ファミ通文庫

魔女の絶対道徳2 (ファミ通文庫)
著:森田 季節 イラスト:NOCO

「お前にセックスレスな恋愛観はないのか」
「少子化問題を真剣に考えた結果です」
「閻魔様に舌抜かれろ」
「下を抜かれる?」

だからドSな敬語ヒロインに

弄ばれたい。

前から言ってるだろ!いい加減にしろ!
2013年3月の新刊。約5ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、今回はまたしても久多良に危機が。厄神を名乗る少女やら咒師の存在にまつわる謎やらで、なかなかに重たい展開に。

とは言っても、ずーっと輪月が下ネタをばら撒きながら、頼斗を翻弄しているので、やはり悲壮感はあまりない。
でも、実は自分が人間として街を守っていたのではないと気付いてしまうオチは冷静に考えるとキツイな。
ある意味、バッドエンドといも言えるか。いや、でも輪月とずっとイチャイチャ出来ると思えばウルトラハッピーエンドじゃね?

最後にはタイトルの意味に言及して終了していたりもして。
発売から半年経つのに続刊の情報が一切出て来ないってことは、案の定、2巻で終了なんですね……。知ってたわー。3巻出ないとか知ってたわー。
ひたすら輪月とイチャイチャするだけの3巻出してもいいのよ。200ページくらいでいいから出そうぜ。いや、出してください。

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
魔女の絶対道徳(2012/11)

アニメ,ファミ通文庫

「ゲロみたいな臭いがするんだけど」

OPカットで最終回開始。OPカットっていうと、何やらシリアスな話かと思うんだけど、別段そんなことはなかったんだぜ。
原作短編+オリジナルといった感じで。

夏野さんのコスプレやら、妄想結婚式からの水着回だったりというカオスっぷり。
酔っぱらった夏野さん、超可愛いですね。

OPをED代わりにしたエピローグでは、それぞれのキャラのその後が少しだけ見える。
ちょろっとアリシアやマキシの妹、雛子も登場。更には原作4~7巻の場面カット的なものも。

総評

そんな具合で、読めずに死ねないファミ通文庫原作『犬とハサミは使いよう』全12話でした。

原作より早くキャラを登場させたり、構成をいじったりと、原作既読組としては、そう悪くない仕上がりだったと思う。
原作のイラストだと、あんまり美少女要素が無いんだけど、その辺が上手い具合にフォローされていて嬉しかったですね。
特にマキシ。EDは名曲だと思うの。いや、OPも好きですけど。

何言ってるか理解らないのは原作からしてそうなので、誤解しないでいただきたい。
とはいえ、まぁ2期は無いだろうな……w

ところでファミ通文庫の新刊CMで『すずみんは肉食系火竜』がプッシュされてたんだけど、え、まさか売れてるの?

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第拾壱話「犬振り合うのも多生の縁」

コミカライズ,ファミ通文庫

東雲侑子は短編小説をあいしている (ファミ通クリアコミックス)
漫画:成瀬 ちさと 原作:森橋 ビンゴ キャラクター原案:Nardack

(俺の苛立ちの理由は、もう分かっている)
(俺は東雲侑子の事が)
「━━好きなんだ」

コミカライズでも、

甘酸っぺぇぇええええええええええ!!

2013年9月の新刊。
ファミ通文庫の傑作恋愛小説シリーズ三部作の第一部をコミカライズ。掲載誌はファミ通コミッククリア。
シリーズ終了と、ほぼ同時に連載が始まっているのは、このラノランクインの影響で連載が始まったってことなのか。

作画の成瀬さんは電撃文庫『ダーク・バイオレッツ』1巻の挿絵を描いたりしてた人だな。

文庫1冊分を丸々コミカライズしているので、結構ぶ厚いですね。単行本特典として、劇中小説がそのまま収録されている。

で、原作でも甘酸っぱさ全開だったのが、絵が付いたことで、もっとえげつないことになってやがる……。中盤辺りから、ああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああってなる。
東雲が可愛すぎて、ああもう僕はどうしたら良いのかと!

