「だから保育園のレジャーで娘の身元が判明しないほどのどんな大惨事に陥る気だよ!?」
L・O・V・E!
最近好きなフレーズだから、また使うけど、俺のテンションがプリキュア・ラブリンクでござる<気持ち悪い
角川文庫2010年6月刊行物。約2年半週間の積み。『角川文庫版 塩の街』からは5ヶ月振り。
野生時代で連載されていたシリーズをまとめた短編集。自衛隊3部作で扱われていた自衛隊員の恋愛要素を濃縮させたダダ甘イチャラブ構成だ!
中には『空の中』『海の底』の登場人物のエピソードも。
『クジラの彼』
『海の底』のイケメンコンビ片割れ、冬原のお話。流石に、ラブコメでいこうとしているところにSF要素を突っ込むわけにはいかないので、レガリスのことは、ぼやかされている。
本編で、ちょろっと存在が示唆されていた冬原の奥さんとの馴れ初めのお話。 キャー、冬原さんカッコイー!
『ロールアウト』
ウ〇コの話だと思ったら、最終的に甘酸っぱいラブコメだったよ!凄いや、有川浩先生!
『国防レンアイ』
最近、流行りの女王様系ヒロインか?そうなんだな!?
冷静に考えたら、流行りでも何でもないか<どうでも良い
8年も我慢するとかメンタル頑強だな。
『有能な彼女』
『海の底』より、夏木さんと望の歳の差カップルのその後編。何だコイツ等、イチャイチャし過ぎだろ……けしからん。
望さん、メンタルが頑強になったのか、元から地はこんな感じだったのか……。言葉尻をネチネチ捕まえるのは堪忍だな。
『脱柵エレジー』
自衛隊員の恋愛事情が厳し過ぎて、全俺が泣いた。ってか、一般人の相手側が身も蓋も無くてお腹痛くなるぜ……。
『ファイターパイロットの君』
『空の中』の主役カップル大人側編。今回の短編集の中で、一番コメディが利いてるエピソードだと思う。
時々、ノリが漫才みたいになって楽しいな、この2人。末永くお幸せに。
まとめ
そんなわけで、有川さんの本領発揮と言わざるを得ない珠玉の短編集でした。自衛隊要素が無いイチャラブ短編集とか出しても良いのよ。
次は2011年4月に『図書館戦争 図書館戦争シリーズ①』と、その2巻『図書館内乱』、5月に3巻『図書館危機』、6月に4巻『図書館革命』、7月に5巻『別冊 図書館戦争Ⅰ』8月に6巻『別冊 図書館戦争Ⅱ』、2012年6月に『文庫版 ラブコメ今昔』、2013年4月に『文庫版 県庁おもてなし課』。
燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・角川文庫版 塩の街(2011/01)
・文庫版 ラブコメ今昔(2012/06)
著者リンク
・図書館戦争 図書館戦争シリーズ①(2011/04)