アニメ,ファミ通文庫

「これが吊り橋効果というやつか。危うく重護に惚れるところだったぞ」

晴れて冒険部に入部することになった重護、天災、ダルクの3人。早速、七重島の各地にあるという遺跡へ乗り込むことに。
遺跡といっても、あくまでも七々々コレクションが隠されている場所という意味で、一般的な遺跡のイメージとはかけ離れている。

遺跡内部の仕掛けが凝り過ぎていて吹く。どんな技術力だよw
ってか、いかにもRPGのダンジョンのギミックにありそうな感じ。『テイルズ』シリーズとか、結構ダンジョンの仕掛けが面倒くさかった印象があるが……。

ふと思ったんだけど、七重島を探索して遺跡に侵入し、七々々コレクションを集めるアドベンチャーゲームとか作ったら面白いんじゃね?
アクションあり、謎解きありみたいな感じで。
それにつけても七々々が可愛いから困る。

燃:B- 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第2話「七重島第三高等部・冒険部」
第4話「夢とか野望とか否定とか憧れとか」

アニメ,ファミ通文庫

「幸せはみんなで共有してこその幸せである」

OP『バタフライエフェクト』から90年代感を感じてるのって俺だけ?雰囲気とかイントロとかが。

さて、動き出す怪盗団《祭》の連中。彼等が盗み出した七々々コレクションを偶然手にした重護は冒険部からの誘いを受けることに……。

壱級天災とその付き人ダルクが登場。ダルクは男の娘なんだけど、また花澤さんか!いい加減にしろ!!

開かずの間の演出はCGをふんだんに使って、やたら豪華な仕上がりでしたね。力の入れどころを間違っている気がしないでもないが。
ってか、あんな風に校舎から弾き出されたら、下手すりゃ死ぬぞ……。

ところで七々々はプッチンプリンなんかの安いプリンは一口で食べるみたいだけど、どうやって食ってんだ。プッチンして、そのまま口に放り込んでいるのか……。

燃:B 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第1話「勘当されて島流し」
第3話「地上1000mの《遺跡》」

アニメ,ファミ通文庫

「いつの間にか俺の手が神の領域に!!」

ファミ通文庫の人気シリーズがアニメ化。ラノベ原作アニメとしては初のノイタミナ枠での放送となる。
タイトルの「龍ヶ嬢七々々」は「りゅうがじょうななな」と読みます。
ちなみに俺は原作1巻で折れてます。

制作はA-1 Pictures。これで勝つる!かと思いきや監督が亀井幹太さんということで、あっ……(察し)
この組み合わせと言えば、GA文庫『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』のアニメを鳴かず飛ばずで終わらせた組み合わせじゃないですかー!やだー!

実はA-1 Picturesは原作1巻が出たときにPVの制作もやってるんだよな。その頃から着々とアニメ化を狙っていたのだろうか……。

親に勘当されて学生の島、七重島へとやって来た主人公、重護は島の創設者の1人、龍ヶ嬢七々々の地縛霊と出会うことに……。

アバンには回想シーンとして女子高生アクションを投入。まぁ、こんなところで動き入れとかないと、この後地味なシーンばっかりだしな……。

OPはまぁ、そこそこ可もなく不可もなく。
七々々との出会いが重護の学園生活を不思議な出会いへと導いていく。彼自身にも秘密があるのは、よくよく見ると判るようになっているわけか。

今回はまだまだ導入編って感じだけど、七々々可愛いな!こんな可愛い幽霊と同じ部屋で同居とか、24時間と経たない内に好きになってしまうな……。
ちなみに七々々がプレイしているゲームは実在するものが多いみたい。わざわざEDでクレジットされてましたね。

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第2話「七重島第三高等部・冒険部」

原作リンク
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 <1>(ファミ通文庫、2012/01)

ファミ通文庫

機関鬼神アカツキ2 (ファミ通文庫)
著:榊 一郎 イラスト:Tony

「復讐ってのはな」
「何をしてでも、相手を殺して思い知らせてやるって、強固で冷徹な意思なんだよ。恨みをこじらせすぎて、もう何が何だか、自分でも訳が分からなくなってるような奴が、軽々しく口にするんじゃねえよ」

