電撃文庫

魔王なあの娘と村人A―幼なじみは勇者です (電撃文庫)
著:ゆうき りん イラスト:赤人

「……あー、人類滅ぼしたい……」

電撃文庫2011年5月の新刊。約5ヶ月3週間半の積み。『司書とハサミと短い鉛筆』シリーズを7巻で完結させたゆうきさんが9ヶ月振りに復活して送る新シリーズ。
タイトルの「娘」は「こ」と読みます。まぁ、誰も「むすめ」とは読まんと思うが。

イラストはGA文庫『ばけらの!』『ちみっ娘小学生レストラン ~ストロベリーフィールドへようこそ!~』でお馴染みの赤人さん。
電撃文庫には『らでぃかる☆ぷりんせす!』の挿絵で登場済み。

さて、最近やたらめったら流行りの「魔王」ものですよ。
個性者と呼ばれる、常識の枠からはみ出たスキルを持つ子供達を育成するカリキュラムを持つ学校で、凡庸な村人の個性しか持たない主人公、佐東が魔王の個性を持つ少女、竜ヶ峯桜子(りゅうがみね・おうこ)と出会い、頼られるようになってしまうお話。
佐東の幼馴染みには勇者の個性を持つ少女、翼も居て……。

表紙では帯を外すと、桜子の黒ストッキング越しのしまぱんが拝めます。なかなかに上級者向けだな……ゴクリ
口絵ピンナップでは、いきなり桜子がほぼ全裸のロケットスタートですが、本編と何の関係も無いという。
裏面は制服姿の翼なのだが、こちらははためくスカートの間から覗くぱんつということで、こっちの方がエロいです。

桜子の名字って、同レーベル『デュラララ!!』の帝人の名字と一緒なんじゃないかと思ったけど、あっちは「峰」なのね。でも、何でそんな有名キャラとわざわざ被らせたんだろう。『マギ・ストラット・エンゲージ』のときも思ったけど、誰か気付いてやれよ……。

基本的にはゆる~い魔王様に振り回されるラブコメ未満コメディみたいな。桜子がもっとデレれば質の良いニヤニヤラブコメになりそうな気配。
個性者達が真の能力を発揮出来るらしい《テイル・ユニバース》が、いずれ舞台になったりするのだろうか……。

取り敢えずは村人繋がりで、同レーベル『彼女はつっこまれるのが好き!』とコラボすべき。

次は2011年11月に2巻『~牛と勇者とパンプキン~』です。取り敢えずは期待ageで続き買おうかな。

燃:C+ 萌:A 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
魔王なあの娘と村人A② ~牛と勇者とパンプキン~(2011/11)

著者リンク
司書とハサミと短い鉛筆 <7>(2010/08)

イラストリンク
~ちみっ娘小学生レストラン~ ストロベリーフィールドへようこそ!(GA文庫、2011/01)
クラスメイト・コレクション -僕のクラスは生徒がいない-(GA文庫、2013/05)

アニメ

「タイキさんはハントしちゃったんだよ、デジモンの心を!」

ロボット部の部員が相次いで欠席。学校を休んだ彼等はデジクオーツに行き、そこでピノッキモンの命令に従い、ギガブレイクドラモンを作らされていた。
ピノッキモンって、もしかして……と思ったら、本当にダストゾーンで出て来た奴だった。

ギガブレイクドラモンはスイーツゾーンで出て来たブレイクドラモンとは特に関係無いのかな。

正気を取り戻したピノッキモンはシャウトモンとデジクロスし、見事ギガブレイクドラモンを撃破するのだった。
そもそもピノッキモンが暴走していた理由がよく理解らんのだが。デジクオーツに来た時点で、人間の感情の影響を受け易くなるのだろうか。

いやしかし、デジクロスの描写がしょぼい……(´・ω・`)
あの、格好良いカットとか毛筆体とかはもう見れないのか……。

かつてのゲストデジモンがまた出て来るのは嬉しいんだけどなぁ。

燃:B+ 萌:C+ 笑:B- 総:A-

エピソードリンク
#56「生徒たちが消えた!ゆらめくサゴモンの影」
#58「優等生が狙われた!ブロッサモンの微笑」

アニメ

「最高が似合う最高の俺!」

いきなり新キャラ、ウルフ・エニアクルのシャワーシーンという誰得感。まぁ、『イナズマイレブン』が腐女子人気を獲得出来るんだから、これだって、そういうアピールをしてもおかしくはないのか。
髪の一部がケモノミミみたいに動くのも萌えっちゃー萌えか。

