映画,特撮

MOVIE大戦フルスロットルパンフ

「鎧武、ひとっ走り付き合えよ!」
「ああ、ここからは俺達のステージだ!」

概要

1年経つの早ぇ!ということで『MOVIE大戦』6作目。今年はまた3部作構成に戻りました。

パンフレット付属のDVDには撮り下ろしのスペシャル映像が収録されています。

入場者特典として『ドライブ』の第0話が収録されたDVDが貰えます。限定数なので、人が多いかなと思ったけど、特別そんなことはなかったな。
しかし何故か物販コーナーは初めて見るレベルで人が並んでいた件。0話の感想は別で書きます。

『仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ』

最終回のその後の話。別の惑星へ移住した紘汰と舞の前にメガヘクスという謎の機械生命体が現れる。
脚本は鋼屋ジンさん。虚淵さんが念入りにドライバーをぶっ壊したから、どうやって皆を変身させるか悩んだらしいw

新たな世界

紘汰達が地球を去ってから、まだ数ヶ月しか経ってないと思うんだけど、大分世界が育まれている様子、完全に異世界といった雰囲気だったけど。
それにしても、いきなりオーバーロードの格好の紘汰さんが出て来るのは腹筋に悪いw

侵略者メガヘクス

映画用のぽっと出の敵かと思いきや、かつてヘルヘイムの侵略を受けた惑星の存在だった。侵略を乗り切るために個という概念を捨て、自らを機械化、全として統一された存在で、あらゆるデータを収集、融合しようとする。
キャストは三木眞一郎さん。ジークさん、何してはるんすか。

呉島光実/仮面ライダー龍玄

捕らわれた舞を助けることで、後悔を振り切った様子。黒影から奪った影松を使ったり、オープンゲット的回避をしたりと、かなり頑張っていた印象。久し振りにキウイアームズも見れたしな。

呉島貴虎/仮面ライダー斬月

おいおい、テレビシリーズでの出番の少なさを払拭するかのような大活躍じゃないか……。
メガヘクスが生成した戦極ドライバーと舞が託してくれたメロンロックシードで再び斬月に変身。
コピーされた存在とはいえ、凌馬との決着がつけられたことは素直に喜びたい。

どうやってドライバーを入手するんだろうと思っていたんだけど、実にスムーズにゲット出来た印象。もっと有耶無耶な理由で使うことになるかと思ってたわ。
ただ、城乃内、ザック、凰蓮は出番はあったけど変身せず

案の定、インタビューで言ってることおかしいw

戦極凌馬/仮面ライダーデューク ドラゴンフルーツエナジーアームズ

メガヘクスによって甦った存在。てっきり意識の無い存在かと思っていたんだけど、変なメカメカしいマスクを付けている以外はあの戦極凌馬でしたね。
ドラゴンフルーツエナジーロックシードは何処から出て来たんだろう。凌馬が死ぬ前に用意していたのかしら。

パンフのインタビューで、また壁にめり込んで死にたいって言っていて吹いた。どんな希望だw

決戦

紘汰復活からのOPは盛り上がらざるを得ない。ただ、流すならバトルの決着まで流してほしかったな。まぁ、個別パートでは決着し切らないから下手に格好良く終わらせて、やっぱり倒せてませんでしたーってなるとアレだけどさ。

紘汰、ミッチ、貴虎が並び立っての変身はアツい。しかも極アームズによって召還された武装を龍玄と斬月・真が使うという戦い方が面白い。
テレビシリーズでは複数で戦うことがあまり無かったからな。

にしても複雑に絡み合った人間関係が無く、ストレートに敵をぶっ倒すって『鎧武』には無かったアツさだよな。

『仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状』

こちらはメインライターである三条さんによるエピソード。時系列はタイプテクニック登場後ということくらいしか判らない。

怪盗アルティメットルパン

何だよ、アルティメットってw
その正体はクリム・スタインベルトが造ったサイバロイドZZZ(スリーゼット)を魂の器とした老人ゾルーク・東条。

元々クリムはサイバロイドに魂を移してロイミュードと戦うつもりだったが、彼の魂ではサイバロイドを起動出来なかったため、今のベルトを器としたらしい。

どうでも良いけど、ルパンを追うときの現さん、ちょっと銭形警部を意識してないか?

