角川スニーカー文庫

デビルズ・ダイス―1の目 神はサイコロを振らない (角川スニーカー文庫)

著:いとう のぶき  イラスト:佐嶋 真実

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  11回スニーカー大賞奨励賞受賞作家のデビュー作。もしかしてスニーカーって受賞作品≠デビュー作の率が高い?

  購入理由ですが、粗筋に惹かれました。主人公の才は、あらゆる数字を透視出来る悪魔のサイコロ、デビルズ・ダイスを手に入れる。彼はデビルズ・ダイスの力を使って次々と悪事に手を染めていく、というもの。ちょ、これ何て『DEATH NOTE』?という感じで気になったので、購入。

  摩訶不思議な便利アイテムを手に入れて、という下りは一緒だが、内容はそんなに類似していないか。『DEATH NOTE』の月が最初は正義のためと言って行動していたのに対し、才は最初から私利私欲全開です。著者曰く、プロローグである今巻で、既に姉と親友を殺しかけています。

  そんな才がどこまで堕ちるのか、そこが楽しみですな。つーわけで、続投します。

燃:A  萌:C  笑:B  総:A

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア〈9〉さよならの行き着く場所 (角川スニーカー文庫)

著:十文字   イラスト:BUNBUN

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  まさかの二ヶ月連続刊行なのに、『Ⅷ』も『Ⅸ』も四百ページ越えなんですが。これが十文字さんの本気か……!そりゃ前巻のあの終わり方で、半年も引っ張ったら怒るけど、ここまでのボリュームとは……。『紅』の片山さんは十文字さんを見習うべき。

  まず気になるのはキャラ紹介でベティの説明が「魅惑の胸元」になっていたこと。前までは「疑惑の胸元」だったのに……。誤植だったら笑うな。


  さて、夢の世界より帰還したアジアンだったが、そこで彼を待っていた現実は残酷なものだった。ルヴィー・ブルームに囚われた《昼飯時》のメンバー達。この危機にZOOの面々だけでなく、何と《S*K》飛燕と荊王までもが参戦。まさか彼等が絡んでくるとは。味方なら非常に心強い。

  ルヴィー・ブルームはアジアンの大切な人達を人質にへの参加を要求してきた。ちょ、何というジャンプ展開www

  第一勝負に《昼飯時》のメンバー、ローガンが出て来た時点でジャンプみたいな生易しい展開は有り得なさそうな感じだが。

 

  にしても、今回は妙にLOVE寄せが多かったなぁ。そこに入っていないカタリマジカワイソス

  どうでも良いけど、この世界に箱ティッシュって残ってるのかよ!


燃:A  萌:A  笑:A  総:A

MF文庫J

えむえむっ!4 (MF文庫J)

著:松野 秋鳴  イラスト:QP:flapper

 

「いいか、俺はいまからすごく当たり前のことを言うぞ!?パンツは食べられませんっ!」

「大丈夫、太郎ちゃんなら食べられるよ」

「食べられねえよ!なにその『わたし信じてるから……』みたいなまなざしは!そんな目で見つめられてもパンツは食べませんから!」

「熱いお湯にさっと通して食べたらおいしいと思うよ」

「しゃぶしゃぶみたいに!?

「お野菜を包んで食べるの」

「わお、健康的っ!――ってバカか!」

 

          (最高の誉め言葉)

 

  過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。


  さて、これまでの表紙は石動先輩と嵐子、あと帯の下に太郎という構成だったが、今回は何とお姉ちゃんのターン!!太郎も初めて、帯に隠れない場所に登場だ!

  しかもカバー裏でもお姉ちゃんのターン!!こんな装丁をやってもらえるとは、これはもうアニメ化の前兆としか!<超希望的観測

  このまま本編も、ずっとお姉ちゃんのターン!かと思いきや、本編はいつも通りでした。いつも通りと言っても変態度の加速具合が半端じゃねぇ。最早『いぬかみっ!』でも太刀打ち出来ないんではないだろうか。巻を重ねる毎に太郎だけではなく、脇役の変態度合いも酷くなってきている。

  どうやら石動先輩と嵐子のターンが交互に来るようだが、今巻は石動先輩のターン。これは良いツンデレだ。出番が少ないものの、嵐子もしっかりアピールしてます。つーかピンナップの破壊力に、ああもう僕はどうしたら良いのかと!

