実を告げる声をきけ―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫)

著:結城 光流  イラスト:あさぎ

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  通算十七巻、珂神編三巻。昌浩は比古の心に触れ、突然出雲に連れてこられた彰子は狼のもゆらと心を通わせる。特に、彰子ともゆらのシーンはかなりのハートフルさで、こりゃやられたという感じだったのだが、何者かがもゆらを襲撃。死んじゃったっぽいな。もゆらへの攻撃に使われたのは勾陣の筆架叉だった。それを知った比古は……。

  絶望展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


燃:B  萌:B  笑:C  総:A

ファミ通文庫


著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂

「心葉くんは絶対"受"よ。そっちの方が身体の負担が大きいのよ。裂けちゃって大変なのよ」

『バカテス』とのコラボで味をしめたのか遠子先輩w

約2ヶ月3週間の積み。4ヵ月振りの新刊。「挿話集」は「エピソード」と読みます。
本編が完結し、今回は短編集ということで、これまでの遠子先輩1人という構成ではなくなり、心葉と遠子先輩がセットに。遂に主人公が表紙に……。

『“文学少女”と恋する牛魔王(ミノタウロス)』

FBSP掲載短編。遠子先輩に恋する柔道部主将の牛園の視点。完全にコメディです。
こうしてみると、遠子先輩って結構罪作りな女なんだよなぁ。遠子先輩可愛いよ遠子先輩。
ちなみに挿絵が描き下ろしです。

『“文学少女”と革命する労働者(プロレタリア)』

書き下ろし。書き下ろしも既存のエピソードのネタを拾いながら構成されているのが素敵。
ボート部の鬼コーチはえげつなかったです。

『“文学少女”と病がちな乙女(クロエー)』

書き下ろし。遠子先輩のクラスメイト、果歩の甘酸っぱい恋のエピソード。最後にLOVE寄せと見せかけて寸止めなのがいやらしいw

『無口な王子(プリンス)と歩き下手の人魚(マーメイド)』

書き下ろし。芥川君と美羽のLOVE寄せエピソード。美羽が完全にツンデレ化していて吹いた。

『"文学少女"と扉のこちらの姫(レイディ)』

ここからはFBonline掲載『“文学少女”の秘密の本棚』シリーズ。でもこれ第2話なんだよなぁ。次の流人のエピソードとセットで収録したかったから、順番変えたのかな。

遠子先輩と麻貴先輩の出会いのエピソードを麻貴先輩の視点から。ちょっと本編っぽく若干のミステリー要素あり。

『“文学少女”と浮気な預言者(ヨカナーン)』

『秘密の本棚』第三話。本編三巻の裏で暗躍していた流人の姿を描く。
このシリーズを読んでいて、「エロ」とかいう文字が出てくるとビクっ!てなるw

『“文学少女”の今日のおやつ』

FBonline掲載のショートショート。掲載は『秘密の本棚』よりこちらが先。各短編の合間合間に掲載。
全13回中、今回は第1回、最終回、第6回を収録。え、まさかこれだけしか収録しないってことはないよね?心葉ロリコン疑惑とか琴吹さんの乙女乙女したメールとか面白いのがいっぱいあるのに。

また最後に書き下ろしとして『おやつ』の特別編を収録。大学生になり、下宿し始めた遠子先輩の姿が垣間見える。

まとめ

そういうわけで短編集第1弾でした。これくらいのテンションが読み易くて良いなぁ。

次は外伝。3年生になった心葉の居る文芸部に新入部員の女の子がやって来るそうな。4月予定だっけ?

そして“文学少女”世界が更に広がるプロジェクト・メモワール始動。どう見てもアニメ化です。本当に有り難う御座居ました。4月はコミカライズも出るし、そこで発表かなぁ。まずはドラマCDあたりからジワジワ攻めていくんだろうか。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

ドラマ,電撃文庫

「俺は……お前達を許すことは出来ない!!

 

 妻と離婚し、一人娘の存在が生き甲斐だった男、町田はその娘の死に酷く落ち込む。

 娘に頼まれて、彼の様子を見に来たモモとダニエルにどうしようもない苛立ちをぶつける。

 

 もしかして最終回に向けて展開し始めた?次回予告を見た感じでは、今後へ繋がっていきそうだったが。

 エピソードとしては面白かったけど、いかんせん尺が足りないのか早回しな気がするなぁ。

 

 次回予告後のダニエルの絵日記には黒猫のダニエルの絵が。こういう原作との絡め方は上手いな。

 

燃:C 萌:B- 笑:B- 総:B

富士見ファンタジア文庫

まぶらほ ~じょなんの巻・よん~ (富士見ファンタジア文庫)
著:築地 俊彦 イラスト:駒都 え~じ

「もうすぐ授業だ。教室行くか、家に帰ってゲームやってろ」

何でそうなるw

約3週間半の積み。4ヵ月振りの新刊。『じょなんの巻』としては10ヶ月振り。あれ、表紙が全面じゃない……。

今回は連載分を3話収録。比較的面白い方に入るエピソード。『デートその理想と現実』に出て来た瀬能華苗が気になる。ドラマガで読んだときも書いたけど、『けんぷファー』のナツルは「せのう」で、こっちは「せの」。
何なんだ、何か意味あんのか……。気になる……。

『レディ・ボーイ』

書き下ろし1本目。和樹が紫乃先生作の魔法のセーラー服で女体化。流行りのTS展開を取り敢えずやっとけみたいな内容。って、これ別に連載でやれば良くね?

そもそもTSは散々『けんぷファー』でやってるがな!それとも何か、これは『けんぷファー』でナツルが女体化することと何か関係があったりするのか?

