メディアワークス文庫,雑誌,電撃文庫

電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2012年 07月号 [雑誌]

『アクセル・ワールド』

表紙。
何とBlu-rayでは、ブリキアバターの声をプロが演じているバージョンも収録されるらしい。まぁ、よりによって《シルバー・クロウ》覚醒シーンで出ちゃったからなぁ。

コミカライズはコミカルなシーンが多くて楽しいな。アニメとは、その辺で差別化出来そう。
黒雪姫先輩の《親》の話って、こんなタイミングで出てたんだな。それ以降触れる気配無いけど。

『ソードアート・オンライン』

次号のはキリトさんのにいてんごが付録としてつくそうで。男性キャラなのに立体化されるとか、キリトさんパネェ!

『AW』とセットの特集の最後に、川原さんのインタビュー記事が載ってるんだけど、ドヤ顔写真が何回見ても吹いてしまうw
執筆速度的な意味で、川原さんは化け物だと思うけど、web版『SAO』を1週間で全部読んだ三木担当も大概だよな……。

コミカライズはユイ可愛いよユイ。
で、俺TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEなキリトさんかっけええええええええええええええええええええええ!!
『アインクラッド』編の所為で神クオリティに見えるから困る。

『境界線上のホライゾン』

扉絵でダッドリー目立ち過ぎワロタ
何でやねん。もっとイラスト映えするキャラが英国には居るだろw

で、アニメ化効果で遂に設定資料集が発売決定。電撃屋のみでの販売で、お値段何と10000円。バカスwwwwwww
いや、買うけどさ。

更にPSPゲーム化決定。やり込み型RPGらしいんだけど、ちょろっと紹介されてるシステムを見た感じでは、あんまり食指動かないかなぁ。
原作では行ったことない場所に行けるってのは魅力的だけど。

そして8月に文庫最新刊クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

『さくら荘のペットな彼女』

アニメ制作はJ.C.STAFF。シリーズ構成が、あの『とらドラ!』を手掛けた岡田磨里さんというこで、これは期待出来るか?
放送は秋予定。

『とある魔術の禁書目録』

映画は2013年2月公開だそうで。かまちー完全協力のオリジナルストーリーということで、がっちり正史扱いっぽいですね。
いやもう、『禁書』は『超電磁砲』だけにしとくつもりだから、観に行かないけども。

ってか、最近のかまちー、文庫出し過ぎだろ……。入間さんがぽんぽん出してるのに触発されたんだろうか。

『ヴァルトラウテさんの婚活事情』

連載は今回で終了っぽいな。文庫化は9月か。

『アラタなるセカイ』

入間さんデビュー5周年企画。キャラデザに深崎暮人さんを据えて、漫画、小説、アニメで異なる時間軸を描く壮大な企画。
この人も大概化け物だよな……。

3つのメディアでリンクしまくるなら、アニメだけ視ても意味は無さそうだな……。

また、5周年企画としてハイパーイルマ大戦なるものも企画されているらしい。もう、やりたい放題だな!

『灼眼のシャナ フューチャー&ホープ』

本編の後日談を描いた短編2本。こちらの世界に残った人々と『無何有鏡』に渡った人達、それぞれを描く。

何か良い人っぽくなってるリベザルに和んだわ。

『ブラック・ブレット』

電撃マオウにてコミカライズ決定。この勢いはアニメ化まで行けそうな気がしてきたな……。

『なれる!SE』

公式HPでボイスドラマ無料公開らしい。やることが微妙で、アニメ化を控えてるのかそうでないのか、よく理解らんな。

『ノーブルチルドレン』

シルフでコミカライズ決定。シルフと言えば、『リリアとトレイズ』のコミカライズが載っていた雑誌か。

『VS!! -ファースト・コンタクト-』

お試し短編。本編よりも前の話かな?内容は可も無く不可も無くといったところか。

『ビブリア古書堂の事件手帖』

good!アフタヌーンでもコミカライズ決定。こりゃ実写ドラマか映画くらいはやりそうだな……。

『上野鷲介の迷走』

8月のメディアワークス文庫より刊行予定の柴村仁さんの作品を先行公開。一応読んどくかくらいのつもりだったけど、存外面白かった。まぁ、文庫にまで手を出そうとは思わないけども。
ってか、『我が家のお稲荷さま。』はどうなってんだ。