  だが、やはりロケットスタートの役目を担っているお姉ちゃんも強い。一冊丸ごとお姉ちゃんのターン来ねぇかな……。つーかお姉ちゃん特製目覚ましが欲しい。

  やっぱり今回もあったパロディヒロインシリーズは、『Air』の観鈴です。多分。店長が無理矢理学園祭にやってきてまで、このネタをやるってことは今後も続くんですねw

  そんな感じで四巻でした。ここまで来たら、もう打ち切りの心配は無いだろう。

 

燃:A  萌:S  笑:S  総:S

MF文庫J,コミカライズ

ぷいぷい 3 (MFコミックス アライブシリーズ)

作画:なもり 原作:夏

 

「座堂のメイド姿……確かに良いかもしれないな……」

 

 何て爽やかな顔でw

 

 さて、コミカライズ第三弾にして完結巻。このタイミングで終わるってことはアニメ化の望みは消えたか……。

 

 もうストーリーにどうこう言う作品じゃないよね。シエラ可愛いよシエラ。それが全て。ブルマとスク水が拝めて満足です。

 

総評

 そういうわけで、絵師直々のコミカライズ全三巻でした。いやもうシエラ可愛いよシエラとしか言いようがない。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:B

ぷいぷい! (MF文庫J)

アニメ,GA文庫

「象が踏んでも壊れないコーティカルテさんと一緒にしないでください」

「象が踏んだら壊れるわ!」

 

 いや、コーティなら大丈夫だろうw

 

 さて、キネ前半戦ラスト。後回しにされたユギリ姉妹のエピソード。アバンでは二人が幼い頃に重症を負ったときの出来事が描かれる。

 何だかんだで、ユギリ姉妹の幼少時代が描かれるのって少ないんじゃね?

 また、パルテシオが二人に送ったお揃いの音叉というオリジナルアイテムが登場。

 

 バルゲスとの戦いが無いので、立ち入り禁止の実習室に入ってしまったペルセルテの頭上に落ちて来た瓦礫から彼女を守るため、プリネシカが力を発動させるという流れに。

 

 プリネシカを避けて、フォロンの部屋に泊まることになったペルセルテ。裸Yシャツなのはキネでもだったが、髪を下ろしたときと普段のとどっちが良いか訊くのはアニメオリジナルだった筈。

 

 翌朝、ペルセルテは露骨にプリネシカを避けてダッシュ。心理描写が簡単に出来ない分、判り易いアクションで表現しようとしてるんだろうか。

 

 そして戦闘無しでさくっと仲直り。原作ではフォロンの演奏を聴いて、ペルセルテの心情が変わっていくわけだが、アニメでは事が解決してから二人で仲良く演奏を聴くことに。

 

 ちょっと尺が足りなかったかな。

 ちなみに奏世楽器の名前が一足早く出ています。

 

 そういうわけで、キネ前半戦は終了。『クリムゾンS』四巻が延期したので、追い抜かれちゃうううううう!

 

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 3 (GA文庫)

アニメ,角川スニーカー文庫

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン(2)無垢なる歪み (角川スニーカー文庫)

原作:矢立
肇/富野 由悠季 著:木村

イラスト:海老川
兼武/柳瀬 敬之/羽音 たらく

 

「……きっと彼は……」

「……神にでもなったのさ……」

 

 約一週間半の積み。隔月刊行ということに今更気付いた。本編が終了して、案の定モチベーションが下がりました。

表紙は一巻の刹那&ブシドーに続き、アレルヤとマリー。

 

 今回は#07から#10までの内容を収録。進行遅ッ!このペースだと全四巻くらいになりそうだな。

 

 イノベイターは基本的には中性という説明が。女性体として造られたアニューは特例だったらしい。じゃあ、精神的には中性で身体の性差によって、どっちよりかが決まってるって感じなのかな。まさかどっちもあったり無かったりするんだろうか<何の話だ

 

 ジェジャン中佐には病弱な妹が居たらしい。まさか劇場版で登場したりするんだろうか。アンドレイもノベライズで名前が先行登場してたしなぁ。

 

 ネーナとサーシェスとの接触シーンでは殴られただけでは済まず、エロいことをされたのではないかと思わせる記述が。サーシェスってあんまり女に興味ありそうな感じしないけどなぁ。

 

 今回気になったところはこれくらいかな。ああ、マネキン大佐が三十代後半ってのにちょっとびっくりしたかな。

 

燃:A 萌:B+ 笑:B 総:A

ゲーム,角川スニーカー文庫,雑記

『ミスマルカ興国物語』が少年エースでコミカライズ決定。これはもうアニメ化フラグとしか!