2014年3月の新刊。約2日の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙は沙霧と琴音。おっぱいがえらいけしからんことになっとります。

さて、攫われた沙霧。彼女を核として動き出す野望。それに立ち向かうは打倒九十九衆を掲げる暁で……。

前回に引き続いて、今回も色々と世界観に関する設定説明をしながら話が進んでいくのかと思っていたんだけど、そこまでの情報量は出て来なかったように思う。
もっと世界の根源に関わる秘密がありそうなんだけどな……。

挿絵はやたらメカが多い。人間が出て来る挿絵、2枚しかないぞ……。口絵も1枚しかないし。
折角、Tonyさんに挿絵を描いてもらってるんだから、もっとサービスカット的なのがあっても良いと思うんだが。
劇中に無いシーンでも適当に口絵に突っ込んどけば売上に貢献出来そうなんだけどなぁ。

あれ、何だか今回で終了ともとれるような終わり方だぞ?最後の一文が物凄い打ち切り完結臭い締め方なんだけど……。
ははっ、まさかな。

燃:A- 萌:A 笑:C 総:A

シリーズリンク
機関鬼神アカツキ <1>(2013/12)

ファミ通文庫

リーガル・ファンタジー 1 勇者弾劾裁判 (ファミ通文庫)
著:羽田 遼亮(はた・りょうすけ) イラスト:三弥 カズトモ(みや)

「━━これはわたしの壊れたハートだッ!!」

ファミ通文庫2014年1月の新刊。約3日の積み。第15回えんため大賞優秀賞受賞作。応募時タイトルは「リーガル・ファンタジー」。
著者である羽田さんから献本を頂きました。有り難うございます。

舞台はタイトル通りファンタジー世界。弁護士見習いの少女フィオナが、これもやはりタイトル通りに勇者弾劾裁判に臨むというストーリー。

ファンタジー世界の裁判というと、ファンタジア文庫『武官弁護士エル・ウィン』『調停少女サファイア』を思い出すわけだが。
よく考えたら、本作も含めて全部女の子が主人公だな。

『ドラゴンクエスト』に代表されるようなRPGあるあるを裁判の題材として扱っているのは面白い。
まぁ、『ドラクエ』に代表されるっていうか、殆ど直球で『ドラクエ』ネタなんだがw

文章が読み難いと思ったのって俺だけ?妙に取って回ったような表現というか。こう、ちょっと捻りのきいたお洒落な文体にしてみました的な。
そこは好みの問題だから良いとしても、この世界観で出て来ちゃいけない単語が出過ぎじゃね?
「無理ゲー」は流石にアカンだろ……。

難しいところだけど、裁判シーンに派手さが無いのはどうなんだろうなぁ。そりゃ派手な展開になったら、最早裁判じゃないって話なんだけども。
そう考えると、アニメ『ウィザード・バリスターズ』は裁判ものでありながら、ビジュアル的に映える設定にしてあったな。

本作はボカロPとのコラボによるPVが制作されていて、手間が掛かっているように思えるけど、ここ2年はPV用に短編アニメを作っていたことを考えると劣化してんじゃねーかw

そんな具合で、あまりファンタジーには食指を動かされないので、続きは出たとしても買わないかなぁ。

燃:C 萌:B- 笑:C 総:B+

えんため大賞優秀賞リンク
ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!(第10回、2009/02)
B.A.D.1 繭墨は今日もチョコレートを食べる(第11回、2010/01)
空色パンデミック①(第11回、2010/01)
わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 1 リア中ですが何か?(第12回、2011/01)
犬とハサミは使いよう(第12回、2011/02)
明智少年のこじつけ(第13回、2012/01)

ファミ通文庫,雑記

著者から献本を頂きました。有り難うございます。

・リーガル・ファンタジー1 勇者弾劾裁判(ファミ通文庫)

の計1冊。

ファミ通文庫

四百二十連敗ガール4 (ファミ通文庫)
著:桐山 なると イラスト:七桃 りお

「それでも大好きだ、みゃーこ」

蟯虫齧り虫フォーエバー!!

