富士見ファンタジア文庫

ストレイト・ジャケット フラグメント03 テンリンのサガ THE GENIUS (富士見ファンタジア文庫)

著:榊 一郎 イラスト:藤城 陽

「朴念仁もあそこまで行くと罪かもな」
「――スタインバーグさん」
「貴方が言わないでください」

御説教台詞をチョイスしようと思ったけど、このやりとりが面白かったので、こっちをチョイス。
約三日の積み。八ヶ月振りの新刊。短編集としては間が空き過ぎていてもう判らんw
『ストジャ』の場合、八ヶ月くらいだとそんなに空いてる気がしないから怖い。

さて、やっとこさ出た最後の短編集。今回はファンタジアバトルロイヤルに掲載されたジャック&エヴァ編全四話とドラマガにアニメ化記念で掲載されたジャックとの出会い編前後編、更に書き下ろし一本という構成。
世に出たのはジャック&エヴァ編が先なのに、何故かジャックとの邂逅編から収録されている不思議。

いつも通りの御説教が読んでいて気持ち良いのは相変わらずですが、明らかに『もってけ!セーラーふく』を歌っている魔族が気になりますw

書き下ろしはフィリシスの屋敷の使用人アンソニが主役の短編。出だしが出だしだったので、鬱話かと思いきや、アンソニ格好良過ぎて吹いた。魔族に生身で突撃するとか。

後書きでは、本編はクライマックスなので間を空けずに出したいと言っているが、気長に待ちますよ。今は『ポリフォニカ』の方が待ち遠しい。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

漫画

しゅごキャラ! 9 (講談社コミックスなかよし)

作:PEACH-PIT

 

「幸運の四つ葉、四つの心。それが一つになったとき……。

 花言葉は――真実の愛――True Love

 

 半年振りくらいの新刊か。盛り上がるイースターとの決戦編。あむと王子を先に行かせるため、ややが奮闘する。ややが半泣きで頑張ってるだけでもアツいのに、そこへセラフィックチャームが駆け付けるとか反則過ぎる……。白い羽根が落ちて来る演出が鳥肌ものです。

 しかも歌唄はフォームチェンジを駆使しての戦い方で燃える燃える。

 

 で、遂にキーとロックが一つになるときが来た。アミュレットダイヤの再登場だけでもかなりのクライマックスなのに、その後、あむは四体のしゅごキャラとキャラなりして、アミュレットフォーチュンに。

 イクトはヨルともう一体のキャラとキャラなりして、セブンシーズトレジャーに。

 やっぱりあむにはてんこもりフォームがあったか。アミュレットジョーカーだと思ったんだけどなぁ。

 

 流石に次で終わりかなぁ。

 

燃:S- 萌:A 笑:B 総:S

アニメ

勇者特急マイトガイン DVD BOX I

「やっぱり日本人は納豆だね!」
「納豆だけにあとをひきますな」
「なっとくぅ!」

展開が自由過ぎるwwwwwwwwと思ったら、井上脚本だった。
納豆に逆恨みをしたカトリーヌ・ビトンが巨大ロボ、フロマージュを使って、納豆工場を破壊。工場で偶然バイトをしているサリー。何が何でも彼女を登場させるコンセプトなのかと思いきや、既に登場していないエピソードがあるんだよな。よく理解らん。

カトリーヌは並行して、納豆を食べようとしている人達を拉致し、納豆地獄に放り込み、納豆嫌いにさせようとする。なんちゅー作戦だw
舞人のじーちゃんは天国じゃ、と喜んでいたが。

フロマージュのパワーに対抗するため、マイトガインだけでなくトライボンバーとガードダイバーも出撃。ガードダイバーはきっと納豆を水で洗い流す係に違いないと思っていたら普通に戦ってました。良かった、放水担当じゃなくて。

燃:B+ 萌:B 笑:A- 総:B+

エピソードリンク
第7話「悪魔の大文字焼き」
第9話「恐怖のルーレット」

勇者特急マイトガイン DVD BOX I
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MF文庫J,コミカライズ

ゼロの使い魔 4巻 (MFコミックス アライブシリーズ)

作画:望月 奈々  原作:ヤマグチ ノボル  キャラクター原案:兎塚 エイジ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  相変わらず、残念な作画だ……。ルイズの可愛さが唯一の救いか。