重加速軽減装置

りんなさんがさくっと開発。すぐに壊されちゃったけど、これ、何気に物凄い発明なんじゃないの?ああ、嵩張るから結局、戦いには向いてないか。

ちなみに重加速現象は、影響を受けている人間が触れている物にも波及するそうな。本編でそんな説明されたことあったっけ?

チェイス/魔進チェイサー

ロイミュードでもないのに、その力を利用するルパンを処刑するために登場。プレーン・ロイミュードを従えていたけど、何体かは倒されてしまった様子。撃破数の公式アナウンスが待たれる。

どうやらプレーン・ロイミュードはコアが無くても行動出来るらしい。その代わりに胸のナンバープレートは空白になっている。これなら映画とかで雑魚として何体でも登場させられるな。

壊れたベルトさん

進ノ介を庇って大ダメージを受けてしまったベルトさんは一時的に機能を停止してしまう。
絶望からの復活はアツいんだど、ちょっと時期尚早過ぎやしませんかね。最後のパワーアップか夏映画くらいまで取っておいても良かったと思うんだが。

進ノ介がベルトさんの過去を聞くことになるのは、これが初めてになるのか。

仮面ライダーマッハ/詩島剛(しじま・ごう

『MOVIE大戦』で2号ライダーなりパワーアップ要素がちょろ見せされるのはお約束になってるけど、今年は結構しっかり登場している。と言っても戦闘シーンは無いけど。

マッハとしての登場しかせず、一体何者なんだ……と思っていたら、普通にパンフレットに正体が書いてあって吹いた。いや、雑誌にもきっと載ってるんだろうけど……。
気になるのは無人のドライブピットに侵入可能な立場だということだな。

ルパンとの決着

再びドライブに変身出来るようになった進ノ介。ちょっとOPを流すのが遅かったんじゃない?ベルトさん復活と同時に流し出して、フルサイズで決着まで流れたら良かったのに。

何がアツいって、霧子の運転するトライドロンとの連携で必殺技発動ってのがアツい。ってか、あの動き、人間の運転で出来るのかよw

結局、ルパンはバイラルコアも盗み、しれっと存命していた。おやおや、これは夏映画に出る布石ですね。

『MOVIE大戦フルスロットル』

駆紋戒斗/仮面ライダーバロン

メガヘクスによって復活。構成上、出番は少ないんだけど、あまりのブレなさで、その存在感は大きい。
メガヘクスが倒されたことによって動きを止める様は哀愁を漂わせる。

ロイミュードとの共闘

ロイミュード達は個を尊重するスタンスなので、メガヘクスの目的とは相反する。一時的とはいえ、ハート達が共に戦ってくれるのは非常に心強いな。

仮面ライダー鎧武ドライブアームズ&仮面ライダードライブタイプフルーツ

2人がいちいちお互いのとんでも要素に驚くやりとりが笑える。

まぁそうなるだろうなとは思っていたけど、舞の導きでお互いの力を交換することに。紘汰の方はウィザードアームズ、1号アームズを経験してるから、慣れたリアクションになっていた。「やっぱりこうくるか」じゃねーよw

ドライブの方はオレンジをモチーフにした編み笠を装備。最早、この程度では格好悪く見えないわ。
無双セイバーナギナタモードとハンドル剣の使い方をお互いに教え合うシーンは和むw

で、トライドロンに乗ろうとしたらアームズがつかえて乗れないというw
しかも初期フォームに戻って乗ったら乗ったで、今度はシートベルトが見付けられないワナ。

鎧武が斜めがけのシートベルトだと思い込んで見付けられなくなっていてワロタ

まとめ

そんな具合で存外面白かった『MOVIE大戦フルスロットル』でした。昨年が、ちょっとアレだったので余計にそう感じるのかもしれんけど。

『鎧武』はテレビシリーズでやり切れなかったことちゃんと片付けていて良かったし、『ドライブ』の方は流石メインライターといったところか。 そういえば、今年も財団Xは出なかったな。

次は2015年3月21日に『スーパーヒーロー大戦2015』。元に戻るんかいw
当然、宇宙刑事シリーズは全作登場で、ドライブと刑事ヒーローコラボですよね。
って『プリキュアオールスターズ』と公開日が1週間しか違わないじゃねーか!

