コミカライズ,角川スニーカー文庫

長門有希ちゃんの消失 (3) (角川コミックス・エース 203-8)
原作:谷川 流 漫画:ぷよ キャラクター原案:いとう のいぢ

※みくるちゃんはこの後スタッフがおいしく頂きました。
「そのテロップはおかしいよね!?」

2011年9月の新刊。『ハルヒちゃん』6巻と同時発売。『驚愕』を積んでいたので、連動してコミカライズも積むことに……。
3巻さえ読んでいなかったとか、自分でも甘引きするレベル。

さて、ハルヒと古泉もレギュラー化して、今回は温泉合宿です。うーむ、ハルヒ達は数話に1回くらいの割合で出て来るくらいで良い気が……。

もっと、キョンと長門と朝倉さんだけで、まったりとラブコメしてた方が……。ってか、ハルヒが参戦しても、別に三角関係に発展したりするわけではないのかw

そして、まさかの不穏な引きに吹いた。

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
長門有希ちゃんの消失 <2>(2010/11)
長門有希ちゃんの消失 <4>(2012/04)

コミカライズ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (6) (角川コミックス・エース 203-9)
原作:谷川 流 漫画:ぷよ キャラクター原案:いとう のいぢ

「俊足!俊足だ!左右非対称ソールにより、左回りコーナーの走行に特化した最強シューズ。コーナーで差をつけるぜ」

2011年9月の新刊。『長門有希ちゃん』3巻と同時発売。『驚愕』を止めていた所為で、随分と積むことに……。
表紙は原作『涼宮ハルヒの動揺』オマージュというかパロディというか。ってか、一貫性のあった表紙フォーマットェ……。

これ、季節限定イベントをわんさかやってるけど、いつの間にかサザエさん時空に突入してるんだな……。

そんな中、森さんいじりが、どんどんやりたい放題になっていく……。この漫画、森さんの人気上昇に役立ち過ぎだろ……。

巻末の何ちゃってロボットものが面白そうな件。ってか、ぷよさん、作画力高いから、バトルものとか普通にやれそうだよな……。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 <05>(2011/09)
涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 <07>(2012/11)

角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)
著:谷川 流 イラスト:いとう のいぢ

俺をなめるな。現代地球人をなめるな。なによりも、ハルヒをなめるな。

2011年5月の新刊。約1年11ヶ月1週間半の積み。4年1ヶ月振りの新刊。
延期に延期を重ねた末、ようやく発売。延期を告げるポップが、わざわざ書店に立てられていたのは最早伝説か。

遂に登場した続編は前後編構成で、かつ小冊子付きの前後編セットである初回限定版が用意された。
発売日も他のスニーカー文庫とは、ずらされて初回限定版が5/25、通常版がバラ売りで6/15に、それぞれ発売。

さて、分岐した物語。穏やかに進む新学期αと、倒れた長門を取り巻く状況のβ。同時進行する物語は、やがて1つへと収束していく……。

佐々木団(仮称)の行動が不穏過ぎてシリアス展開。どっちかっつーと、もっとお気楽に日常を楽しんでる話の方が個人的には楽しめるんだろーなーと。

結局、SOS団への新メンバー加入は無し。まぁ、今更、正式メンバーが増えるってのも違和感あるという気もする。

小冊子『涼宮ハルヒの秘話』は、書き下ろし短編と本作の誕生秘話、あとは関係者の仕事場の様子やイラストやら。まぁ、無難な構成か。

というわけで、正直出ないと思っていた『驚愕』でした。で、今は既に『驚愕』の発売から、およそ2年が経過したわけだけど、一向に続きが出る気配が無いな!十分、予想の範囲内だが。

燃:B- 萌:A 笑:B- 総:A

シリーズリンク
涼宮ハルヒの分裂(2回目、2007/04)

特撮

「もっと女を楽しまなきゃ」

前後編エピソードのときはサブタイが、同じ漢字で別の英単語を充てるわけか。この仕組みは面白いな。

さて、スピーカーを通して移動するホラーを追う流牙達。一方、燕邦達SG1も流牙を追って、やって来る。

その最中、恋人を衝動に駆られて食ってしまう燕邦。どうも魔導ホラーに憑依されたらしい。
燕邦の意識とホラーの意識が共存している状態なのか。ホラーの言う、あのお方とは一体……?
ホラーは流牙を監視しろと言うが……。
ヒロインだと思っていたら、まさかホラーに憑依されてしまうとは……。多分、もう死でしか解放は望めないんだろうな。