  後書きで魔法学院の制服を着ているアンリエッタのエロさは異常。

  燃:C  萌:A  笑:C 
総:B

コミカライズ,富士見ミステリー文庫

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 上砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 下 (2)

原作:桜庭 一樹  漫画:杉基 イクラ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  上下巻同時発売。直木賞受賞直後と、凄い良いタイミングでコミックス出たな。スルーしようかなと思ったんだけど、まぁ一応ラノベのコミカライズだしなぁ。

HOLiC』みたいな装丁なのでB6サイズとはいえ、お値段が高めになっております。

  まぁ、それは良いとして、予想外にクオリティが高い件。これ、ちゃんと原作の内容憶えてたら、かなり楽しめるんだろうなぁ。全然憶えてねぇや!でも、なぎさと藻屑の髪が長かったことは、しっかり憶えてるぞ!何で二人とも短くなってんだ……。

 って、よく考えたら、「キャラ原案むー」って書いてねぇ!?何という仕打ち……。

  そんな感じでコミカライズでした。買うだけの価値があって良かった良かった。

燃:C  萌:B  笑:C  総:A

コミカライズ,電撃文庫

とらドラ! 1 (電撃コミックス)

原作:竹宮 ゆゆこ  作画:絶叫  キャラクターデザイン:ヤス

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 『わたしたちの田村くん』が終わらない内に、コミカライズが始動。雑誌掲載時にラフだったことがあるらしい。


  コミカライズすると、こんなに映える作品だとは思わなんだ。とにかく、大河の可愛さが異常。やはり時代がロリとひんぬーを求めているのか(ぇ

  まぁ、それは置いといて、大河可愛いよ大河。特に、6話の「おいしいっ」は反則。加えて、三つ編み状態って、初のビジュアル化なんじゃね?

  一方、インコちゃんのブサさも衝撃。こんなに不細工だったんだ!

  そして、特別編『やっちゃんの一日』のハートフルさといったらもう。

  つーわけで、コミカライズ第一巻でした。これは当たりの部類。

 

燃:C  萌:A  笑:B 
総:A

コミカライズ,電撃文庫

撲殺天使ドクロちゃんりぴる 2 (電撃コミックス)

原作:おかゆまさきチーム 
作画:桐野   キャラクターデザイン:とりしも

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  何で、帯が太いんだろう。

  作画が割と残念な件。ところどころ可愛い部分はあるんだけど……。もうちょっと、こうろりぷに具合を出せないものかと……。ちえりちゃんは可愛いんだけどなぁ。つーか宮本、イケメン過ぎやろ。

  そして巻末に『びんかんサラリーマン』が載ってて吹いた。びんかん一郎の同僚の南さん、素敵だなぁ。本編の南さんと何か関係あんのかな。

燃:C  萌:B  笑:B 
総:B

トクマノベルスEdge

大正野球娘。―帝都たこ焼き娘。 (トクマ・ノベルズEdge)
著:神楽坂 淳 イラスト:小池 定路

「あなたは口をあけて笑った方が可愛いわよ、きっと。優等生ではなく、もっとはしたない方が楽しいときもあるわ」

約4日の積み。確か元の発売予定って3月じゃなかったっけ?取り敢えずアニメ放映開始前には出すことが出来たが、果たして放送中にもう1冊くらい出せるのだろうか……。

さて、タイトルの時点で御察しの方も多いかとは思うが、今回野球してNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!

まぁ、別に野球シーンが読みたくて読んでるわけじゃないから一向に構わんのだが、このタイトルで野球してないのはマズくね?

野球していないと言うか、試合にこぎつけるまでの過程で一巻分消費してるという印象。なおのこと、アニメ放送中に四巻出さないとマズいな……。

で、野球をせずに何をしているかと言うと、屋台対決です。料理の描写がやたら丁寧。その中でもアップルパイ美味そー。

そして加速する小梅争奪戦。何という百合展開。アニメのキャラデザで百合展開やれば、もう勝ったも同然ですね<何がだ
ところでゲーム化決定ってどういうことなんですか。

燃:C 萌:B+ 笑:B 総:A-

シリーズリンク
大正野球娘。 <4>(2010/06)

コミカライズリンク
帝都たこ焼き娘。 大正野球娘。番外編(2010/11)

アニメ,GA文庫

「馬鹿、どこまでお人好しなんだ」

 

 さあ、いよいよラストです。神曲学院の生徒達は校舎の屋上でダングイスの指揮の元、合唱。何でダングイスが指揮してんだよw

 

 スコアを抽出され、消滅しかけていたコーティだったが、フォロンの神曲が届き、復活。イメージ映像の中でフォロンが彼女に口づけすると、大人バージョンになり、更に八枚羽根が展開。衣装も前回登場したときのものより豪華になった。最終回バージョンはアニメオリジナルデザインか?