電撃文庫ぶっちぎり!限界突破!!フェア

今年はコミカライズにもスポットを当てるらしい。そりゃもう、物凄い本数あるもんなぁ。

燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A

雑誌リンク
電撃文庫MAGAZINE Vol.25(2012年5月号)
電撃文庫MAGAZINE Vol.27(2012年9月号)

アニメ,角川スニーカー文庫,角川文庫

「大事なことでしょ、自分から見て格好良いか悪いかって」

恒一は鳴のことが気になって仕方が無い。序盤の恒一の行動って、半ばストーカーだよな……。相手が相手なら引かれるレベルだと思うw

で、第二図書室の司書、千曳さんが登場。外見、格好良過ぎワロタ
昔、異能力バトルとか参加してたっぽい雰囲気がする。

鳴が人形を供えた相手が誰なのか調べ出す恒一。入院中にお世話になったナースの水野さんに協力を仰ぐことに。
くそぅ、水野さんのキャラ設定が俺好み過ぎるだけに、ビジュアルが好みじゃないのが残念でならない……。

原作では、あんまり存在感の無い赤沢さんだけど、アニメでは推していくつもりなのか。まぁ、美少女は画面にいっぱい出て来た方が良いという思惑は理解出来るが。
というか、赤沢さん、ドSオーラ放ち過ぎだろ……。踏まれたいって人は多い筈。俺もです(ぉ

鳴をストーキングした結果、『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。』という名の人形屋?に辿り着く恒一。
そこで遭遇した鳴は眼帯を外し、その下を恒一に見せる……というところで続く。え、そんなところで引っ張るの?

燃:C 萌:A- 笑:C 総:A

エピソードリンク
#01「Rough sketch -素描-」
・#03「Bone work -骨組-」

特撮

「テコ入れ、新展開、主役交代!フラグがビンビンに立ってるじゃないか!!」

新章突入ということで、OP前のナレーションが変更、歌詞も2番に。更に、キャストクレジットの赤木のところから「アキバレッド」の名前が消え、タクマのところにその名が。

さて、レッドが交代したことにより、どんどん公認様っぽい展開に。ステマ乙はデリュージョン帝国と名を変え、ドリルサイクロプスとかいう超強そうな怪人まで登場する始末。
今更思い出したけど、デリューナイトって炎神マッハルコンなんだな。

新生アキバレンジャーの名乗りが完全に『ゲキレンジャー』だった件。レッドに至ってはゲキビーストみたいなのまで出してたしな。

ペンタゴンに向かう途中、赤木はマルシーナと遭遇、そして、自分達の生きる世界が『非公認戦隊アキバレンジャー』という番組である事実に気付くことに。
どんどんメタな展開になっていくなw

美月達に事情を説明するために、テロップを掴み取る赤木にクソワロタ
前にやったの一発ネタじゃなかったのかwwwwwww

好き放題にテコ入れしたり撤回したりする番組外現実の力を知った赤木達は一体どうする……?というところで最終回へ。
ドクターZも傀儡っぽいし、ラスボスはデリューナイトなのか?
というか、後1回で収拾つくのか?