そんなウルフさんはMSレースのスターで、そこから軍に転向してきた人らしい。ノーラ崩壊のときに出て来なかったのはヒーリングスリープ状態だったからだそうで。
あれか、『OO』の医療カプセルと同じで1回入ったら、治療完了まで出て来れないとかいう制約でもあるんだろうか。
でないと、ラーガンが入らない理由が理解らんしな。

前回、ディーヴァ内に無いとか言われていたジェノアスが普通にあったんだけど、ノーラ崩壊後にどっかから配備されたのか?それとも出払ってたのが戻ってきたってことなのか。
ちなみに、既にノーラのコロニーコアは何処かに送られたらしい。
フリットはともかく、エミリーとディケは何故残っていられるんだ……?

ガンダムに乗りたいと主張するウルフと模擬選を行うことになったフリット。ウルフの機体は角付きの真っ白なジェノアスカスタム。
ガンダムは突出した性能を持っているけど、フリットのパイロットとしての技量はまだまだってことで、ウルフにリードを許してしまう。
それでも、その後、一気に立て直すのは流石主人公といったところか。

そこへガフラン襲来。どころか、UEの母艦まで出て来る始末。だから、みんな「UEのMS型」とか言ってたのか。
母艦は強力なステルス機能を持っているようで、レーダーで探知出来ない上に目視も不能というアレ。

ウルフはフリットをディーヴァへの連絡係として、自分が時間稼ぎを引き受けることに。
嫌な感じのライバルキャラになるのかと思いきや、良い人じゃないですか。

戻って来たガンダムからドッズライフルを奪って、発射するジェノアスカスタム。何だ、ガンダム以外にも使えるんかい。
ってことは暫くしたらジェノアスの標準装備になったりするのか?素材が無いかもしれんが。

そしてグルーデック艦長はステルス機能等を確認し、UEの正体を掴み始めていた。彼が写真立てを見ているような描写があったが、写真に何が映っているかは判らず仕舞いだった。
ってことは現状で映ると視聴者が驚くような人物、つまり既に登場済みの誰かが映っているってことなのだろうか。

燃:A 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

エピソードリンク
第3話「ゆがむコロニー」
第5話「魔少年」

電撃文庫関連本

とある魔術の禁書目録(インデックス)SP
著:鎌池 和馬 イラスト:はいむら きよたか

「何だかおっぱいはそのままなのに乳輪だけが超巨大という悲惨な状況に」

2011年8月の新刊。約2ヶ月3週間半の積み。『新約 とある魔術の禁書目録②』と同時発売。
電撃文庫ではありません。レーベル分けが難しいB6サイズです。ただ、装丁は電撃文庫みたいな感じ。中身は2段組。
ちなみに発売から1ヶ月後くらいにストーリートレカの対象になってました。

さて、これまで雑誌に掲載された文庫未収録エピソードを収録した特別編。しかし、既に『SS』シリーズが2冊あるのに、何故『SS』3巻として出さないんだ……。
というか、サイズをバラすなよ……。本棚に並べる人のこと考えてないだろ……。書店のことも考えてないよな。
このタイミングで出したのは本編にレイヴィニアが出て来たからか?

ってなわけで、ステイル、『明け色の陽射し』の構成員マーク、上条さん、初春の4人にスポットを当てたエピソードを収録。
前2本は電撃文庫MAGAZINE掲載時に一応読んでます。
上条さん編も読んでる筈なのに、全く記憶にございませんw
どっちかっていうと、真面目成分が多めか。

ステイル編には章毎に、はいむらさんによる4ページのショートコミックが挿入されている。
はいむらさんが直々に『禁書』の漫画を描くのって初めてかな?

まぁ、何にしても文庫以外で発表された作品がちゃんと本にまとまるのは嬉しいことですね。

燃:C+ 萌:B 笑:B 総:B+

シリーズリンク
新約 とある魔術の禁書目録②(電撃文庫、2011/08)

アニメ

勇者警察ジェイデッカー DVD-BOX II

「人間には自分を創造したものへの愛情がないのか」

デッカードが復活したことにより、ファイヤージェイデッカー計画が再会された。元々デュークはその計画の一端として開発されたんだろうしな。
ただ、デッカードは記憶を取り戻す過程で、合体プログラムを破損させてしまっていた。
合体自体には問題無いが、不完全なプログラムで合体すると、デッカードかデューク、どちらかのメモリがぶっ飛んでしまう。
何だかブレイブポリスの合体って、プログラムの問題多いなw