 近年のスニーカー文庫でコミカライズしたのにアニメ化してない作品ってないんじゃね?って、今この文章書いてるときに『神様ゲーム』がまだなことに気付いた。

 

 まぁ、どうせアニメ化キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!ZEXCS制作→(´・ω・`)って流れになるんだろうけど。

 

ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)

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『ポケモン金銀』がDS移植だそうですね。『ハートゴールド』と『ソウルシルバー』。無駄にかっけぇw

 このタイミングで移植を出してくる意味ってなんなんだろう。何やらDSiにはゲームボーイのカートリッジスロットが無いらしいし、DSの『ポケモン』だけで全種類そろえられるようになるとかだろうか。

電撃文庫

れでぃ×ばと!〈2〉 (電撃文庫)

著:上月 司 イラスト:むにゅう

━━『桜沢さんの好きな場所はどこですか?』
━━『隣に頼りになる男の子がいるなら、どこでも』

中古。表紙はセルニア。ぱ ん つ は い て な い
一巻の朋美に続き、やはり裸足。だから何か拘りがあるのか。
裏表紙ではセルニアのドリルに秋晴が抉られている。

今回も連作短編集。
第四話で面白いのは見開きページの下半分が挿絵になっているというもの。雑誌掲載時の挿絵をそのまま使っているわけでもないのに面白い構成です。以前にも何かでこの手法見たことあるけど珍しいことには違いない。
セルニアさんは典型的なツンデレですね。

五話は一巻で顔見せだけだった合法ロリータ桜沢みみなのターン。合法ロリータてw

番外編は調理実習?を秋晴と薫、二人の視点でそれぞれ描いたもの。一巻発売月の翌月に出た電撃hpに掲載されたらしいが、凄いタイミングで薫が女ってバラしたんだな。まぁ、察しが良ければ簡単に気付けそうなもんだが。
200ページの挿絵はどう見ても精子生クリームです。本当に有り難う御座居ました。

巻末には簡単なキャラクターファイルが。むにゅうさんのコメントがいちいち最低で吹いた。

そう言えば、バイトしてた頃に、この巻だけ入荷してびっくりしたなぁ。

燃:C 萌:A 笑:B 総:B+

角川スニーカー文庫

薔薇のマリア 11.灰被りのルーシー (角川スニーカー文庫)

著:十文字
青 イラスト:BUNBUN

 

「マリア!キミに伝えたい!この愛を!キミの胸に届いて響き渡っているはずだヨ、この愛の旋律は!」

「マリア、ああ、マリア!真実の愛ゆえに、恥じることなく、声をかぎりに叫ぼう!ボクはマリア、キミが欲しい!キミのすべてをボクのものにしたい!それが愛!究極の愛!極限愛(ラヴ・マックス)……!」

 

 7Sゲイム編が終わって、マリアとアジアンの関係が多少なりとも変化するかと思ったけど、ビックリするくらいいつも通りだったw

 

 約一週間二日の積み。え、隔月刊行なの?全然気付かんかった……。本編は九ヵ月振り。

 新しい山を迎えたということで、ナンバリングがギリシャ数字からアラビア数字になりました。まぁ、ストーリー的な意味合いがあるならいいか。シリーズを並べたときに不細工だから、それやるくらいならタイトルごと変えてほしかったかな。

 

 さて、ZOOに新しいメンバー、ルーシーが加わりました。今回は彼がエルデンで自分のやりたいことを見付けていくまでが彼の視点で描かれる。

 そう、彼なのです。OTOKOYO!超紛らわしい!

 

 主人公の筈のマリアはルーシーの先輩という立場で登場。案の定、女の子と勘違いされるわけだが、そら寝起きがあんな可愛かったら間違えられるわ。つーかホントは女だろ!いい加減白状しろよ!

 

 そんなマリアは7Sゲイムを乗り越えて、少し成長したようで、髪型がちょっと変わったり、トマトクンやピンパーネルに稽古をつけてもらったりしている姿が見られる。

 

 結局、粗筋に書いてあったルーシーに秘められた衝撃の真実が判らないまま終わるのかと思ったら、最後の最後で、どうやらSIXの息子らしいことが判る。えええええええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

 アイツの存在なんて、すっかり忘れてたよ。だから戦闘中に思考がファンキーになってたのね。

 

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)

著:賀東 招二  イラスト:四季童子

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  何がびっくりするって、四季童子さんのイラストに時の経過を感じると思ったら、この本出たの十年前ですよ。って、進行遅ッ!

  軍事用語とかが飛び交って、読み辛いんじゃないかと危惧していたんだが、これが驚くほど読み易い。まぁ、アニメ効果でそう感じるだけかも知れんが。やっぱり話の内容が頭ん中で描けるかそうでないかの違いは大きいやろうしな。

  それに読み易いだけじゃなくて、面白い。テンポが良いのかな。

  ちなみにアニメはかなり、原作に忠実に作ってあるようです。

燃:萌:B  笑:B  総:A

イラストリンク
奴隷志願なエルフさん ~お買い上げありがとうございます、ご主人様!~(美少女文庫、2020/01)
殺し屋志願の奴隷エルフさん(美少女文庫、2021/01)