燃:A+ 萌:B 笑:A 総:A+

エピソードリンク
第10話「悲痛なるZの呪い―そして新章へ」
第12話「最痛回 さらば妄想戦隊」

アニメ,角川スニーカー文庫,角川文庫

「三年三組は死に近いところにあるの」

2012年1月から放送された小説原作アニメ。視聴可能環境だったけど、当時は特に興味も湧かずスルーしていた。正確に言うならば、ラノベ原作アニメをチェックするので手いっぱいで、小説原作まで手が回らないというのが実情なのだが。
だって、『心霊探偵八雲』とか『四畳半神話体系』とか追っかけきれませんって。

制作は作画に定評のあるP.A.WORKS。アニメ化に当たってのキャラクター原案は、電撃文庫『灼眼のシャナ』やスニーカー文庫『涼宮ハルヒの憂鬱』のイラストでお馴染み、いとうのいぢさん。

さて、内容ですが、OPに始まり、演出、作画、BGMと全てが視聴者の不安を駆り立てるような作りになっていて実にアレ。
合間合間に不気味な人形のカットを挟むのが、これまたアレでなぁ。
ってか、全体的に登場人物の肌色が薄めじゃね?鳴なんて、病的な白さだぞ。

アニメ版では色々展開が変わっているのか、まず、恒一のお見舞いに来る面子に赤沢さんが追加。
それと、体育の見学シーンで恒一と心臓の病気持ちの高林の絡みが追加。原作ではロクに絡みも無いまま退場になったわけだが。

今回は恒一が学校の屋上で、鳴と会話するシーンまで。
いやしかし、怜子さんと三神先生、別人過ぎるだろ……。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A

エピソードリンク
#02「Blueprint -思惑-」

原作リンク
Another(上)(スニーカー文庫版、2012/03)

電撃文庫

僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫)
著:師走 トオル イラスト:八宝備仁

「何度見ても綺麗だなあ」
「そうね、Xboxほどじゃないけど頑張ってる方ね」
「そうですね、ドリキャスが本気出したらもっと綺麗ですけどね」

2012年5月の新刊。約1ヶ月1週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
あれ、表紙がどんどん過激になってきてね?ヒロインの脱ぎ具合がエスカレートしていってる気が……。
帯を外すと、ストッキング脱ぎかけであることが判る。表紙で黒スト脱ぎかけとか新しいな!
総扉はブルマを期待したら、普通の半脱ぎでした。普通の半脱ぎって何やねん。

さて、今回は岸嶺の幼馴染みであり、新進気鋭のアイドル声優でもある少女、鷹三津宮美(たかみつ・みやび)が満を持して登場。
のっけから恋愛フラグ全立てで、杉鹿と激突することに。あれ、天道さん放ったからし……?

この宮美、実はセガ信者ということで、これはもうスーパーダッシュ文庫『ベン・トー』とコラボするしか!

今回は岸嶺達のライバルとなるであろうチームも登場するのだが、はいはい女の子ばっかり女の子ばっかり。
もうちょっと男女比率をですね……。
ライバルチームの顧問の先生が『ロウきゅーぶ!』のPSP版に熱中していてワロタ

登場するゲームは様々なジャンルを出すつもりっぽいけど、選定基準とかあるんだろうか。単師走さんが最近プレイしたゲームってことなのかなぁ。

次は2012年9月頃。

燃:C+ 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
僕と彼女のゲーム戦争 <2>(2011/12)
僕と彼女のゲーム戦争 <4>(2012/09)

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「よくそれだけ感情移入出来るな……」

原作2巻『愚者のエンドロール』編に突入。って、タイトル変わってないじゃないですかー!やだー!
誰だよ、エピソード毎にタイトルが変わるって言ってた奴。

さて、まだまだ続く夏休み。古典部の面々は文化祭に向けて作成中の自主制作ミステリ映画の結末を考えることを依頼される……というお話。

自主制作映画のシーンは素人が演技しました感を出すのに力を入れてる感じ。妙に3Dっぽい画面構成になったり、どこに予算使っとんねんと思わないでもないが。

どうでも良いが、入須先輩の声、見た目の割に高くない?

