ファミ通文庫

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5 (ファミ通文庫)
著:野村 美月 イラスト:karory

ああ、困った。
きみの結婚式で、僕は泣く。絶対泣く。

ハートフル過ぎて

縊り殺されるかと思った。

2014年3月の新刊。約3ヶ月の積み。半年振りの新刊。『〝六条〟 ヒカルが地球にいたころ……⑨』からは3ヶ月振り。
表紙はようやくといった感じで、双子姫の更紗と織絵。

今回のエピソードはシャールが聖羅達の世界を広げるために、他の人との関わりを増やすような授業を行うのが肝。
一筋縄ではいかない組み合わせのペアばっかり出来ちゃうんだけど、これが上手い具合に効力を発揮してなぁ。

ハートフルに次ぐハートフル、とどめにハートフルというような構成で俺の心臓がヤバい。
特に竜樹が国王様に面と向かって啖呵を切るシーンがクライマックスにハートフル。

それはそうと、俺も図書館のカティアさんに色々教えてほしいれす(^q^)
その一方で、ヘルムートが何やら危険な状況に。あれ、何だか裏でシリアスな展開が蠢いてる……?
ハートフルと切なさだけで十分なんだけどなぁ。

後書きによると今回の一部のエピソードは特典冊子に収録されたショートショートを加筆修正したものだそうな。
こういうことをやってくれるのは嬉しいですね。

次は2014年4月に『ヒカルが地球にいたころ……』10巻『〝藤壺〟』、5月に新シリーズ『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』1巻、6月に新作『陸と千星 ~世界を配る少年と別荘の少女』、8月に『吸血鬼』2巻。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <4>(2013/09)
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <6>(2014/10)

著者リンク
〝六条〟 ヒカルが地球にいたころ……⑨(2013/12)
〝藤壺〟 ヒカルが地球にいたころ……⑩(2014/04)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「縮んだな」
「脱皮したからね」

さて最終回。ヴィヴィとズィータによって洗脳魔法を解かれたアカリは共にグラートの居る指令室へ向かうことに。

道中、フレドリカの死体を発見。グロい死に様のフレドリカのお腹を割割いて、チビフレドリカが爆誕して吹いた。絵面wwwww

直接描かれてはいなかったけど、グラートはアカリに脳天をかち割られたのか……。容赦無ぇな。

そしてリカルドとレイラと対峙するトールとチャイカ。沈みゆく航天要塞の中で、チャイカを庇い水没するトール。
乱破師は道具と割り切るトールを助けに追ってくるチャイカ、ということで締めに相応しい展開に。

一方、航天要塞同士の激突に巻き込まれ、行方不明になったジレット。原作では切断された片腕をレオナルドが持ち帰ったんだけど、アニメでは剣に変わっている。
腕だとグロいから変更されたのかしら。人体の一部だからこそ、ジレットがもう生きていないのではという絶望感に繋がると思うんだけど。

で、絶望したヴィヴィの瞳は紫、髪は銀色に。原作ではこの段階では、まだ明確に彼女がチャイカとして覚醒したことは明言されてないんだけど、映像で見ると一発で判るようになっている。
まぁ、ここまで見せた方が前半戦のラストを盛り上げられるしな。

EDはイントロが本編中に流れだしたので、最終回用の映像になるかと思ったけど、別段そんなことはなかったんだぜ。

最後に2期の告知を流して終了。チャイカの「実は2期有。乞うご期待!」って言い方にワロタ

総評

ってな具合で棺担ぐ姫君の物語、ファンタジア文庫原作『棺姫のチャイカ』分割
2クール、前半戦12話、これにて終了。
流石、信頼と安心のボンズですわ。ただアニメの尺に調整するだけでなく、上手い具合にオリジナル要素も混ぜていく構成が大変良かった。

やっぱりこういうファンタジーの方がアニメになったときのインパクトは大きいよな。

原作が始まった頃はラブコメ主流の時代だったから浮いている感があったのは否めないけど、ここにきてファンタジーの需要が再び高まってきているタイミングでアニメを放映出来たのは僥倖だった。
いや、需要が高まってきたからこそアニメ化に踏み切ったのかもしれんけど。

燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
第11話「偽りの姫君」

シリーズリンク
棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 第1話「遺体あつめる皇女」

アニメ,講談社ラノベ文庫

「姉と愉快な仲間達、見参なのじゃ!!」

がをがを~。
さて、世界の真実が明らかになり、ストーリーは一気にシリアスモードに。これまでの謎がどんどん判明していく。
完全に別アニメだ……w

大筋は原作と近い展開なんだけど、要所要所でアニメ独自に話を畳めるように改変されてますね。

大きく改変されたのは颯太の素性と菜波との関係。颯太はブレードフィールド公国の王子で菜波とは血の繋がった姉弟という設定に。
仮想世界で王城の地下に幽閉されていたのは菜波で、颯太を追って仮想世界に来るときにデータが分かれてしまい、クラスメイトの菜波と姉の菜波に分裂してしまったそうな。

脱走した姉の方は辛うじて、瑠璃のボディの中に潜むことに成功し、時を待っていたんだとか。
原作では、颯太の本当のお姉ちゃんってどうなってたっけ……。

そういや、せりきゃんが紫のフラグの人の正体に気付く展開はカットされるみたいだな。

そして孤独に戦いを続ける颯太の元に、記憶を取り戻したクエスト寮メンバーが駆け付ける
何、この熱血展開……。
白亜の衣装は全然バーサーカーに見えないな……。

展開に合わせて、EDのラストカットのシルエットが解放されましたね。こういう細かい演出大好きです。

エンドカードはいとうのいぢさんなんだけど、こりゃまたえらい大御所が出て来たな……。

燃:A+ 萌:A 笑:B- 総:A+

エピソードリンク
11話「みんなで踊るまでもない、ここは俺一人が踊れば十分だ」
13話「彼がフラグをおられたら」

角川スニーカー文庫

現役プロ美少女ライトノベル作家が教える! ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ! ? (角川スニーカー文庫)
著:林 トモアキ イラスト:春日 歩

「すごい!家で寝転がってキーボードいじってるだけでそんなにもらえるんだ!?」

スニーカー文庫2014年4月の新刊。約2ヶ月4週間の積み。『ミスマルカ興国物語』ⅩⅠ巻から3ヶ月振り、林さんが新作を発表。
こんなタイトルでは購入不可避。
イラストはGA文庫『最弱無敗の神装機竜』が好調の春日さん。

元々はスニーカーのwebページでこっそり連載されていたコーナーを1冊にまとめたもの。
こんなのが連載されてたなんて全然知らんかったわ……。
連載分全収録+書き下ろしもあり。

ストーリーはあってないようなもので、林さんの実体験を元にラノベ作家を目指すための心がけみたいなものがつらつらと書かれている。
ラノベ作家ものというよりはハウツー本に近い。まぁ、ハウツーというほど、かっちりしたことが書かれているわけではないが。

見た目が可愛い女の子は色々登場するんだけど、そこはまぁ林さんの作品ですのでお察しくださいといった感じで。
流石に、これは他の林さんのシリーズと繋がってるわけではないかw

シリーズ化するというわけではなく、単発ものなのね。
次は2014年8月に『レイセン File7:誰も、あなたを放っておかない』。

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A-

著者リンク
戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス(2006/10)
ミスマルカ興国物語Ⅰ(2008/02)
ミスマルカ興国物語ⅩⅠ(2014/01)
レイセン File7:誰も、あなたを放っておかない(2014/08)

イラストリンク
明智少年のこじつけ①(ファミ通文庫、2012/01)
俺、ツインテールになります。(ガガガ文庫、2012/06)
最弱無敗の神装機竜(GA文庫、2013/08)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「ちょっと行ってくる。お姫様を助けに。━━約束を守りに」

最近10回で終わってしまう角川系列のアニメがちょいちょいあるけど、どういうシステムなの?
回数を減らすことで1話毎のクオリティを上げるとか、そんなんだろうか。

というわけで最終回です。
反転した十香を救うため最終決戦。ウエストコットは思わせ振りな台詞を残し、サクサクっと撤収してしまったので、実質、十香の反転体がラスボスという形に。

士道が〈氷結傀儡〉を喚んだのはさらーっと流されましたね。原作でも、こんな軽い扱いだったっけな?

