トクマノベルスEdge

大正野球娘。―帝都たこ焼き娘。 (トクマ・ノベルズEdge)
著:神楽坂 淳 イラスト:小池 定路

「あなたは口をあけて笑った方が可愛いわよ、きっと。優等生ではなく、もっとはしたない方が楽しいときもあるわ」

約4日の積み。確か元の発売予定って3月じゃなかったっけ?取り敢えずアニメ放映開始前には出すことが出来たが、果たして放送中にもう1冊くらい出せるのだろうか……。

さて、タイトルの時点で御察しの方も多いかとは思うが、今回野球してNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!

まぁ、別に野球シーンが読みたくて読んでるわけじゃないから一向に構わんのだが、このタイトルで野球してないのはマズくね?

野球していないと言うか、試合にこぎつけるまでの過程で一巻分消費してるという印象。なおのこと、アニメ放送中に四巻出さないとマズいな……。

で、野球をせずに何をしているかと言うと、屋台対決です。料理の描写がやたら丁寧。その中でもアップルパイ美味そー。

そして加速する小梅争奪戦。何という百合展開。アニメのキャラデザで百合展開やれば、もう勝ったも同然ですね<何がだ
ところでゲーム化決定ってどういうことなんですか。

燃:C 萌:B+ 笑:B 総:A-

シリーズリンク
大正野球娘。 <4>(2010/06)

コミカライズリンク
帝都たこ焼き娘。 大正野球娘。番外編(2010/11)

アニメ,GA文庫

「馬鹿、どこまでお人好しなんだ」

 

 さあ、いよいよラストです。神曲学院の生徒達は校舎の屋上でダングイスの指揮の元、合唱。何でダングイスが指揮してんだよw

 

 スコアを抽出され、消滅しかけていたコーティだったが、フォロンの神曲が届き、復活。イメージ映像の中でフォロンが彼女に口づけすると、大人バージョンになり、更に八枚羽根が展開。衣装も前回登場したときのものより豪華になった。最終回バージョンはアニメオリジナルデザインか?

 

 で、始祖精霊の圧倒的な力で〈嘆きの異邦人〉を撃破。原作では無残な死を遂げた異邦人達だったが、アニメでは崩れゆくプラントの中に消えていった。

 取り敢えず、イアリティッケにぎゅーってしてもらっていたサーギュラントさんは俺と代わってください(ぇ

 

 この終わり方の方が後々話を広げやすそうで良かったんじゃなかろうか。

 って、奏世楽器は海底に沈んだままになるんかい!放っといても大丈夫なの?

 結局、スノウとブランカは登場せず。まぁ、出したら原作未読者が混乱するだろうしな。

 

 時が経ち、エピローグではフォロンとレンバルトの卒業式が描かれる。

 ペルセルテの側にはギガちゃんの姿が。また、何故かコーティを愛称で呼んでいた。原作でも後々はそう呼んでるんだっけ?

 フォロンは卒業式で総代を務めていた。

 

 そしてED。フォロンとレンバルトはユフィンリーの事務所に就職。ここでツゲ神曲楽士派遣事務所の制服が登場。

 エレインドゥースは無事生きていました。

 ユギリ姉妹はダングイスにダブル靴アタック。

 

 ラストシーンはかつての家である孤児院の屋根の上でフォロンとコーティが向かい合うカット。全ての始まりの場所を最後に持ってくるってのはズルイな。

 

総評

そういうわけで、スタッフをがらりと変えての第二期、『神曲奏界ポリフォニカ
クリムゾンS』全十二奏でした。

 原作と比べることで、アニメならではの表現手法なんかも判って面白かったです。逆に言えば、そういう捻くれた見方をしないと楽しめないという可能性もあるわけだが。

 

 もっと露骨に美少女ものチックな作画でも良かったと思うんだけどなぁ。今一つ、ぱっとしないと言うか。

 

 キャスティングはそのままだったので特に問題は無いんだが、唯一、コーティの「なぁぁぁぁあにぃぃ!?」がギャグにしか聞こえなくて困りました。非クールポコ的な意味で。

 

 あとは、一期でちょこちょこやっていたシェアードワールドの他シリーズのキャラの登場が無かったのが残念か。幼き日のウリ坊くらいならモブ扱いで出しても良かったと思うんだけどなぁ。

 

何にせよ、ディオメディアは無難な作品を作るのが上手い。後番は『化物語』か?

