電撃文庫

ウチの姫さまにはがっかりです…。 (電撃文庫 す 5-22)
著:鈴木 鈴 イラスト:藤真 拓哉

「アッシュさんも経験がおありでしょう?お父さまとお母さまに、『お仕置きごっこ』を教えてもらったことが」

約4ヶ月1週間の積み。電撃文庫。『白山さんと黒い鞄』が4巻で打ち切られたっぽい鈴木さんが7ヶ月振りに復活。
今度は異世界ファンタジーです。
イラストはスーパーダッシュ文庫『ガラクタ・パーツ』『反逆者』、ファミ通文庫『世界の危機はめくるめく!』、角川スニーカー文庫『R-15』等でお馴染み、藤真さんです。

騎士見習いの少年アッシュはクィンストラウス王国の王女イリステラの秘密を知ってしまう。聖女と称されるイリステラだが、彼女は実はドSだったのだ……というお話。

ところがどっこい、別にそこをさほどプッシュするわけでもないという何がしたいんだか、よく理解らない内容となっています。

ファンタジー設定はしっかり作りこんでありそうなんだけど、この内容なら、もっと力入れるべきところあるだろ!と思う。
お仕置きシーンをカットするとか、もうどういうことなの。折角、藤真さんにイラスト描いてもらってるんだから、やらしー展開にしないとなぁ。
姫様じゃなくて、内容自体にがっかりしたわ。
きっとまた打ち切りになるんじゃないかな……。

次は2011年2月。この間出ました。

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B

シリーズリンク
ウチの姫さまにはがっかりです…。②(2011/02)

イラストリンク
ガラクタ・パーツ(スーパーダッシュ文庫、2008/01)
R-15 ようこそ天才学園へ!(スニーカー文庫、2009/07)
魔法少女リリカルなのはViVid <1>(角川コミックス、2010/01)
まちがい英雄の異世界召喚(ファンタジア文庫、2014/02)
ウィッチ・アームス 魔法少女は素敵なお仕事(ダッシュエックス文庫、2016/06)
S級学園の自称「普通」、可愛すぎる彼女たちにグイグイ来られてバレバレです。(講談社ラノベ文庫、2022/08)

アニメ,電撃文庫

「うわぁ、本当にはいてないんですね……」

サブタイは「シリアルナンバー」と読みます。

加速するラブコメ編。御坂妹がやたら可愛くて困る。と言うか今回、女性陣みんな可愛いな。

上条さんと一方通行がニアミスするシーンは良いシーン。インデックスと打ち止めがすれ違っていくところとか特に。

さあ、次回からはまたシリアスですよ。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈12〉 (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈12〉 (電撃文庫)

電撃文庫

月光 (電撃文庫)
著:間宮 夏生(なつき) イラスト:白味噌

「━━この世の中で月森葉子を疑って良いのは僕だけだからだ」

約5ヶ月1週間の積み。第16回電撃小説大賞最終選考作。帯と内容のテンションが合ってないのはお約束。

シニカルな高校生、野々宮はクラスメイトの完璧美少女、月森葉子が落とした「殺しのレシピ」をきっかけとして彼女に関わっていくことに。
彼女の両親が次々と亡くなり、果たして犯人は月森葉子なのか……というお話。

青春ミステリというほどにミステリというわけでもなく。「心惑わすルナティック・ラブストーリー」は誇張表現だと思うなw
さくっと1冊読みたいってときには相応しそう。

ただ、落としどころが見えないという意味では面白かったと思います。
いや、多分、この話の肝はきっと、俺も月森さんに弄ばれたいです(^q^)って思うところですね。

次は2011年4月に『恋愛サイケデリック』ってのが出るんだけど、関係あるのかなぁ。

燃:C 萌:A- 笑:C 総:A-

世界観リンク
変愛サイケデリック(2011/04)

第16回電撃小説大賞リンク
ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(銀賞、2010/02)
[映]アムリタ(メディアワークス文庫賞、メディアワークス文庫、2009/12)
マリシャスクレーム -MALICIOUS CLAIM-(4次選考、メディアワークス文庫、2010/06)
ミネルヴァと智慧の樹 始原(4次選考、2010/07)
理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!(4次選考、2010/08)
官能小説を書く女の子はキライですか?(4次選考、2010/08)
ハロー、ジーニアス(4次選考、2010/10)
平安鬼姫草子 ~神ながら神さびせすと~(4次選考、2010/10)
恋する鬼門のプロトコル(3次選考、2010/06)
彼女はつっこまれるのが好き!(2次選考、2010/07)