それでも市民を守ることを優先させるべきと主張するレジーナ。
彼女はロボット工学の権威だった母が犯罪に走り、刑事である父が、母を逮捕出来ないどころか逃走を助けたことで両親を恨んでおり、それが善悪の心にこだわる考え方に繋がっていた。
この辺は、いずれしっかり描かれるのかな。

一方、ビクティムはハイパーチーフテンⅠとⅡを開発、再びブレイブポリスに挑む。ただでさえ強いのに、2体のチーフテンは合体、アーマードチーフテンとなり、いよいよ手に負えないことに。

そこでデッカードとデュークは1/50000の可能性に掛けて合体、見事ファイヤージェイデッカーが完成する。
あれ、デュークのサイズ縮んでね?
デュークファイヤーの腕全体を構成してるデュークがジェイデッカーの腕にちょこんと合体するのは違和感が……。

チーフテンだけでなく、シンキングソードも撃破、更にはビクティムも逮捕ってことで、デッカードの殉職っぽい展開から始まった一連のエピソードは一旦終了かな。

確か、放送当時、このエピソード視れなかったんだよな。こんな重要回視れないとか終わってると言わざるを得ないな。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C 総:A+

エピソードリンク
第28話「デッカード再び」
第30話「地下都市SOS!」

MF文庫J,アニメ

「人を殺すときだけ、生きていると実感出来る!!」
「ぶったぎられてハラワタをぶちまけろ馬鹿狐!!」

※このアニメは日常ものです。

さて、今回は前半は『モンスターハンター』的なアレ、後半『ときめきメモリアル』的なアレを3人でプレイするというお話。

モン狩のゲーム画面というか何というかは結構デザインに手間がかかってそうだよな……。

「きらめきスクールライフ7」のキャラデザは本編コミカライズ担当のいたちさん。
小鷹達がゲーム内に入って、追体験しているような描写はアニメならではか。
肉の男子制服姿とか夜空の女教師スタイルとか小鷹のセーラー服姿とか。
ってか、小鷹、喋らなければ女の子に見えないこともないなw

どうでも良いが、隣人部の部室って土足可なのに、星奈は床に座ってゲームやってるんだな。

そして小鷹をストーキングする幸村の影が……。
DVDのCMでは夜空が延々、漫画肉を焼いていて吹いた。PSPゲームのCMは「きらめきスクールライフ」の方がメイン扱いになってるしw

いやしかし、クオリティ高い方なんだろうけど、他のラノベ原作アニメが図抜けていて勝負にならないなw
原作が一番売れてるのはこれらしいが……。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第1話「僕達は友達が出来ない(´・ω・`)」
第3話「市民プールはフラグがない(;´ Д`)」

アニメ

「最後にものを言うのは人の知恵と勇気じゃ」

今更だが、OPのコレジャナイ感は異常。

みんな、ガフランやゼダスのことをMS型って呼んでるけど、UEにMS型以外の何かが居るってことなのか?
で、そのUEの目的がよく理解らなんよなぁ。ディーヴァのブリッジ破壊のチャンスを棒に振ったり、崩壊間近のコロニー内部に侵入してみたり。何かを探しているようにも見えるが……。
これでユリンを探してるとかだったらベッタベタなのだが。

ユリンはユリンで、戦闘に焦るフリットを感応能力でサポート。UEの動きが予測出来るのは、ニュータイプ的能力のお陰か、はたまたUEと何らかの関係があるのか。

コロニーコアぶっこ抜き作戦を成功させるため、フリットの保護者ブルーザーさんは、その生命を散らす。
まさかとは思うけど、死亡者ゼロで話が進んだりしないよな……と思っていたところだったので、ちょっと安心したというか何というか。フリットとしてはショックだろうが。

ユリンは別れ際にフリットにリボンを託していく。完全にヒロインで、エミリーピンチ過ぎワロタ
そしてコールドスリープのようなカプセルから目覚めるウルフ・エニアクル……というところで続く。

ふと思ったんだけど、AGEビルダーなんつートンデモアイテムがあるなら、タイムスリップで主人公3世代揃い踏みとかありそうな気がしてきたぞw

燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A

エピソードリンク
第2話「AGEの力」
第4話「白い狼」

アニメ,電撃文庫

「私はここに居る!呪いたくば呪え!!」

原作1巻クライマックスです。ヒートアップするピーヴィーとの戦い。
身を隠すフィア達だったが、いんちょーさんを人質に取られたことで、出ていかざるを得なくなる。

いんちょーさんを殺されて、暴走しそうになるフィアの演出が怖い。というか、全体的にシリアス系の演出が怖いわ。ピーヴィーのトラウマ描写もアレでナニだしな。
それに、いんちょーさんのお腹くぱぁとかアカンやろ……。