燃:A+ 萌:B+ 笑:A 総:S-

反復リンク
2回目

特典リンク
仮面ライダードライブ シークレット・ミッション type ZERO 第0話「カウントダウン to グローバルフリーズ」

本編リンク
仮面ライダー鎧武 最終話「変身!そして未来へ」
仮面ライダードライブ 第9話「どうすればクールボディになれるのか」

Vシネマリンク
仮面ライダー鎧武外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン(2015/04)

シリーズリンク
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦(2013/12)
仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス(2015/12)

映画リンク
劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯! (2014/08)
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号(2015/03)

特撮

「お前は思いっきりクールに裁く」

新たなシフトカーが登場。ファイヤーブレイバー、ローリングラビティ、シフトテクニックの3種。
テクニックはタイプチェンジ用のシフトカーということで、今度はクールな心が必要。

そんな折、連続放火事件が発生。現場でロイミュードを発見した進ノ介は早速戦闘に。タイプテクニックには変身出来なかったものの、素体タイプのロイミュードを1体撃破

サクサクと推理が進み、犯人がボルトロイミュードだと判明するが、ボルトは聡い少年、輝彦を人質に取り、進ノ介達を追い詰めていく。
が、その卑怯なやり方が進ノ介に火を点けた。怒りでかえってクールになった進ノ介はタイプテクニックへと変身を遂げる。

精密動作や機械の解析を得意とするタイプテクニックだけど、デザインは結構ゴツいんだよな。タイヤは首元にはまってるが、タイヤ交換する度に首痛めそうw
今回は取り敢えずファイヤーブレイバーとローリングラビティにタイヤ交換。グラビティの専用武装、ただのおもりじゃねーかw
勿論OPが流れます。

トライドロンもタイプテクニックに変形。勢いに乗っかって、ボルトを撃破。勿論、エピソードの前半でゲスト怪人が倒される筈もなく、ボルトは配下に何かアイテムを託す。
そのアイテムはハートに届けられたけど、一体どういうものなんだろうな。
ここで配下も力尽きたので、今回は計3体撃破か。残り95体。

捜査に協力してくれた輝彦にドライブのエンブレムを渡す進ノ介。商品化が決まっているみたいだけど、イベントなんかで配られたりするのかしら。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第8話「その胸に宿る秘密とはなにか」
第10話「ベルトの過去になにがあったのか」

映画リンク
仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル(2014/12)

特撮

「俺の死に場所はここじゃなかった。そういうことだ」

本日よりトッキュウじゃんけんのコーナーがスタート。『キョウリュウジャー』のときも、え、今の時期に新コーナー始めるのって思ったけど、今年は更に開始が遅い。どういう意図なんだろうか。

さて、明に連絡がつかないことを不審に思ったライト達は直接ビルドレッシャーが停車しているところまでやって来るが、そこに明の姿は無く、ドリルレッシャーの使い方を記したレポートと愛用のヘルメットが残っているだけだった。
ワゴンがヘルメットが明の本体みたいなこと言っていて吹いた。

今回のシャドー怪人はボセキシャドー。復活怪人を作り出す能力を持つが、復活させた対象は本来程の強さを持たず、また復活体の生成に多量の闇を使用することから封印されていた。
しかし今回、ノア夫人が城の闇を意図的に減らすため封印を解放、利用したという流れ。モチーフの割にテンションが軽いなw

ボセキと復活怪人は難無く撃破出来たんだけど、遂にライト達の前に明が敵として立ち塞がる。一応、まだ人間の姿をしているけど、格好はザラムっぽくなってるんだな。

燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第38駅「映画つくろう」
第40駅「誰があいつで あいつが誰で」

特撮

「そろそろ、そのネーミングセンスから離れないか」

変身解除した進ノ介を庇うため、魔進チェイサーの前に立ち塞がる霧子。しかし、魔進チェイサーは何故か攻撃を逸らし、撤退してしまう。
彼曰く、人間は殺す価値も無い存在だというけど、この後も霧子の幻に悩まされているところを見ると、そう簡単な問題でもなさそう。

使い難いチェイスに苛立つブレンとは正反対に落ち着いているハート。単に性格の違いともとれるけど、ハートしか知らない何かがあるんだろうか。

魔進チェイサーに対抗するため、新武装ドア銃が登場。ハンドル剣に比べて語呂悪いな……。勿論、命名は進ノ介。
ドア部分を開閉することでリロードする仕組みなんだけど、半ドアにすると動かなくなってワロタ