2014年1月の新刊。約2日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は、まさかのハルと毒空木。加えて粗筋を見た時点で、あちゃーこりゃ打ち切りエンドだわーと判ってしまうという。

いや、最終巻の表紙としては凄く良いイラストなんだけど、終わってしまうことが残念でならない。
にしてもハルはよく表紙に出れたな……。
帯を外すと、しまぱんが見えます。

さて、夏休み。強制的に園芸部の合宿に参加させられることになったハル達。最初こそ嫌々だったハルだけど、他校の女子と触れ合えるチャンスということで俄然やる気に。
全告ツアー番外編かと思いきや、そこで毒空木の過去が明らかになって……という最終巻らしい展開。

ここにきてギャグの勢いが盛り返してきたか?生脚を見る加減はこちらで判断ワロタ
それにドラマCDをリピートをしまくった所為で、ハルと毒空木のやりとりが脳内再生出来るようになったのも大きいか。

まぁ予定調和っちゃーそうなんだけど、毒空木の手紙が泣かせるんだよなぁ。ようやくハルも毒空木の可愛さに気付いたか……。

最後は駆け抜けたまま終わっちゃって、エピローグもクソも無いんだけど、もうちょっとアフターケア的なアレがあっても良かったんじゃないかと思わないでもない。
若しくは、ズコー的なオチとか。

総評

ってな具合で、最終的に大勝利を収めたファミ通文庫『四百二十連敗ガール』全4巻、これにて完結。足掛けジャスト1年か。
何と言っても蟯虫齧り虫を代表するボケの勢いが好きでした。

綺麗に終わってるんだけど、いくらでも続けられる構成だっただけに、打ち切り完結を疑わざるを得ない。
ってか、PVやドラマCDまで作ってプッシュしたんだから、売上が良かったらアニメ化するつもりだったんだろうなー。
もう『龍ヶ嬢七々々』とかいいから、こっちをアニメ化してほしかったわ……。

確かにギャグの勢いは1巻が一番良くて、そこから失速気味だったけどさぁ。何も終わらせてしまうことはなかっただろうに……。
ドラマCDなんかチ〇コもげそうなくらい面白かったのに。

そんなわけで、次回作にも期待しています。これでギャグ無しのファンタジーバトルものとか出してきたら絶対に許さない。

燃:B 萌:A+ 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
四百二十連敗ガール <3>(2013/09)

著者リンク
だからお兄ちゃんと呼ぶなって!(2016/08)

 

ファミ通文庫

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件4 (ファミ通文庫)
著:野村 美月 イラスト:karory

「先生は、いたずらは、なさらないんですか?」

2013年9月の新刊。約3ヶ月4週間の積み。半年振りの新刊。『ヒカルが地球にいたころ……』8巻からは連続刊行。

後書き曰く、結構書き溜めているらしいけど、だからこんなにポンポン刊行出来るんだろうか。『ドレ僕』も既に連載分は出し切ってる筈だしなぁ。
表紙はゲストキャラ、オーランド出身のイリー。

さて、今回はオーランドから竜樹王子のお見合い相手ミンティア姫がやって来ることに。
同時期に、ギルマーも許嫁を用意されていて……。

何やかんやで、竜樹王子もギルマーもグリンダへの想いを強めるオチなんだろうと思っていたら、そんなこともなかったな。
むしろ、竜樹王子に関しては、想いを振り切るきっかけを得た感じ。
まぁ、その頃シャールはイリーのフラグを立てているわけだが。

聖羅姫のフラグはどんどん強固なものになっていくな。耳かきプレイってありそうでなかった気がする。

国王様と王妃様のイチャイチャはイラスト付きで、もっとあっても良いのよ。何ならいっそ1冊丸ごと、それでも良い。
どうやら王妃様は異世界からやって来た存在らしいのだが……。え、何、他のシリーズと繋がったりするのかしら。