『かおりのゲーム人生・その1』

伊庭先生と紅尉先生の出番です。紅尉先生が普段やらないゲームで伊庭先生をこてんぱんにして御説教するっていうパターンは連載でもあったけど、あれが「その2」なんだろうか。
何にせよ、こういうタイプのエピソードは好き。

書き下ろしには2本とも描き下ろしの挿絵が付いてます。

そう言えば、神代の話はどうなったんだ……。

巻末にはヤスさんによる4コマが収録されている。
詰まんねぇ……(´・ω・`)

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「だったら笑ってよ、ゴルぅ!」

 

『センチメンタル・ヴォイス』完結。廃都の中でレイフォンは廃貴族と遭遇する。この廃貴族ってガンドウェリアって名前らしいな。原作で出てたっけ?出てた気もする。

 イグナシスって固有名詞出しちゃったけど、大丈夫なのか?狼面衆もまた出て来てたしな。

 おまけに『聖戦のレギオス』の要素も盛り込むってまぢなの?

 

 取り敢えず今回の見所はフェリを肩車するところですね。やたらギャグ顔になってたけど。

 

 そう言えば、『レジェンド・オブ・レギオス』のシーン無くなったな。

 

 EDはニーナバージョン。

 次回は凄い自由そうだ……。

 

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

スーパーダッシュ文庫

小学星のプリンセス☆〈2〉おにぃちゃんはじめました (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:餅月
望 イラスト:bb

 

 ばっ、馬鹿なっ!白のスクール水着じゃ、ない、だと?

 

 約二ヶ月二週間半の積み。半年振りの新刊。前回、冗談で次はスク水の出番ですねって書いたら、本当に表紙がスク水で吹いた。表紙をめくったら総扉は白スクです。口絵は白濁液です。嘘です。いやでも、透明な筈の水が何か白く濁っているように見えるんだもの!

 

 一巻で貢とルリスは婚約したので今回はもうひたすらイチャイチャです。ルリス可愛いよルリス。

 

 ルリスの妹ミリアが登場。金髪ツインテでツンデレで妹という恐ろしいテンプレキャラ。こっちは外見と年齢が一致しています。

 

 もうタイトルとか駄目としか言いようのない字面なんだけど、内容はやっぱり普通に異種族間恋愛もの。

 

 中学星っていう星もあるらしいけど、それなら当然高校星とか大学星とか専門学校星とか研修星とか教育実習星とかあるに違いない。大学星ではたまに中年くらいまで成長する人が居たりとかさ。

 冷静に考えたら頭の痛くなる設定だな……w

 

 次は早くても五月。順調にシリーズを重ねていくことになるのだろうか……。スーパーダッシュ始まってるな。

 三巻の表紙はブルマですね、分かります。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

スーパーダッシュ文庫

アキカン!〈7缶めっ〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:藍上
陸 イラスト:鈴平 ひろ

 

「禁断の…………高校生×小学生……」

 

 でも同レーベルの『紅』は本編がガチでそうなんだ……。

 

 約二ヶ月二週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。表紙はぶど子。というわけで、ぶど子まさかの復活です。男屋の過去とか、ぶど子がかつて戦ったスチール缶とかきな臭い話を盛り込みながらの感動系エピソードです。

 

 結局、アキカンが少女化するのは人間に恋をしたらかという理解ったような理解らんような理由付けがなされて終了。何だかんだで、ぶど子完全復活です。

 

 後書きによると、次はメロン達がアイドルを目指す話になるそうな。まぁ、シリアスでなかったら何でも良いですw

 絵師後書きでは「今回の男屋さんは生理中なですね、わかります」とか書いてあって吹いた。鈴平さん、自重してください。

 

 次は四月予定だっけ?アニメ放映期間を見事に外しているのはわざとなのか?

 表紙はどうせメロンかなじみん辺りだろうなぁ。ミサキとかいうミラクルはないものか。あと木崎さんとか。要は重複さえしなけりゃ良いんですよ。

 

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A

ファミ通文庫

戦嬢の交響曲6 (ファミ通文庫)

著:築地
俊彦 イラスト:赤賀 博隆

 

「帰ってくるんでしょう?あたしたちは待ってるから」

「ああ、もちろん」

「約束するよ」

 

 約二ヶ月二週間半の積み。半年振りの新刊。全然そんな気せんけど。

 

 さて、じわじわクライマックスに向けて進行しているが、案の定、年内には終わらんかったな。

 

 雪風は相変わらず意気消沈したまま。そんな中、雪風と佑鹿の武器が似ているとかいう話が出て来たりして何かしら隠し設定がある模様。

 

 で、どんどん佑鹿がモテモテになっていく件。しかし文体の所為なのか、どうにも淡々とした印象。

 

 後書きによると、結構設定を作り込んであるようで機会があったら別の作品にも使ってみたいんだそうな。もしかしてスピンオフクルー?

 

 いやそれよりも『ポリ青』をですね……。

 

燃:B+ 萌:B+ 笑:C+ 総:B

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「へけけ……へけけ……」

 

 エールさん!?

 

 OPの副題は「俺とお前と、アキカンと」。最早何々編ですらなくなったな。

 

 今回はアキカン達のオーナーが居ないときの日常風景。これってオリジナルエピソードか?

 メロンはいつもの服を洗濯機に放り込んでいるのが何だかシュールでした。

 ぶど子は髪をほどいたら誰や判らんな。

 エールは部屋に侵入してきたとんぼに気が行ってまさかの極端展開。

 

 EDはコーヒー(ブラック、無糖)バージョン。

 

 次回、まさかのオリジナルアキカン登場か!?

 

燃:C 萌:A 笑:B 総:A