スクーパーロイミュードを追う進ノ介達。満足のいく進化レベルに達したスクーパーは久坂を始末しようとする。
そこへ駆けつけるドライブ。トライドロンは決められた私有地以外ではCGで登場するわけね。

今回もOPと共に反撃開始なんだけど、人間サイズのロイミュード相手にトライドロンで戦っちゃ駄目だろ。完全にオーバーキルじゃねーかw
残り98体。

エピローグで霧子と早瀬が初接触。2人が出会わないのは何か意味があるのかと思っていたけど、別にそんなことはなかったでござる。
ってか制服以外の格好してる霧子に凄い違和感があるw

ところで『鎧武』のVシネが出るってマジなの?

燃:A+ 萌:B+ 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
第7話「決定的瞬間はいかに撮影されたのか」
第9話「どうすればクールボディになれるのか」

特撮

「映画で一番大切なのは━━エモーション」

偶然停車した駅に映画の撮影所があると聞いたライト達は大ハシャギで突撃。すると、そこに出現していたフィルムシャドーと出くわすことに。
フィルムの陰謀により、スタッフの居なくなった映画撮影を手伝う流れになるが……。

靖子にゃん脚本じゃないこともあるのか、やたらめったらカオスな展開。というか、そろそろ終盤の筈なのに何だこの脱線具合w

うーん、今のタイミングでやるエピソードかなぁ?

燃:A- 萌:B+ 笑:B+ 総:A-

エピソードリンク
第37駅「理不尽クイズ」
第39駅「終わりの始まり」

特撮

「俺が興味あるのは仮面ライダーを倒すことだけだ」

OP映像は相変わらず映画宣伝映像なんだけど、後半にはタイプワイルド関係のカットが追加されていたな。

さて、今回はサブライター長谷川圭一さんが登場。『獣電戦隊キョウリュウジャー』みたいに全部書いてくれたりするのかなと期待していたんだけど、そんなことはなかったんだぜ。
まぁ、長谷川さんは『W』でも半分近く書いていたし、三条さんとのコンビネーションは手馴れたものであろう。

さて、連続する謎のビル倒壊事件。狙ったかのようなスクープ写真を撮影するカメラマン、久坂が怪しいと睨む進ノ介達。
実は彼はスクーパーロイミュードと手を組んで犯行に及んでいた。

通常ロイミュードは対象の人間の姿と記憶をコピーすれば用済みということなんだけど、このスクーパーは敢えて対象を生かして、その欲望を叶えることで自分の進化の糧としていた。

スクーパーは久坂に重加速の影響を受けなくするカードを譲渡。そんな便利アイテムがあるのか。
ってか、シフトカーが重加速の中でも動けるのと同じ理屈なんだろうか。

明言されてなかったけど、普通は姿と記憶をコピーしたらSATSUGAIするんだろうな。
ブレン曰く、進化態の数が一定数を超えると何かあるらしい。

新たなシフトカー、フッキングレッカーとバーニングソーラーが登場。レッカーの方はタイヤ交換までやったけど、こういうフック装備、バースとかフォーゼにもあったよな。

ドライブが変身するときに胸のタイヤが勢い良くはまり過ぎてむせていて吹いた。前回の運転席が狭いとかハンドル剣来ないとか、こういうコミカルな演出面白いな。かえってシリアスが引き立つというか。

スクーパーロイミュードを追い詰めるドライブだったけど、そこへまたしても魔進チェイサーが現れる。
魔進チェイサー側も玩具が発売されたので負けるわけにはいかない。スパイダーに続き、コブラとバットの武装も登場。

苦戦するドライブ。タイプワイルドに変身したら良いんじゃね?と思わないでもないけど、ドライブのピンチを演出しないといけないシーンなので、販促すべきワイルドに変身させるわけにはいかなかったんだろうな。

変身解除してしまった進ノ介を庇う霧子。そんな彼女に無常にも魔進チェイサーの攻撃が迫る……というところで続く。

燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第6話「戦士はだれのために戦うのか」
第8話「その胸に宿る秘密とはなにか」

特撮

「どんなに理不尽な選択だとしても決断を下さなければならない」

明がシュバルツと交わした約束は来るべき時が来たら、彼の軍門に下るというものだった。
だからこそ明は急ぎ、昴ヶ浜を見つけようと焦っていた。

そんな折、新たに発見された分岐点。その先は昴ヶ浜ではなかったけど、管理人のナイトと戦うことに。
お馬さんの頭の付いたステッキ、ジャスタウェイによる高速移動でトッキュウジャーを翻弄する。
ジャスタウェイに絡んだギャグがメチャクチャで吹く。「牧場へお帰り」じゃねーわw

