特撮

「呪いの人形なんかじゃない。きっと……ドーパントだ」

「少女と人形の家」という小説を酷評した著名人が次々と人形に襲われる事件が発生。
時を同じくして、亜樹子の前に彼女だけに見える少女リコが現れ、「人形の声を聞いて」と懇願する。

人形自体がドーパントの可能性があがるが、事実はパペティアー・ドーパントの仕業だった。ちょ、パペティアーのデザインの予算の無さ……(´・ω・`)
首から下、ほぼ人間そのままじゃねーか。
近々出て来るらしいウェザー・ドーパントに予算持っていかれたのか。

捜査で活躍しているのは照井ばっかりで、最近翔太郎の立場が……。

今回、事務所にフィリップ宛にフロッグポッドのギジメモリと設計図が届けられた。フィリップはシュラウドの名前を呟いたが、どこまで知ってるんだろう。というか、今まで使っていたメモリガジェットも出所はシュラウドなのか?

一方、冴子は井坂に若菜の治療を依頼。彼女は若菜を自分のために戦う道具に仕立て上げようとしているようだ。
だが、井坂は若菜に催眠のようなものをかけ、ドライバーを渡すように指示していた。ドライバーを使って、ウェザーになるのか?

燃:A+ 萌:C+ 笑:B+ 総:A+

特撮

「風よ、エリの歌を世界に運べ!」

天知家の掃除をするアラタ達は謎の箱型物体を発見する。それは緊急時のために地球で眠っていたデータスハイパーだった。こいつはマスターヘッドと連絡が取れたり、ウォースターの出現地点の予測が出来たりと、サポート役として便利な奴。
ただ、眠ることがあるらしく、肝心なときに眠ってるって展開もありそうだ。
天知家にあったのは、博士がどっかから拾ってきたんだろうか。
データスの上部には6枚のカードがセットされており、その内1枚はブランクになっている。ここにゴセイナイトのカードがセットされるんだろうか。

今回の敵はミューズィックのマズアータ。音波攻撃によって、風に敏感なスカイック族のアラタとエリはダメージを受けてしまう。
ジャーマネ扱いでブレドランも出撃。今年はえらい早く幹部クラスが前線に出て来るな。デレプタあたりは途中退場しそうだ。

マズアータの音波攻撃はエリの歌をアラタがゴセイカードで世界中に拡げることで対抗する。
ブレドランにはブルー、ブラック、イエローのゴセイウェポンを合体させたランドシーイックバスターで撤退へと追い込む。
5つのウェポンを必ずしも合体させる必要は無いわけか。

次回はシーイックブラザー登場回。最初にスカイックブラザーが出て来るのかと思っていたが。

燃:B+ 萌:C+ 笑:C+ 総:A-

特撮

「人生最悪の歌だゼェ━━━━ット!!」

今回もOPはPV。ただ、前回とは差し替えられている部分が違った……筈。

ライアー・ドーパントの嘘に苦戦し、同士討ちまで始めてしまうダブルとアクセル。ダブルがアクセルをドーパントと誤認しただけだったから大事には至らなかったけど、アクセルの方も騙されてたら物凄くまずかったんじゃ……。

ライアーの言動から、正体は路上で詩を書いて売っていた沢田という男だと突き止めた翔太郎達は罠を仕掛ける。
沢田が若菜のラジオのリスナーであることを利用したトラップ。若菜に協力してもらうため、電話で連絡を取るフィリップ。電話越しに喋っただけだから、特に意味のある接触ではないのかな。

VSライアー第2ラウンドではサイクロンメタルがメタルシャフトとスパイダーショックを合体させた特殊攻撃でライアーの口を塞いで嘘を封じることに成功。メモリがジェット、すげー便利だな。

これからはずっと1体のドーパントに対して、ダブルとアクセル2人がかりで戦うことになるのか。平成ライダーで共闘が基本って珍しい気がする。

ビルの屋上から落下したダブルをアクセルがバイクフォームで救出、そのままライドオン。そこからアクセルのタイヤの反動を利用して、空高く飛び上がったダブルがジョーカーエクストリームでとどめ。このコンビネーションはイカス。

メモリブレイクされて、そのままビルから落下した沢田が何故か生きている不思議。VSバイオレンス・ドーパントのときはルナジョーカーで助けてたのに。

一方、井坂の元にやってきた冴子はタブー・ドーパントの姿で診察を受けていた。井坂はドーパントの医者でもあるらしい。
彼はタブーの身体を触っただけで、謀反の気配を感じ取ったようだが……。
っていうか、このシーンエロ過ぎるよ!俺が放送倫理機構の人間ならガチでNG出すよ!
冴子さん、エロい声出し過ぎですよ!