これは是非、シリーズラストまで出してほしいですね。無理だろうけど……。
まだ、コミッククリアで全話読めるので、是非皆さんにも読んで、悶絶していただきたい。

燃:C 萌:A+ 笑:C+ 総:A+

原作リンク
東雲侑子は短編小説をあいしている(ファミ通文庫、2011/09)

アニメ,ファミ通文庫

「ターゲット補足、清掃する!」

OPに紅葉が本格登場。と言っても、シルエットが解禁されて大映しになっただけだが。

さて、原作4巻突入でマキシ本格登場と見せかけて、原作4巻の内容を下敷きとしたオリジナルストーリーでした。

何だか妙にオールスターっぽい展開で。夏野さんと森部は会うと、すぐバトルものになるから困る。

で、大威震八連制覇的なやつキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
これ、『男塾』知らない人は、どういう目で見てるんだろう。ただのサムいギャグだと思ってるんだろうか……。

あれよあれよという間に、次回でラストだそうな。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第拾話「光陰犬の如し」
最終話「犬とハサミは使いよう」

ファミ通文庫

リーディング・ブラッドII 月影の秘事 (ファミ通文庫)
著:田尾 典丈 イラスト:梱枝 りこ

「いきなりきて、ナギを取らないでよっ!ずっとずっと、好きだったんだから!昨日今日じゃない!十年以上前から、あたしの方が先に好きだったのに!魅花もあなたも、なんで横から取っていくのよっ!」

2013年7月の新刊。約2週間半の積み。隔月刊行。
表紙は幼馴染みの奈巳。今巻もはいてない疑惑。サブタイの「秘事」は「ひめごと」と読みます。

さて、魅花と一緒に暮らすことになった凪沙。勿論、クラスメイト達に即バレして、大騒ぎになるのだが、時を同じくして、求婚してくるロリが現れるわ、幼馴染みは不穏な動きを見せるわで。

また、鬼神関連も何やら不穏な気配が漂ってきました。これまで通りに血を繋いでいるだけで良いというわけにはいかなくなっていきそうだよな。
本家当主である八嶋兄の行動が謎過ぎる。それに鬼神という存在自体が言い伝え通りのものでない可能性も出て来たし……。
これは後継者さえ作れればウルトラハッピー!とはいかなくなってきたか……。

ただのハーレムものになるかと思いきや、御雷(みかづち)先輩が良い味出してるよな。早々と口絵でも紹介してもらったし、今後も結構良い扱いになるんだろうか。
御雷先輩と〈一子相伝〉でアッ━━━━!
ってか、出来るんだろうかw

で、御雷先輩の双子の姉、凛々が登場。1巻のおばあさんとの会話って伏線だったのかよw
一応、年上なんだけど、見た目がロリ過ぎてなぁ。正統派年上お姉さんキャラマダー?

口絵では魅花と奈巳の水着姿が描かれているけど、何故挿絵はカットしたし。見開きでやっても良かったくらいなのよ。

そして〈一子相伝〉で召喚される奈巳の間に生まれる可能性。三つ子の月読、月夜見、月弓。3人とも名前の読みが「ツクヨミ」なんだけど、どういうネーミングなんだ。呼び分け難過ぎるだろw
まぁ、MF文庫J『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌』のリリスよりはマシだが。

この三つ子は、どうやらタケルのことを知っているらしい。つまり未来では……後は理解るな……?

やっぱり〈一子相伝〉を使える相手が増えれば増えるほど面白くなりそうですね。バトルにあんまり尺を割いていないのも良い。
これは期待ageしようそうしよう。

燃:A 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
リーディング・ブラッド 最強の血統(2013/05)
リーディング・ブラッドⅢ 鬼神の因果(2013/11)

アニメ,ファミ通文庫

「何だよ、大澤流執筆術って!?」

原作3巻クライマックスということで、執筆戦の火蓋が切って落とされる。折角なら、ライティングデュエルって言ってほしかったよなw

執筆戦は、もうちょっとクオリティが高ければ、はっちゃけて大層楽しいことになったと思うんだがなぁ。
原作未読だとサムいだけに感じてしまうかもしれん……。

春海の本のタワーの中に、著者が「桐山ちくわ」の「四百二十運休ガール」って本がありましたね。
おいおい、元ネタのポスターも劇中に出てるし、これはアニメ化ワンチャンあるんじゃね?

燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第九話「犬無いところに煙は立たず」
・第拾壱話「

ファミ通文庫

学校の外階段3 (ファミ通文庫)

著:櫂末 高彰 イラスト:甘福 あまね

「えっ?おっぱいって萎むの?」
「『あんなの所詮、脂肪の塊よ』って、もっちゃんが言ってました」
「もっちゃん、貧乳なんだな」

もっちゃんって誰なんだよw
2012年11月の新刊。約2週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
さあ読もうと思ったら、そもそも買い忘れていたよ!やったー!道理で購入報告も無いし、蔵書リストにもなかったわけだ……。

多分、最初は2巻を読んでから買うか決めようと思っていたんだけど、途中で最終巻だと知って、それなら取り敢えず買っとくかとと思ったものの、そのまま忘れ去ったんだな……。
初版ではあったけど、帯がふぁみ☆ぷちのものになってしまった……orz

表紙は新入生、八巻かおる。
さて、新年度。2年生に進級した徹紀達。突如求婚してくる新入生かおるの登場や、謎の部活動、廊下部の出現で、「テツ&リリー」の周囲は騒がしくなっていく。

クライマックスということで、新旧主人公対決が実現。これで燃えないわけがない。
執行部と部活動連合の対決という構図は、本編を思い出して懐かしくなってしまった。
神庭は成長したよなぁ。筋肉とのコンビネーションを見せたシーンなんか特に感慨深いわ。

階段レースが無事に行えたから今後も問題ありませんとか、強引な部分もあるんだけど、それを押し切るだけの勢いがあるんだよな。
よりによって、この本買い忘れるなんて、俺ウ〇コちゃんなの?

本編は恋愛方面には決着がつかなかったけど、こっちはガッチリ決着しましたね。おいおい、克美が可哀想過ぎるだろ……。

総評

そんなわけで、ビバ!青春の無駄足再びのファミ通文庫『学校の外階段』全3巻、これにて完結。
足掛け8ヶ月か。

蛇足かと思われた続編だけど、これがなかなかどうして面白かった。ライトミステリ要素を盛り込みつつ、従来のアツい展開も忘れない構成が素敵でした。

このノリなら、もっと続けてほしいという気もする。エピローグでは、更に天栗浜高校は騒がしくなっていきそうなことを言ってるし、また別主人公で出来そうな気はするな。

燃:A 萌:A- 笑:B 総:A+

シリーズリンク
学校の外階段 <2>(2012/08)

ファミ通文庫

リーディング・ブラッド 最強の血統 (ファミ通文庫)

著:田尾 典丈 イラスト:梱枝 りこ

「今更だけど、紗優(さひろ)って相当ブラコンよね」
「本当に今更ですね。それにブラコンどころか、ラブ近(コン)。近親者ラブ」

ファミ通文庫2013年5月刊行物。約1週間半の積み。『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』でデビューした田尾さんのオリジナル第2作。ノベライズ『大図書館の羊飼い』2巻からは連続刊行。

流石に初版は押さえられなかった。まぁ、ふぁみ☆ぷちの応募券付いてたから良しとしよう。
イラストはMF文庫J『つきツキ!』なんかでお馴染みの梱枝さんか。

さて、『ギャルゲヱ』が面白かったから、次回作も注目だったんだけど、まさかのノベライズでなぁ。
で、いざ新作が動き出した頃にはモチベーションが下がっていた上に、粗筋だけを見ると、ごくごく普通のラブコメ異能バトルっぽくてスルーしちゃったんだよな。
で、つい最近ネットの評判を見たら気になってしまったという。

舞台は現代日本、鬼神(おにがみ)の封印の役目を担う相坐(あいざ)の分家に生まれた主人公、凪紗(なぎさ)は武士(もののふ)の血を次代に受け継がせる使命を持っている。
血が絶えれば、鬼神によって世界が滅びてしまうため、凪沙は早く恋人を作って、子供を成すように急かされていて……。

武士は自分の力を継ぐ子供を産める相手の瞳に適正者の紋章を見ることが出来る。逆に言えば、紋章の見えない相手とは添い遂げることが出来ないわけで、その辺が上手いことラブコメを回していくキーになっているわけか。

で、そのギミックの到達点として、未来でヒロインとの間に生まれるであろう子供を召喚するという、ぶっとんだ技が登場する。
組み合わせは無限大!って感じでゲームと相性良さそうだよな。