 

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック
神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック

アニメ,一迅社文庫

宇宙(そら)をかける少女〈上巻〉 (一迅社文庫)
原作:矢立 肇 著:瀬尾 つかさ イラスト:芳住 和之

「ぼくは信じよう。きみの可能性を信じよう。きみが為すべきことを為せる人間であると信じよう。きみが誰よりも有用であると信じよう」

約1日の積み。一迅社文庫から『宇宙をかける少女』のノベライズが登場。著者はファンタジア文庫の『クジラのソラ』で御馴染みの瀬尾さんです。瀬尾さんはこの本と同日にファンタジアから『白夢』を出しており、2冊同時刊行。

さて、アニメの副読本であることを期待して、買ってはみたものの、全然ストーリー違うじゃん!まぁ、上下巻という時点でそんな気はしてたけど、ぶっ飛ばし展開とかですらなく、登場人物と大まかな設定が共通しているだけで、後はオリジナル。

どれくらい違うかというと、秋葉が4人姉妹になっており、ナミが居ません。彼女は別の形でキーキャラクターとしては登場するものの出番は少ない。
でも、キャラクター紹介では桜が5女と表記されている不思議。
つーか人物紹介にフリオとネネ要る?脇役もいいとこだと思うんだが……。

うーん、悪くは無いけど、薄っぺらいという印象だなぁ。下巻も買うけども。

燃:B 萌:B+ 笑:B- 総:B+

シリーズリンク
宇宙をかける少女 下巻(2009/08)

著者リンク
調停少女サファイア <1>(ファンタジア文庫、2011/06)
スカイ・ワールド #01(ファンタジア文庫、2012/04)

コミカライズ,角川スニーカー文庫

薔薇のマリア (3) (角川コミックス・エース 188-3)

漫画:是
美三々 原作:十文字 青 キャラクター原案:BUNBUN

 

「偶然即ち是必然だヨ。一目惚れしたんだ、キミに。これ以上の理由があるかい?」

 

 コミカライズ最終巻。やはりずっとアジアンのターン!!美味し過ぎるぜアジアン!

 

 今回もいつも通りにギャグ重視の展開。性転換ネタとか自由過ぎるw

 特に巨乳カタリが酷い。

 

 こっそりコロナとレニィを出したりする辺りは細かくて好き。

 

総評

 そういうわけで、『薔薇のマリア』コミカライズ全三巻でした。ギャグ重視のオリジナル展開が自由で面白かったです。

 登場させるキャラクターのチョイスも興味深かった。

 もうちょっと続いても良かったと思うんだけどなぁ。

 

燃:B+ 萌:B 笑:B+ 総:A

薔薇のマリア〈1〉夢追い女王は永遠に眠れ (角川スニーカー文庫)
薔薇のマリア〈1〉夢追い女王は永遠に眠れ (角川スニーカー文庫)

ファミ通文庫

命じて!服従フロイライン (ファミ通文庫)
著:庄司 卓 イラスト:ひなたもも

「健児のくれた命だもの……。それに不老不死でしょ。女の子の憧れじゃないの」
「でも完全な不老不死じゃないぞ。俺が死んだら、梅花(もいか)も死ぬんだ」
「別にいいよ。……一緒なら」

約2ヶ月3週間の積み。『トゥインクル☆スターシップ』の完結から11ヶ月。庄司さんがファミ通文庫に再び参上です。だから先に既存のシリーズを完結させろと。
さて、新シリーズのコンセプトは「ツンデレ×完全服従=超常奇跡ラブコメ」。
まずタイトルにどうしようもなく惹かれる。各章タイトルも『トゥインクル』を踏襲したのか、全てヒロイン梅花の台詞となっている。

表紙の構図も華やかで魅力的。口絵及び挿絵はキャラのバランスが崩れていたりで割かし残念だったが。

今回は梅花がいかにして、主人公健児の命令に従わなければならなくなったかが丁寧に描かれる。このスローペースな展開はベテラン作家ならではだろうなぁ。1巻打ち切りの可能性が十分にある中堅以下の作家さんにはそうそう出来ないことだと思う。

