著:竹岡 葉月 イラスト:屡那
こうなったら腹をくくるしかない。いわゆる自分は、サポセンの勇者だ。呼び出し(コール)一本でどこにでも行こう。工具箱に聖剣をつめて。
ファミ通文庫2013年10月の新刊。約6ヶ月3週間の積み。『もちろんでございます、お嬢様』を3巻で完結させた竹岡さんが半年振りに復活。
イラストはMF文庫J『聖剣の刀鍛冶』等でお馴染みの屡那さん。
何で買ったかというと、俺の脳がバグって野村美月さんの新作と勘違いしたからです。2巻が出て暫くしてから気付いた。何で気付いたんだっけな……。あれ、著者の名前、何か違くない?って思ったんだっけか。
とはいえ、買ってしまった以上、読まないわけにもいかず。
かつて異世界パナケイアに召喚され、世界を救った少年、理人(りひと)。再びパナケイアに召喚された彼はかつての仲間達と再会し、魔神を封印する旅に出る。
再会と果たされなかった再会、そして新たな出会いを通して、理人はパナケイアを救う決意を固めていく。
あれ、これ、結構手堅く面白いんじゃね……?
一度大冒険が終わった後という設定なので、この1巻より前にあったドラマを想像することで更に本編が盛り上がる。
世界の成り立ちについて言及しているような部分もあるし、最終的には世界の真実を暴くような展開になるのかしら。
次は2014年1月に2巻『熱砂のレクイエム』、5月に『再会のクロスロード』。
燃:A- 萌:A- 笑:C+ 総:A
シリーズリンク
・パナティーア異譚2 熱砂のレクイエム(2014/01)
著者リンク
・SH@PPLE -しゃっぷる-①(ファンタジア文庫、2008/03)
・蒼井葉留の正しい日本語(ファンタジア文庫、2014/05)