著:森橋 ビンゴ イラスト:Nardack
━━恋は、心でするのだろうか?
それとも、体でするのだろうか?
青春スイッチ、オン!!
ファミ通文庫2014年6月の新刊。約5日の積み。『東雲侑子』シリーズの完結から2年1ヶ月。あの黄金コンビが帰ってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
この組み合わせなら音速で購入せざるを得ない。
『東雲侑子』がこのライトノベルがすごい!にランクインするくらいヒットしたからか、また同じ路線でいくことになったとか何とか。
横暴な姉達の支配から脱出するため、単身、広島の全寮制の高校へと進学した主人公、松永四郎はルームメイトの織田未来(おだ・みらい)と出会う。
実は未来には複雑な秘密があって……。
普通のラノベなら、ただの男装美少女が出て来るところなんだけど、未来は解離性同一性障害という悩みを抱えていて、これまたラノベで扱うには難しい問題に切り込んできたな……。
魅力的なヒロインとの出会いもあるんだけど、一緒に行動する内に四郎はどんどん未来に惹かれていってしまい……。
しかし、想いを告げてしまえば、2人の間にある友情がひび割れてしまうことは想像に難くない。
おいおい、1巻目から切なさクライマックス過ぎるだろ……。
でも、未来も酷いよな。男として扱えって言っておきながら、水着姿とか見せるんだから。ただでさえオチかけてんのに、そんなんされたらなぁ。
舞台が広島ということで、登場人物はちゃんと広島弁を喋っている。方言女子属性を持ってる人はビクンビクンすること間違い無し。
方言かどうかはともかく、四郎のバイト先の店長、広美さんが年上のお姉さんオーラ全開で堪りません。
おっぱいの話の下りで、俺の益荒男ゲージがデューン!ってなったわw
男の友情に特有のお馬鹿な掛け合いもあったりして楽しいんだな、これが。
ちなみに劇中に西園幽子の本が登場するので、『東雲侑子』と同じ世界観のよう。まぁ、現状、それだけの繋がりしかないのだが。
そんなわけで先が気になる『この恋と、その未来。』でした。サブタイからすると、四季毎に1冊出して、3年×4=12冊かとも思うんだけど、流石にそんなに続かないよなぁ。
それとも12ピリオドの中から、いくつかの季節を抜粋する形になるんだろうか。
燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・この恋と、その未来。 -一年目 夏秋-(2014/11)
コミカライズリンク
・この恋に未来はない 1巻(2017/03)
著者リンク
・ぼくこい(スニーカー文庫、2010/05)
・東雲侑子は短編小説をあいしている(ファミ通文庫、2011/09)
・東雲侑子は全ての小説をあいしつづける(ファミ通文庫、2012/05)
イラストリンク
・紅炎のアシュカ(2012/12)
・失恋探偵ももせ(電撃文庫、2013/04)
・睦笠神社と神さまじゃない人たち(このライトノベルがすごい!文庫、2013/08)