というわけで、CD販促を兼ねた『唇にLを』編でした。アニキ何しに出てきたんだw
珍しく、CMタイミングが適切でした。

燃:A+ 萌:B 笑:B+ 総:A+

特撮

「でも言ったじゃないか。一人で行くなって。それってモネを信頼してるってことだろ?」

今回の敵は氷雪のユウゼイクス。こいつの戦いの中で、アグリとモネは兄妹喧嘩を始めてしまう。1人で戦えると主張するモネと彼女はまだ半人前だと言うアグリ。
そこにアラタが噛んで丸く収まる流れ。この人達って、結構民族意識が強いのね。すぐ氏族名を出すし。

ビービ虫はブレドランが色んな負の要素を練り上げて作ったそうで。

今回のラストでアラタ達は天知家に居候することに。博士はアラタ達の正体は知らないままなのか?
次回は早くもデータスハイパー登場のよう。

燃:B+ 萌:C+ 笑:B 総:A-

特撮

「その程度のシャウトで人の心は揺さぶれないゼェ━━━━ット!!」

アニキwwwwwwwwww
重要なポジションかと思いきや、そうでもないのかよw

今回はAKB48のクイーン、エリザベスが出すキャラソンCDの販促エピソードを兼ねている。OPは主題歌アーティストのPVになってました。

視聴者参加型歌謡番組フーティックアイドルに出場したクイーンとエリザベスだったが、後一歩でCDデビューというところで、超絶音痴の青年ジミー中田に敗北してしまう。
不正が行われているに違いないと考えた2人は翔太郎に真相の解明を依頼。
ちなみに審査員の中に、主題歌アーティストのお2人とアニキが。

今回の敵はライアー・ドーパント。戦闘能力自体は大したことなさそうだが、自分の嘘を信じ込ませる針を撃ち込むことで相手を操ることが可能。使い方次第ではかなり危険なメモリか。

翔太郎達はジミーを熱狂的に応援する女性、墨田を疑うが、彼女はライアーに金を渡して、ジミーを勝たせるように頼んでいただけだった。
翔太郎が金を稼ごうと必死になる余り、倒れてしまった墨田を運んだのは井坂深紅郎という医者のところ。
奇しくも、この井坂こそが<ウェザー>のメモリの持ち主であった。
翔太郎と入れ違いでやって来た冴子が夜の診察とか言ってたけど、何そのエロス展開。

VSライアー第2ラウンドではダブルとアクセルが共闘。アクセルが突っ込んでいく後ろからルナトリガーで射撃。上手いことアクセルをかわして飛んでいく弾がチート過ぎるw
ジミーが真実を知ってしまったところで続く。

燃:A+ 萌:B 笑:B+ 総:A+

特撮

「ゴセイグレート、降臨!!」

前回のアバンでゴセイレッドが戦っていたのはモンス・ドレイクじゃなくて、流星のデレプタでした。何故、間違った……orz

ハイドが何とかマスターヘッドと連絡をとることに成功。マスターが言うには、天の塔が失われた今、200年に1度の護星界に帰れるチャンスが迫っているとのこと。
だが、タイミング悪くUFOのザルワックが現れ、人々を攫い始める。怪人の名前は漢字+片仮名かと思っていたら、いきなりUFOとかいうぶっ飛んだのが出て来ましたね。

人々を助けるため、護星界へ帰れるチャンスを逃してしまうゴセイジャー。ザルワックは撃破出来たかと思いきや、ブレドランが送り込んだビービ虫によって巨大化。本人も驚いていたから、巨大化は幹部連中だけが知っていることのようだ。

圧倒的な戦力差の前に苦戦するゴセイジャー。だが、そんな彼らの勇気ある心に、伝説のゴセイマシンが応えた。新たなカードが現れ、ゴセイマシンを召喚可能に。パワーアップの都度、バックルに新しいカードが現れるのか。『マジレンジャー』もそんな感じだったな。
5つのゴセイヘッダーは地球の乗り物のデータを読み取り、ボディを形成。ゴセイドラゴン、ゴセイフェニックス、ゴセイスネーク、ゴセイタイガー、ゴセイシャークが駆け付ける。

ゴセイグレートへの合体ギミックは凄く基本的な組み合わせと見せかけて、下半身の構成がちょっと特殊。ゴセイタイガーは左膝から下だけを構成して、ゴセイスネークが残る下半身全てを担当。これはちょっと面白い。
『ハリケンジャー』の旋風神もこういう感じの合体だったよな。