 

 で、始祖精霊の圧倒的な力で〈嘆きの異邦人〉を撃破。原作では無残な死を遂げた異邦人達だったが、アニメでは崩れゆくプラントの中に消えていった。

 取り敢えず、イアリティッケにぎゅーってしてもらっていたサーギュラントさんは俺と代わってください(ぇ

 

 この終わり方の方が後々話を広げやすそうで良かったんじゃなかろうか。

 って、奏世楽器は海底に沈んだままになるんかい!放っといても大丈夫なの?

 結局、スノウとブランカは登場せず。まぁ、出したら原作未読者が混乱するだろうしな。

 

 時が経ち、エピローグではフォロンとレンバルトの卒業式が描かれる。

 ペルセルテの側にはギガちゃんの姿が。また、何故かコーティを愛称で呼んでいた。原作でも後々はそう呼んでるんだっけ?

 フォロンは卒業式で総代を務めていた。

 

 そしてED。フォロンとレンバルトはユフィンリーの事務所に就職。ここでツゲ神曲楽士派遣事務所の制服が登場。

 エレインドゥースは無事生きていました。

 ユギリ姉妹はダングイスにダブル靴アタック。

 

 ラストシーンはかつての家である孤児院の屋根の上でフォロンとコーティが向かい合うカット。全ての始まりの場所を最後に持ってくるってのはズルイな。

 

総評

そういうわけで、スタッフをがらりと変えての第二期、『神曲奏界ポリフォニカ
クリムゾンS』全十二奏でした。

 原作と比べることで、アニメならではの表現手法なんかも判って面白かったです。逆に言えば、そういう捻くれた見方をしないと楽しめないという可能性もあるわけだが。

 

 もっと露骨に美少女ものチックな作画でも良かったと思うんだけどなぁ。今一つ、ぱっとしないと言うか。

 

 キャスティングはそのままだったので特に問題は無いんだが、唯一、コーティの「なぁぁぁぁあにぃぃ!?」がギャグにしか聞こえなくて困りました。非クールポコ的な意味で。

 

 あとは、一期でちょこちょこやっていたシェアードワールドの他シリーズのキャラの登場が無かったのが残念か。幼き日のウリ坊くらいならモブ扱いで出しても良かったと思うんだけどなぁ。

 

何にせよ、ディオメディアは無難な作品を作るのが上手い。後番は『化物語』か?

 

燃:A 萌:A 笑:B 総:A

神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック
神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック

アニメ,一迅社文庫

宇宙(そら)をかける少女〈上巻〉 (一迅社文庫)
原作:矢立 肇 著:瀬尾 つかさ イラスト:芳住 和之

「ぼくは信じよう。きみの可能性を信じよう。きみが為すべきことを為せる人間であると信じよう。きみが誰よりも有用であると信じよう」

約1日の積み。一迅社文庫から『宇宙をかける少女』のノベライズが登場。著者はファンタジア文庫の『クジラのソラ』で御馴染みの瀬尾さんです。瀬尾さんはこの本と同日にファンタジアから『白夢』を出しており、2冊同時刊行。

さて、アニメの副読本であることを期待して、買ってはみたものの、全然ストーリー違うじゃん!まぁ、上下巻という時点でそんな気はしてたけど、ぶっ飛ばし展開とかですらなく、登場人物と大まかな設定が共通しているだけで、後はオリジナル。

どれくらい違うかというと、秋葉が4人姉妹になっており、ナミが居ません。彼女は別の形でキーキャラクターとしては登場するものの出番は少ない。
でも、キャラクター紹介では桜が5女と表記されている不思議。
つーか人物紹介にフリオとネネ要る?脇役もいいとこだと思うんだが……。

うーん、悪くは無いけど、薄っぺらいという印象だなぁ。下巻も買うけども。

燃:B 萌:B+ 笑:B- 総:B+

シリーズリンク
宇宙をかける少女 下巻(2009/08)

著者リンク
調停少女サファイア <1>(ファンタジア文庫、2011/06)
スカイ・ワールド #01(ファンタジア文庫、2012/04)