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第7話「正体見たり」
第9話「古丘廃村殺人事件」

角川スニーカー文庫

Another(下) (角川スニーカー文庫)
著:綾辻 行人 イラスト:いとう のいぢ

「とどのつまり、わたしはわたしっていう一人きりだもの。生まれてきたときはともかくとして……生きて、死んでいく存在としてはね。そうでしょ」
「いくらつながっているように見えても、ほんとは一人きり。わたしもお母さんも……榊原くんもね」

スニーカー文庫版。2012年3月の新刊。約3ヶ月2週間の積み。上巻と同時発売。
さて、続きが気になって優先で読んでしまいましたよ。

口絵ピンナップのキャラ紹介では、新たに水野さんや三神先生が公開されているが、コレジャナイ感がパネェ。俺のイメージしてた水野さんは髪を後ろでひとつに括ってるんだよ……orz

描き下ろしは表紙だけだと思ってたけど、冒頭のモノクロイラストも描き下ろしなのかな?

さて、加速する三年三組の災厄。久保寺先生がヒャッハー自殺で物凄いアクセルな件。それでも割と冷静な恒一凄ぇな。

結局、提示されたホラー設定の中で、定義に合致する犯人というか、死者を捜せという結末に至ることに。
示されたルールの中で考えるってことは一応ミステリ要素があると言って良いのかどうか……。

最後の合宿が、これまたハッスルでなぁ。あんまり耐性無いから、嫌な意味で結構DOKIDOKIする。

はいはい、最後にちょっとくらい、鳴とのLOVE寄せがあるんじゃないかと期待した俺の負け。
ってな具合で、たまにはホラーを読むのも悪くない。『Another』でした。取り敢えず次はアニメ版だな。

ところで、上巻を読んだときに書くの忘れたんだけど、スニーカーが紙質リニューアルしてから初めて読んだ本でした。かなり俺好みの紙質になっていてビックリした。適度な厚みがあって、かつ触り心地が実に良い。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A+

シリーズリンク
Another(上)(2012/03)

電撃文庫

アクセル・ワールド〈11〉超硬の狼 (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:HIMA

「《シルバー・クロウの、理論鏡面アビリティ習得作戦》、はっじまっるよー!」

2012年4月の新刊。約2ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。『ソードアート・オンライン009 アリシゼーション・ビギニング』からは2ヶ月振りということで隔月刊行第20弾。

今回はいつも通りの長編ということで、表紙の雰囲気は元に戻りましたね。
サブタイは素直に「ちょうこう」と読みます。
口絵のアバターリストには、ちゃっかり『マギサ・ガーデン』の面子も。

さて、新章突入。《災禍の鎧》の完全浄化に成功したハルユキが七王会議で依頼されたのは、大天使メタトロン攻略の鍵となるアビリティ《理論鏡面(セオレティカル・ミラー)》の習得だった。
上手く進まない特訓の最中、ハルユキは不可思議なニュービー《ウルフラム・サーベラス》と出会う……というお話。

てっきり『最果ての潮騒』編がメタトロン攻略の鍵になるんだとばかり思っていたんだけど、その話は一切出ず。
素直に《理論鏡面》でどうにかするのかなぁ。まぁ、今回もきっとどんどん脱線していって、習得までに4巻くらいかかりそうだけどな!

そんな中、青の王の側近の片割れ《マンガン・ブレード》さんのフラグが立ったような立ってないような……。

予告にあった「謎の最強レベル1アバター」って、ずっとカレンさんのことだと思ってたわ……。
蓋を開けてみたら、《ウルフラム・サーベラス》のことでした。このアバターは読者から募集されたアイデアが元になっているとか。

何やかんやで、ちょろっと出番のある井関さんビッチ可愛い。今回は裏表紙に出るわ、ハルユキに勝利の鍵をもたらすわで。
やはり『AW』にもビッチ可愛いの時代くるで!

次は2012年7月に『ソードアート・オンライン010 アリシゼーション・ランニング』、8月に、こっちの12巻『赤の紋章』です。
遂に隔月刊行終了か……と思ったら、『SAO』のアニメ放映開始に刊行スケジュールを合わせるだけだったぜ!