このゴセイグレートにはあらゆる場所にゴセイヘッダーのジョイントが設けられていて、色々組み替えて遊ぶことが出来る。これが今年の玩具の肝となるギミック。これからは毎年、こういうコレクションに金のかかるギミックを用意すんのかな。炎神ソウル、秘伝ディスクと続いて、今年でこのタイプは3年目か。
雑誌とかには色々な合体例が載ってるんだけど、劇中でもヘッダーの付け替えは頻繁に行われるのかな。

あとは望の父親の天知博士が少しだけ登場。ヴァンプ様としか思えねぇw

燃:A- 萌:C+ 笑:C+ 総:A-

特撮

「お前の心は俺が背負って生きる」

復讐を果たした綾のミュージアムの幹部の正体を突き止めるという言葉を信じる翔太郎。だが、綾は阿久津の仕事を引き継ぐために、冴子と接触しただけだった。それは恋人の溝口を死に追いやった風都という街全てに復讐するため。

冴子は嗤う。綾は既にかなり負の感情とメモリの力が混ざっていると。混ざり過ぎると化物になるらしいが、それこそが<ウェザー>のメモリの持ち主のことなんだろうか。

照井は綾の罠にさくっと引っ掛かり殺されそうになるが、何とか耐える。ちょっと家族の話をされただけで、プッツンいくようではこれからが先が心配だな。それを乗り越えたときこそがパワーアップのときなのかもしれんけど。

トライセラトプス・ドーパントは風都タワーを破壊するために巨大化。どうにもならないアクセルの前に現れたシュラウドが新たなる力、アクセルガンナーを授けてくれる。
ガンナーの力でさくさくさくっとトライセラトプスを撃破。まさか、これからもシュラウドがぱっと現れて、パワーアップアイテムだけ渡して去る、みたいなパターンになるんだろうか。それはちょっと嫌だな……。
ガンナーは今後も定期的に出て来るのかな。最悪『キバ』のときのシュードランみたいなことに……。

いやしかし、木下さんに刑事役をやらせた上でダークサイドに落とすとか、『デカレン』に対する嫌がらせとしか思えねぇw

次回予告で「ゼェーット!」と言っていたのはもしかして……?

そして、出ました新たなるフォーム。サイクロンジョーカーエクストリームとアクセルトライアル
前者は鳥から変形する2本の〈エクストリーム〉メモリで変身。武器はプリズムビッカー。プリズムソードとビッカーシールドに分離するらしいけど、メモリスロットが5つもあるのが気になる。全部にメモリをぶっ差してマキシマムドライヴするんだろうか。

後者は〈トライアル〉メモリで変身。あれ、「T」使っちゃってるじゃん……。

あと、デンデンセンサーってメモリガジェットが出て来るらしいです。

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特撮

「とにかく、やってみる!」

天の塔が宇宙虐滅軍団ウォースターに破壊されたことにより、地球へと研修にやって来ていた護星天使見習いのアラタ、ユリ、アグリ、モネ、ハイドの五人は否応なくゴセイジャーとして戦うことに。というのが今年の戦隊のスタートです。流れとしては『ギンガマン』や『ハリケンジャー』に近いか。
2009年に主人公が天使の『ドラクエⅨ』が大ヒットしたから、天使になったのって本当なんだろーか。

てっきり、塔が破壊されるところからやるんだと思ってたんだけど、もうその話が終わっているらしく、アバンではゴセイレッドとウォースターの首領、大王モンス・ドレイクの戦いが。

OPは一回聴いた限りでは普通かな。『シンケン』は結構例年のフォーマットを崩してる印象だったんだけど、今年は構成がかなりカッチリしてるな。

今回は主にキャラ紹介及び、アラタと望少年の出会いが描かれる。

名乗りのときにゴセイブルーが「怒濤のシーイックパワー」って言ってたけど、鮫モチーフで水属性で怒濤と言えば、ガオブルーなわけですが。

で、期待していたカードギミックなんですが、何このテンポの悪い演出。カードをテンソウダーにセットしてガシャッってやるまでに時間掛かり過ぎだと思うんだ。回を重ねたら、省略されて早くなるのかなぁ。
『ディケイド』と同じギミックの筈なのに、格好良さに天と地ほどの開きがあるように感じた。音声も何だか盛り上がらん。

今年のキーアイテム、ゴセイヘッダーは今回はゴセイブラスターにセットして使用。色んなところにくっ付けられそうだな。
固有武装を合体させて造るゴセイバスターで一体目の敵、塊のミゾーグを撃破。

マスターヘッドと連絡が取れないとか言ってたけど……。

ウォースターの幹部陣は全員出揃ったのかな。モンス・ドレイク以外に流星のデレプタと彗星のブレドランが登場したけど。全体的にデザインが真面目で格好良いな。『ゴーオン』のガイアークみたいなおっちゃらけた感じもアリだとは思うが、やっぱりこういう路線の方が好き。

