文庫版 植物図鑑
ノイチゴのサンドイッチは残しておいて最後に食べた。
体がすっきりするような甘酸っぱさ。まるで恋してるような味って言ったら、けっこうあたし恥ずかしい?
胸のキュンキュン止まらないよ!
幻冬舎文庫2013年1月の新刊。約2年3ヶ月3週間の積み。『文庫版 フリーター、家を買う。』からは5ヶ月振りか。
携帯小説サイト、小説屋sari-sariにて連載されていたものが文庫落ち。
口絵にはタイトル通り、劇中に登場する野草の写真が収録されている。
一人暮らしのOL、河野さやかはある日、行き倒れている青年を拾う。イツキと名乗った青年はマニアックな植物の知識を豊富に持ち、見事さやかの家のハウスキーパーを務めてしまう。かくして2人の奇妙な共同生活が始まるが……というお話。
パッケージングの時点で恋愛がメインってことは見えていたから、物凄い身構えて読んだら、意外と大人しかったという印象。
もうちょっと露骨にコメディに振っても良かったと思うのだが。
ラブストーリーパートと植物の解説パートが半々くらいってのも大人しいと感じる理由かもしれん。
結構、薀蓄が長いんだよな。そこがちょっとくどく感じてしまったな。
ただ、採取した野草を使った料理は超旨そう。天ぷらと混ぜ込みご飯が食べたくなりますね。
巻末には劇中料理のレシピを掲載。やたら本としての作りが凝ってるなw
燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A
コミカライズリンク
・植物図鑑 1巻(2014/07)
著者リンク
・レインツリーの国(ハードカバー、2006/09)
・文庫版 空の中(角川文庫、2008/06)
・三匹のおっさん(ハードカバー、2009/03)
・シアター!(メディアワークス文庫、2009/12)
・文庫版 阪急電車(幻冬舎文庫、2010/08)
・文庫版 フリーター、家を買う。(2012/08)
・文庫版 県庁おもてなし課(角川文庫、2013/04)
・新潮文庫版 キケン(新潮文庫、2013/06)
・新潮文庫版 ヒア・カムズ・ザ・サン(新潮文庫、2013/09)
・文庫版 ストーリー・セラー(幻冬舎文庫、2015/12)
・文庫版 空飛ぶ広報室(幻冬舎文庫、2016/04)
・文庫版 旅猫リポート(講談社文庫、2017/02)
・文庫版 キャロリング(幻冬舎文庫、2017/12)
・文庫版 明日の子供たち(幻冬舎文庫、2018/04)
・文庫版 アンマーとぼくら(講談社文庫、2020/08)
・文庫版 イマジン?(幻冬舎文庫、2022/08)
・文庫版 みとりねこ(講談社文庫、2024/04)
イラストリンク
・チョコレート・コンフュージョン(メディアワークス文庫、2016/02)
・いつものBarで、失恋の謎解きを(ソフトカバー、2021/05)
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