EDは宵待月乃の歌で。特殊EDってだけで普通に次回に続きそうな終わり方だったな……。
もうちょっと今後の展開を匂わせるキャラを出すとか出来たのでは……。

最後に劇場版制作決定を告知して終了。

総評

そんなわけで精霊をデートしてデレさせるファンタジア文庫原作『デート・ア・ライブⅡ』全10話これにて終了。
うんまぁ、1期のクオリティをキープ、みたいな。

ただ、10回で終わらせるくらいなら間にオリジナル回を入れてくれても良かったのになぁと。

そして次のデートスポットは劇場へ……って話なんだけど、何するんだろうな……。まさか『七罪サーチ/チェンジ』をやるわけでもあるまい。

燃:A- 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第九話「美九の真実」

映画リンク
劇場版 デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント

ファミ通文庫

“六条
著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂

「この大バカヤローっ!式部帆夏はただのクラスメイトなんかじゃねぇぇぇ!俺が惚れてる女だーっ!」

是光さん

KAKKEEEEEEEEEEEE

EEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

2013年12月の新刊。約 4ヶ月振りの新刊。『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』4巻からは3ヶ月振り。

表紙のヒロインは一体誰なのかと思いきや、女装した一朱なのかよ!それだけならまだしても、是光さん、律儀にフラグ立てに行くし……。ホモォ……。
口絵がヒロイン大集合で、是光さん、完全にハーレム出来とりますやんか!!状態。

さて、式部さんと葵からほぼ同時に告白された是光さん。それだけでも頭ぐるぐるなのに、突然、夕雨が帰国することになって、益々パニックに。
しかし、夕雨の帰国は一朱の仕掛けた罠で……。
更には朝ちゃんまで愛の告白をしてきて、流石是光さんやでぇ……。

最終的に、ヒロイン達に悪意をバラ撒いていたのは一朱だけではなく、黒幕が居ることが明らかになるんだけど、不意打ち気味に見開きで悪意の塊みたいな罵倒文が延々続くページはキツかった。

すれ違う是光さんと式部さんの描写で切なさクライマックス。
遂に是光は気持ちを定め、式部さんは最早おそとはしってくるしかないレベルの大勝利なんだけど、後1冊残ってるんだよなぁ。
『〝文学少女〟』のときの琴吹さんみたいに逆転さよなら満塁ホームラン喰らうハメにならないだろうな……。

そして姿を現す本当の〝六条〟。その正体はあのみちる……なのか?おいおい、一体どういう形で決着すんだよ、超気になるじゃねぇか……。優先消化しよ……。

次は2014年3月に『ドレ僕』5巻、4月に10巻『〝藤壺〟』、5月に新シリーズ『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』1巻、6月に新作『陸と千星 ~世界を配る少年と別荘の少女』、8月に『吸血鬼』2巻。

燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
〝花散里〟 ヒカルが地球にいたころ……⑧(2013/08)
〝藤壺〟 ヒカルが地球にいたころ……⑩(2014/04)

著者リンク
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <4>(2013/09)
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <5>(2014/03)

角川スニーカー文庫

ミスマルカ興国物語 (11) (角川スニーカー文庫)
著:林 トモアキ イラスト:ともぞ

「そうそう、昨日ルナス様が捕虜にした人物が、王子に会いたがっていたそうですよ。随分お美しい方だそうで」
「誰だッ!?リーゼルの軍にいたってことはシーナさんかッ!いや、案外まだ若いけどクールビューティーなクーデリカちゃんかなッ!だが、ま~たカトレアさんが紛れ込んでたのかも知れないッ!共和国の悪い女スパイめ、余は張り切って尋問しちゃうぞッ!!」
「いえ、ハイランドのアンゼリカ王女だそうです」
「忙しいって言っといて」

テンションw
2014年1月の新刊。約5ヶ月3週間半の積み。1年1ヶ月振りの新刊。『レイセン File6:三人きりのフォース』からは10ヶ月振り。
やたら間が空いたのは禁煙したら原稿が書けなくなったからだそうで。どんな理由だw