後書きでは、中途半端に不吉さを感じさせる売上の話が。おいおい、不安になるようなこと書くなよ……。
ってか、そもそも今後の売上で終わるかどうかが決まるほど、構想では先が長いんだろうか……。
次は2013年12月に『〝六条〟』、3月に『ドレ僕』5巻、4月『〝藤壺〟』。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <3>(2013/03)
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <5>(2014/03)

著者リンク
〝花散里〟 ヒカルが地球にいたころ……⑧(2013/08)
〝六条〟 ヒカルが地球にいたころ……⑨(2013/12)

HJ文庫,MF文庫J,オーバーラップ文庫,コミカライズ,ファミ通文庫,メディアワークス文庫,特撮,雑記,電撃文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・ひきこもりパンデモニウム <2>
・Re:ゼロから始める異世界生活 <1>
・閃虹の機巧美神 <1>
・犬とハサミは使いよう <8>
・四百二十連敗ガール <4>
・パナティーア異端2 熱砂のレクイエム
・黒き英雄の一撃無双2 -恥辱の魔女-

それから見送っていた、

・僕の学園生活はまだ始まったばかりだ(ファミ通文庫)

の計8冊。

MF文庫Jでは、来月に『朽ちた神への聖謡譚』Ⅳ巻が登場。3巻打ち切りじゃない……だと……?ゴクリ

『ノーゲーム・ノーライフ』アニメはマッドハウス制作で4月から。
よく考えたら、一気にアニメ化が発表された5作品の著者の内、MFからデビューしてるのって志瑞さんだけなんだな。
ってか、富士見書房から脱出してアニメ化を果たしたのが2人居るなw
ついでに言えば、『機巧少女は傷つかない』の海冬さんも富士見から脱出してアニメ化だな。

ボーダーは、

・ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~

の計1冊。
コミカライズは、

・ビブリア古書堂の事件手帖 <3>
・ポケットモンスターSPECIAL <49>
・アクセル・ワールド/デュラル マギサ・ガーデン <03>

の計3冊。


4月から『牙狼』がまた新シリーズをやるそうな。テンポ早過ぎだろ……。
今度は雨宮監督が復帰して、主人公は鋼牙の息子らしい雷牙になるそうな。じゃあ、流牙はどうなるんだと思ったら、彼が主役の劇場版が予定されてるとか。

更に、絶狼を主役に据えたスピンオフやら、アニメ版の制作も進んでいるらしい。正直、ついていけねぇわ……。

ファミ通文庫

リーディング・ブラッドIII 鬼神の因果 (ファミ通文庫)
著:田尾 典丈 イラスト:梱枝 りこ

「妹にデコチューなんて、どの兄妹もやってますよ。私のクラスメイトたちも皆やってます」
「……マジなの?」
「マジです」

MAJIDE!?

2013年11月の新刊。約2ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は凪沙の妹、紗優(さひろ)。サブタイの「鬼神」は「おにがみ」と読みます。「きしん」と読んだ方が座りは良い気はするが。

さて、鬼神を倒す方法が判明した。本家の協力もとりつけ、決戦に臨む凪沙達。準備が整うまではハーレムメンバーでプールに行ったりもして。
来たる決戦で、武士と鬼に隠された真実が明らかになる。

まぁ、粗筋を読んだ時点で、あちゃーって感じだったんだけど、案の定打ち切り完結的なアレです。売上が良くないとは聞いていたが……。

折角ハーレムメンバーが増えて、これからってところだったのになぁ。紗優なんて、やっと、まともにスポットが当たってきたところだったのに、ラブコメ的イベントがあまりないまま決戦を迎えてしまった印象。

って、年上のお姉さんキャラが出て来てないじゃないか!いい加減にしろ!!
凛々さんは俺としてはお姉さんキャラのカウント外だしなぁ。

後書きによると、鬼神を3巻で倒すのは予定通りらしい。で、問題はその後、第2部を始めるには売り上げが厳しそうってところ。
完全にアウトってわけではないけど、3巻で売上が伸びるとも思えないって感じだそうな。

うーむ、これは実質打ち切りか……。いや、まだワンチャンある!ある筈!験を担いで、総評は書きません。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
リーディング・ブラッドⅡ 月影の秘事(2013/07)