一応、シリアス寄りの展開になりつつある筈なんだけど、明のジャケットの背中にプリントされている傘をさした女性の絵が気になって仕方が無いw

そういや、先週のニチアサはデジタル番組ガイドの情報がバグった所為か何かで録画ミスになるケースが多発したみたいですね。
俺は毎週、都度予約してるんだけど、それが功を奏したのだろうか。

燃:A 萌:B+ 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
第36駅「夢は100点」
第38駅「映画つくろう」

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーウィザード (講談社キャラクター文庫)
著:きだ つよし

「一人ぼっちだから放っておけないの……そんな操真晴人という人が」

ウィザード、本当のフィナーレ。

2014年10月の新刊。約3日の積み。
取り敢えず出すと発表されている中ではラストとなる『ウィザード』のノベライズがいよいよ登場。

これまでの表紙の背景は単色だったんだけど、今回は魔方陣が描かれている。改めて見返したら『忍風戦隊ハリケンジャー』のノベライズも模様入ってるな。

著者はメインライターであるきださんということで、内容はがっつりテレビ本編と繋がりのあるものとなっている。
きださんは『響鬼』のノベライズも書いていましたね。

時系列は『戦国MOVIE大合戦』の後となっており、『ウィザード』本当の完結編といった様相。
0課と協力し、ファントムの残党を倒していた晴人の前に現れたもう1人の晴人。2人の晴人の存在に晴人だけでなく、凛子も心かき乱されて……。

メインライターが書いているだけあって、色々と本編で説明しきれていない事情なんかも出てきている。
まさか今更、晴人がプレーンシュガーに拘る理由が明らかになるとは思わなかったわ……。

タイムウィザードリングが『MOVIE大戦アルティメイタム』でしか使われてない理由付けも一応されている。
ってか、あの指輪が他の媒体でちゃんと登場するとはな……。

晴人が戦いの後に言う口癖は「ふぃー」じゃなくて「ふぅい」だったという地味な衝撃。いや、とてもそう言っていたとは思えないんだが……。

やっぱりテレビシリーズでは出来ない要素を入れてくるんだな。2人の晴人なんて撮影がメチャンコ手間そうだしなw

何よりヒロインのようなポジションに居ながら全然色っぽい展開の無かった凛子が逆転ホームランかましたのが良かったですね。
インタビューやら何やらで、晴人のコヨミに対する感情は恋愛感情ではないとか言われていたけど、こういう形で決着するとは。
きっと2人は子供にコヨミと名付けるのであろう。

そんな具合で最後のショータイム『小説 仮面ライダーウィザード』でした。やはり平成2期のノベライズは傑作の法則なのか。
次は『鎧武』が出るんだろうかね?

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

映画リンク
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦

シリーズリンク
小説 仮面ライダーフォーゼ 天・高・卒・業(2014/02)
小説 仮面ライダー鎧武(2016/03)

特撮

「うおっ、身体がデカくなったから運転席狭ッ!」

ブレンに注入された毒により大ピンチに陥るドライブ。ベルトさんが機転を利かせてドリームベガスの必殺技で目くらまししてくれなかったらヤバかったな。
敵の攻撃で海ポチャするライダーがは数多いけど、逃走するために自らポチャするライダーは珍しい気がする。

ブレンの毒は強力で、変身を解除したら即死亡というレベルの致死性を持っていた。そこで登場するのが新たなシフトカー、マッドドクター
凄い治療能力を持っているが、その分、非常に痛いらしい。むやみやたらには使えないってことか。
専用装備キュアクイッカーも登場。これ、玩具出るのかな……。凄まじく遊び方に困りそうだけどw

守るべき市民が悪事を働いていたことにショックを受ける進ノ介だったが、気絶していた自分を病院に運んでくれたのが、前回助けたトラックの運ちゃんだったと知り、持ち直す
世の中には悪い人間も居れば、良い人間だって居る。分かり易い落とし所だな。