陰我ホラーの方は、莉杏の魔導具を使って、捉えることに成功。鎧の召喚を牽制に使いつつ変身するアクションは格好良いけど、変身してからの戦闘が短過ぎるな……。
前シリーズは、もうちょっと戦闘長くなかったっけ……。

燃:A 萌:B- 笑:C 総:A

エピソードリンク
第4話「夢 Dream」
第6話「響 Rock」

コミカライズ,電撃文庫

ストライク・ザ・ブラッド 1 (電撃コミックス)
作画:TATE 原作:三雲 岳斗 キャラクターデザイン:マニャ子

「今日、現時刻から正式にわたしが先輩のことを監視します!」

2012年12月の新刊。
アニメ化も決定した電撃文庫の人気シリーズが、コミカライズで登場。電撃大王で連載中。

電撃文庫MAGAZINEの出張版を読んだときから、薄々気付いてはいたけど、作画ェ……。
いや、ラノベのコミカライズとしては真ん中くらいではあるんだけども。

内容は素直に原作1巻をコミカライズしているかな。いっそ戦闘面の作画を捨てて、美少女に特化したら或いは……と思わないでもないが。

そろそろ2巻が出るけど、余裕で切りですね。

燃:B- 萌:B+ 笑:B- 総:B+

原作リンク
ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕(2011/05)

アニメ

「ゼツボー的にシャイニングだぜ!」

カケルとりんねが跳ばされたのは40年後の2053年。そこは暴走したジャイロゼッターによって荒廃していた。
アルカディアとゼノンの戦いは7年前に、ゼノンの勝利で終結。現在は、アルカディアの残党とゼノンが戦っているという状況らしい。
ということで物語の核心に迫りつつ、ゲーム版販促回です。

2人が出会った綺麗なゴート博士と、その娘ハルカ。2人とも、現代で見るより若く見えるが……。
全然、性格が違うのは、これから何か劇的な出来事が起こるのか。

ゴート博士は、轟カケル博士と協力して、メヴィウスエンジンを開発している途中だったが、轟博士は行方不明に。
ジャイロゼッター戦争を引き起こしたのはライバードらしいのだが……?

損傷が酷かったライバードは、ゴート博士の手によってシャイニングエディションへと生まれ変わる
元々、メヴィウスエンジン完成の暁にバージョンアップするつもりだったとか。物凄くアッサリとパワーアップしたな……。

ゲーム版の主人公ユウキ達や主人公機グレイドラも登場。一時的にカケル達と共闘することに。

更に、普通にマスコットキャラっぽくウロウロしているジコランにビビる。何アレ、サポートロボット的なことなの?
まぁ、その割には言うことがメチャンコ思わせぶりだが。

で、ゼノンの隠し玉、轟博士の息子ヒロトの登場するアルバロス。あわや時を超えた親子対決となるかと思われたそのとき、タイムパラドックスに反発するエネルギー反応で時空が歪み、カケル達は帰還することに。

もしかしてゲームだと、ここで帰還せずに暫く未来で戦うことになるのかな?
ゴートはメヴィウスエンジンに自分の知らないバーストコアが積まれていたことに怒りを覚える。
これが彼を過去への逆襲へと駆り立てるのか……?

結局、今、カケル達が居る時間は40年後からの干渉を受けた、いわば2周目の世界なのか?
その辺は今後、説明してくれるんだろうか。

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第30話「絶体絶命!ライバード」
第32話「轟け!メヴィウスオーバードライブ」

電撃文庫

ストライク・ザ・ブラッド 5 観測者たちの宴 (電撃文庫)

著:三雲 岳斗 イラスト:マニャ子

「本当にもういつもいつも心配させて……昨日だって……先輩が死んじゃうんじゃないかって、わたしがどれだけ不安だったか!」
「あ……ああ。悪い」
「本当にそう思ってるなら、わたしの目の届かないところで、変なことはしないでください!ちゃんとわたしの傍にいてください!」
「傍にいろって……花火大会が終わるまでってことか?」
「この先もずっとです!」