EDは結構好きになりそう。いかにも戦隊モノのEDって感じで。

ところで、6人目はゴセイナイトだそうで。ネタバレ早ぇな。

燃:B+ 萌:C+ 笑:C+ 総:A-

特撮

「正論とは時として、暴論より相手を怒らせる」

アメリカから帰ってきた女刑事、九条綾がドーパント対策課に配属された。照井は彼女と協力して、ミュージアムに警察の情報を売り渡している内通者を探すことに。
綾は『デカレンジャー』のジャスミンです。道理でどっかで顔見た気がするわけだよ。

照井達は阿久津という男が内通者だと突き止める。逮捕しようとするが、そこへ突如現れたトライセラトプス・ドーパントが阿久津を殺そうとしたので、ダブルが応戦。

阿久津はミュージアムに居なくなっても誰も気にしない人物をピックアップして紹介していた。メモリの実験台として使うらしい。実験のシーンでは〈ビー〉のメモリが登場。見るからに雑魚ドーパント用のメモリっぽいけど、今後登場するんだろうか。

フィリップの検索で阿久津の隠れ場所を突き止め、翔太郎が乗り込むが、阿久津を守るためにスミロドン・ドーパントが現れる。
ダブルとアクセルが二人がかりで挑むが苦戦。ルナトリガーの追尾弾を全部かわすとかチート過ぎる。
どうも阿久津を逃がすことが目的だったらしく、彼が逃走したと判ると、すぐに退いた模様。でもスミロドン相手にこれだけ苦戦するってことはテラー・ドーパントになんて勝てたもんじゃないなぁ。

阿久津に逃げられたと思った矢先、トライセラトプスが遠距離攻撃で阿久津を撃殺。そんなトライセラトプスの正体は恋人の刑事溝口を阿久津達に殺された綾だった。ってところで続く。
やっぱりCMタイミングは下手糞でした。

今回のサブタイトルのTは照井のTでもあるのかな。でも還ってきたって?

一方、若菜姫は冴子の会社にミックを連れて来て怒られていました。でもミックて下手な社員より活躍しそうだけど……。
冴子が言っていたメモリの本当の力とは一体……?

刃野さんは持ちネタを仕込むの自重してくださいw

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

特撮

「天下御免の侍戦隊!」
「シンケンジャー!!」
「参る!!!!」

遂に最終回。ドウコクの圧倒的な力の前に一度は敗れる丈瑠達。だが、薫が怪我を押して再び作成した火のモヂカラを最大限に活かすディスクと丹波が用意した「双」のディスクを携えて、もう一度出陣。

戦隊シリーズ最終回のお約束、生身での名乗り。盛り上がりどころなんだけど、どうせならOPかいつものBGMを使ってほしかった。あれ、好きなんだよなぁ。バーバババーンバーババンバンバンっていうやつ。

烈火大斬刀二刀流を使って一の目を撃破。二の目は巨大戦だが、シンケンジャーは生身で折神に搭乗。
サムライハオー→テンクウシンケンオー→シンケンオーと合体がどんどん解除されていくのは最後っぽくて良かったけど、どうせならもっとボロボロになったら燃えたのに。ボロボロになってたのコクピットだけだったし。

捨て身の一撃でドウコクを撃破するシンケンオー。ドウコクさんは最後の最後まで良い悪役だったなぁ。
シタリは生き続けることが自分の外道と言いながら、三途の河の底へと沈んでいった。今年は敵組織を完全粉砕出来ないパターンか。

そして別れの時。皆はそれぞれの道を歩み始める。『ゴーオンジャー』は最後やかましい感じだったけど、今年はしんみり。

総評

そういうわけで、『侍戦隊シンケンジャー』テレビシリーズ全四十九幕、これにて一件落着。全話リアルタイム視聴達成。
何だかんだで今年も面白かった。特に良かったのは殿萌えと外道衆のキャラ造詣。前作『ゴーオンジャー』の敵ガイアークが憎めない悪役だっただけに、これぞ悪役って感じのドウコクさんやアクマロやシタリはいっそう魅力的に映った。

問題はパワーアップがあまり盛り上がらなかったことかな。特にサムライハオー登場回がぐんにょりしたなぁ。
何回もパワーアップするのは良いと思うけど、販促とシナリオをもうちょっと上手いこと絡めてほしいというのが正直なところ。

後番である『天装戦隊ゴセイジャー』には、その辺も期待したいところだが。

燃:A+ 萌:B 笑:C+ 総:A+

エピソードリンク
第四十八幕「最後大決戦」

Vシネマリンク
帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕

シリーズリンク
天装戦隊ゴセイジャー epic1「護星天使、降臨」