ファミ通文庫

サージャント・グリズリー (ファミ通文庫)

著:彩崎  優 イラスト:bomi

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  9回えんため大賞特別賞受賞作。可愛らしい軍曹ということで、どう見ても『ケロロ軍曹』のパクリです。本当に有り難う御座居ました。

  最後まで読めば、全然『ケロロ』と違うことは判るんだが、何でこんな誤解されるタイトルにしたんだろう。

  総扉をめくったら、いきなり出て来る怪人テングダケがキモ過ぎるw

  そのキモいテンションで序盤は進むんだが、いかんせん中盤辺りから変に真面目な話になってきて、失速。つーか、出オチやん。

燃:C  萌:B  笑:A  総:B

アニメ,電撃文庫

「スタビライザって何なんすか」

「秘密の花園への甘い鍵だよ」

 

 ヅカ王子、何言ってんすかw

 

 原作三巻『やまいはきから』編突入。アバンでは機巧魔神の拡張機能スタビライザを巡って、朱浬さんと《白銀》の戦いが描かれる。

 この戦いで負傷した朱浬さんは鳴桜邸の前でぶっ倒れることに。

 智春が拾い、介抱するが、目覚めた彼女の記憶は中学二年まで退行していた上、自分のことを紫浬(ゆかり)と名乗った。

 

 謎だらけなのもともかく、無防備な朱浬さんの色気に智春はタジタジ。操緒とまさかの裸Yシャツ対決ですよ。操緒可愛いよ操緒。

 

 智春は朱浬さんが住んでいるという教会を訪ねる。そこでいよいよヅカ王子、雪原遙(すすぎはら・よう)登場。一瞬出て来たのは《白銀》の副葬処女なんだろうな。

 

 そしてヅカ王子の依頼を受けた第二生徒会の真日和の襲撃。殺人人形(ウィジェット)とヴィヴィアンの攻撃の前に奏っちゃんの助けがあったもののスタビライザは奪われてしまう。

 

 と思ったけど、トランクを開けたら爆発してたし、偽物だったのかな?

 

 今回は殆ど原作準拠だったようです。殺人人形と真日和の襲撃が一回にまとめられてたっぽいけど。

 

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

アスラクライン〈3〉 (電撃文庫)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「止まれない場所に居るんです。止まるときは死ぬときだ」

 

『エモーショナル・ハウル』編クライマックス。レイフォン無双キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 汚染獣をばっさばっさと薙ぎ払う。

 

 一方、ツェルニの機関部へと向かったニーナは廃貴族と遭遇、憑依されてしまう。

 

 ところで、ハーレイの防護服おかしくね?何で頭部が普段被ってる帽子の形になってるのさ?

 

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A

エモーショナル・ハウル―鋼殻のレギオス〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)

HJ文庫

フラグの王子様2 (HJ文庫)

著:織田 兄弟 イラスト:きくらげ

「だから常盤さんにはちゃんと言ったよ!ちゃんと説明したんだってば!」
「な、何のこと?」
「だから――」
「――僕が一番好きなのは、モカだってことをだよ!」

LOVE!
約一ヶ月五日の積み。半年振りの新刊。二巻を出すのは難しいかと思われた本シリーズだが、いざ出てみれば普通に一巻のテイストを維持しつつ、かつLOVE寄せを大幅に増量という良作だった。

帯は相変わらずハーレムラブコメを匂わせるデザインなのだが、啓祐はやはり友香一筋で、でも他の人達に対しても誠実で非常に好感の持てる主人公。

神様の気まぐれでハードモードへと移行した啓祐の能力。新学期を目前に控え、更なる波乱の予感にwktkが止まりません。
ストーリー展開は実に堅実なんだよなぁ。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A

ファミ通文庫

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

著:井上 堅二  イラスト:葉賀 ユイ

 

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。


  表紙のメインキャラは秀吉。最早、女性キャラの括り……。取り敢えず、口絵での寝起きの秀吉の可愛さは異常。

  今回はタイトルからも、何となく察しがつく通り、短編集。実はFBonlineFBSPに短編が載ってるから、文庫一冊出せる程度には溜まってたんだよな。勿論書き下ろしを付ければ、出せるって意味で。

  目次では本編との時系列の関係が書かれている。これは上手い構成ですね。また、バカテストのコーナーもかなりのバリエーション展開を始めている。

 

『バカとテストと召喚獣~予習編~』

 
FBonline
掲載。美波の妹、葉月登場編。ちゃんとロリキャラを仕込んでくる辺り、井上さんはよく理解ってらっしゃる(ぇ

  何気にモテまくりの明久に嫉妬。

 

『僕と暴徒とラブレター』

 
FBSP
掲載。渡すつもりのないラブレターを書いた挙句、落としてしまい、結局想い人の元に届いてしまうなんて、姫路さんも結構バカなんじゃ……。

 

『俺と翔子と如月ハイランド』

 
FBonline
掲載。もう雄二は翔子と結婚すれば良いと思うんだ。

  やはり、彼女が雄二を想うようになったエピソードを今後語るぞとネタ振りをしているようにしか思えん。

 

『僕とプールと水着の楽園』

  書き下ろし。ちょ、学校のプールなんだからスク水を着用すべきだと思うんだ。常識的に考えて。スク水着てるの、葉月だけじゃん!