2012年10月の新刊。約6ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、監獄結界解放編後半戦。解き放たれた魔導犯罪者達は、絃神島を跳梁跋扈する。一方、傷ついた古城達は劣勢に……。

前巻で思わせ振りにチラつかされた凪沙の中に居るらしい第四真祖、十二番目の眷獣、〝妖姫の蒼氷(アルレシヤ・グラキエス)〟。
その理由が今回、明らかになるのかと思いきや、特に、どうにもならなかった件。焦らすよね~。

絃神島全体の危機に、紗矢華さんも強力してくれるんだけど、相変わらずチョロチョロしいな!
加えて、ひもぱんの合理的な理由。挿絵があっても良かったのよ。
雪菜は雪菜で、あざとくナースコスで。可愛いから困る。

浅葱も巻き込まれることになり、古城は遂に彼女に第四真祖のことを話さなければならないと決断するが、これも先延ばしに。
眷獣を呼ぶ糧になりそうでならないな……。
というわけで、今回の餌食は優麻。目覚める眷獣は四番目〝甲殻の銀霧(ナトラ・シネレウス)〟。

今回で一応、監獄結界編は終わったんだけど、物凄い勢いで風呂敷が広がったな。そもそも魔族の存在する、この世界は正しい状態なのかなんて、一気に世界レベルの話になったし。

更に、監獄結界から脱出し切った絃神冥駕(めいが)。〝雪霞狼〟と対っぽい〝冥餓狼(めいがろう)〟の登場で、盛り上がって参りました。
アニメは1クールで、ここまでかなぁ。

次は2012年12月に『サイハテの聖衣』2巻、2013年2月に、こっちの6巻『錬金術師の帰還』、4月に7巻『焔光の夜伯』、7月に8巻『愚者と暴君』。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
ストライク・ザ・ブラッド4 蒼き魔女の迷宮(2012/06)
ストライク・ザ・ブラッド6 錬金術師の帰還(2013/02)

PHP文芸文庫

書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)
著:碧野 圭

「私も書店員だから、本が売れるのは何より楽しい。久しぶりに本屋の楽しさというものを思い出しました」

2013年3月の新刊。1年振りの新刊。1巻と同じく、ゆずこさんから借りて来ました。
今回は文庫用に書き下ろしとなっている。
何か一昔前のバトルものラノベのサブタイみたいだな。

さて、新しい書店へと移籍した理子と亜紀。程なくして、亜紀の妊娠が発覚。新たなトラブルが2人に降り掛かって……というお話。

1巻の導入で反省したのか、今回は最初から、ちゃんと書店の話です。
前巻の鬱っぷりとは打って変わって、怖いくらい好調な滑り出し。しかし、それも亜紀の妊娠が発覚して陰りを見せ始めて……。

亜紀は妊娠を通して、職場での働き方に向き合っていくが、この下りが個人的には好きになれなかったなぁ。

経済的に困窮しているわけでもないのに、自己実現()のために働きたい。どうせ子供が出来るなら、もう少し経ってからの方が良かったって、超わがままじゃね?偶発的に妊娠したわけでもあるまいに。
仕事が楽しくなってきたところだったのにって、じゃあ、ちゃんと避妊しときゃ良かっただろーがと思う。

しかも、妊娠が発覚した後も不注意で高いところから落ちるとか考え無し過ぎるだろ……。グーパンされても文句言えないレベル。

男は子育てとか気にせずに働けて良いですよねー、女はこんなに色々考えてるんですよードヤッっていう風に感じるのは捻くれ過ぎか。

今回は、前半は亜紀、後半は理子を主人公として展開している印象。正直、亜紀パートは納得のいかないアレなんだけど、理子パートは好きです。

理子パートでは、副店長として彼女を支える田代さんが、中年かっけーな。
よし、LOVE寄せしたのでタイトルにガールと銘打つことを許そう<何様

ところで、俺、理子のビジュアルイメージが全く浮かばないんだが……。俺の中でアラフォーと言えば、GA文庫『のうりん』のベッキーだしなぁ。

粗筋には、痛快お仕事エンタテインメントって書いてあるんだけど、痛快か?ほろ苦いオチじゃね?