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
アクセル・ワールド10 -Elements-(2012/12)
アクセル・ワールド12 -赤の紋章-(2012/08)

著者リンク
ソードアート・オンライン009 アリシゼーション・ビギニング(2012/02)
ソードアート・オンライン010 アリシゼーション・ランニング(2012/07)

アニメ

「熱き血潮の益荒男合体!」
「GO!」
「アァァァァァクエリオォォォォォォォン!!」

OPカットで開始。
ただ待っているだけでは居られないアンディ達は再びアルテアへ。アンディがひたすら格好良くて困る。

一方、その頃アマタはアリシアからイズモとの馴れ初めを聞かされていた。アリシアは自ら望んでアルテアへ行ったのか。まぁ、すぐ帰って来るつもりだったみたいだけど。

感動の親子の再会といくかと思いきや、ミカゲの所為でぐっちゃぐちゃに。アリシアの眠っていた建物は潰れるわ、イズモはミカゲに唆されたカグラがぶっ飛ばすわで。
結局、カグラはイズモが父親だと知らないままなわけか。

あれよあれよという間に、後2回だと思うんだけど、ちゃんと収拾つくんだろうか……。

燃:A 萌:A- 笑:C 総:A

エピソードリンク
第23話「神話センリツ」
第25話「アダムの断片」

角川スニーカー文庫

Another(上) (角川スニーカー文庫)
著:綾辻 行人 イラスト:いとう のいぢ

「気をつけたほうが、いいよ。もう始まってるかもしれない」

スニーカー文庫2012年3月の新刊。約3ヶ月1週間半の積み。
2006年から2009年にかけて野生時代で連載された作品で、単行本化したのが2009年。その後、2011年11月に文庫落ち、更にアニメ放映目前ということでスニーカー文庫版が登場。下巻と同時発売で、表紙が合体します。

小説原作とはいえ、ラノベじゃないし、特別興味無かったんだけど、友人の家でアニメをちらっと見た所為もあってか、ラノベ神から天啓が下った。
どうせ読むなら、のいぢさんのイラストが付いてるスニーカー文庫版だろうということで。

まぁ、描き下ろしは表紙イラストだけ。口絵イラストの初出が書いてある作品なんて初めて見た気がするぞ……。
もしかして挿絵があったりしないかなーと思ったけど、そんなわけねーだろ!

こういう一般レーベルとラノベレーベルで分けて出る作品って、ウチのブログだと、すげーカテゴリ分けし難いんだよなぁ。
同じ作品でも、どのレーベルから出たものを読んだかで変わるしなぁ。例えば、本作だと単行本や角川文庫版を読めば一般カテゴリ、スニーカー文庫版を読めばボーダーカテゴリとなるか。

さて、前置きが長くなったが、本作は本格ホラー……らしい。中学3年生という微妙な時期に転校を余儀なくされた主人公、恒一は三年三組に隠された秘密に近付いていくことになる。そこには迷信以上の何かが潜んでいて……というお話。

普段ラノベばっかり読んでると、こういう話の着地点が全く見えないよなぁ。とはいえ、綾辻さんと言えば、もっと硬い文章の人というイメージがあったんだけど、全然そんなことないんだな。むしろ随分読み易かった。
かといって、ラノベチックな文体かというわけでもない。いやまぁ、ラノベチックな文体とは何ぞやという話になるのだが。って、どんどん脱線していくな!

最初な何だか奇妙な雰囲気という程度なんだけど、1人目の死者が出てから、一気にシリアスムードに。ってか、傘持って階段降りたら、滑って傘の先端が喉に刺さるとか怖過ぎワロタ

入院中に仲良くなった新米ナースの水野さんとのDOKIDOKI情報交換だぜいやっほぉおおおおおおおおお!と思ってたら、即退場とかどういうことなの……。

周囲が不可思議な行動ばかりするのに、それでもめげずに自分の好奇心に正直な恒一のタフネスパネぇな。

上巻の時点で、ある程度ネタが見えてるんだけど、ここから更にひっくり返るんだろうか。というかミステリ的に解決するのかどうかさえ判んねぇしな……。これは早く下巻も読まねばな。いや、録り溜めてるアニメ版を消化するという名目もあるけど。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
Another(下)(2012/03)

アニメリンク
Another #01「Rough sketch -素描-」