ラブコメパートは『トゥインクル』のノリを思い出させるが、現段階でラブ以外の設定が結構しっかり作ってあるようなので、『トゥインクル』のようにストーリーが進むに連れて、ラブコメそっちのけでがっつりSF展開になりそうで怖い。

あとは、女の子が最初から多過ぎる気がする。そんな人数要らん気がするなぁ。印象が強いわけでもないし。
物語としては1ページ丸々使った梅花の長台詞の下りが好き。

巻末にはディジーのお部屋のように、「超科学的先輩の万能無敵素敵研究室」というトークコーナーが。これ要る?
次は今月末。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
命じて!服従フロイライン <2>(2009/06)

著者リンク
銀河女子中学生ダイアリー1 お姫様ひろいました。(2014/07)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

ご愁傷さま二ノ宮くん 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 115-1)
ご愁傷さま二ノ宮くん 2 (角川コミックス ドラゴンJr. 115-2)

原作:鈴木 大輔  キャラクター原案:高苗 京鈴

作画:鈴呂 灰司+浜田 レイジ

「乳村さんッ!!

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。


  ドラゴンエイジで連載されていたコミカライズ。一巻が出たのが、丁度アニメが始まった頃で、速効で売り切れてしまい、押さえようと思った頃には手後れで第三版です。

  作画に関しては残念の一言です。真由と御嬢以外、殆ど別人やしな。

  ただ、テンションの高さは良い。

  で、コミカライズでも御嬢の方が可愛い件。

  そして、おまけで美樹彦にスポットを当てるのは著しく間違っていると思います。

燃:C  萌:B  笑:B  総:B

富士見ファンタジア文庫

おあいにくさま二ノ宮くん〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:鈴木 大輔  イラスト:高苗 京鈴

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  短編集第五弾。表紙はメイド服に身を包んだ真由と御嬢。これもアニメとのコラボ。本文中に真由がメイド服着るシーン無いし。

  今回は何と巻頭に、ドラマガでの連載がお休みだったときに掲載された高苗さんによるコミックが掲載されている。こういうのは大抵、文庫に収録されずに終わるものだと思うので、これは嬉しい。まぁ、こいつを収録してページを稼いで、最終的に短編集の総数を増やそうという魂胆なのかもしれんが。

 

『麗華、悪だくみするのこと』

  御嬢、遂に連載に進出という記念すべき回。しかし、この次の回では、いつも通り出て来なかったワナ。不憫や……。

 

『真由、回転するのこと』

  極端展開の極みみたいな話。何だ、若宮町カタストロフって。

 

『峻護、浮き足立つのこと』

  まぁ、これもある意味、極端展開か。結局何で二ノ宮君は、あんな一時的にラッキーだったんだろう。

 

『真由、悟りを開くのこと』

  法舜登場の回。この人こそ一発キャラだと思うんだが、まさかの再登場果たしたしなぁ。如月純、また出て来ないかなぁ。

 

『峻護、詰め込まれるのこと』

  長編専用キャラ、吉田と井上登場。ついでに、いろりも登場。すんげぇアッサリ出て来ましたよ。御嬢の立場が……。

 

『猫、冒険するのこと』

  書き下ろし。連載に進出したと思ったら、書き下ろしでの主役を奪われた御嬢。う、浮かばれない……。でも可愛いものに目が無い御嬢可愛いよ御嬢。

  で、猫が主役ってことで、以前に登場したにゃんこのターン!!かと思いきや、別の猫かい!あっちのにゃんこのことにもちょっとだけ触れられてるけど、出番自体は無し。

  いやしかし、美樹彦のふんどし一丁は自重。

 

  そして後書きで、まさかの全裸の御嬢。サービスカットというよりは、ボケだよなぁ最早。

燃:C  萌:A  笑:B 
総:A

電撃文庫

ラッキーチャンス!〈5〉 (電撃文庫)

著:有沢 まみず イラスト:QP:flapper

「別に」
「だいじょうぶ」
「わたしが」
「取り返す!マサト、大好き!」
「お前の運命に笑っちゃうくらいの好天を!」

約一週間半の積み。有沢さん連続刊行。何と『ラッキーチャンス!』自体は八ヶ月振りの刊行です。そんなに空いてたのか。
表紙は四巻の沙代に続き、白と氷の輪舞ことトト。これなら最初から重複しないようにキャラを登場させておけば良かったんじゃ……。
連続刊行だからなのか、かなり薄いです。

プロローグでは雅人が相当不幸な境遇に陥っている姿が描かれる。って、家壊れたのクリーチャーの所為なのかよ!何でクリーチャーに挿絵三枚もあるんだ……。口絵も入れたら四枚だよ……。

沙代さんは今回もストッキング&ぱんつ要員です。大変良いぱんつでした。ツンツンっぷりにも磨きがかかっており、ああもう僕はどうしたら良いのかと!