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
書店ガール(2012/03)

PHP文芸文庫

書店ガール (PHP文芸文庫)
著:碧野 圭(あおの・けい)

「本屋はちゃんとお店があって、紙の本が並んで、店員とお客様がいるからいいんだわ。本屋は本のショールームだもの。本屋で売っているのが、一番素敵に見えるのだもの」

PHP文芸文庫2012年3月刊行物。
新潮社より刊行された『ブックストア・ウォーズ』を改題+大幅加筆修正した後に文庫化したもの。
何で新潮文庫ではないのか。大人の事情的なアレなのかなぁ。

元バイト先で妙に積まれていたので気になっててなぁ。
これがラノベだったら、タイトルの時点で奇声上げながら即買いするレベルなんだけど、流石に一般小説で、そんな買い方をしていたらキリが無いことは明白なので。
というところで、ゆずこさんが持っているとのことで借りて来ました。

さて、舞台はとある大型書店のチェーン店のひとつ。独身アラフォー副店長、理子と新婚ホヤホヤのアラサー社員、亜紀の奮闘を描く。

先に言っておくと、間違ってもタイトルから感じられるような、うふふきゃっきゃした内容ではない。
どう考えても改題前の方が内容に合ってる。いや、売れそうなタイトルは改題後だというのは理解出来るが。ガール要素、微塵も無いけどな!
はいはい、女性は何歳になってもガールなんですよねワロスワロス
女子ですドヤッみたいな感じは、どーかと思うの。

ダブル主人公制で、理子と亜紀、2人の視点で話は進むんだけど、これが人間の負の側面が出るわ出るわ。
会社内での、しょうもない足の引っ張り合いとか読んでると、ただでさえゼロな労働意欲がマイナスに落ち込むわ。

最初の70ページくらいは延々職場での女性同士のギスギスしたエピソードということで、この段階で折れる人も多いのではないかと思われる。
どう考えても、構成ミスってるだろ……。タイトルがタイトルなんだから、最初に書店ならではのエピソード入れとけよ……。
最後まで、醜い女の争いシーンばっかりかと思ってハラハラしたわ。

中盤からは、徐々に理子と亜紀がお互いの立場を知り、歩み寄っていく展開に。書店らしいエピソードも入ってきて、一気に盛り上がって来る。鬱要素が多いのは、そのままだけど。

書店だけでなく、版元の事情等にも触れられてるんだけど、こういうのを読んでると、あくまでも本は、今の俺みたいにゲヘゲヘ言いながら趣味で感想ブログを更新してる方が幸せかなーとも思う。

半年を条件に、売上増加を目指して大奮闘する理子達。その頑張りは実り、記録的な売上を達成するが、店舗閉店の決定を覆すには至らなかった。
おいおい、そりゃそんなご都合展開にならないのは理解ってるけど、エンターテイメントを謳っている割には苦いオチだな……。

全体的には面白いと思えるだけに、しょうもないとこが引っ掛かるというか何というか。
次は2013年3月に2巻『最強のふたり』。

燃:A- 萌:C 笑:C 総:A

シリーズリンク
書店ガール2 最強のふたり(2013/03)

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「こんなに気色悪いお姉様は初めて見ますの……」

サブタイの「妹達」は「シスターズ」と読みます。
夏休み、やたらハシャぐ美琴にドン引きする黒子。いつもとは逆の構図が面白いな。

春上さんは、すっかり仲良しグループの一員といった扱いだな。まぁ、ガールズトークシーンの尺稼ぎとしては居た方が良いんだろうけど。

ちょろっと広域社会見学の話が出てるんだけど、これって『とある魔術の禁書目録』1期の映像ソフトの初回限定版の特典小説で語られたエピソードのことだよな。
もしかして今期でやるつもりなだろうか。

後半は暇を持て余した美琴が、ちびっこ達と遊んじゃう話。ゲコ太のバッジを付けていた幼女が、ちょっとびっくりするくらい俺の好みだった件。どうでも良いですね、そうですね。

美琴達が平和な日常を送る、その裏では着実に計画は進行していた。クローン技術によって生み出された美琴のクローン。
彼女の誕生を見届ける2人の女科学者。後輩らしき方は可愛いけど、この実験に参加している以上、中身はアレなんだろーなー。

ED後のエピローグが、これまた今後の展開を想像させる、えげつないものでなぁ。

燃:A 萌:A+ 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
#3「超電磁砲量産計画」
#5「絶対能力進化計画」