コミカライズ,電撃文庫

とある魔術の禁書目録(インデックス) 7 (ガンガンコミックス)
原作:鎌池 和馬 作画:近木野 中哉 キャラクター原案:灰村 キヨタカ

「なんか一日があっという間にすぎていく感じがするね」
「これがガッコー生活かぁ。うーん、いいなあ」
「いやいや、現実には退屈な授業とか地獄みてーなテストとかあって、それどころじゃねーぞ?」
「それが退屈だと言えるのが、きっとすでに幸せなんだと思うよ」

さて、原作6巻、風斬氷華編開始です。勿論、メインは風斬だけど、細かいところで新キャラが色々と。
吹寄がモブ程度に登場してるけど、初登場だっけなぁ。御使堕し編が飛んでるから、土御門も初登場か?
結標もか。

で、すっかり忘れていた姫神さんの登場です。三沢塾編はどういう扱いになったのか。ステイルが1人で頑張ったことになってるのかなぁ。

何がビックリするって、鈴科百合子ちゃんとかをフィードバックしてくるのがビックリする。
確か公式海賊本のネタだったよな。

燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:A

とある魔術の禁書目録 <6>(2010/05)
とある魔術の禁書目録 <8>(2011/07)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「必ずお前を救う。お前を諦めてなんかやらない!」

最終回くらい、ながら視じゃなくて、ちゃんと視ようと思って後回しにしていたら、放映から2ヶ月くらい経ってしまったぜ……。

さて、気を取り直して最終回です。OPに合わせて、黒い勇者と寂しがりの悪魔の話が出るのはクオリティが高いことも相俟って最終回っぽい。まぁ、何言ってるかイミフなんだけどね。

ぶつかり合うライナとシオン。えっ、稲光って、そんな手に集めて殴りつけるように使ったり出来るの?

で、決定的に別れてしまったライナとシオンの進む道。ライナはシオンを止める決意をし、フェリスと共に、ローランドを出奔するのだった。
フェリスがやたらしおらしくてビックリする。原作でも、あんななんだろうか。

最後はEDを流しながら、これから始まる悲劇を匂わせて終了。
エンドカードは原作絵師のサオティでした。

総評

そんなわけで、ファンタジア文庫原作『伝説の勇者の伝説』総集編1話を含めて、全25話でした。
はっきりと判ったことはZEXCSと川崎監督が組んで、ラノベ原作アニメをやるときは、先に原作を読んではいけないということだな。

#001のテンポの悪さには物凄いぐんにょりしたけど、その後は全然気にならなかったし、むしろそこそこ楽しんでしまった。
原作入門用としてはそれなりに良い仕事をしたのでは。

長編11巻分+αを2クールで消化してるから、絶対先に原作読んでたら、いや、何であのシーンをカットすんねん!頭おかしいの!?ってなっていたと思うんだよな。

いやしかし、最後はオリジナル展開で強引にまとめるもんだとばかり思っていたんだが、まさかスーパー投げっぱなしエンドとはな……。
第2部『大伝説の勇者の伝説』もクライマックスらしいし、アニメ2期やるのかなぁ。

後は原作者、鏡さんのもう一つのシリーズ『いつか天魔の黒ウサギ』の制作がZEXCSでないことを祈るばかりですね。

燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A+

伝説の勇者の伝説〈11〉君子豹変の王様 (富士見ファンタジア文庫)
伝説の勇者の伝説〈11〉君子豹変の王様 (富士見ファンタジア文庫)

アニメ,GA文庫

「現物支給かよ……」

今回は原作者の万太さん脚本ってことで期待したんだけど、あれ、何だかキレが無くね?どうしたし……。

予告で言っていた「あなたの胸に直撃よ」って、もしかして『成恵の世界』ですか。
あれ、次がラストか?

燃:C 萌:B 笑:B- 総:B

這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)
這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)

電撃文庫

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈22〉 (電撃文庫)
著:鎌池 和馬 イラスト:灰村 キヨタカ

「テメェが、そんな方法でなけりゃ誰一人救えねえって思ってんなら」

「まずは、その幻想をぶち殺す!!」

約3ヶ月半週間の積み。隔月刊行です。さあ、19巻くらいから続いていた第3次世界大戦編、ようやく完結でございますよ。
正直、何巻からってのは、はっきりしてないんだよな。『神の右席』編として12巻から考えた方が良いのかな。

浜面の前には、しつこく麦野が現れたが、意外とか何とかなっちゃった不思議。何とかなったどころか、味方に引き込んじゃうというミラクル。でも、冷静に考えたら、上条さんがいつもやってることだったわ。