クライマックスは、この子供召喚シーンがメインなんだけど、喚び出した凪紗以外は( ゜д゜)ってなっていて、ちょっと笑える展開。

現状3人のヒロインは、まぁほどほどにテンプレートで。あ、口絵の破壊力は、なかなかのものでございました。

血統の話は競走馬の概念をベースにしてるらしいけど、血統血統言われると、個人的には『ドラゴンクエストモンスターズ』を思い出してしまうな。

現状、次に鬼神の封印が解けるのは80年後ということで、差し迫った危機があるわけではない。そのため、ゆる~くラブコメ進行することも可能であり、この辺の匙加減は上手いことしてあるなぁと。

気になるのは凪紗の悪友、佐藤室道の名前。佐藤って、やっぱり『ギャルゲヱ』の佐藤翔也と関係あるのだろうか。

そんな具合で新シリーズです。これはヒロインが増えるほど面白さが増しそうな気がするぜ……。
次は2013年7月にⅡ巻『月影の秘事』。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
リーディング・ブラッドⅡ 月影の秘事(2013/07)

著者リンク
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!(2009/01)
僕と彼女とカノジョとかのじょ <1>(オーバーラップ文庫、2013/11)
コンプリート・ノービス01 レベル1の最強剣士(ファンタジア文庫、2013/12)
虚構戦役の戦導師 英雄部隊覚醒(MF文庫J、2014/12)
中古でも恋がしたい!(GA文庫、2015/03)
七星のスバル(ガガガ文庫、2015/08)
神器繰刻のアイオーン(オーバーラップ文庫、2015/11)
駿英血統 神馬を継ぐ者(NOVEL 0、2016/10)
プロデュース・オンライン 棒声優はネトゲで変わりたい。(ファンタジア文庫、2017/02)
二周目勇者のやり直しライフ ~処刑された勇者(姉)ですが、今度は賢者の弟がいるので余裕です~(電撃の新文芸、2022/11)

イラストリンク
銃皇無尽のファフニールⅠ ドラゴンズ・エデン(講談社ラノベ文庫、2013/07)

アニメ,ファミ通文庫

「編集者に二つ名ってあるんだ……」

最近、夏野さんに付きまとっているストーカーの正体が、新人作家の藤巻蛍ではないかという疑念が。

そんな折、彼女達の前に現れたのは大御所作家、大澤愁山だった。変態なのに、えらい良い声だなw

春海専用の読書用クッションがふかふかしてそうで羨ましいですね。
今更気付いたが、時折レーベル繋がりで、どこかで見たことあるようなタイトルの本が出てるのね。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

エピソードリンク
第八話「湯に入りて犬に入らざれ」
第拾話「光陰犬の如し」

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週末になる度に崩れる天気なんなの?だから、何で甲子園やってるときにこそ降らへんねんボケ!
やむなく仕事帰りにブツを回収してきました。
ラノベは、

・僕は友達が少ない⑨
・花散里 ヒカルが地球にいたころ……⑧
・犬とハサミは使いよう Dog Ears <3>
・部活アンソロジー2 「春」
・姉ちゃんは中二病 地上最強の弟!?
・アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 <7>
・巡ル結魂者 <1>

それからネットで評判を見て気になった、

・銃皇無尽のファフニールⅠ ドラゴンズ・エデン(講談社ラノベ文庫)
・ひきこもりパンデモニウム(MF文庫J)
・ただし、彼はヤンデレにさえモテません(MF文庫J)

の計10冊。
HJ文庫では、藤谷あるさんが2冊同時刊行なんぞやってるんだけど、人気あるんだろうか……。
10月に望公太さんが新シリーズを開始。あれ、『ラスボス』は……?

講談社ラノベ文庫では、10月にファンタジア文庫『鋼殻のレギオス』でお馴染みの雨木シュウスケさんが新作『七曲ナナミの斜めな事情』で登場。公式サイトも用意されるとか。
何なの、ラノベ文庫は他のレーベルから作家さんを招くときは、いきなり公式サイト作っちゃうの?
コミカライズは、

・ポケットモンスターSPECIAL <47>
・とある科学の超電磁砲 <09>
・狼と香辛料 <Ⅸ>
・ロウきゅーぶ! <6>
・ロウきゅーぶ! は~ふたいむ <1>
・ソードアート・オンライン フェアリィ・ダンス <002>

の計6冊。


定期的に襲われるRPGやりたい衝動に負けてDS版『クロノ・トリガー』買っちゃいました。
『ポケモンXY』の発売まで後1ヶ月ちょっとしかないのに……。まぁ、出るまでに1周は終わるだろう……。