表紙はようやくパリエル。表紙だけだと文句無くヒロインっぽいんだけど、劇中でのヒロイン感ゼロという。
戦場で暴れ回って返り血浴びまくりとか……。

さて、帝国のヘリオト領がヴェロニカ商工同盟へ宣戦布告したことで物語は新たな局面へ。
そこにパリエル達も現れて……。

戦争パートはなぁ。俺が読みたいのはマヒロが口八丁で周囲を丸めこむ展開なんだけどなぁ。まぁ、暴力パートがあるから言葉だけで何とかするシーンが光るんだけども。
終盤はそういう展開になってましたね。
次で第2部終了だそうで。また年を跨ぐのかしら。

次は2014年4月に新シリーズ『現役プロ美少女ライトノベル作家が教える!ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ!?』、8月に『レイセン File7:誰も、あなたを放っておかない』。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
ミスマルカ興国物語 エックス(2012/12)
ミスマルカ興国物語しない物語 ~ミッション・シャルロッテ~(2016/04)
ミスマルカ興国物語ⅩⅡ(2015/05)

世界観リンク
レイセン File6:三人きりのフォース(2013/03)
レイセン File7:誰も、あなたを放っておかない(2014/08)

著者リンク
現役プロ美少女ライトノベル作家が教える!ライトノベルを読むのは楽しいけど、書いてみるともっと楽しいかもよ!?(2014/04)

MF文庫J,アニメ

「自己紹介だ!!」

サブタイは「ブルー・ローズ」と読みます。
さて、東部連合と戦うための手駒が揃い、いよいよ本番へ。

打てる手は全て打ち、勝利をより確実なものへとしていく『  』。
そんな中、空の記憶を知り尽くしたからか、クラミーのデレが加速しているような気がする。
ってか今更ながら空の周りって美少女ばっかりだな……。

そして不敵な笑みを浮かべゲームに臨む空だったけど、ゲームフィールドがまさかの現代日本、東京ということで速攻行動不能状態に陥る『  』。
散々盛り上げておいて、どういう引きだw

燃:B+ 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第9話「解離法」
第11話「誘導法」

角川スニーカー文庫,雑誌

596

スニーカー文庫25周年記念ということで、休刊したザスニが復活。確か文庫に付いてる応募券で貰える全プレではなかったか。

届いたのが2013年3月末だから全然覚えてないぜ!やったー!
何でこんなに読むのが遅くなったかって、それより先に発売された林トモアキ作品を積みまくってたからです。

当時の人気シリーズと中堅シリーズの特集と短編、後ちょこちょこしたコラム。
林さんの『天界クロニクル ~アドミニストレイターズ~』は聖四天の皆さんがお喋りするということで、結構核心的なことを言うかと思ったら、別段そんなこともなかった件。

それにしても、こうしてみると近年のスニーカーの主力級、全然読んでねぇな……。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A-

メディアワークス文庫,雑誌,電撃文庫

電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2014年 07月号 [雑誌]

『ブラック・ブレット』

表紙。えらい黒に偏った色遣いだな……。

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』

電撃G’sコミックにて連載決定。また次号より集中連載決定。あー、これはアニメ化きますわー。

『カナエの星』

高橋弥七郎さんといとうのいぢさんが再び組んで送る新シリーズ。またバトルものっぽいな。うーん、特に興味は湧かないかな……。

『ソードアート・オンライン』

『マザーズ・ロザリオ』のコミカライズが新連載開始。やっぱりアニメ2期でやるつもりなんだろうか。

『ガールズ・オプス』は新章突入ということで水着回なんだけど、もう少し作画が良ければなぁ……。

『絶対城先輩の妖怪学講座』

B’s-LOG COMICにてコミカライズ決定。ひっそりと人気出てたのか……。

新化宣言!電撃文庫FIGHTINGフェア

代表キャラとして『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『エロマンガ先生』『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』が登場。前者2つはアニメ化を見据えてるかもしれんけど、まだ時期尚早だろうし、となると次の弾は『ネトゲの嫁』か。

『天使の3P!』もラインナップに入ってるから、いずれくるかな。
気になるのは同時期にアニメ放映した『ゴールデンタイム』と『ストライク・ザ・ブラッド』の内、『ゴールデンタイム』だけが消えている点。
やっぱり『ストブラ』の方は秋に2期発表くるのかしら。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

雑誌リンク
電撃文庫MAGAZINE Vol.37(2014年5月号)
・電撃文庫MAGAZINE Vol.39(2014年9月号)