一方通行はびっくりするほど最終巻でした。一命を取り留めた打ち止めを抱き締め、黒かった翼は白く輝き、笑顔を浮かべて、愛する者を守るため飛び立つ。
お前、誰やねんという感じで。いや、良い盛り上がりどころでしたが。

そして、いつも通り右方のフィアンマをぶっ飛ばした上条さんはその勢いで、大天使さえもぶっ飛ばしてヒーロー中のヒーローとなり、行方不明となるのでした。
インデックスと美琴、ダブルヒロインが悲劇過ぎる。特に、美琴はようやく上条さんの立つ戦場に追いついたってところだったのになぁ。

そんなわけで、第3次世界大戦まで勃発しちゃって、どこまで風呂敷広げんねん状態、このまま完結まで突き進むんではないかとさえ思えた、このシリーズですが、え?まだまだ風呂敷広げ切ってないよ?と言わんばかりのアレでして。

物語は2011年3月『新約 とある魔術の禁書目録』へ━━━━
上条さん不在の世界の物語らしい。最初、タイトルを見たときは増えまくった要素を1巻のストーリーにフィードバックするのかと思ったんだが。

巻数増え過ぎたからリセットしたのかな。『シャナ』は20巻突破したものの、収束の兆しを見せてるけど、こっちは終わる気配無いしなぁ。
それとも、外伝的な扱いで、しれっと23巻が出たりするんだろうか。
2010年11月には『ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影』が出てます。

燃:A 萌:B+ 笑:B 総:A+

電撃文庫

ギャルゲーマスター椎名(2) (電撃文庫)
著:周防 ツカサ イラスト:彩季 なお

「あの、この所々についてるビラビラしたのは……?」
「触手に決まってるだろー。言わせんな、恥ずかしい」

約2ヶ月半週間の積み。7ヶ月振りの新刊。間空け過ぎワロタ
『シャナ』クラスのスパンじゃねーかw

で、そんだけかかった割には薄いわ、詰まんないわで、こりゃ駄目だ……。
表紙がゲーム画面っぽくなっていて、帯に選択肢が書いてある。また、総扉はウインドウ消去モードとなっていたりと、パッケージングの演出は面白いと思うんだけど、内容……orz

何だろう、読んでいて、各キャラが全然記憶に残らないし、殆ど可愛いと思えない。最初のカルピスの下りくらいじゃね、良かったのって。

低めにしていたハードル以下とは。これは早くも打ち切りの気配だな……。

燃:C 萌:B+ 笑:B- 総:B-

シリーズリンク
ギャルゲーマスター椎名(2010/05)
ギャルゲーマスター椎名 <3>(2011/05)

コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナ 9 (電撃コミックス)
作画:笹倉 綾人 原作:高橋 弥七郎 キャラクターデザイン:いとう のいぢ

「せめてよき地獄を、マージョリ・ドー」

表紙のシャナさんがとても可愛いです。へそが眩しい。最近、原作にはこういうテンションが足りんのですよ。やってる場合じゃないのは重々承知してはいるんですが。

さて、VS愛染の兄妹編も佳境。ティリエルのイカレっぷりがアレでナニです。エロゲだったら、絶対触手凌辱展開ですよね(ぉ
すいません、ロクにエロゲやったことない分際で言いました。

一方でシュドナイが格好良過ぎて吹く。抱かれたい(ぇ

燃:A+ 萌:A+ 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
灼眼のシャナ <Ⅷ>(2010/05)
灼眼のシャナ <Ⅹ>(2011/10)

電撃文庫

灼眼のシャナ〈21〉 ((電撃文庫))
著:高橋 弥七郎 イラスト:いとう のいぢ

時が来る。
世界の理を選ぶ、時が。
誰もが燃える戦場に……時が、来る。

約3ヶ月半週間の積み。7ヶ月振りの新刊。もう長いこと、表紙のシャナを可愛いと思ったことが無い気がする。

さて、高橋さん曰く最終章前編。多くの戦力を失ったフレイムヘイズ達だったが、大地の三神を加え、徒の集いつつある御崎市へと向かう。
物語の始まりの場だった御崎市が闘争の渦の中心となる時が来た。

自分の目的のため、吉田さんに協力を仰いだ悠二。だが、その中で、吉田さんは決意を固め、遂に『ヒラルダ』が起動する。ってところで続く。まさか吉田さん、散華なのかな……。
流石に悲恋過ぎる気がするなぁ。

次は最終章後編。本当に完結するのだろうか……。最終章後編の後に完結編1とかになっても驚かないぜw

燃:C+ 萌:B- 笑:C 総:B+

シリーズリンク
灼眼のシャナⅩⅩ(2010/04)
灼眼のシャナⅩⅩⅡ(2011/10)