フィアの《鋼鉄の処女》の中から春亮が飛び出してくるシーンのアツさが半端無い。BGM的にも盛り上げた上で、毛筆体で画面いっぱいに文字が入って、「顕殺交叉!!」はアツ過ぎる。
好き嫌いあると思うが、俺はこういうの鳥肌立つくらい大好きです。

このとき、フィアは《鋼鉄の処女》内の棘を意図的に引っ込めていて、春亮が飛び出した瞬間に棘が一斉に飛び出す描写がある。
春亮が中に入ってるからこそ、余計に暴走して棘を出すわけにはいかなかったってことなんだけど、その辺は説明省いたな。
勢い重視にして正解だったと思うけど。

で、禍具《ギメストランテの愛》によって復活したいんちょーさんの活躍もあり、ピーヴィーを今度こそ大撃破
後半はいんちょーさんの立ち位置説明。最後の笑顔が可愛かったですね。

ED後のエピローグでは、《舞踏会用戦斧》にセットされていた免罪符機構(インダルジェンス・ディスク)がフィアに挿入される。
思わせ振りなあのシーンが原作ほぼ完全再現でワロタ
このはさんの「……えっち」が可愛過ぎです。

エンドカードは同じく電撃文庫『さくら荘のペットな彼女』のイラスト担当、溝口けーじさん。これがSILVER LINK.による『さくら荘』アニメ化フラグだったら胸熱。

いやしかし予想以上に出来が良くてビックリだわ。2巻までは予習しようと思ってたけど、これはアニメでやる分は全部予習が必要かもしれん。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第四章「夜には母親と抱き枕を Voice, a termination, not a termination, her, her」
第六章「球形硝子に似て脆弱な Sovereignty – Perfection – Doll」

アニメ,スーパーダッシュ文庫

「私さ、トライアンドエラーを求められる状況って嫌いじゃないんだ」

原作2巻突入といことで、ずっと著莪のターン!!まさかOP丸ごと差し替えとは……。
歌うのは著莪。カラオケで歌う彼女をイメージして作られてるんだけど、著莪の魅力炸裂過ぎて辛い。

さて、佐藤の従姉弟、著莪あやめがやって来た。早速、ホーキーマートで槍水先輩と激突することになるのだが、戦闘シーンのクオリティ高過ぎワロタ
見せ方上手いわクオリティ高いわで。割り箸を使った著莪の戦闘スタイルかっけー。

そんな著莪は白粉を玩具にするが、白梅さんの逆鱗に触れてしまい、えらいことに。
ってか、著莪も白梅さんも結構な肌色率だったが、全然規制されないのな。凄いぜ!

今回は総じて、著莪かわぇええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!って感じでしたね。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
#03「大盛りチーズカツカレー 1080kcal」
#05「北海道の鮭を使ったあら汁 326kcal」

MF文庫J

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その5 (MF文庫J)
著:葉村 哲 イラスト:ほんたに かなえ

「ひょっとして、私、かなり痴女チックな変態だと思われていない?」

2011年7月の新刊。約3ヶ月1週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。ヒロインが出切ったため、表紙は一乃さんとキリカに。単純に2周目に入れば良かったと思うんだが。

今回は何とカバー裏に書き下ろしショートショートが。こういうのがあるってことは売上順調なのか。

帯に一乃さんがブルマとか書いてあるから、これで赤ブルマだったら絶対に許さない、という意気込みで読んだら、紺ブルマで満足した。
というか、今回、ずっと一乃さんのターン!!と言いたくなるくらい、一乃さんが可愛いんですが。

キリカとかリリスとかフェルとか最初から要らんかったんや!
だから、ひたすら部室で一乃さんとイチャイチャするだけで良いんですよ。滑り気味のボケとか要らないんですよ。
ほんと一乃さん、けしからんな。迂闊に切り捨てられなくなってきたじゃないか。

そして案の定、宗司と一乃さんが敵対する運命だったという前回よりも酷い引きになったでござる。ってなわけで、次は2011年10月。

燃:C+ 萌:A+ 笑:B 総:B+

シリーズリンク
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その4 彼女だけの「エピローグ」(2011/04)
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その6 End Time/End Game(2011/10)