  姫路さんのおっぱいは最早バランスが悪い、という域だと思います。

  いやしかし、一番サービスしているのが秀吉という事実は大問題だw

 

『僕とバイトと危険な週末』

  書き下ろし。今度はウエイトレスということで、ずっと秀吉のターン!!今回、サービスシーンの八割くらい、秀吉なんじゃないかな。

  そして、明久の元に送り込まれるとは一体誰なのか?ってところで終わり。

 

  ってなわけで、3.5巻でした。番外編ということで、いつもよりサービスシーンが多かったけど、その殆どが秀吉ということで、今度は直球のものが見たいです。直球あってこその変化球だろうし。

燃:C  萌:A  笑:A  総:A

ファミ通文庫

リセットな彼女 (ファミ通文庫)

原作:高崎 とおる  著:坂東 真紅郎  イラスト:なもり

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  中古。ファミ通文庫。『オオカミは懐かない!?』のコンビです。『オオカミ』の最後に本作の宣伝が載っていて、なもりさんの表紙イラストにやられました。黒髪ストレートはズルいと思うんだ。

  感情が昂ぶると記憶がリセットしてしまう美少女ロミィを恋人に持った少年の物語。後輩Bが今一つって言ってたから、あんまし期待してなかったんだが、意外や意外、非常に読み易くて、かつ軽いラブコメ具合が面白い。

 

 終盤、改造人間だとか激しくどうでも良い設定が飛び出してくるのは御愛敬として我慢。別に感情のリセットに無理矢理説明付けなくても良いと思うんだけどなぁ。この作品はそういうところをどーのこーのってタイプの作品じゃないやろうし。

  それと強いて言うならネーミングが変。何だよ、ハーフでもないのに、ロミィって。

  そして、脇役の濃さから察するに、二巻以降の構想があるんじゃないかな。『オオカミ』を始めたってことは人気無かったんだろうけど。

  でも、こういうタイプの作品って一発ものだったら、たまには読みたいんだよな。

燃:萌:A  笑:C  総:B

著者リンク
今日も脱いでよ!二階堂さん!(オーバーラップ文庫、2013/09)

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 3 限定版 [DVD]

「彼女に願われたからという、ただそれだけの理由でここに居るんです」

 

 朝倉さんが住んでいたというマンションに突撃するハルヒとキョンだったが、これといった収穫は特に無し。

 その帰り道、ハルヒはキョンに自分の行動原理の一端を話す。

 

 その後、帰宅しようとしていたキョンの前に現れる古泉。ここからずっと古泉のターンということで、油断すると妊娠します<しません

 

 ということで、次回いよいよ『憂鬱』編クライマックス。

 

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

HJ文庫

死なない男に恋した少女3.命のカタチ (HJ文庫)

著:空埜
一樹 イラスト:ぷよ

 

「……もういいや。桐崎、オレ、帰るわ」

「ちょっと待て。折角会ったんだから」

「会ったんだから?なに?」

「――ひ、久しぶりに、刺させて?」

「キスして?みたいなノリで言うな」

 

 おかしい、桐崎が可愛く見える……。

 

 約一ヶ月五日の積み。四ヵ月振りの新刊。順調に巻数を重ねて第三巻。てっきり二巻で登場したキャラ達と絡むんだとばかり思っていたが、全然そんなことありませんでした。

 また新キャラ登場。新、と言うよりゲストキャラと言うべきかもしれんが。

 

 で、水着でテコ入れなわけですよ。スク水が無いのが残念と言わざるを得ないが、りん可愛いよりん。

 

 相変わらずコメディパートのテンポは良いので、そこを大事にしてほしいな。

 

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A

角川スニーカー文庫

レンズと悪魔 X魔神狂咲 (角川スニーカー文庫)

著:六塚
光 イラスト:カズアキ

 

「秋の風ってのはイヤなもんだ……これのせいで、よくヘンリエッタが風邪を引いたんだよ……」

 

 約一ヶ月五日の積み。四ヵ月振りの新刊。表紙には珍しくルナが居らず、代わりにテッキとサクラが。状況が状況なので、かなり鬱な表紙となっております。

 サブタイトルはこれまでの流れからすると、「きょうしょう」って読むのかと思ったんだが、「くるいざき」と素直に読むそうな。

 

 サクラが闇照の魔神と契約しただけでも厄介な事態なのに、鬼神の円盤の契約者達が次々と襲いかかってくる。

 

 そんな中、サクラと激突したテッキはフルボッコにされ、重症を負ってしまう。

 それだけならまだしも、サクラを殺したくないエルバと最早殺すしかないと主張するカエデは袂を分かち、《八眼争覇》は加速していく。

 

 何という鬱展開か。一応、次巻で《八眼争覇》は決着するそうな。でも完結にはあらず。最近、毎回後書きでまだ終わらない発言してね?

 

燃:B+ 萌:B+ 笑:B 総:A

一迅社文庫

ANGEL+DIVE CODEX 1 (1) (一迅社文庫 し 1-4)

著:十文字
青 イラスト:青稀 シン

「スパーキン……!」

約一ヶ月二週間の積み。三ヶ月振りの新刊。

さて、第二部突入です。実質は第四巻。一部は表紙でサブタイトルよりメインタイトルの方が大きく書かれていたが、今度はサブタイトルの方が大きい。

新章は2009年スタートと曖昧な書き方してあったから、最低半年くらいは待たされると思ってたけど、普通の刊行ペースで出ました。つーか『薔薇マリ』と『いつも心に剣を』もコンスタントに出てるのに凄いな。

物語の舞台は第一部から十四年後の千葉県。登場人物は総入れ替えディジェネレーターとエンジェルダイヴってキーワードは出て来ます。

ノリはいつも通りの十文字さんでオチの引きと絶望展開もいつも通り。

エピローグでは成長した夏彦、稀有、桜慈が登場。かなり荒んだ生活を送っているようです。つーか第二部の主人公、すず達の属する北極星という組織と敵対するイコンに属しているようです。

春のことが忘れられないとかいう話が出ているので、依然彼女は行方不明であるらしい。

次は夏頃だとか。

燃:B 萌:B+ 笑:B 総:A