トトは今一つ、どういう立ち位置なのか判らないんだよなぁ。可愛いんだけど、今後何か重要な役割を担うことになるんだろうか。

ちなみに雅人と沙代の会話から察するに、『ラッキーチャンス!』は『いぬかみっ!』の七年後の物語のようです。

思いっきり次巻へ引っ張っていますが、果たしてどうなることやら。二ノ宮さんの一人勝ちとかだったら全俺が泣く。

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

アニメ,電撃文庫

「幽体離脱~!更に……」

「人体離脱~!」

 

 まさかのネタに吹きましたw

 

 有害番組野球の所為で一時間五分延長というビチグソなことになったため、リアルタイムで視れませんでした。死ねば良いのに……。

 

 さて、原作五巻六巻をすっ飛ばして、七巻『凍えて眠れ』編に突入。OPに出ていない時点で予想はしていたが、やはりひかり先輩は存在ごとカットか……。

 

 哀音の命日に彼女の母が開くパーティーに招待された智春と操緒。奏っちゃんや朱浬さんやアニア、六夏会長に真日和、ヅカ王子なども参加。女性陣はみんな華やかなドレスで素敵です。

 ヅカ王子の台詞がいちいち気障で困る。

 

 それぞれが一発芸を披露することになるが、奏っちゃんの普通の言葉なのに変な気分になる言葉というのが実に最低でした。もっとやれ(ぇ

 

 原作ではパーティーの下りはかなりさらっと流されていが、そこを上手く使ってのオリジナル展開が面白かったです。多分、今後の展開をより引きたてるための布石なんじゃないかな。

 

 しかし何といっても今回の見所は佐伯妹のツンツンっぷりとポニテですね。

 

 エンドカードの用語紹介は偶蹄目ウシ科シャモア属シャモアでした。アニアが奏っちゃんに作ってもらっていたぬいぐるみのこと。ネタ切れか……。

 

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A

アスラクライン〈7〉凍えて眠れ (電撃文庫)
アスラクライン〈7〉凍えて眠れ (電撃文庫)

MF文庫J

やってきたよ、ドルイドさん! 2 (MF文庫 J し 4-2)

著:志瑞
祐 イラスト:絶叫

 

「覗き魔のたぐいだろうか」

「うん、しかもかなりたちの悪い。お風呂を覗いた上に、女の子にウ○コを投げつけて悦ぶ真性のド変態だよ。フランス語で言うと、シャルル・ド・ヘンタイだよ!」

 

 MF文庫J、二月の新刊。そろそろ三巻が出るので、それまでに続投かを決定するために優先消化。

 

 表紙は一巻のシャレイリアに続いて、百合少女夏穂。

 本来、MF文庫Jの口絵の枚数は八ページと決まっているのだが、四ページしかなく、しかも全て使い回しです。何故、『とらドラ!』のコミカライズで忙しいのが判り切っている絶叫さんに頼んだんだ……。

 

 今回も連作短編形式で、サクサク読めるのは

前巻一緒だが、夏穂の百合っぷりが加速する一方です。シャレイリアのエロい姿を妄想したり、一緒にお風呂に入って身体を撫で回したり、おでこにチューしたり。

 

 一応、ジャンル的には美少女ものなのかなぁと思うわけだが、中盤のウ○コ乱舞の下りが最低過ぎるw

 瞬間的にウ○コって言い過ぎ。

 他レーベルの『"文学少女"』ネタをやったりと結構やりたい放題。

 

 最後まで最低と見せかけて、最後はちゃっかりハートフル百合なオチというワナ。

 

 つーわけで、二巻でした。三巻は取り敢えず買ってみます。続投を決定づけたのは、やはりウ○コでした。

 

燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:B