悪人だったのはフォトンアールの社長だけでなく、公安の桐原もグルだった。これからは公安もストーリーに絡んでくるのかと思ってたけど、一発限りのゲストキャラだったのか。
でも桐原が悪役として出て来たお陰で、追田(おった)さんにちょっと親近感湧いてきたよな。

クラッシュの元へと向かう進ノ介の前に、やっぱりチェイスが現れる。やる気満々になっていた進ノ介は一気にドライブ・タイプワイルドへと変身。

赤いボディから一転、黒をメインカラーとしたマッシヴなスタイルに。最早タイプスピードの面影が残ってないw
フォームチェンジで、ここまで大胆にデザインが変わるライダーって、そうそう居ないんじゃないか。

せいぜいオーズくらいだと思うけど、あっちはオーラングサークルという統一デザイン部分があったのに対し、こっちは何一つ統一されてなくない?
タイヤの位置も胸から右肩に変わったし。

どうやらタイプによって使えるシフトカーが違うらしく、今回はランブルダンプにタイヤ交換。
そういや前回OPが流れなかったと思ったら、今回は流れましたね。新フォーム登場と共に、というのは良い演出。
展開補正も相俟ってチェイスを振り切ることに成功。

爆薬を求めて大暴れを続けるクラッシュロイミュードとその配下。配下はバイラルコアを大量に使ってモンスター化
あれ、ベノスネーカーじゃね?と思ったのは俺だけじゃない筈。

ここでトライドロンがその真価を発揮。ドライブだけでなくトライドロンもタイプワイルドに変形。ボディが裏返ったことにより、全然違う印象に。
やっぱりタイプスピード以外は中盤くらいから出番無くなっていくのかしら。

さあ、クラッシュ撃破だ!と思ってハンドル剣を呼んだら来なくてワロタ
来ないのかよw

と思ったら、しれっとりんなさんが抱えて持って来るという。彼女はドライブのメカニックだったのだ。
さくっとクラッシュを撃破。残り99体。

おいおい、進ノ介、両手に花じゃないすか……。もう他の特状課のメンバーにはドライブのこと内緒にしといて良いんじゃね?
ってか、りんなさん、完全に進ノ介の腕におっぱい当たってるじゃないですかー!やだー!
そして、やっぱり動き出す次の事件

テレビシリーズでは語られないエピソードを描く『シークレット・ミッション』シリーズは映像ソフト特典としても登場するのか。こりゃコンプリートは相当大変そうだな。

燃:A+ 萌:A- 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第5話「鋼の強盗団はなにを狙うのか」
第7話「決定的瞬間はいかに撮影されたのか」

特撮

「今時の学生はメンタル弱過ぎですねぇ!」

ほっとけw
OPにトッキュウレインボーのカットが追加。入れ替わりでハイパーレッシャテイオーのカットは消えたかな?

ドリルレッシャーを取り返してからというもの、ライト達の前に姿を見せなくなった明。どうやらシュバルツとの約束のために行動しているようだが……?

偶然、かつて教育実習でやって来たさくら先生が通う大学の近く駅に停車したライト達は、昴ヶ浜のことを憶えているのではと、先生を捜すが……。

今回のシャドー怪人はマンネンヒツシャドー。何か『獣電戦隊キョウリュウジャー』のデーボ・ナガレボーシとシルエットが似てないか……?と思ったけど、別にそんなこともなかったな。頭がとんがってるのが似てるくらいか。
キャストは飛田展男さんなんだけど、ブレドランやないか。

このマンネンヒツ、様々な理由の元に対象に0点をつけて落ち込ませて闇を生み出すという能力を持っている。
0点をつけられたトッキュウジャー達はトッキュウ0号に。放送開始当初、嘘バレで言われていた0号がまさかこんな形で登場するとはw

唯一、0点をつけられることを免れた4号の反撃が始まる。OPが流れたこともあってクールなヒカリが珍しくアツい。
ようやく彼もハイパー変身を遂げる。

巨大戦では当然トッキュウレインボーが出て来るんだけど、前回はちゃんとレインボーと敵側のサイズ差を表現していたのに、今回はマンネンヒツがパワーアップして更に巨大化することで同サイズに。
あっ、サイズ差表現止めて予算抑えてるw

今回、車掌が何かのモノマネを終始やっていたみたいなんだけど何だったんだ……。と思って調べたら、加山雄三のモノマネだったらしい。理解るかwwwwww

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第35駅「奪われたターミナル」
第37駅「理不尽クイズ」